広島県内分水嶺 ファイナル



- GPS
- 06:27
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 832m
- 下り
- 521m
コースタイム
天候 | 快晴(風強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
石塁の存在、一般道を歩いていたらまず気付くことはあるまい
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
剪定バサミ
脛ガード
熊鈴
|
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感想
中央分水嶺広島県内(阿佐山〜三国山)を辿る旅もいよいよ最終区間。満を持して実行した5月31日は大快晴でこの時期としては最高のコンディション、360度大展望の下、ゴールすることができた。
開始した2020年11月21日から、岡山に転勤していた2年間を挟んで4年半、まさか全行程踏破することになろうとは想像だにしていなかった。
岡山に転勤した時点で広島に戻る可能性が絶えたため、発起人こーきちさんには「オレにに構わず自由にやってくれていいよ」と伝えていたのだが、敢えて岡山からアプローチし易い府中市上下地区を選択したり、広島帰還時などに合わせて企画してくれたことから、少しずつではあるものの「歩調を揃え」延ばすことができた。それでも全線開通できると考えていなかったのは、次は中部圏への異動が確実視されていたからである。
転機となったのは、岡山2年を務めあげた際に、広島帰還の辞令が下りたことだった。チャンス到来。これを機に、世羅台地方面、庄原方面へと延ばす環境が整った。かくしてそこからは一気に延ばしていくこととなった。。。
さて、阿佐山から道後山に至る広島県内分水嶺は、本来登山対象外のヤブ山で歩く価値無し、と思われがちである。ところが一歩踏み込んでみると、地理院地図とは明らかに異なる地形に遭遇したり、数十センチの高低差でいつ河川争奪が起きてもおかしくない地形を目の当たりにしたり、人為的に分水嶺上を跨ぐ用水路があったり、古墳、鉄穴流し跡、山城跡、古道の痕跡など次々に遭遇し興味が尽きることは無かった。
特に上根峠をはじめ、世羅台地や府中町上下地区界隈ののっぺりとした平原など「これが日本の背骨か?」どこが境界か判別できない複雑怪奇な地形が何か所もあった。無意識に分水嶺上を人々が往来する風景も「分水嶺」という視点から眺めると途端に見え方が違ってくるから面白い。
忘れてならないのが広島山稜会が30年前に設置した分水嶺プレートだ。要所に掲げられたブループレートが宝探しの如く彩を添え、大きな推進力となった。
そしてなんと言ってもここまでやれたのはこーきち氏の企画力に尽きる。全区間綿密にライン取りを行い、アプローチやエスケイプが困難な地区をいかに効率的に実行するかまで考えたのみならず、特筆すべきは地形に対する尋常ならざる探究心だ。25000図の10mコンターで分からないところに対し、しまいには1mコンター地図まで探し出してくる有り様(笑)
過剰と言えなくもない用意周到なプランのおかげで難解な地形であっても計画通り着々と進むことができた。と同時に、楽しもうと思えばどんな場所でも楽しめる、むしろ誰からも注目されない場所こそ面白いことに気付かされた。この経験は今後どこに行こうとどんな環境であろうと役に立つと確信している。
さて、最後にファイナルに同行し祝ってくださったminaeさんはじめ、これまで分水嶺趣旨に共鳴し同行いただいたテッツーさん、sadakenさん、ユミドンさん、ズッコケの皆さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。
【これまでの歩み】 阿佐山 ⇒ 道後山間
(参加者名敬称略)
2020年11月21日(土)
歩行区間:熊城山⇒丸掛山⇒樋佐毛山⇒
椎谷山
メンバー:こーきち sadaken 琵琶法師
https://yamap.com/activities/8747275
2020年12月05日(土)
歩行区間:平畝山⇒大土山⇒水越峠
メンバー:琵琶法師
https://yamap.com/activities/8958170
2021年03月06日(土)
歩行区間:燕岩⇒豊ケ丸⇒樫の実⇒
霧ケ頂⇒猿喰山⇒滝脇山
メンバー:こーきち sadaken 琵琶法師
https://yamap.com/activities/10143839
2021年11月20日(土)
歩行区間:本地峠⇒海見山・冠山・小掛山
⇒上根峠
メンバー:こーきち sadaken 琵琶法師
https://yamap.com/activities/14407848
2022年11月05日(土)
歩行区間:尾道自動車道別迫⇒男鹿山⇒
国留⇒JR上下駅
メンバー:こーきち sadaken 琵琶法師
https://yamap.com/activities/20777903
2022年11月06日(日)
歩行区間:JR上下駅⇒翁山⇒肉原⇒志俵
⇒龍王山南部
メンバー:こーきち sadaken 琵琶法師
https://yamap.com/activities/20830180
2023年04月22日(土)
歩行区間:上根峠⇒荒谷山⇒高嶽山⇒
泣き別れ(向原)
メンバー:こーきち sadaken あっき
アルヴィン ゆうd=(^o^)=b★
琵琶法師
https://yamap.com/activities/23706747
2023年11月03日(金)
歩行区間:古川⇒才谷⇒龍王山
メンバー:こーきち、琵琶法師
https://yamap.com/activities/27931827
2023年11月04日(土)
歩行区間:古川⇒大行山⇒中山峠
メンバー:こーきち、琵琶法師
https://yamap.com/activities/27988756
2023年11月25日(土)
歩行区間:水越峠⇒天神嶽⇒豊栄町吉原
メンバー:こーきち sadaken 琵琶法師
https://yamap.com/activities/28427322
