仙丈ケ岳。女王様との微笑みの謁見♪
- GPS
- 19:19
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,435m
- 下り
- 2,428m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:57
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:25
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:33
天候 | 1日目:雨時々晴れ。 2日目:晴れ♪ 3日目:ガスのち晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
戸台〜丹渓山荘跡: 雪はありません。河原歩き。旧道は樹林帯を行くのでこちらの方が歩きやすいです。 丹渓山荘跡〜八丁坂:結構な斜面を延々登ります。朝早いと凍っているのでアイゼンが必要。午後はおそらくとけてずぶずぶ 八丁坂〜北沢峠:朝早いと凍っているのでアイゼンが必要。午後はおそらくとけてずぶずぶ 長衛小屋〜二合目:兎に角、踏み抜き地獄。一歩一歩がすべて踏み抜き。すげー大変。 二合目〜大滝の頭(五合目):樹林帯。踏み抜き注意。大滝の頭でアイゼン着けるのがよさそう。私は六合目まで行きました。 六合目〜山頂: 稜線出るのでアイゼンピッケル装着で。氷と雪と踏み抜きの連続です。油断できません。 仙丈ケ岳への道は、この連休で数十人入ったので、以降大雪が降らなければおそらく今後は明瞭かと思われます。雪崩にご注意ください。 甲斐駒ケ岳も数人入っていましたが、ガスが濃かったので登頂されたかどうかは不明です。 長衛小屋の水場は水が出ていました。 |
その他周辺情報 | 高遠温泉 さくらの湯 http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd1/ |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
備考 | -ハードシェルの防水性がイマイチ不明だったのでレインウェアを持っていった。気温高かったので暑さ的には正解だったが荷物が増えた。どちらが正解なのだろうか。 -今回もワカンは使わなかった。使う日は来るのだろうか(来なくていいけど)。 -ストックのキャップを付けたままテント脇に立てておいたら翌朝凍りついてしまった。キャップは外しましょう。。 |
---|
感想
3連休。燕岳と仙丈ケ岳&甲斐駒で迷って、仙丈ケ岳&甲斐駒へ。
冬のフル装備。そして2泊。
家を出るときに荷物を量ったら、約22kg。私的には前代未聞の重さです。
5時間も、歩けるかな。。。
道の駅にて仮眠。南アルプスむら 長谷 という道の駅。
ここのトイレ、最高です。暖房入ってるの。椅子があったらここで仮眠したいくらい。。
2時間ほど寝て、戸台に向かいます。
[1日目]
道を間違えました。
ゲートをくぐって歩くこと1時間半。
河原を歩くはずなのに、川は下の方に流れてる。看板には「入笠山」なんて山の名が。な、なんか、違くない??
地図を確認してみたら、全く違う道を歩いてました。 えーーーー!!!!
結局、往復10km、2時間半無駄に歩いてしまった。
大雨だったので途中地図を確認するのを怠ったのが悪かった。
すべて自分の責任です。あぁぁ。。
気を取り直して、戸台。再出発だ!
気温10度。暖かすぎ。
既に10km歩いてる私達。完全に、アホ。
ま、行こう行こう。行かなきゃ始まらないよ。
出発は9時。CT的には余裕で着くしね。
が、同行者さん、明らかに疲労困憊。
後ろを歩く私、ひやひやするくらい足元が怪しくなってきた。
荷物を少し預かってはみたけど決定打にはならず。
ビバークなんて言ってるけどここは河原。そんな危険な!!
なんとか頑張ってもらって、丹渓山荘跡へ。
同行者さん、ここでビバーク。
でもでも、本当に本当に、ごめんなさい。
本当は私もここでビバークなんでしょうが、私、あんまり疲れてないんで、行きます。。
八丁坂を登り、ぐっちゃぐちゃの雪をかき分け、北沢峠へ。
峠には大勢がテントを張っていました。
少し先にテン場があるのに、なんでここ?って場所で。
っていうか、トイレないのにどうするんだろう。女性もいるけどどうするんだろう。
っていうか、少し先にトイレのあるテン場があるのに何でここなんだろう。
疑問。不思議。
で、私は普通に長衛小屋へ。
よかった!数張先客が!!この安心感ったら。
水場の水が滔々と流れているのがさらに安心感。
これで背負ってきたすべての水を惜しげもなく飲み干せる!ありがとう長衛小屋!
