仙丈ケ岳〜戸台からは遠かった…

2016年03月19日(土) 〜 2016年03月21日(月)

• GPS: --:--
• 距離: 28.3km
• 登り: 2,449m
• 下り: 2,439m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 0:20
• 合計: 7:20

7:20 戸台登山口
10:30 10:40 角兵衛沢渡渉点
13:50 14:00 大平山荘
14:40 14:40 北沢峠
14:40 長衛小屋

2日目

• 山行: 9:00
• 休憩: 1:20
• 合計: 10:20

6:30 長衛小屋
6:40 6:40 北沢峠
9:10 9:30 薮沢大滝ノ頭
10:20 10:30 小仙丈ヶ岳
13:05 13:15 仙丈ヶ岳
14:20 14:30 小仙丈ヶ岳
15:00 15:30 薮沢大滝ノ頭
16:50 長衛小屋

3日目

• 山行: 3:45
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:45

8:00 長衛小屋
8:15 8:15 北沢峠
8:30 8:30 大平山荘
9:50 9:50 角兵衛沢渡渉点
11:45 戸台登山口

初日しかログ取れず…
手入力と合わせようとしましたが上手くいきません…
で、すべて手入力(ヤマプラの計画ルート）となっております。
時間は写真見ながらのおおよそです。

天候

19日…雨のち曇り
20日…晴れのち曇り
21日…晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

戸台登山口に駐車（河原に下りたトコ）

コース状況／危険箇所等

戸台〜丹渓山荘跡
合計4つの砂防ダムがあり、3つ目までは舗装路に近い砂利道。この間は右岸。
3つ目のダムを越えてすぐに左岸に移動。山荘跡手前の渡渉箇所まで左岸を歩いて問題ないです。(テープ多数あり）

丹渓山荘跡〜北沢峠
八丁坂の登りは九十九折れですが結構長い。
往路はグズグズ腐れ雪、復路はアイスバーン。状況により要アイゼン(今回復路でチェーンアイゼンが役立った）

長衛小屋〜小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳
往路は北沢峠から取付いた。先行者のトレースでかなり楽に行ける…と思ったが高度障害＆最中雪の踏み抜きで大苦戦…
ルート上に難易度の高い箇所はなく、雪質次第。
この日はアイゼン・ピッケルは森林限界の6合目から使用。最中雪でワカンは不要。
この日は気温もそこまで下がらず、風も殆どナシ。森林限界以降は快適な稜線歩き…だったハズなのに…
復路は二合目から長衛小屋へショートカットしたが、踏み抜きまくり…
やはり痩せよう。

