恵那山（前宮ルート）

2025年05月18日(日) [日帰り]

• GPS: 09:29
• 距離: 17.1km
• 登り: 1,624m
• 下り: 1,629m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:10
• 休憩: 1:20
• 合計: 9:30

距離 17.1km 登り 1,624m 下り 1,629m

5:53 スタート地点
5:54 恵那神社
6:07 6:12 前宮ルート登山口
6:33 6:35 対東沢
7:13 五合目
7:59 8:06 枯大桧
8:17 8:18 中の小屋跡
8:56 9:06 空峠
9:12 十三合目
9:14 9:16 物見の松
9:25 9:27 行者越
9:38 9:45 空八丁
9:54 2010m
9:57 十六合目
10:25 一乃宮社
10:35 恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐
10:56 10:57 恵那山
11:02 11:05 恵那山頂避難小屋
11:10 11:28 恵那山一等三角点
11:34 11:37 恵那山頂避難小屋
11:40 恵那山
11:54 恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐
12:02 12:03 一乃宮社
12:30 空八丁
12:41 行者越
12:50 12:52 物見の松
12:58 13:05 空峠
13:29 13:30 中の小屋跡
13:36 13:38 枯大桧
14:43 14:47 対東沢
15:04 15:06 前宮ルート登山口
15:22 恵那神社
15:23 ゴール地点

①登山口～空峠、②空峠～2010m、③2010m～一等三角点、の三区間でペースと気力・体力を配分するイメージで登ると良いコース。

天候

曇りのち晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

恵那神社参拝者用の駐車場をお借りした。

コース状況／危険箇所等

・渡渉は2箇所、雨天後は増水に注意。
・「五合目」先の崩落地通過まではルートが迷いやすい箇所、崩れやすい箇所が所々あるので注意。全体的にピンクテープは少なめ。
・山頂部は登山道の一部が雪で覆われているが、靴は普通の装備で十分。（神坂峠ルートは北面して残雪が多く、一部凍結しているので、チェーンスパイクがあった方が良いとのこと）

その他周辺情報

・下山後は、ラジウム泉の国民宿舎恵那山荘を利用。行きにくいが一番近い（中津川市内は他にも温泉施設があるが、いずれも遠い）。
・私の所要時間はコースタイムよりまあまあ早いが、この日の前宮ルート利用者６人の中では一番のんびりだった。

写真

5/18 5:28

ウェストンが登頂したのは1893（明治26）年、この前宮ルートとのこと。

5/18 5:50

恵那神社。対の神木のもとに。

5/18 5:54

5/18 5:54

5/18 6:08

林道を歩いて程なく登山口。
ポストはあるが届用紙はない。県庁ウェブサイトも示されているが電波は普通届かない。

5/18 6:11

正ヶ根沢を渡る。

5/18 15:04

熊警戒鍋。

5/18 6:21

美しい針葉樹の人工林を行く。

5/18 6:31

花崗岩を穿ちて小滝を成す對東沢。ここが最後の水場。

5/18 7:13

「五合目」のベンチ。

5/18 7:14

五合目の先は崩壊縁。踏み跡はあるが、登山道は林側に付け替えられている。

5/18 7:59

大枯檜。ホホ、ホホ、とツツドリが鳴いている。

5/18 8:17

中の小屋跡。大岩が綺麗に割れている。

5/18 8:49

稜線上でふと晴れ間、中津川市街が望める。

5/18 8:56

空峠は、峠とあるが三角点のあるピーク。ここまでで急登がひと段落。

5/18 9:10

5/18 9:14

5/18 9:14

物見の松より、この先の登路がのぞく。

5/18 9:24

行者越は、狭まった稜線上に大岩が続く。

5/18 9:25

ひっそり置かれたのは役小角像。2002年に近くから掘り出されたものとか。

5/18 9:27

5/18 9:38

空八丁は笹原の急登。

5/18 9:54

登り切った2010m地点から先が、緩やかな頂稜部。だがまだ2.5キロある。

5/18 9:57

5/18 10:09

残雪が出てきた。

5/18 10:27

一ノ宮の下部は雪で埋まっている。

5/18 10:37

二ノ宮へ。山頂直下の奥宮まで七つの宮が続く。

5/18 10:38

なかなか山頂に着かない。

5/18 10:41

5/18 10:43

5/18 10:53

5/18 10:56

恵那山最高点2191mはひっそりと。

5/18 11:02

最高点と山頂の両小ピークの鞍部に立つ避難小屋。裏手の岩塊に登れば展望が開けるとのこと。

5/18 11:36

避難小屋内部は清掃されている。

5/18 11:10

山頂直下の恵那神社は、イザナギ、イザナミを祀る。

5/18 11:13

深田百名山、７１座目登頂。

5/18 11:26

三角点と展望台。

5/18 11:24

展望台上より。晴天でも特に視界は開けないらしい。

5/18 12:47

下りも長い。どんどん尾根を駆け降りる。振り返る山頂部。どれがどれだか。

5/18 12:51

下山路と前山。

5/18 13:37

大枯檜の生命力たるや。

5/18 14:31

曲がった先の山道にひょっこり。

5/18 14:56

間伐前だが、これはこれで見事。

5/18 15:08

藤の花びらが美しい。

5/18 15:11

5/18 15:18

5/18 15:47

中津川を渡り川上集落上部より。棚田の水田が立派。

5/18 16:39

国民宿舎恵那山荘は、ラジウム泉。静かで展望も良い。

5/18 17:55

帰路、神坂ＰＡより、やっと望めた堂々とした恵那山。

撮影機器：

iPhone 15 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック

感想

げん

西の県境に近い実家からは、伊吹山が池田山の裏になり姿が見えないのに対し、開けた美濃平野の先、東の地平線上にゆったりと鎮座する恵那山は、日の出とともに毎日その姿を目にすることができた。実は今までで、最も目にしてきた百名山なのかもしれない。あの山のあるところまでが岐阜県なのかあと、その広さを実感できる山塊だった。
東京から恵那山トンネルを抜けて帰省するようになり、またご縁があり東濃に何度か来るようになれば、この名山を未踏峰のまま登らずにはいられない。もちろん美濃側から。セオリー通り、古道の前宮ルート、一択だ。
中津川の宿を出て、早朝に恵那神社着。林道から谷を渡り、目印の少ない登山道を、じっくり高度を上げていく。大枯檜まで約２時間、空峠1,800mまで登り切れば、急登もここまでだ。
行者越の岩塊を超えてさらに高度を上げ、笹原が開けた先の2,010mが肩。あとは７つの社を辿りながらゆるゆると山頂へ向かうのだが、これがなかなか辿りつかない。まだ一部に残る雪の感触を楽しみながら、意外と長い道のりを詰めて、ついに美濃最高峰の頂を極めた。展望台の上からも、西端の伊吹山は望めなかったが、故郷の百名山に登ることができ、感慨もひとしおであった。