2024年02月03日(土)
歩行区間:千代田トンネル⇒堂床山南稜⇒上根峠
メンバー:ユミドン 琵琶法師
https://yamap.com/activities/29623580
2024年02月17日(土)
歩行区間:豊栄町吉原⇒ランドマーク無し⇒三原
メンバー:こーきち sadaken テッツー
琵琶法師
https://yamap.com/activities/29908374
2024年04月28日(日)
歩行区間:阿佐山南稜
メンバー:琵琶法師
https://yamap.com/activities/31285848
2024年06月01日(土)
歩行区間:三国山⇒多里大山⇒道後山
メンバー:こーきち 琵琶法師
https://yamap.com/activities/32202746
2024年10月26日(土)
歩行区間:尾道自動車道別迫⇒R184ヒルガソウ
⇒せら香遊ランド
メンバー:こーきち 琵琶法師
https://yamap.com/activities/35454711
2024年10月27日(日)
歩行区間:せら香遊ランド⇒広域営農団地⇒三原
メンバー:こーきち 琵琶法師
https://yamap.com/activities/35492840
2025年04月05日(土)
歩行区間:中山峠P⇒飯山西方1200mP
メンバー:こーきち 琵琶法師
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7979634.html
2025年04月06日(日)
歩行区間:飯山西方1200mP⇒国道314号芸備線脇P
メンバー:こーきち 琵琶法師
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7985277.html
2025年04月19日(土)
歩行区間:国道314号芸備線脇駐車帯⇒猫山
⇒鳥取広島県境⇒鍵掛峠
メンバー:こーきち 琵琶法師
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8032566.html
2025年05月31日(土)
歩行区間:鍵掛峠⇒岩樋山⇒道後山
メンバー:こーきち minae 琵琶法師
詳しくはコチラ
↓ ↓ ↓
こーきちさんレポ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8226197.html
https://yamap.com/activities/40369719
ミーナさんレポ
https://yamap.com/activities/40369749
コメント
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あれから色々せわしなく県境を歩いてたら忘れてしまいました😆
集合場所で車中泊にしてたらトイレ事情がヤバかったので、我ながら西城にしといてリスク管理が出来てて良かったなと思いました😁
確かにいつもの二人だけで実行してたら、間違いなく濡れた笹を漕ぎ、辿り着いた道後山もガスガスで早々に退散する絵を想像してたので、妖精ミーナさんをお迎えするにあたって、フィナーレを飾るに相応しい好天と柔らかく優しい笹漕ぎは、神様が与えて下さったご褒美だと察しました✨
打合せしたようにオレンジに統一されたゴール記念写真も偶然ではなく必然で、岡山赴任時期を挟んで再三の全行程踏破のピンチもかいくぐって同じ歩調で開通できたのも、きっと運命の巡り合わせでしょう🎵
私がヤマップ時代によく言われたのは、読図やルーファイを覚えたいというコメントはあったけど、分水嶺に参加してみたい、或いはやってみたいというのが、一部の方を除いていなかったことです。
いくら講義や座学で覚えても使わなかったら忘れてしまう。周囲の視界の無い分水嶺は特に下りで先頭に立てばイヤでも覚えて身体に叩き込まれると思うんですが、そういった度胸で飛び込んでくる人がいなかった。何か変わったことやってんな😄ぐらいにしか思われてないんだろうな〜という気持ちになり、最後らへんはこんな感じに熱く語るのも面倒になって、もう早く終わって自由になりたかった(笑)
なので良いタイミングでこっちに移ってこれた🤣
私はこれに挑戦してきたつもりなどなく、自分がやりたいからやるのであって、全部踏破できたら楽しいだろうな🎵くらいの気持ちでした。
でも、あのいやらしいほどのボヤけた分水嶺を突き詰めずに、25000図だけで淡々と事務的に片付けてもつまんないでしょ?
やるからにはトコトン真剣にのめり込んだほうが、より面白くなるに決まってる😁
あとになって、もう少しこうすりゃよかった🙁みたいに思っても後の祭りですし、結果100%の出来では無かったかもだけど、自分的には悔いなく満足しています🎵
ただ一つ気がかりなのは、ウクレレの縁でミーナさんを取られそうなことです🤣🤣
確かにファイナルの天候にしろ、再三に渡るピンチにしても、終わってみればすべていい感じにクリアできましたね。これは強運以外の何物でもない。だからかな?一向に腰痛が治らんのは”運”を使い果たしたツケかもしれん😭😭
「読図やルーファイを覚えたい」というコメントは本心だと思いますよ。ただ分水嶺本番中に指南してくださいとは言いだしにくかったんじゃないかな?🤔あとは想像もつかない藪漕ぎのスタミナへの心配だったり・・・コチラが無意識にそういうオーラを発散させていたかもしれませんね😄一番の理由は得体のしれん相方が漏れなく付いてくるから🤣
自分的に幸運だったは、やりたかったことを今まさにやろうとしているヒトが巻き込んでくれ熱意とノウハウを分けて貰え、そのPDCAを現在進行形で共通体験できたこと。いくら快適な寝床🚙があっても独りではまずやろうと思わなかっただろうから。
🧚♀️ミーナさんのことは心配しなくてよろしい😁彼女はこーきちさんの山に対する唯一無二のスピリッツ(山心、漕ぎ心)にインスパイアされているのであって、決して生半可な飛び道具🎸に踊らされるような人ではありません🤣🤣
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