ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8590315
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

夏空に誘われ、久しぶりに「涸沢」へ(2025)

2025年08月21日(木) 〜 2025年08月23日(土)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
14:17
距離
39.1km
登り
1,624m
下り
1,645m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:10
休憩
0:30
合計
3:40
距離 11.0km 登り 228m 下り 108m
11:20
11:30
50
12:20
12:30
60
13:30
13:40
70
14:50
2日目
山行
8:20
休憩
1:50
合計
10:10
距離 22.8km 登り 1,359m 下り 1,472m
6:10
80
7:30
7:40
150
10:10
11:00
100
12:40
13:00
60
14:00
14:20
60
15:20
15:30
50
16:20
3日目
山行
1:10
休憩
2:40
合計
3:50
距離 5.4km 登り 37m 下り 66m
5:50
10
6:00
6:10
10
明神池(入り口)
6:20
8:30
40
9:10
9:30
10
天候 毎日、ほぼ晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
沢渡からシャトルバスで上高地へ。往復券 2800円。駐車場は800円/日。
コース状況/
危険箇所等
※ ルートは良く整備されており標識も多いので問題はない。

※ ただし、上高地付近(小梨平)ではこの期間中にクマが出たとの警告表示あり(写真添付)、特にハイカーの少ない早朝、夕方は要注意でしょう。また小梨平、徳沢などでのテント泊もクマが狙う可能性があるので要注意
予約できる山小屋
横尾山荘
1日目;
久しぶりの上高地、でも、いつもこの景色は変わらないなぁ。。。
2025年08月21日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 11:17
1日目;
久しぶりの上高地、でも、いつもこの景色は変わらないなぁ。。。
ああ、穂高連峰が見えた!
2025年08月21日 11:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/21 11:19
ああ、穂高連峰が見えた!
河童橋には、観光客が鈴なりだ・・・
その奥に、岳沢、吊り尾根あたりが望めた
2025年08月21日 11:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 11:19
河童橋には、観光客が鈴なりだ・・・
その奥に、岳沢、吊り尾根あたりが望めた
河童橋から下流側を望むと、孤高の焼岳がどっしりとしている
2025年08月21日 11:20撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/21 11:20
河童橋から下流側を望むと、孤高の焼岳がどっしりとしている
梓川の清流は、見ているだけで涼しい
2025年08月21日 11:21撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/21 11:21
梓川の清流は、見ているだけで涼しい
さてと、さっそく横尾への緑陰の遊歩道を行く
2025年08月21日 11:46撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 11:46
さてと、さっそく横尾への緑陰の遊歩道を行く
登山者だけでなく、軽装のハイカーも多かった
2025年08月21日 11:56撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 11:56
登山者だけでなく、軽装のハイカーも多かった
梓川の河原、広々とした明るい眺めだ
2025年08月21日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 12:10
梓川の河原、広々とした明るい眺めだ
明神岳も、明神辺りから望むと、以外なほど険しい姿
2025年08月21日 12:12撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/21 12:12
明神岳も、明神辺りから望むと、以外なほど険しい姿
約1時間で徳沢。色とりどりのテント、家族ずれ、若者たちなど、皆 楽しそうだなぁ、、、
2025年08月21日 13:22撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 13:22
約1時間で徳沢。色とりどりのテント、家族ずれ、若者たちなど、皆 楽しそうだなぁ、、、
徳沢からも梓川沿いの道を行く。梓川の対岸を観察すると、土石流堆積物と思われた。穏やかな上高地あたりの風景も、土石流が造ったのか、と思う
2025年08月21日 14:33撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 14:33
徳沢からも梓川沿いの道を行く。梓川の対岸を観察すると、土石流堆積物と思われた。穏やかな上高地あたりの風景も、土石流が造ったのか、と思う
今日の宿、横尾山荘に到着。あ〜 ビールが恋しい
2025年08月21日 14:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/21 14:50
今日の宿、横尾山荘に到着。あ〜 ビールが恋しい
横尾山荘の部屋で相部屋の人と話していると、「前穂東面に白い馬の雪形が見えますよ」と、、

ああ、確かに左を向いた白馬がいるじゃないか。面白いものを見られたな
2025年08月21日 17:59撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/21 17:59
横尾山荘の部屋で相部屋の人と話していると、「前穂東面に白い馬の雪形が見えますよ」と、、