前日の睡眠不足から、18時には就寝。
ぐっすり眠って明日に備えます。。
[2日目]
5時起床。よく寝た〜♪
気温0度。今日は暑くなりそうだ。
ダラダラ支度しているうちに周りはみんな出発してしまった。
今日は急ぐ旅じゃなし。のんびり行きましょう〜
樹林帯歩きは夏に来た道を思い出しながら進みます。
昨日は全くなかったトレースがしっかりと。
ありがとう皆様。お寝坊で済みません。。
今日はやっぱりとても暑い。
途中耐え切れなくなって、超あったか下着を脱ぐことに。
こういう時単独行だといいね。女子高ノリ。あーさっぱり。
涼しくなってスピードをあげます。
先行く皆様に次々と追いついて、いつしか二番手に。
先行者さまに追いついて少しでも代わろうと思ってはみたものの、全く追いつけない。
私は後を楽してついていくだけです。ありがとうありがとうありがとう。。。
先行者さまお二人がアグレッシブに進まれる光景が、そもそも美しい。
私もあんなふうに楽しんで道なき道を歩けるようになってみたい。
そして、登頂!
まずは先行者さまにお礼を。ありがとうございます!
私がトップだったら全くたどり着ける気がしなかった。経験値の差が歴然です。
山頂。そこはいい空間で。
ほぼ無風というラッキーとしか言いようのない天候。
ガスの合間から見え隠れするアルプスの山々。
山っていいねぇ。。。
おやつ食べてまったりしていると、皆様次々と到着。
ドヤドヤしてきた。もう、下ろう。
もうあとは下るだけなので、心地よい風を感じながら稜線歩きを楽しみます。
景色が雄大過ぎて何度立ち止まったことか。
ずっとここにいたい。。
楽しい時間にも終わりは来るもので。
樹林帯に入ると、地獄が待ち受けていました。
一歩一歩がすべて踏み抜き。
こ、これが噂の踏み抜き地獄ねーーーー!
この3日間で一番難儀したのがこの踏み抜きでした。
疲れた…。
テン場に戻ってみると同行者さんが到着してた。
あーよかった!
でも踏み抜きがイヤなので明日は登らずに降りると言う。
え、、そうなの。。。 私は一晩悩みます。
[3日目]
今日の選択肢。
1. 甲斐駒に登ってから帰る
2. 仙水峠まで行ってから帰る
3. そのまま帰る
一晩考えに考える。
1: 昨日の仙丈ケ岳はコースタイム弱くらいだった。
甲斐駒にCTで行けるとしても、5時にでて17時着くらい。
しかも甲斐駒はトレースなく昨日一人も入っていないっぽい。今日も行く人が少ない。む、、、ムリじゃね?
2:: 仙水峠までの道は樹林帯⇒岩場 で眺望もなかった覚えが。 うーん行ってもしかたないか。
3: ということで、素直に下山することにした。
初日にぐちゃぐちゃだった道はすべて氷に。
アイゼン着けてゆっくりとゆっくりと下りましょ。
雪はこの2日間で大分溶けてしまったようで、行きはそれでも雪山っぽかったのに、帰りは普通に春山。
八丁坂下まで降りてしまえばあとはただただ普通に下るだけ。
自分の身体にあうザックを背負っているというのは体に負担が少ないようで、意外と疲れずに降りれました。
まぁでもこの大荷物は、「ごくたまに」でいいかな。。
甲斐駒には行けなかったけど、南アルプスの女王様に謁見できて光栄至極。
また夏に来よう、南アルプス。
連休バンザイ!
