針ノ木岳 負傷からの復帰戦


- GPS
- 07:34
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,529m
- 下り
- 1,556m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜最終堰堤】 ・橋の先から雪は出てくるがシートラてくてく。 ・最終堰堤先までトラバース(アイゼン未使用)。 【最終堰堤〜マヤクボ沢出合】 ・蓮華大沢を超えて1710で雪渓に降りる。シール登行に換装。 ・登行する分にはデブリは大きな支障なし。 【マヤクボ沢出合〜針ノ木岳】 ・出合でクトー装着。2380まで直登しその後ジグる。 ・カールをスキーで登行。腐れ雪なので脚元をしっかりきめてキックターン。 ・峠からのツボトレースを極力壊さないようにクロスして登った。 ・山頂直下の急登手前で担ぎツボ(アイゼン未使用)。緩み過ぎてウィペットはほぼ効かない。 【滑走】 ・直下から滑走。斜滑降でスラフの出方を確認。デロデロだった。 ・マヤクボ沢は緩み過ぎだが快適。 ・出合からも腐れ雪だが凹凸少なくまぁまぁ快適。 ・1750くらいからトラバースラインに乗る。 ・最終堰堤手前で高度を取り過ぎ手詰まりになり戻る。15分のロス。 ・1590で滑走終了。担いでてくてく。 |
写真
感想
前回の御嶽山滑走中、下部樹林帯で埋まっていた枝にスキーが引掛かり転倒。立木に右わき腹をぶつけた。翌日は薪割等をして過ごし、2日経過したが痛みが取れずレントゲン診断の結果、肋骨にヒビが入っていた。
仕事の繁忙期も終わり残雪期を楽しもうと思っていた矢先の負傷となった。
1ヶ月が経過し痛みはだいぶ和らいだが、右腕を上げた時と重荷を持つと痛みが出るので、行ける所までとのことで針ノ木岳へ行く事にした。
5時頃に市営駐車場に到着すると駐車車輛は3割程度。
5時40分頃ロキソニンを投与しスキーを担いで元気よくスタート。
橋の先辺りから雪が出てくるが、ツボのまま右岸のトラバースラインを進む。蓮華大沢を超え雪面が安定したところで雪渓に降りシール登行に換装。
換装中に背後でガラガラと轟音がしたので振り返ると5分前に通過した右岸の上部から雪と共に土石、木が崩れてトラバースラインにまで到達していた。少し通過が遅かったら危なかった。
雪渓のデブリは比較的小さく登行には大きな支障はない。大き目のデブリを避けつつマヤクボ出合でエネ補給。先の急登に備えクトーを装着。
マヤクボ沢はいつものように下部は直登し最後はジグりながらカール底まで登り上げる。
カール底からはシートラ時間を短くしたいので夏道には向かわず、カールの急登を稜線までスキーで登り上げる。
カールの雪は緩み過ぎてキックターンの度にヒヤヒヤする。安心安全はアイゼン装着だと思う。
峠方面からのツボのトラバースラインを極力潰さないようにクロスし上部へ進む。稜線に出た先に段差がありこれを超えるのに少々苦労した。山頂直下急登手前までスキーで登り、最後の急登は担いで登る。雪が緩んでいるのでアイゼンは装着せず足をしっかり蹴り込んで登った。ウィペットはほぼ効かなかった。
針ノ木岳登頂〜。
360°の景色をパシャパシャする。まったりとエネ補給をしていたら右わき腹が少々痛んだ。
十分山頂を堪能したら帰りましょ。
山頂直下急登上部でスキーを装着し直登ルンゼ(?)を滑走する事にした。
斜面上部で斜滑降してスラフの出方を確認する。予想通りデロデロ流れる。転ばないよう確実にターンをしてマヤクボカール底まで滑走。楽しい斜面だが、次回はもう少し雪のいい時に滑走をしたい。カール底でスラフが落ち切り止まったのを確認したらマヤクボ沢を滑る。少しストップ雪はあるが斜面もフラットで概ね快適だった。
出会いから下部は腐れ雪で脚に堪え、わき腹も痛い。
斜面が荒れてきたら消化試合。大きな石をかわしながら1750でトラバースラインに乗る。最終堰堤付近で堰堤の上部に出過ぎて手詰まり。戻るのに15分の余計なアルバイト。
最終堰堤を超え1590で滑走終了しスキーを担ぎショーカットしながらテクテクしていたら橋を通り過ぎて戻る。
橋の袂でスキーを洗いテクテクして登山口から駐車場へ無事下山。
わき腹の負傷後1ヶ月が経過したが、まだ完治とはいかなかったようだ。
白馬は二股から猿倉までチャリ、富士山は下部の担ぎとなり今の状態では厳しそうだ。これで板納になるのか。。。
お疲れさまでした。
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