写真

3/19 7:23

まさかのカッパスタート

3/19 7:30

序盤
テンション上がらんす

3/19 7:56

丹渓山荘跡…のハズがない
登山口しばらく先の廃屋

3/19 8:14

いわ
割と迫力あります

3/19 8:43

3つ目の砂防越えて、右岸から左岸へ移動
この辺は伏流です

3/19 9:39

夜中に少し降ったのかな

3/19 10:39

渡渉箇所
結構増水してた
1組のストックを3人で使い回し

3/19 10:40

二人とも慎重に通過

3/19 10:49

丹渓山荘跡
寂寥を感じる

3/19 12:06

八丁坂を登って
バテたね…

3/19 12:58

初日は雨でグズグズの登山道
浸水させない様、慎重に…

3/19 13:48

太平山荘
おおだいらさんそうと読むとオトに教えられた

3/19 14:54

長衛小屋
整地中

3/19 16:19

めし
初日はバジルとペペロンチーノの2種類パスタ

3/20 6:18

2日目
テン場から小仙丈ヶ岳かな

3/20 6:26

相変わらず早起きはニガテ

3/20 7:41

素晴らしいトレイル…だけど…
トレースの上から踏抜きまくる父…

3/20 8:03

かいこま
こんな景色に励まされる

3/20 8:10

きただけ

3/20 8:10

今年こそ行こうっと

3/20 9:17

やっとこさ大滝頭
まだ半ば…も到達してないか…

3/20 9:50

森林限界越えて
ぴんぼけかいこま

3/20 9:55

のこぎりの先に八ヶ岳

3/20 9:55

ウタも調子はイマイチ
オトは好調

3/20 9:58

トレースは非常にありがたいっす

3/20 10:02

きただけ見ながらえっちらほっちら

3/20 10:06

かいこまバックに
ポーズ取ってんとはよ来い

3/20 10:25

小仙丈ヶ岳かな？？
北岳バックに撮ったつもりだったけど…

3/20 10:39

遅れるウタ

3/20 10:53

先進むオト

3/20 11:13

山頂近づいてきた
左右に雄大なカールを携える見事な山容

3/20 11:40

や・やばいっす…
ガス湧いてきた

3/20 11:47

割と狭い尾根だけど怖くはない

3/20 12:16

最後もオトが先行

3/20 12:23

どんどん先行っちゃう人

3/20 12:23

だからポーズ取ってんとはよ来い

3/20 12:36

真下に仙丈小屋
ココに泊まりたかったね

3/20 12:36

仙丈カール
まだ雪深い

3/20 12:54

オト山頂へ…

3/20 13:06

やったぜ仙丈ヶ岳山頂

3/20 13:07

あれ？？
ガスってきた？？

3/20 13:09

しばらく晴れ待ち…

3/20 13:24

ますます悪化
ホワイトアウトしたら最悪なので退散

3/20 13:37

山頂降りるとガスは取れた

3/20 13:56

風のないトコで休憩
緊張感ない我が家…
時折お菓子休憩しながら下山

3/20 14:24

小仙丈ヶ岳

3/20 14:51

森林限界もいよいよオシマイ

3/20 16:03

父、ブラジルまで届こうかというほどの踏抜きに苦戦中
小娘、お菓子ボリボリ食って上機嫌

3/20 16:44

ようやく下山

3/20 16:47

テン場見えてホッと一息

3/20 16:50

おつかれちゃん

3/20 17:49

今晩は炊き込みご飯

3/20 18:20

鍋ごといきます
お年頃のむすめ

3/21 7:17

3日目
今日も小仙丈ヶ岳がバッチリ

3/21 7:45

一番寒かった日なんだけどね
薄着でトイレダッシュする人

3/21 8:03

さて帰ろう

3/21 8:47

多分、雲海の中だと思う
霧氷が綺麗

3/21 8:49

初日グズグズだった道
今日はカチコチ

3/21 9:08

チェーンアイゼン持ってきて正解

3/21 9:35

一定の標高以上は霧氷

3/21 9:54

渡渉箇所
今日は水が少ない

3/21 9:57

先行く人
樹林帯に同化

3/21 10:00

この2日で雪がなくなった

3/21 10:06

崩落跡多数

3/21 10:21

ここも

3/21 11:35

まだまだ先は長い
あの尾根の向こうだと思って辟易してたら…

3/21 11:43

手前だった
得した気分

3/21 12:14

駐車場で天日干し

3/21 15:14

伊那から
せんじょう

3/21 15:14

かいこま

3/21 15:52

駒ヶ根に移動して…
父は信州御膳（ソースカツ丼、蕎麦、馬刺し他）

3/21 15:53

小娘どもはソースかつ丼単品（それでもこのボリューム）

3/21 16:07

当たり前のように完食

3/21 16:22

車窓から中央アルプス（ウタ撮影）

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

感想

utaoto

残雪の仙丈ケ岳…
我が家のレベルでこの時期目指せる高山はそんなに多くありません。
そんな中で、仙丈ケ岳…
地形図見ても危険な箇所は見当たらない。ただ戸台からのアプローチが長く、その後の尾根歩きは完全に雪質次第だろな…と。

で、今回ですが…
先々週の八雲テン泊で風邪を拗らせ、気管支炎になるという…それから2週間、すっかり完治…と思ってたけど、やはりこの時期のアルプスは甘くない。
まぁ行程はかなり余裕を持っていたのでゆっくりと…
で得られたものは…

稜線からの大絶景！！

もうたまらんす…

仙丈は真っ白なカールに挟まれた素晴らしい山でありました。
甲斐駒や鳳凰は結構岩肌が見えてましたが、北岳と仙丈ケ岳の白さは際立っていたように思います。

んが…

体調イマイチはゆっくり歩けば済む話。
でもね、この雪質…
樹林帯…腐れ雪。先行者が素敵なトレースを付けてくださっており、本来ならば追いついてお手伝いでもしたい所…でもね、私の体重だと数百人歩いた跡じゃないと踏み抜いてしまいますの…
そして森林限界以降…すっごいモナカ。前日は稜線も雨だったのかな？？とにかく分厚い皮のモナカですわ…これも先行者の方々、ホントに助かったのですが、それでも私は踏み抜きますの…
ブラジルまで届こうかという大穴が、北沢峠から仙丈ケ岳にかけて無数に空いております。その大半は私じゃなかろうか…（もちろん、私より軽い方でも気の毒なほどの大穴を空けていらっしゃいましたが…）

素晴らしい眺望を得るには、やはりそれなりの困難が待ってました…と言う事で…

でも3日間、気温もそれほど下がらず、初日の雨を除けば快適な山行でした。
オトは絶好調でしたが、ウタも体調イマイチ。そんな中、三人でワイワイ楽しく南アの名峰を無事に踏破出来て大満足。

下山後は、伊那で風呂入って、駒ヶ根でソースカツ丼やら馬刺しやら…
渋滞避けて夜の早い内に無事京都に帰還。
あぁ楽しかった3日間…
稜線からの景色はホントに素晴らしかったです。
山頂でガスってしまったので、またこの時期に再訪したいと思います。