娘二人と歩いてた者です。
最後の駐車場でテント干してるの私です。
テン場の写真で右の黄色いのも私です
仙丈ヶ岳からの下山時の踏抜き…
私も思いっきり凹んでました。娘に、ココでビバークしようぜって冗談を言ってたくらい…
特に2合目からテン場への近道トラバース…
でも雪質以外は最高のコンディションでしたね。
utaotoさん、こんにちは コメントありがとうございます
実は、ひょっとしてutaotoさんファミリーかも? と、思っておりました。
テン場も下山時も、utaotoちゃんの楽しそうな様子にどれだけ癒されたことか。
ありがとうございます
踏み抜き地獄、凄かったですね
そうまさに、テン場への近道が最も酷かった。。
いい経験ではありますけど、1回でいいです、この経験は。
仰る通り、初日の大雨からのあの仙丈ケ岳。
本当に最高のコンディションでした!
山はやめられないですね~
年末に計画していた仙丈ですね!
アクシデントに見舞われながらも登頂おめでとうございます。
まだまだがっつりの雪山。
小仙丈からの稜線美!
純白のドレスをまとった女王様♪
キレイですね〜(*´ω`*)うっとり
トレースの少ない稜線歩きは気持ちよさそう。
でも踏み抜き地獄は・・・お疲れさまでした〜
こんにちは〜♪
そうなのですそうなのです!年末にのリベンジ、してきました!!冬の間兎に角膝と腰を労わってたので無事辿り着けました〜♪♪
夏の仙丈ヶ岳の美しさに惚れた昨年でしたが、冬の純白のドレスの神々しさに心酔しました。。美しさに言葉も出ない。。
が!!踏み抜き地獄はもう勘弁!!
百聞は一見に如かずですね。。
女王様、微笑んでくれましたね〜!!
どの写真を見ても美しすぎ!! 登頂した甲斐がありましたねー
そしてなるほど、鳳凰様はほとんどガスの中でしたか。
確かにその日の午後、私たちもテン場についてから、
鳳凰に登る案もあったのですが、山頂のガスを見て、
素直にテン場でのティータイムが始まってしまいましたね
大荷物もなんだかんだいって背負えてしまうのはさすがです!!
さらに帰りには鋸岳入口の偵察も! スバラシイ
ぜひ行きたいですものねー
wwさん こんにちは〜♪
女王の威厳たっぷりで恐れ多い位だったけど、辿り着けてもうただただ感動です!!今年は雪山らしい雪山に行ってないので余計にうれしい。。
鳳凰様は中日はかなりご機嫌斜めでしたヨ。。あっちにしなくて良かった。。な〜んて思ってたんですが、鳳凰にしてたらどこかでお会い出来たかもですね☆
鋸岳への道は、しっかり確認してきました!!って分岐を確認しただけですけどね☆
行きたいですね〜♪行けるといいですね〜♪♪日々鍛錬します!!
kerolinaさん、こんばんはー。
22キロ担いでとは、まさに「ガチな」山行でしたね
歌宿からは歩いたことがありますが、仙流荘からとなるとまたロングですね。
そんな重荷をポイッとデポできる長衛小屋万歳!
そんなことより何より、仙丈の白い稜線の美しいこと!
本当に惚れ惚れしますね。
周囲の山々を眺めることに気がいきそうなところですが、あれだけ美しい稜線美を見せつけられては、老若男女皆見惚れてしまいますよね。
眼福でございました。
最近、体調不良等で体力が落ちてばかりなので、いざというときはkerolinaさんに歩荷をお願いしますね(笑)
お疲れ様でした
rgzさん こんばんは〜
えぇ。ガチもガチ。ガッチガチでしたわ
実は前の週に2日連続で山に行ったのは、この行程に耐えうる体力があるのかどうか?を試したのもあり。肝据えて行けば、意外と行けちゃうもんですね〜
でも!基本的にか弱い「女子」なんで きゃーんつっかれた〜
仙丈ケ岳、夏に行った時も美しさに酔いしれたけど、白い荘厳さはまたひときわ格別でした くせになりますなぁ。。。また来年行っちゃいそうデス
体調不良、お大事にどうぞ・・。歩荷はこれっぽちも寄与できませんが 一日も早い回復を願っております
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する