ああ、確かに左を向いた白馬がいるじゃないか。面白いものを見られたな
2日目;
横尾から涸沢へと樹林帯を歩き始める
2025年08月22日 06:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 6:24
2日目;
横尾から涸沢へと樹林帯を歩き始める
樹林帯のなか、8月も下旬のせいか花は少ない、これはソバナかな?
2025年08月22日 06:35撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/22 6:35
樹林帯のなか、8月も下旬のせいか花は少ない、これはソバナかな?
急に現る「屛風岩」!  いつもは横を通り過ぎてよく見てなかったが、こんなにでっかかったんだ
2025年08月22日 06:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/22 6:32
急に現る「屛風岩」!  いつもは横を通り過ぎてよく見てなかったが、こんなにでっかかったんだ
屛風岩の東側のピークは、甲斐駒の摩利支天峰にも似て、なかなか鋭い姿
2025年08月22日 07:13撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/22 7:13
屛風岩の東側のピークは、甲斐駒の摩利支天峰にも似て、なかなか鋭い姿
屛風岩の向こうに、ちらりと北穂高も見えてきた
2025年08月22日 07:11撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/22 7:11
屛風岩の向こうに、ちらりと北穂高も見えてきた
本谷橋へ到着。これで登りの半分くらいか、、ちょっと休憩しよう
2025年08月22日 07:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 7:24
本谷橋へ到着。これで登りの半分くらいか、、ちょっと休憩しよう
本谷橋付近より、北穂高山頂部をズームアップ。目視では山頂の小屋も見えた。(よく見ると、山頂直下は小さいカールになっている)
2025年08月22日 07:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 7:24
本谷橋付近より、北穂高山頂部をズームアップ。目視では山頂の小屋も見えた。(よく見ると、山頂直下は小さいカールになっている)
涸沢谷に沿って登ってゆく。対岸(北側)は岩壁が続いているが、おそらく氷期の「U字谷」の名残だろう
2025年08月22日 07:46撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 7:46
涸沢谷に沿って登ってゆく。対岸(北側)は岩壁が続いているが、おそらく氷期の「U字谷」の名残だろう
登ってゆくと次第に、穂高の山々も見えてきた
2025年08月22日 08:21撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 8:21
登ってゆくと次第に、穂高の山々も見えてきた
涸沢カールも見えてきた。・・・が、見えてからが遠いのは知ってます(汗)
2025年08月22日 08:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/22 8:53
涸沢カールも見えてきた。・・・が、見えてからが遠いのは知ってます(汗)
涸沢に近づくが、8月下旬ということで期待してたほどの高山植物はなかった。これはゴゼンタチバナ
2025年08月22日 09:30撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 9:30
涸沢に近づくが、8月下旬ということで期待してたほどの高山植物はなかった。これはゴゼンタチバナ
ダイコンソウがパラパラ
2025年08月22日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 9:31
ダイコンソウがパラパラ
ヨツバシオガマもちょっとだけ
2025年08月22日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 9:56
ヨツバシオガマもちょっとだけ
ナナカマドだろうか? 早くも赤い実が成っていた
2025年08月22日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 11:23
ナナカマドだろうか? 早くも赤い実が成っていた
ヒヨドリソウも、パラパラ
2025年08月22日 13:10撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 13:10
ヒヨドリソウも、パラパラ
ホソバヤマハハコ。涸沢のキャンプ場付近にパラパラ
2025年08月22日 10:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 10:58
ホソバヤマハハコ。涸沢のキャンプ場付近にパラパラ
涸沢ヒュッテの吹き流しが見えてきた、でもこのモレーンの登りがキツイのは知っている
2025年08月22日 09:45撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/22 9:45
涸沢ヒュッテの吹き流しが見えてきた、でもこのモレーンの登りがキツイのは知っている
20分くらいかけてモレーンを登り、ようやく今日の目的地、涸沢に着いた。涼しい風が吹いて、青空と山々が出迎えてくれた
2025年08月22日 10:06撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 10:06
20分くらいかけてモレーンを登り、ようやく今日の目的地、涸沢に着いた。涼しい風が吹いて、青空と山々が出迎えてくれた
涸沢からの展望は予想以上に素晴らしかった。まずは北穂、積雪期よりもむしろ険しく見える
2025年08月22日 10:06撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
8/22 10:06
涸沢からの展望は予想以上に素晴らしかった。まずは北穂、積雪期よりもむしろ険しく見える
涸沢岳と涸沢槍、個々から見ると、まさに「槍」そのもの
2025年08月22日 10:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/22 10:07
涸沢岳と涸沢槍、個々から見ると、まさに「槍」そのもの
奥穂から前穂への吊り尾根、その向こうに夏雲湧く
2025年08月22日 10:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 10:08
奥穂から前穂への吊り尾根、その向こうに夏雲湧く
前穂の頂上と北尾根核心部
