釜ノ沢東俣カラ沢


- GPS
- 13:35
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,597m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:15
天候 | 1日目:快晴のち曇り、14時ごろに一瞬パラつく 2日目:晴れ時々曇り。午後から雨予報だったが、結局降らず。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
スラブ沢第二段として泊まりで釜ノ沢のカラ沢へ。
倒木やガレは多かったが大規模なスラブ帯とナメ滝を堪能できた。
また、久々の泊まり沢はやはり焚き火が最高だった。
【詳細】
スラブ沢練習をメインテーマとする今日この頃、僕がまだ今シーズン泊まりで行ってないので無理やり?スラブかつ泊まりの沢を選定して計画。
釜ノ沢の広河原までは2年前に行ったことがあるので初日は宴会山行の位置付けで食材を用意。
予想通り広河原までは特段何もなく、千畳のナメや両門の滝を堪能しつつ水遊びをしつつ進む。
カラ沢出合いに到着、ここは伏流して水がないことに気づく。
いったん1771m付近までカラ沢を上がってみるも水はなかったため水のある東俣に戻り、おそらく2年前と同じ場所で幕営。
薪はかなり豊富だったがややシケっており、着火は成功するもなかなか熾火ができなかったが、網の高さを調整しなんとか調理も進める。
今回、hiro-pさん流の熾火作製ゾーンと調理ゾーンに分けるやり方を取り入れた。
もっと最初の熾火作りはガンガン燃やした方がよかったようだが、2人用の小規模焚き火でもこの方法は使いやすかった。
食材は前日に理容室で聞き込みして決定したベーコン色々巻き(当然今回も試作なしのぶっつけ本番投入)。
串を忘れたため網で転がしながら焼いた。
オクラとエリンギはパッとしなかったがネギとさけるチーズは美味かった。
特にさけるチーズのベーコン巻きはすぐできるしビール泥棒だしまたやろう。
焚き火と食事、酒を存分に堪能できたまではよかったが、堪能しすぎて最後の最後で残りのご飯をぶちまけてしまいしょんぼり…
翌日は夕立を警戒して5時発。
カラ沢は初っ端からナメ滝の連続で狙い通り練習になりそうだが倒木やらガレやらでけっこうごちゃごちゃした箇所が続く。
1箇所スラブでない滝をロープ登攀。
リードジャンケンに勝ち内心ウキウキで取り付く。
#0.75カム、#0.3カム、小松、残置ハーケンでランナーを取りつつ落口下まで登り、落口の中松をガッツリ掴んで体を上げた。
なおこの中松で振られ止めにランナーを取っておくべきだったがこの時点では気づかず…
落口すぐの右岸の木を終了点とし登攀完了。
振られ止め以外はまあまあスムーズで及第点ではなかろうか!
その後はスラブ帯に突入。
ヌメる箇所はそこそこ多いが、今日はタビ装備でヌメリ回避力が高くなっているため先週の西ゼンより歩きやすい気がした。
とはいえ基本的に端の木沿いに登ることが多く、巻きも多い。
あまりスラブとは戦っていない気がするがまあいいか…
40m滝を巻いた後はヌメる小さなナメが面倒そうだったので早々に尾根へ離脱。
踏み跡が出たり消えたりするのを追いつつ、山頂に近づいたら手厚いピンクテープと登山道で快適。
下山は前回と同様長かった以外に感想なし。
今回は僕のシーズン初泊まり沢のために選定してしまった感はあったが楽しかった。
次はスラブでロープ登攀をしたいな。
目標山行に向けた練習として、泊まり沢とスラブ沢が両立できるということでカラ沢へ。西ゼンはカラッとしている箇所は滑る心配があまりなかったけど、今回は全般的にヌメり気味・・・むしろ西ゼンより怖く感じた。。
以下、徒然なるままに。
・相変わらず国道140号の通行止めで、大滝トンネル利用。Google Mapが対応してたのはさすが。所要時間は、Google Mapを大体信じてOKと判明。
・道の駅みとみで車を減らすことも考えてたけど、明らかに人も少なそうなので2台で駐車場へ。二段あるうち、上の段のほうが登山道に近いので、覚えておこう。トイレはないけど、どうせ途中にトイレがあるからそこで済ませても良いかも。
