中ノ岳中ノ沢(大喰岳経由)


- GPS
- 14:51
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 2,293m
- 下り
- 2,295m
コースタイム
- 山行
- 13:18
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 14:23
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
飛騨沢、大喰沢を滑ったときたら中ノ沢も滑りたい。アプローチは南沢が最短だが、安パイの飛騨沢〜大喰岳を選択。
0時前に新穂高出発。例によって一人旅、今まで飛騨沢アプローチのスキーで夜明け前に先行者を見かける事は皆無だったが、今回は滝谷を超えたあたりで先行パーティーを発見。しかも南沢を詰める模様、なんと目的は一緒か。ちょっと嬉しくなり稜線で話出来たらなと思いながら歩を進める。
例によって長い飛騨沢登りを終え大喰岳へ。快晴ながら槍沢側から吹き付ける低温強風で左手だけ感覚がなくなったためオーバーグローブ装着。1枚足すだけで全然違い感覚が戻ってくる。
大喰岳山頂まであと数メートル、というところで自分の直上に突如スパッと亀裂が入り斜面が流れ出す。雪崩だ!ヤバいと思いつつウィンドスラブの表層のため厚さは10cm程度、両手両足で踏ん張ってみる。数メートル流されたが身体は止まり下まで流されず済んだ。スラブは飛騨沢あたりまで到達、流されていたら下部の岩に当たっていたので運が良かった。肝を冷やしながら大喰岳山頂到達。
大喰岳から絶景を楽しみつつ稜線歩き、中ノ岳へと歩みを進める。特に問題になるところはなく中ノ沢直上に到着。せっかく来たから中ノ岳もピークを・・と思っていたが山頂手前の雪壁と岩壁見て、あれ登ってまた下りてくるのか・・やだなあと思い断念。後から考えたら登山道の梯子があったはずで行っておけばよかった。
中ノ沢へドロップすると既に先行パーティーのラインが刻まれている。さすがこの時期に南沢から中ノ岳へ詰めるパーティー、強い・・と思いながらこちらも思い通りターンを刻む。雪良くほど良い幅広スティープで快適滑降。
昨年の大喰沢と違い今日はガスにも巻かれずあっという間に槍平まで到達。先行パーティーにトレースのお礼と挨拶を、と思ったら既に姿なく・・さすがの強パーティー。快晴だし登山者や他の滑走者もいるかと思ったら人っ子一人いない槍平小屋周辺。珍しいこともあるものだと思いながらデプローチ準備。
デプローチまで先行パーティーのトレースのお世話になる。沢通しは激しく凸凹、登り返しありで中々のアドベンチャーだったが文句など死んでも言えない。先行者に感謝。
滝谷から先はいつもの地獄帰り道、辛い・・と思いながら白出沢出合まで我慢の山行。最後はボブスレーで新穂高到着。
飛騨沢を初めて滑ったのは山スキー始めたてのGWまさかの革靴テレマーク。アプローチから右往左往し予定していた槍の肩にすら時間と水切れで到達出来ず飛騨乗越から滑った思い出。それから約7年、飛騨沢、大喰沢ときて残っていた中ノ沢、すべて滑降することが出来て大満足の一日だった。
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