2025年08月22日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 10:49
前穂の頂上と北尾根核心部
涸沢ヒュッテの隣のテンバ。 楽しそうだなぁ・・・若い頃は独りで、あるいは山仲間と、よくテント泊をしてたな、などと思い出す
2025年08月22日 10:56撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/22 10:56
涸沢ヒュッテの隣のテンバ。 楽しそうだなぁ・・・若い頃は独りで、あるいは山仲間と、よくテント泊をしてたな、などと思い出す
さて、下りは長い。汗をかきつつようやく横尾まで戻って来た
2025年08月22日 14:00撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 14:00
さて、下りは長い。汗をかきつつようやく横尾まで戻って来た
更に歩き、徳沢。ここで泊まれたらよかったのに、2つの山小屋とも満室なので、あと1時間は歩かないと、、
2025年08月22日 15:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 15:27
更に歩き、徳沢。ここで泊まれたらよかったのに、2つの山小屋とも満室なので、あと1時間は歩かないと、、
徳沢から先、なにか歩いてきてるな、と思ったらニホンザルの群れだった。人を怖がらないが、人にすり寄ってくることもない
2025年08月22日 15:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/22 15:41
徳沢から先、なにか歩いてきてるな、と思ったらニホンザルの群れだった。人を怖がらないが、人にすり寄ってくることもない
さて、ようやく今日の宿、明神館に着いた。久しぶりの約10時間の行動で疲れたし、ビールが恋しい
2025年08月22日 17:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 17:03
さて、ようやく今日の宿、明神館に着いた。久しぶりの約10時間の行動で疲れたし、ビールが恋しい
夕食は、イワナの塩焼き、鍋モノなど、盛り沢山の料理。・・・こんなに食欲があったっけ? と思うように、パクパクと完食。おいしゅうございました
2025年08月22日 18:00撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/22 18:00
夕食は、イワナの塩焼き、鍋モノなど、盛り沢山の料理。・・・こんなに食欲があったっけ? と思うように、パクパクと完食。おいしゅうございました
3日目;
もう今日は下山する日だ。陽が登る前だが、明神岳が朝の空へと伸びをしている
2025年08月23日 05:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/23 5:49
3日目;
もう今日は下山する日だ。陽が登る前だが、明神岳が朝の空へと伸びをしている
朝食前に、明神池辺りまでぶらっとする。梓川の流れも穏やかな朝
2025年08月23日 05:56撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/23 5:56
朝食前に、明神池辺りまでぶらっとする。梓川の流れも穏やかな朝
「明神池」の入り口に着いた。が、、、うっかりサイフを持ってくるのを忘れてたので、中には入れず、入り口脇から、朝霧湧く池をチラ見した
2025年08月23日 06:04撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/23 6:04
「明神池」の入り口に着いた。が、、、うっかりサイフを持ってくるのを忘れてたので、中には入れず、入り口脇から、朝霧湧く池をチラ見した
すっかり陽も登り、緑の森の奥に、明神岳がそびえている。昔はこの「明神岳」が「穂高」と呼ばれていたことも納得する
2025年08月23日 07:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/23 7:28
すっかり陽も登り、緑の森の奥に、明神岳がそびえている。昔はこの「明神岳」が「穂高」と呼ばれていたことも納得する
明神岳の岩峰群をズームアップ。最も高く見えるのは5峰、その右奥は4峰、一番右手は、東尾根の頭(主峰は4峰の奥に小さい)
2025年08月23日 07:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/23 7:29
明神岳の岩峰群をズームアップ。最も高く見えるのは5峰、その右奥は4峰、一番右手は、東尾根の頭(主峰は4峰の奥に小さい)
明神ー上高地の途中、「昨日、小梨平に、クマが出ました」という警告の掲示板。こんなにハイカーが多いのに、出てくるんだ、、、
2025年08月23日 08:22撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/23 8:22
明神ー上高地の途中、「昨日、小梨平に、クマが出ました」という警告の掲示板。こんなにハイカーが多いのに、出てくるんだ、、、
途中の小池。森の精霊が住んでいるかのような湖面が美しい
2025年08月23日 08:22撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/23 8:22
途中の小池。森の精霊が住んでいるかのような湖面が美しい
鮮やかな緑色の川藻のある風景
2025年08月23日 09:04撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/23 9:04
鮮やかな緑色の川藻のある風景
河童橋あたりまで戻ってきた。今日は2日前にまして天気は良く、穂高の主稜線も良く見えている
2025年08月23日 09:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/23 9:18
河童橋あたりまで戻ってきた。今日は2日前にまして天気は良く、穂高の主稜線も良く見えている
西ー奥稜線をズームアップ。間の岳、ジャンダルムあたりかな? あの稜線を歩いた数年前のことを想いだす
2025年08月23日 09:14撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/23 9:14
西ー奥稜線をズームアップ。間の岳、ジャンダルムあたりかな? あの稜線を歩いた数年前のことを想いだす
今日も観光客、ハイカーで大賑わいの上高地。また来よう。。。
2025年08月23日 09:23撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/23 9:23
今日も観光客、ハイカーで大賑わいの上高地。また来よう。。。
【以下 趣味の石ころかんさつ】
マニアックな内容なので、ご興味のある方はご覧ください。

