【安曇野遠征1・2日目】餓鬼岳・剣ズリ・唐沢岳


- GPS
- 24:39
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 3,319m
- 下り
- 3,322m
コースタイム
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 11:58
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 3:49
- 合計
- 12:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●白沢登山口→林道終点 ・車も通れるくらい広い林道を歩く。 ・登山口入口もわかりやすい。 ●林道終点→最終水場 ・沢沿いをアップダウンしながら登っていく。 ・設置された足場を利用する。見た目は怖いが慎重に進めば問題は無い。「登山者を安全に登らせてあげよう」という管理者の執念を感じる。 ・前夜小雨が降っていたので下草の水滴が心配だったが、登山道に被さることはなく、多少濡れるがずぶ濡れにはならなかった。 ●最終水場→大凪山 ・沢を外れて樹林帯の標高差600mを登る。危険箇所は無いが急登が続く。 ・下の方は登山道に下草が進出している。雨上がりは靴がずぶ濡れになりそう。 ・羽虫が多い。 ・大凪山(標柱)は展望はないが風が通る。休憩には最適。 ●大凪山→百曲り入口 ・傾斜はやや緩む。 ・時々、木々の間から景色が見える。 ●百曲り入口→餓鬼岳小屋 ・雪渓の脇をつづら折れで登る。 ・途中雪渓をキックステップで登る箇所あり。アイゼンがあると安心。 ●餓鬼岳小屋↔餓鬼岳 ・岩場だが問題なし。 ●餓鬼岳小屋↔剣ズリ ・岩場の難路。設置されている梯子や鎖を駆使して進む。足場がしっかり設置されているのでそれほど難しくはない。 ・剣ズリの手前で雪渓を登る箇所あり。 ●剣ズリ↔2508ピーク ・踏まれていてコースは明瞭だがやや荒れている。 ・剣ズリからの下り始めると樹林帯を進む。崩落している箇所があるが、一応通行可能。 ・下りきったところでザレ場のトラバースあり。足元が崩れまくるので滑落しないよう細心の注意を払って進む。1日目で一番緊張した。 ・200m下って100m登り返す。帰りは100m下って200m登り返す。結構キツい。 ●餓鬼岳→唐沢岳 ・餓鬼岳の先の岩稜地帯は特に問題はない。ルートが分かりづらいが外してもなんとでもなる。 ・展望台からの下りと餓鬼のコブからの下りと唐沢岳2500m付近は激坂でザレているので滑らないよう注意。特に唐沢岳直下は設置されたロープを使わないとなかなか登れないくらいザレている。 ・唐沢岳直下は岩登り。両手両足を駆使して登る。 ・樹林帯の登山道は明瞭だが、樹木が茂っていたり地形的に見えなかったりして見つけづらい箇所あり。藪という感じではなく登山道を辿っている限り危険は無いと思う。 ・唐沢岳はずっと見えているので近そうに見えるが、意外と距離があり時間がかかる。 ・唐沢岳からの下りでルートミス。強引に下った箇所もあるのでログは参考にしないように。ルートを間違えたら引き返すべき。 |
写真
感想
前回但馬遠征から帰って1週間。
梅雨入りしたし記録の整理をしてからゆっくり次の計画でも練るかと思っていたら、早くもまとまった晴れ予報が出た。
梅雨中休みにしても早すぎじゃないか? まだ計画ができてないよ。
予報を見ると長野・北陸方面が良さそう。
それなら以前から構想があった蝶ヶ岳・燕岳の縦走でもやるかと思ったが、何やら燕岳の林道が通行止めになってるっぽい。
送迎バスとかもでているらしいので行けないことは無さそうだが、面倒な事になりたくないのでパス。山は逃げないしね。
そんじゃ、隣の餓鬼岳ってことで。
本当は18,19日で登るつもりだっのだが、天気予報が前にズレたので1日前倒し。急いで準備して出発。
いつもながら慌ただしいなぁ。
〈1日目〉
1日目は餓鬼岳に登ってテントを設営後、軽荷で剣ズリ方面へ向かう。
出発は5時過ぎで2名が先行して登っていった。
荷物はテン泊装備で19kg。最終水場で2.5L給水したので21.5kg。
餓鬼岳への登りはもともとキツいコースだが、さらに荷物の重さでかなりしんどかった。餓鬼岳小屋でテントを設営して休んでいたら回復していたので軽荷で剣ズリ方面へ。
剣ズリ方面は難路とのことで岩場を梯子や鎖を駆使して進むが、しっかり整備されているので慎重に進めばそれほど難しく感じなかった。
ただ途中の雪渓登りと超ザレ場のトラバースだけは難儀した。立ち止まるとどんどん足場が崩れてしまうので素早く通過する必要がある。
最長で東沢岳まで行くつもりだったが、2508ピークでタイムオーバー。引き返すことにした。
ところが返りの200mの登り返しで体力が尽きヘロヘロになりながら帰るハメになった。
まだまだ体力が足りないようだ。精進せねば。
ペースを落として歩いて、夕方までには戻ることができた。
本日餓鬼岳小屋で幕営するのは自分だけで貸し切りだった。
夜には月が出る前を狙って、天の川を見ることができた。
〈2日目〉
2日目は軽荷で唐沢岳まで歩いて引き返し、テントを撤収して下山する。
朝は夜明け前に出発して餓鬼岳で日の出を待った。
幸いよく晴れて朝焼けと日の出を見ることができた。
唐沢岳は近そうに見えるが、アップダウンもあり、思った以上に時間がかかる。
道はそれなりに踏まれていて、多少枝を払うシーンはあるが藪というほどではない。急登はあるが普通に進める。
唐沢岳からは餓鬼岳とはまた違う角度の景色が楽しめた。
下山は来た道を戻るが、長い激下りや河原でのルートファインディング 、鎖や梯子の登り降りなど最後まで気を抜けない。
2日目は戻りの餓鬼のコブあたりからガスが登ってきて、餓鬼岳小屋から下る頃には曇ってきた。
とはいえ肝心なところは全て晴れで歩くことができ、運が良かったのだろう。
2日間の餓鬼岳登山だが、思った以上に疲れた。
翌日も晴れそうなので少々もったいないが、翌日は休息日とすることにした。
明後日も晴れてくれるといいなぁ。
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