コメント

ゲスト

長衛小屋前でお会いしたかも
utaotoさん、はじめまして。
記録を見て、長衛小屋前でお会いしているようですね。
私は、スキーを立てていた横のテントにいました。
連休１日目の雨の中スタートされてすごいなあ、
と思いました。
私は、連休2日目のスタートでした。
いい天気のときに仙丈ヶ岳に登れてよかったですね。

utaoto

Re: 長衛小屋前でお会いしたかも
shibayan88さん、こんにちは。

こちらこそ、はじめまして。
スキーの方、覚えてます
林道からスキーのトレース見つけて、3人でイイなぁって話してました

初日、テン場までの移動なので雨でも構わんわって思ってましたが、やはり色々濡れてしまい、翌日以降バッドスメルが…
でも、我が家の足では1泊では無理なので、天候の良い日に無事登頂できて良かったです。

またお会いできるのを楽しみにしております

noru

あら？晴れてる・・・・
こんばんは。
てっきりずっと真っ白な世界なのかと思っていましたが、初日以外は晴れてますね！
素晴らしい絶景・・・・・なんか久しく見ていない気がする（笑）
しかしアプローチ長いですね〜しかも雨、僕だったら引き返してます（笑）

utaoto

Re: あら？晴れてる・・・・
のるさん、こんにちは。

晴れとるよ。誰に言ってますの？？
今年はね、ずっと晴れ。
でもホントは初日設営中に雨にやられて、色々濡れちゃったんよね。
で、テントでガンガン火焚いて、乾燥させたつもりやったけど半乾き…

仙丈ヶ岳エエよ。

u-sa

おぉー♪
今年はホント青空キテますね♪
羨ましすぎる！
パパ、ブラジルの人にも絶景を見せたかった…訳ではないですね(^^;

北岳は私も６月末か10月初で悩んでます。

utaoto

Re: おぉー♪
うささん、こんにちは。

エエでしょ、青空
でもね、山頂到着直後にガスるという…
まぁ稜線歩いてる時に綺麗だったから良しと言う事で

もうね、踏抜き…
ブラジルの人に、ウタ〜助けてくれ〜って叫び声が聞こえてたハズですわ
北岳、日程合えばご一緒しましょう

peco1978

晴れてますやん！
流れ的にガスガスの山頂と思いきや・・・、絶景ですやん！
雨のアプローチを頑張ったご褒美ですね〜♪
ぼくもnoru君同様、久しくこんな景色みてない気がする(^_^;)

utaoto

Re: 晴れてますやん！
ぺこさん、こんにちは。

だから私は晴れ男ですってば

しばらくワカン使ってなくね？？
吹雪の中、歩いて無くね？？
当日もウタとこんな話してました

kamehiba

晴れ男伝説は続く！
雪の女王、仙丈ケ岳いいですね〜〜
森林限界を超えたところから山頂までの稜線歩きは本当にゴージャスですよね！

それにしてもブラジルまで届こうかという踏み抜きって
読みながら吹いちゃいましたよ
届いていたらブラジルのビキニ美女に会えたかも
うっしっし。

楽しい三連休、お疲れ様でした〜

utaoto

Re: 晴れ男伝説は続く！
かめひばさん、こんにちは。

ホントにあの稜線はイイっすね
真っ白だし、眺望最高だし…

踏抜きはね、ホントにココでビバークしたろかって。
テント持ってってなかったですけど
ブラジルのビキニ美女も、まさかヒゲズラのオッサンが出てくるとは思ってもいないでしょうな

sumimaru

すごいです
我が家も娘が2人ですが、これだけ素直に育てられたパパとママに感激です。
うたちゃんの素直な心と、おとちゃんの少しヤンチャぶりに
長年レコを見ていた私にとって我が家の子育てが間違っていたと反省します。
これからも、うたちゃん、おとちゃんの成長の記録を楽しみにしております。

utaoto

Re: すごいです
すみまるさん、こんにちは。

まったくもってスゴないです
まぁ大人になるまでに、理不尽に慣れとけって事で、父からの理不尽な要求を嫌な顔しながら聞いてます

これからも…少なくともオトの卒業までは成長記録として頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします

1955

いやはや・・・
これまで仙丈ヶ岳目指して３回も北沢峠に行ってますが、３回とも”痛い”思いしてて北沢峠にいい思い出がナイ
でもって、いつもバスから、しんどすぎるやろ〜、って眺めてたところ歩いてくるなんて
昨年9月以来、一回りも二回りもスケールアップしましたね、山行
お疲れ様でした

utaoto

Re: いやはや・・・
あれ？？1955さん、北沢峠がまさかの鬼門？？

しんどいって言っても上高地から涸沢みたいな感じですね　
しんどいというかダルいというか…

スケールアップ？？
そんなん言ってくれはるの1955さんだけですわ
実際、黒戸早月連チャンの時以外はダラダラしかしてない気が…
でも今年は寡雪に乗っかって色々歩いたかな。

まぁ結局昔から体力勝負で何とかなるトコだけです