「明神」手前のガレ沢、南側の花崗岩地帯(古第三紀 暁新世)から流れてきた、優白色のガレが多く、登山道も白いザレが多い
2025年08月21日 11:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 11:50
【以下 趣味の石ころかんさつ】
マニアックな内容なので、ご興味のある方はご覧ください。

「明神」手前のガレ沢、南側の花崗岩地帯(古第三紀 暁新世)から流れてきた、優白色のガレが多く、登山道も白いザレが多い
「明神」付近の泥岩の小石群。常念山脈南部の「美濃帯」を構成している泥岩が流れてきたものだろう
2025年08月21日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/21 12:29
「明神」付近の泥岩の小石群。常念山脈南部の「美濃帯」を構成している泥岩が流れてきたものだろう
穂高火山岩類のうち、凝灰岩質の岩、白っぽくいかにも凝灰岩らしいテクスチャで、黒色鉱物が点在している(横尾ー本谷橋 間の登山道にて)
1
穂高火山岩類のうち、凝灰岩質の岩、白っぽくいかにも凝灰岩らしいテクスチャで、黒色鉱物が点在している(横尾ー本谷橋 間の登山道にて)
優白色の花崗岩類(屛風岩由来?)と、ダークグレーの火成岩(穂高火山岩類?)とが入り混じっている岩。(本谷橋ー涸沢までの登山道の石畳にて)。こういう岩は横尾ー涸沢までの登山道で数多くみかけた
優白色の花崗岩類(屛風岩由来?)と、ダークグレーの火成岩(穂高火山岩類?)とが入り混じっている岩。(本谷橋ー涸沢までの登山道の石畳にて)。こういう岩は横尾ー涸沢までの登山道で数多くみかけた
上記の岩のズームアップ。境界部分ははっきりしいるが、曲線状の境界で、岩脈ではなさそう。ダークグレー部分も細粒の鉱物結晶が見える
2025年08月22日 08:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 8:39
上記の岩のズームアップ。境界部分ははっきりしいるが、曲線状の境界で、岩脈ではなさそう。ダークグレー部分も細粒の鉱物結晶が見える
ダークグレーの鉱物と、長石と思われる白い鉱物が入り混じった、やや粗粒の火成岩。花崗閃緑岩(深成岩)と思われ、おそらくかつて「ひん岩」と呼ばれていたものだろう。涸沢付近で、転石として多く見られた
2025年08月22日 09:13撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 9:13
ダークグレーの鉱物と、長石と思われる白い鉱物が入り混じった、やや粗粒の火成岩。花崗閃緑岩(深成岩)と思われ、おそらくかつて「ひん岩」と呼ばれていたものだろう。涸沢付近で、転石として多く見られた
溶岩が流動した跡(流理構造)と思われる構造が表れている岩、(涸沢付近にて)
2025年08月22日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/22 12:19
溶岩が流動した跡(流理構造)と思われる構造が表れている岩、(涸沢付近にて)
(ご参考);横尾ー本谷橋ー涸沢付近の地質図
【凡例】 
・左手のベージュ色;穂高火山岩類(大規模火砕流噴出物、第四紀)
 ・中央部のピンク色;花崗岩(古第三紀 暁新世)
 ・右手の黄色;付加体性の砂岩(ジュラ紀、美濃帯)

