甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)〜鋸諦め早川尾根〜地蔵岳 周回コース


- GPS
- 27:30
- 距離
- 49.4km
- 登り
- 5,047m
- 下り
- 5,020m
コースタイム
- 山行
- 9:01
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 10:39
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 12:44
天候 | 1日目:曇り時々晴れ 2日目:晴れのち曇り 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車やタクシー、ペアなら車2台利用を推奨 |
コース状況/ 危険箇所等 |
甲斐駒ヶ岳からの登り下りはどちらも注意 高麗の前後20分ほどはシャクナゲ、ハイマツのブッシュがせり出ており、生足だと傷だらけになった 三日目に燕頭山からのなんでもない下りで足を滑らせ脛をパカっと切って出血した |
その他周辺情報 | べるが温泉810円 べるが温泉って1000円越えのイメージだったので、今まで「むじなの湯」を利用していたが、調べてみたら金額は同じだったので、べるがに初めて寄ってみたがこちらのほうが良いと思った |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
平日なので駐車場は空いてました
食事用の水は小屋で汲みますが、明日用の凍らせたペットボトル+サーモスは担いでいきます( ゜Д゜)
日帰り黒戸は毎年恒例みたいなものだが、テン泊装備は6年ぶりくらいで、戦々恐々する
分岐までいつもはガンガン登っていけてるのだが、荷物が重いので1:15くらいでつくところに2時間以上かかった。マジかぁ・・・
常々口にするけど、黒戸はテン泊より日帰りのほうが圧倒的に楽(;´・ω・)
一日目は鋸岳六合目避難小屋に泊まる予定だが、水場を利用したことがなく情報もないため、ここで食事用の水を補給しておく
2.1L補給したので、さらに登りがきつくなった(*´Д`)
ここから六合石室へと下っていきますが、最初の下りが不明瞭
一度登りと下りでは通ってますが、記憶があいまいでよくわからなかった
明日の登り返しのときも、結構難儀した
荷物を置いて水場を確認してくる
六合石室は過去2回通過しているが、水場がいまいちわからなくて寄れなかった。
小屋から下るという先行イメージだったのだが、実際は3分ほど進んだところにある開けた場所に、砂地のトラバースがあり、そこから樹林帯に入って急な坂を下ると時期に水の流れる音がした。
往復15分ほどだった。
水は湧き出てる水で、とても冷たくておいしかった。
念のため持ってきたポリに0.7L入れたが、パイプから水がでてるわけじゃないのでペットボトルなどじゃないと汲みづらいね
今日は左足の脛周辺をめちゃくちゃ虫に刺されました
夕焼け待機中も問答無用で襲ってきます
途中雨がパラパラ降ってきて、電波が通じたので雨雲レーダーを見たら八ヶ岳豪雨、甲府も豪雨みたいな感じだった(;´・ω・)
撮影後もどってから夕飯タイムで20時すぎ就寝
気温が高かったので薄着でokだった
0時に一度目が覚め、外にでるとガスが晴れて満天の星空だったが、その後はあまり眠ることができなかった・・・
2日目は鋸岳ピストンして、早川小屋に泊まる予定だったが、地図を見て考えるとどう考えてもキツいコースだ
個人的に三日目は早く下山したい、その日のうちに家に帰りたいので、熟考した結果、鋸岳はパスして早川尾根をメインとし、三日目はすぐに下山開始する計画に変更した
鋸岳は次回、荷物などを制限して軽身の状態で行けるようにと計画を考えていたらそれはそれで楽しかったw
外はすっかり明るくなってますね
屋根に着いた露で、水が垂れ流れていました
凍らせたペットボトルは朝になったらすべて溶けてました。
これなら凍らせる必要はなかったですね^^;
09:42 仙水峠
11:10 栗沢山
11:59 アサヨ峰
駒津峰からの激下りを進み仙水峠へ
途中からガスの中を歩いていた
仙水峠で休憩を入れるが、足元の悪い岩場で休憩したせいか、足元が全然休めなかったのは失敗した・・・
また、登り始めてすぐに、また右膝がポキポキ鳴り出した
(今日はずっと鳴ってる状態だった)
ただ、ここからの登りは道の整備状態がよかったので快適に歩けた
栗沢山で一度休憩をいれたあとアサヨ峰へ
ここの道は意外ときつく感じました
ここで大休憩をいれます
営業小屋は無人でしたが、開放?されてました
水場はしっかり出てました、冷たくて美味
ここで氷だけ入れてたサーモスにも水を補給します
(三日目の昼過ぎでも氷は残ってました)
天気がイマイチで今にも雨が降りそうな感じで、休憩してたら寒くなってきました
雨が降ってたら冬季小屋泊も視野にいれましたが、時間的に早すぎるので先に進みます
15:54 白鳳峠
10分ほど歩けば体も温まり、雲も隙間がでてきました
ただ、白鳳峠までの道がきつすぎた
小屋から70mくだって250mのぼって70m下る
さらに高嶺までなら300m登る
白鳳峠は蟲がいなくて、テント適地があったのでビバークも考えたが、とりあえず先へ進むこととする
またしても登り返しで疲れはピークとなった
蟲は減らないのも苦痛である、ガスがあるので暑さだけは凌げる
去年はここを日帰りでサクサク下っていったが、高嶺までの登りはきつかった。
ビバーク地があったら、もうそこで終わりにしようとか考えていたが、一か所空き地があったのだがトイレゾーンになってて遠慮させてもらった(;´・ω・)
高嶺の前後30分ほどはシャクナゲとハイマツのブッシュが結構邪魔だった
すでに下半身は生まれたての小鹿の状態だった
テン泊での12時間行動はきついなぁ
鞍部へ下ったあとの登り返しは、まさに通常の1/3のペースの牛歩だった🥵
これはいわゆる「逆赤い彗星のシャア」モードなのである
ある意味通常の3倍やぞ、3倍!
