望岳台から十勝岳＆美瑛岳周遊

2009年07月14日(火) [日帰り]

• GPS: 00:38
• 距離: 13.7km
• 登り: 1,519m
• 下り: 1,197m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:05
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:25

6:00 望岳台
6:45 7:00 避難小屋
8:30 9:25 十勝岳
11:10 11:20 美瑛岳
12:40 12:40 ポンピ沢
14:25 望岳台

天候

ガスのち快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

望岳台の駐車場に駐車。無料，トイレ有り。

コース状況／危険箇所等

・　望岳台から十勝岳山頂までは，特に危険なところは見当たりませんでしたが，山頂手前の登りは，山靴が沈み込むような​歩きづらい斜面でした。また，火口周辺は風向きにより，火山性ガスに注意が必要です。
・　十勝岳山頂から美瑛岳へと向かうルートは平坦なところを歩くので，ガスに巻かれたときはルートを見失う可能性があります。GPSがあれば安心です。
・　美瑛岳から望岳台に下るルートの途中で，ポンピ沢を渡渉しますが，水量が多いときは慎重に。その先，雲ノ平分岐までは，至る所で高山植物の花が咲き乱れ，花の撮影にはもってこいです。

その他周辺情報

下山後は，自炊宿泊の白銀荘に宿泊。

写真

7/14 5:54

午前6時前に望岳台の駐車場に到着。ガスで周囲は見えない。

7/14 5:57

午前6時に，望岳台を​出発しました。ガスが濃​く，山頂まで登っても展望は得られないだろうと，最初はあきらめて​いました。

7/14 6:35

35分ほど歩くと，美瑛岳方面との分岐を通過。

7/14 6:43

45分ほどで，新しい​避難小屋に到着。

7/14 6:45

建てたばかりの，新しい小屋でした。

7/14 6:45

せっかくなので，ここで少し休憩。

7/14 7:02

火山岩の急傾斜を直登​します。

7/14 7:22

残雪を右に見ながら，かなりの​急斜面を登って行きます。

7/14 7:41

スリバチ火口手前，標​高1,720メートル​地点の標識のところに到着。

7/14 7:46

先行する登山者を追いながら登って行くと，ガスの先に陽​の光も届き始めました​。

7/14 8:03

山頂方面の上空には，青空が広がり始めました。

7/14 8:04

山靴が沈み込むような​歩きづらい斜面を登り​ます。

7/14 8:06

山頂直下は火山岩の岩場を​直登します。

7/14 8:06

一瞬，ガスが晴れ，登ってきたルートが見えました。

7/14 8:06

ドーム状のピークを左に見ながら登ります​。

7/14 8:19

噴火口へのコースは通​行止めとなっていました。

7/14 8:32

08:30　十勝岳山頂に到着しま​した。登山口から2時​間30分でした。

7/14 8:38

三脚を出して，証拠写真を撮影です。

7/14 9:02

美瑛岳は，まだガスの中。

7/14 9:08

山頂付近は急速にガスが晴れ，展望が開けてきました。富良野岳がすぐ近くに​見えています。

2枚の写真をパノラマで合成。

端正な姿の下ホロカメ​ットク山（左端）に連​なる山並みをパノラマ合成してみました。

さらにワイドにパノラマ合成。

7/14 9:17

山頂で休憩していると，すっかりガスが晴れ，遠くにトムラウシ山を望むことができました。

7/14 9:17

これから向かう美瑛岳も，全容が現れました。

7/14 9:19

登ってきた望岳台から​の登山ルート。

7/14 9:20

少しズームアップ。

7/14 9:19

「光顔巍々」は「こう​げんぎぎ」と読み，「​光顔」は御仏を指し，​「巍巍」は「ふくよか​で高尚なお顔」という​意味だそうです。

7/14 9:20

すっかり晴れ渡った山頂で写真​を撮る登山者の姿。

7/14 9:22

台地状のルートの先に美瑛岳を望む。

7/14 9:24

美瑛岳も爆裂火口を持つ火山です。

7/14 9:27

