撤退! 初めての鳳凰三山、散々>_<


- GPS
- 34:39
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,988m
- 下り
- 1,997m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 6:04
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 10:47
天候 | 晴れ。オベリスクアタック日のみ爆風とガス>_< |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
KAT(Kyoto Alpine Team)今年の初遠征は、先月に由布岳に行く予定だったのですが、雨天のため10月に延期。なので、今回の鳳凰三山が今年の初遠征となりました! しかも初めての南アルプス^^/ テンションも上がろうというものです!
8/3、猛暑38度の京都を朝脱出して、酷暑39度の甲府入り^^; そこからバスで夜叉神ヒュッテまで。15時半には着きました。ここまで来るとさすがにクーラーなしでも涼しかったです。
小さな小屋ですが、夕飯は美味しいし、翌朝にお願いしたお弁当も最高でした。明日からの本番前にガッツリ鋭気を養えます、ここはおススメですよ! 福岡から来ていた3人組の男性パーティは、聞けば8泊9日の日程で、鳳凰三山を踏破して、広河原に降りて、北岳方面にも向かうとか! なんとタフな! そしてみなさんの無事を祈っています。
さて翌朝、我らKATは6時前にスタート。重い荷物を持って、長い登りの始まりです。下界よりは遥かに涼しいとは言っても、登り始めたら、もうすぐに汗だく。
黙々と、無言で、延々と登り続けて6時間、ついに到着、南御室小屋。お昼過ぎには着いたので、テン場は奥の日陰を選ぶことができました。このテン場、もちろん水場もトイレもありますが、眺望はなく、早く着いてもやることがなかったので、早々にチビチビと始めてしまったのが、運の尽きでした。。。
8/5、4時くらいからテントを打つ雨の音が気になってはいたのですが、5時くらいには止み、テントから顔を出せばちょっと朝焼けも。当初の予定では鳳凰小屋まで登ってテン泊だったのですが、霧雨っぽいのが時々降るのとガスが出ていたので、急遽予定変更。 空身で鳳凰三山を往復してピストンで南御室まで戻ってくることにしました。ガスってはいるものの朝のキリは昼の晴れ、ということで絶景を期待しながらスタート。
ところがところが・・・昨日調子に乗って飲みすぎたせいか、ペースは一向に上がらず、足も動かず、エネチャのゼリーすら飲めない状況で、シャリバテ寸前。何とか薬師ヶ岳小屋までたどり着いたものの、天候は改善の兆しなし。薬師ヶ岳から先は稜線歩きなので、本当なら絶景を楽しみながら、ルンルン歩けたのでしょうが、この日はガスのせいで景色は何も見えず。おまけに時々、うおっと声が出てしまうほどの爆風。テンションは上がりません・・・。
無理やり水を飲み、無印のバウムを食べ、体調は復活してきたので、観音ヶ岳まで到達! これで三山のうち二山制覇! 残るはメインの地蔵ヶ岳ですが、風は一層強く、ガスはますます濃く、おまけに電波のあるところでmountain forecastを見てみれば、天候クリアになる見込みは薄そうだったので、鳳凰小屋の分岐手前で、撤退決断!
観音ヶ岳まで登り返し、相変わらず何も見えない薬師ヶ岳をスルーして、南御室小屋を目指します。しかしこのままでは10時ころにはテントに着いてしまう・・・天気はどうなるかわかりませんが、また半日以上テン場で悶々と言うのは精神衛生上よろしくない。ということで、テントを撤収し、お風呂もある夜叉神ヒュッテに戻り、もう一泊お願いしておいしい夕飯でもいただこうや!と言うことになりました。標高2400の南御室小屋に着くころには薄日も射して、もしかしたら上も晴れてるんじゃね!?撤退決定早すぎじゃね?的な心の声もありましたが、飲みすぎで体調絶不調だったお前が言うな、と自らを律し、そそくさと撤収、下山開始。小屋の手前に「ここが最後の電波地点」的な看板のある所で、ヒュッテに電話してみれば、なななな、なんと、今日は休館日とのこと!
オベリスクも見れず、プランBのヒュッテでぬくぬくも頓挫・・・か、かくなる上はプランC、17:21の最終バスで甲府まで戻ってどこかのホテルに泊まるしかない!
ということで、昨日ひ〜ひ〜言って登ってきた道を、たった一日で引き返すという、KAT史上でも初めての経験。何だろう、この負け組感^^;
おまけに既に観音ヶ岳までピストンしているので、長〜い下りが膝に来ます。歩いては休み、休んでは歩きを繰り返し、ようやく16時半くらいに下山完了。閉まっているヒュッテ前の階段に亡霊のように座り込み^^;、最終バスを待っていたのでした。
この間に甲府でのホテルでも探しておきたいところだったのですが、生憎と電波なし。そしてこの日は歩きも歩いたり3万歩越え!
やってきたバスに乗り込み、電波のある所まで来たところでホテルを探したのですが、当日泊は電話問い合わせを、というところばかり。そうこうしてるうちにバスは甲府駅着。駅前から見えるいくつかのホテルに片っ端から電話しましたが、すべて満室! プランDのガード下野宿も頭をよぎる中、ようやく見つかりました! 甲府昭和IC近くのスーパーホテル。タクシーで20分ほどかかりましたが、ありがたく泊めていただきました。コンビニでしたが、まともな食事をし、シャワーで汗を流し、きれいなベッドで気持ちよく就寝。
最終8/6、水曜日。ビュッフェで野菜たっぷりの朝食をいただいて、酷暑39度の甲府から、熱波地獄40度の静岡経由で、猛暑38度の京都まで(昨日までの涼しさが噓のよう・・・)大移動。でも昨日のうちに甲府まで戻って来れてたおかげで、京都にはお昼過ぎには戻れました。その日はもうヘロヘロの身体に最後の鞭を打って、洗濯・片付けしながら猫のちくわと戯れておりました。
にしても! 肝心要のオベリスクを見れずじまいとは、無念の山行でした。でも夜叉神ヒュッテはサイコーだったし、いつかリベンジせねばなりますまい!
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