疲れが限界に達してしまったので、ビバーク適地があったので、ここをセーブポイントとさせてもらった😌
夕焼けのころには少し天候が回復して空も見えていた
20時頃就寝して0時前に目が覚めると、昨日と同じ満天の星空だったが、またしてもこのあと寝つきが悪くてしっかりと寝ることができなかった・・・
車中泊だと普通に眠れるのだけれど、山の中だと0時〜3時は眠れないんだよなぁ・・・
ガスの中を歩いていたせいなのか、左足を置いたときに土の上で滑ってしまい、右の脛をちょうど前にあった大きな岩に押し付ける感じに倒れたら、脛がパカッと切れてしまった
最初だけジーンとしたが、特に行動ができないことでもないので、普通に歩いていきます
甲斐駒の昇り降りを普通にできたのに、なんだってこんなところで滑って怪我をせなあかんのか(;´・ω・)
40分後くらいに休憩時に絆創膏をはった
その後、今回の山で一番の核心部と思っていた西ノ平からの林道へのルート
自分の頭の中では、こんなマイナーな道は誰も通らないだろう。
藪で蜘蛛の巣だらけで、最悪上下にカッパを着込み藪漕ぎだなあとイメージしていのですが、普通に車も通れる林道だった( ゜Д゜)
計5台ほど車が停まっていた
むしろ、ここからだと最短で地蔵岳にピストンできるので需要があるんだなと感じました
09:37 モジリ峠
ここからは地獄の車道歩きとなる
一応グーグルマップでモジリ峠から尾白川渓谷駐車場までの距離を測ってみたら13kmだったので2時間ちょいで着けると思っていたが、実際はまったくあてにならなかった。
モジリ峠からはショートカット道もあったようだが、誰も通らない道で蜘蛛の巣を払うのが嫌なので車道を歩いた
展望地から、すごい高い所に橋がかかっているのが見えたのだが、あれはなんなんだろう?地図には載ってないように見えるけど・・・
13:21 尾白川渓谷駐車場
見返り峠までは地味な登り返し、そこからはまた下りとなる
外はすでに太陽が出ており炎天下の中、車道を歩いていく
途中に売店がある公園もあったが、スルーして進む
ようやく横手駒ヶ岳神社に着いた。
ここで30分の大休憩を入れた。
怪我をしたところをみると、血が固まっていたはずが歩き続けていたせいか、また流れ出していたようだ
水場マークがあったので飲める水を期待していたのだが、実際は綺麗ではないトイレの水道だった
(飲める水を記載してくれ!)
横手駒ヶ岳神社からの甲斐駒も一度は歩いてみたいな
尾白川渓谷駐車場までは登りの道となった
09:27〜13:21の間、車道を歩くこととなった。
予定では12時〜に下山完了だったのだが・・・
さすがに長すぎるので、同じルートを考えている人は、歩かない交通手段を考えた方がいいですよ
装備
個人装備 |
サーモス氷水稲*2<br />凍らせたペットボトル*4<br />殻の水入れ1.6L<br />常温の水0.3
|
---|
感想
天気具合は北アルプスのほうがよかったのだが、残雪量や通行できない林道が数カ所あるみたいで、悩んだ結果、南アルプスの登ったことがない鋸岳と、二度目の早川尾根をメインで二泊で歩いてきました。
今年は山行もテン泊も少なく、重い荷物での黒戸尾根は想像通りの辛さでした;
六合石室には初めて泊まれたし、水場も見つかって目標も達成。
晩御飯食べながら翌日の計画を練り直した結果、鋸岳はパスして、三日目を昼くらいに下山の計画に変更しました。
鋸岳は、荷物等を軽めにして再度立ち寄ってみようと思います。
二回目となる早川尾根。一回目は雷雨。今回はガスだった。
二日目の宿泊場所はいろいろあったけど、時間と体力的に高嶺を下ったところにしました。
昼間の天気は雲やガスが多かったけど、夜中や早朝〜は両日とも快晴。
三日目は完全に下山DAY
朝6時、快晴の山頂から下山とかマジでもったいないけど、今日中に帰りたいねん・・・
燕頭山からの下りで、まさかのスリップで怪我をしてしまう。
靴はモアブ(二代目)だけど、歩きやすいんだけど結構グリップ悪いのが難点。
グリップがよかったモンベルのに変えたいけど、あれは靴ズレが起きるしなぁ。
自分の中で核心部(誰も通らない激藪蜘蛛の巣だらけ)と想定していた西ノ平からの登山道は、車が通れる未舗装林道でしたw
けど、そのあとの車道歩きが長くて、途中から炎天下になるわ、神社の水は飲めないわで、いい修行になりました(*´Д`)
下山後は、べるが温泉に入り、来た道を戻り青梅の店に寄って夜9時に帰宅。
翌日は筋肉痛はないものの、怪我したところは歩くのはいいが、走ると響くので無理。
チャリは段差で響くくらい。黴菌が入ってなければほっとけばそのうち治るかな。
今シーズン、初の夏山で、いろいろ忘れていたことがあったのが反省。
まず、蟲が半端なかった。初日、二日目でめちゃくちゃ脛周りを食われて悶絶。
いつも液体ムヒと、蟲が寄らないスプレーをテン泊時は持って行ってたのを忘れていた。
凍らせたペットボトルを二日目用に2つ持って行ったが、夏山なので二日目スタート時には氷が解けてて常温になっている。凍らせる必要がなかった。
あとは、新品気味な手袋じゃなくて使い古しの手袋持っていったら、滑り止めがすべて剥がれてて、岩場とか掴むと滑ってしまい使えなかったのは反省・・・
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