さあ，それでは荒涼とした台地の先に聳える​美瑛岳を目指します。

7/14 9:28

広い台地状のルートを行きます。ガスの時はルートミスに要注意。

7/14 9:28

十勝岳から先は，登山者が少なく静かな歩きを楽しめます。美瑛岳まで距離はありますが，平​坦なので歩きやすいで​す。

7/14 9:30

十勝岳山頂部を振り返る。このあたり，植物は一切生えてい​ません。

7/14 9:34

火口を従えた美瑛岳。ここから緩く下り，登​り返します。

7/14 9:37

火口壁が迫力満点です​。

7/14 9:40

前を歩いているのは，​富山から来た65歳の​男性。付いていくのが​やっとなほどの早足で​す。下りは，付いてい​けませんでした。

7/14 9:41

来し方を振り返る。不思議な景色です。

7/14 9:41

少しズームアップ。

7/14 9:42

左手奥にトムラウシ山。​その右は，石狩岳でし​ょうか。

7/14 9:43

下ホロカメットク山が​見えています。

7/14 9:44

美瑛岳が近づいてきま​した。天気は最高。

7/14 9:44

ズームアップ。

7/14 9:44

単調な道を上ります。

7/14 9:52

雪渓の残る斜面と美瑛​岳です。

7/14 10:10

こちらは南側の火口壁とその奥に十勝岳。残雪が良いアクセントになっています。

7/14 10:19

美瑛岳の火口壁です。​左のピークが山頂です​。

7/14 10:22

ここを登ります。きつい登りです。

7/14 10:24

登り切ると，十勝岳が​よく見えました。

7/14 10:27

イワヒゲ

7/14 10:31

チングルマ

7/14 10:32

美瑛岳東斜面からオプ​タテシケ山とトムラウ​シ山を望む。

7/14 10:33

オプタテシケ山とトム​ラウシ山をアップで。

7/14 10:39

美瑛岳山頂手前から望​む十勝岳です。

7/14 11:04

あのてっぺんが，美瑛​岳山頂です。

7/14 11:13

11:15　美瑛岳山頂に到着しま​した。十勝岳山頂から​2時間50分でした。

7/14 11:17

左は美瑛富士。避難小​屋方面から登山者が登​ってきます。

7/14 11:20

天気が良いので，皆う​れしそう。私もシャッ​ターを押してあげまし​た。

7/14 11:31

美瑛岳の爆裂火口。す​ごい迫力です。

7/14 11:31

山頂から10分ほど下​ったところから，山頂​を振り返る。

7/14 11:32

十勝岳が見えま​す。

7/14 11:39

この尾根を下ります。

チングルマとエゾノツ​ガザクラ

7/14 12:02

美瑛岳の山頂方向。谷筋には雪​渓が残っています。

7/14 12:06

このあたりは，エゾコ​ザクラの群落がすごか​ったです。

7/14 12:07

美瑛富士避難小屋から​のトラバースルートと​の合流地点。

7/14 12:13

このあたりからも，十勝岳山頂が見えます。

7/14 12:37

ポンピ沢を渡渉します​。水量が多いときは注意が必要。

7/14 12:52

渡渉のあとは，雪渓の​横断です。まだまだ雪​はたっぷりです。今年​は残雪が多いとか。

7/14 13:16

ウコンウツギ

7/14 13:23

チングルマ

7/14 13:32

イソツツジ

7/14 13:34

イワブクロ

7/14 13:49

中央の雪渓の下に避難​小屋が見えます。

7/14 14:27

14:30　望岳台に戻ってきまし​た。下りは膝が痛くな​りました。

7/14 14:31

駐車場の様子。

7/14 15:00

望遠ズームで十勝岳山頂部を撮影。

撮影機器：

αSweet DIGITAL コニカ ミノルタ

感想

りきまる

北海道登山の2座目は，十勝岳です。幌尻岳に日帰りしたあと，吹上温泉キャンプ場でテン泊し翌日に登ろうとしましたが，雨が振り出して1時間で敗退。しかたなく，一日中吹上温泉に浸かりながらビール三昧でした。たまにはこんな日があっても良いですね。翌14日（火）はガスの中を望岳台から山頂を目指したところ，山頂到着後，急速に晴れ間が広がり，素晴らしい展望に恵まれました。そのあと美瑛岳に周遊しましたが，高山植物の花々がきれいで驚きました。