・沢装備で山の神(=入渓点)まで行ったけど、Tシャツ、ハーネス無しでも大丈夫そうではある。一部悪い場所があるので、ハーネス要否は人によるかもだけども。
・釜ノ沢は、やはりキレイ。人気があるのも分かる。この日は、我々以外に1パーティーが入っていた。もっといるかと思ったけどな。
・ビバーク地点までは、ロープ不要。巻きも容易。滑る岩が多くて、何回か本気でコケて沢に落ちた。
・途中、東のナメ沢の下部でプロテクションが取れるか試してみる。ハーケンはほとんど決められず、工夫をすればカムが入るところが見つかる。他の記録を見ると、遡行するには0.75-3あたりがあると便利らしい。
・ビバーク地点について、私とutagの見ている地図のイメージが違いすぎて、話がかみ合わなかった。本当はやっぱり同じ地図を見たほうが良いんだろうな。
・utag提案で、一旦カラ沢出合までいって水の有無を確認し、なければ本流に戻ることにしたが、少なくとも出合までは水がなく、結局一昨年ビバークした地点に戻った。ちなみにカラ沢は遡行していくうちに水は復活し、40m大滝を過ぎても水は確保できた。
・荷物を重くしたくなかったので、今回も浄水器持参。カラ沢に水がどれだけあるかわからず、2日目は朝から全部で2Lの水を持ったので、重かった・・・。ちなみに、1Lほど余る。どこまで水がありそうか?のチェックはしておくべきだった。上流に山小屋があること、過去には登山道だったことを考えると、浄水器を使うのは良い選択だったと思う(前回、調子が悪くなるようなことはなかったけど)
・今回のメニュー。ミョウガ3本にカニカマ1パック、タルタルマヨネーズ1本を和えたもの(カニカマは多すぎたので2本朝食に)。さつま揚げ。シイタケに寄せ鍋つゆをかけるのは、あまりに味が濃くて大失敗。醤油のほうが良かった。ごはんは1合でちょうどよし。ビール1缶、日本酒500ml持参。
・hiro-pさんがやっているように「炭をつくって、調理場所に移動させる」を試したものの、動かした時点で火が消えかけてしまう。トングがないと結構難しい?ちなみに、久々にハンディ扇風機を持ち込んだが、消えかけた火を復活させるのに威力絶大だった。そういえば、「最初に油が出るものを焼かないと火が消えちゃう」ってことをすっかり忘れてた。
・utagのベーコン巻き、大変美味。長ネギは、焼くだけでも美味しいことが分かった。粗挽き胡椒も良い味出してた。感謝。
・翌日は、土曜日朝の時点の天気予報で午後の早い時間から崩れるといわれてたので、警戒して3時起床、5時出発を目指したら、4時半には準備が整ってしまった。寒くない時期なら、意外と1時間半で準備できてしまうものだな。
・2日目はカラ沢遡行。東のナメ沢とは違って、カラッとしたスラブではなく、全体的に濡れ気味。むしろ滑りそうでコワい。
・ロープを出したのは一か所。他の記録を見ると、巻いているらしい。あんまりリードしたくない滝だなと、ジャンケンに負けたときは安心したが、実際問題プロテクションを取るのにリーチが必要だったり(一段上がって悪い場所で回収しなくてはならず、大変だった)、最後の乗越の木を掴むところも一段あがらないと無理だったりで、私じゃなくて本当に良かったと思った。ちなみに、一応乗越手前に残置ハーケンあり。
・他のスラブは、登れそうなところは登り、無理そうならルートを相談して巻く、というかんじで進む。巻きは自分は「なるべく寝ていて、足がかりが多いところ」を選択しがちなのだけど、あんまり意見が合わなかったような?何を安全材料とするかの意識の差かな。ちなみにガイド本には懸垂で復帰とあったけど、懸垂するような場所はなかった。
・そろそろ沢を遡行するのは面倒な渓相になってきたな、というあたりで脱渓して尾根を目指す。踏み跡は多かったので、同じ選択している人は多そう。尾根に上がると明確な道ができてたが、途中から不明瞭に・・・若干シャクナゲ漕ぎが発生したが、そんなに濃くないので、どこを通って尾根に復帰しても大丈夫そうなかんじ。鶏冠尾根に合流してからは、これでもかというほどピンクテープがあった。
・登山道復帰後、2ピッチで下山。特に何があるわけでもない下山なので、最後のほうは心が無になったw
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