 ・青い線;横尾ー本谷橋ー涸沢までの登山道
 ・赤い●;横尾、本谷橋、涸沢(ヒュッテ)
 ・茶色の▲;屛風岩の頭(中央)、北穂高(左)

※ 産総研「シームレス地質図v2」を元に一部加筆
(ご参考);横尾ー本谷橋ー涸沢付近の地質図
【凡例】 
・左手のベージュ色;穂高火山岩類(大規模火砕流噴出物、第四紀)
 ・中央部のピンク色;花崗岩(古第三紀 暁新世)
 ・右手の黄色;付加体性の砂岩(ジュラ紀、美濃帯)

 ・青い線;横尾ー本谷橋ー涸沢までの登山道
 ・赤い●;横尾、本谷橋、涸沢(ヒュッテ)
 ・茶色の▲;屛風岩の頭(中央)、北穂高(左)

※ 産総研「シームレス地質図v2」を元に一部加筆
(ご参考);上高地ー明神ー徳沢付近の地質図
【凡例】
 ・ベージュ色;穂高火山岩類(第四紀)
 ・ピンク色;花崗岩(古第三紀 暁新世)
 ・黄色;付加体性の砂岩(ジュラ紀、美濃帯)

 ・青い線;上高地〜徳沢への登山道
 ・赤い●;(左より)河童橋、明神、徳沢
 ・黒い▲:明神岳、前穂高岳

※ 産総研「シームレス地質図v2」を元に一部加筆
(ご参考);上高地ー明神ー徳沢付近の地質図
【凡例】
 ・ベージュ色;穂高火山岩類(第四紀)
 ・ピンク色;花崗岩(古第三紀 暁新世)
 ・黄色;付加体性の砂岩(ジュラ紀、美濃帯)

 ・青い線;上高地〜徳沢への登山道
 ・赤い●;(左より)河童橋、明神、徳沢
 ・黒い▲:明神岳、前穂高岳

※ 産総研「シームレス地質図v2」を元に一部加筆

感想

※ 2020年からの「コロナ禍」以降、北アルプスでは山小屋が完全予約制となって、かつ予約を取るのも難しくなってしまい、北アルプスには行きづらくなってしまった。

・・・でも今年は、山仲間の「ネコヤマ会」メンバーが、お盆前後に槍ヶ岳に行っていて(テント泊)、その山行レコを見ていると、自分も久しぶりに、上高地や穂高辺りを訪れたくなり、急に計画してバタバタと四国から出かけた。

・今回は、涸沢や稜線の山小屋の予約は取れなかったので、上高地から2泊3日で涸沢までの往復の計画とした。主稜線に登れないのは残念だが、体力も落ち気味だし、涸沢からの景色を楽しみに行く。

・1日目;
 ・上高地から横尾までの行程。
 ・まず上高地で、梓川の清流を前にして穂高連峰を仰ぎ見る。穂高連峰の姿は、何十回と見ているのに、相変わらず雄大で、旧友に久しぶりに出会ったような嬉しさがあった。
 ・その後、夏緑の森のなかをテクテクと歩く。横尾山荘に泊るのも10年ぶりくらいだが、お風呂もあるし、食事も美味しい。


・2日目;
 ・今日は横尾から涸沢まで上がり、引き返して、明神まで下る行程。本来は横尾か徳沢に泊まれると行程も楽なんだけど、明神しか予約が取れなかったのでしょうがない。長丁場を覚悟しての出発。
 ・横尾から涸沢までの登り、以前よりはペースが上がらず、ずいぶんとゆっくりとした登高。でも次第に、屛風岩、北穂、奥穂、南岳など見えてくると、気分はウキウキしてくる。
 ・4時間ほどもかけて着いた涸沢。稜線部は夏雲に覆われてるカモ、と思っていたけど、天候は安定していて、稜線のピーク、岩稜も良く見えていて素晴らしい展望。
 ・懐かしい北穂、涸沢岳、奥穂、前穂あたり、ぐるりと山々にかこまれ、まさに「山の殿堂」といったところ。気温も20度程度で、爽やかだ。
 ・かつてそれぞれのピークや岩尾根を歩いた頃のことが思い出され、懐かしいかぎり。昔の思い出にばかり浸るのはちょっと「ジジくさい」感もあるけど、それも40年余の年月、長く山登りをやって来たことのご褒美なのかもしれない。
 ・さて、名残惜しいが下りにかかる。下りは身体的には楽だけど、横尾より先は気温も26〜28℃で汗をかきかき歩く。途中、サルの軍団に出会ったが、クマでなくてよかった。
 ・明神手前で、ハイカーから声をかけられた。何かと思うと、台湾の観光客で、「上高地からバスで下りたいが、どちらに行けば良いか」と(日本語はできないようだったので英語でやり取り)。16時も過ぎているし、大丈夫かな?と思いつつ、アドバイスした。それにしても、どこの山でも外国人が増えたな、北アルプスも国際的になったな、などとも思った。
 ・久しぶりに、10時間以上歩き、ちょっとへばりながら明神の山小屋に到着。早速飲むビールが美味しすぎ! ここも風呂があり、サッパリした後の夕食とビール、食欲がこんなにあるのも久しぶりだなぁ、
 ・夜は2Fのベランダから夜空の星々を眺め、ぼんやりとする。

3日目;
 ・名残惜しいが、もう下山日。早朝、明神池付近までぶらっと散歩し、その後はサクサクと上高地へ。上高地より前穂、奥穂、ジャンダルム、西穂辺りの岩稜を仰ぎ見て、「また この景色を見に来よう」と思いつつ、下りのバスに乗った。
 ・天気に恵まれ、展望が楽しめた3日間だった。
 
(この日は午前中のうちに松本平まで下ったので、午後は「安曇野ちひろ美術館」に立ち寄り、その後、松本市内のホテル泊、翌日は入笠山へハイキング)

※ ご参考;「YAMAP]での同じ山行の記録(ログが上手く取れてないですが、、)
   https://yamap.com/activities/42364264

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コメント

ベルクハイルさん、こんにちわ

涸沢、良いですね。
自分も涸沢を再訪したいですが、この数カ月膝痛だし、宿の確保が大変そうだし、松本からのバスやシャトルバスも予約(?)で時間が気になるし、何だかんだ言い訳を作って実現できていません。

数年(コロナ)前に40年ぶりに上高地から焼岳をピストンしましたが上高地の人の多さに圧倒されました。
今はさらに混雑しているのでしょうね。

お金があれば帝国ホテルに1週間ほど滞在し上高地〜涸沢散策したいです(←200%不可能です)。
2025/8/28 18:44
fujikitaさん  コメントありがとうございます。

コロナ禍以降、山小屋が完全予約制となって、以前のようにぶらりと山小屋に泊ることができなくなり、辛いところですよね、、、
本来は涸沢の山小屋に2泊くらいして、北穂、奥穂などにも足を延ばしたい気持ちはあったのですが、今回はそういうわけで、「横尾」を起点での涸沢見物となりました。

それでも、上高地や涸沢からの穂高の山並みや、梓川の清流は、40年以上前に初めて出会った時と変わらず、美しいものでした。
歳月は流れ、自分も老いを感じるなかで、「変わらないものがある」というのは、ある意味、「救い」のような感じもありました(ちょっと大げさですが) 

>帝国ホテルに1週間ほど滞在し上高地〜涸沢散策したいです
 とのことですが、、、私にとってもそれは、夢の(また夢の)プランです (笑)
2025/8/28 20:04
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