大日三山縦走 室堂→大日小屋→称名平 北アルプスの北西に佇む山々

2025年08月29日(金) 〜 2025年08月30日(土)

• GPS: 13:43
• 距離: 17.0km
• 登り: 710m
• 下り: 2,187m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 1:19
• 合計: 7:37

距離 9.1km 登り 675m 下り 691m

7:35 室堂
7:48 みくりが池
7:51 7:52 みくりが池温泉
7:57 エンマ台
8:03 8:04 血の池
8:13 8:14 雷鳥荘
8:23 雷鳥沢ヒュッテ
8:39 浄土橋
9:13 9:20 新室堂乗越
9:35 9:36 室堂乗越
10:24 10:25 ２５１１ｍピーク
10:32 10:33 カガミ谷乗越
10:54 奥大日岳
11:02 11:09 奥大日岳最高点分岐
11:15 11:17 奥大日岳
11:20 11:26 奥大日岳最高点分岐
11:35 11:53 奥大日岳三角点
13:37 13:39 七福園
13:44 13:45 中大日岳
14:00 14:18 大日小屋
14:43 14:55 大日岳
15:12 大日小屋

2日目

• 山行: 5:04
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:05

距離 7.9km 登り 35m 下り 1,497m

5:51 大日小屋
6:38 6:54 水場（最終）
7:38 ケルン
8:09 8:35 大日平山荘
9:37 9:44 牛ノ首
10:14 10:16 猿の馬場
11:06 11:07 大日岳登山口
11:11 11:12 八郎坂登り口
11:17 路傍園地
11:22 称名滝展望台
11:29 11:35 路傍園地
11:37 八郎坂登り口
11:42 大日岳登山口
11:53 11:55 称名滝バス停
11:56 ゴール地点

天候

1日目　曇り時々晴れ
2日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】
竹橋→室堂　毎日アルペン夜行バス
【帰り】
称名平→立山駅→富山駅
宿泊　ホテルアルファワン富山駅前

その他周辺情報

蒙古タンメン中本錦糸町
麺やいろは富山駅前店
八兆屋駅の蔵

写真

8/28 19:55

　蒙古タンメン中本錦糸町にてつけ樺太辛さ2倍+プチライス。これを胃に入れて気合を入れていきましょう。

8/29 7:14

　毎日あるぺん夜行バスで、室堂にやってきました。で、熊ですって。運が良いことを祈る。

8/29 7:15

　やはり、ここでスタート写真撮らないとね。

8/29 7:35

　本日初花は、イワウメ。凛々しいね。

8/29 7:37

　ホソバノヤマハハコ、普通のもあるかな？

8/29 7:37

　ワレモコウは花の中で出席番号最後の花か？

8/29 7:37

　ガスがたっぷり。運が悪かったか？

8/29 7:40

　チンちゃん、こんなになってしまって。

8/29 7:42

　ああ、みくりさん←年始に再放送やってたよね。

8/29 7:46

　シラタマノキ、かわいいねえ。

8/29 7:47

　オタカラコウ、秋の宝物。

8/29 7:50

　みくりが池温泉、中から勢いよく家族連れが出てきました。

8/29 7:50

　ヤマトリカブト、美味しそうとか言ってはダメ。

8/29 7:53

　地獄谷の観測所。硫化水素濃度を測っている。

8/29 8:00

　立山の山崎圏谷、国指定天然記念物だそうです。

8/29 8:03

　池の土が赤いのは、鉄イオンを多く含んでいるから。血の池と呼ばれている。

8/29 8:13

　雷鳥荘、ここも温泉付きで泊まることができる。

8/29 8:13

　視界が開けた地獄谷。もくもく出ている。

8/29 8:17

　オンタデ、結構どこにでもある。

8/29 8:18

　昔はあそこまで行けたんですぜ。

8/29 8:27

　雷鳥沢ヒュッテ。ここでも温泉に入れるらしい。

8/29 8:29

　イワイチョウ。結構どこにでもある安心する花だ。

8/29 8:31

　アキノキリンソウ、その名の通り、秋というイメージがある花。

8/29 8:32

　雷鳥沢キャンプ場、ここのベンチで半袖になった。

8/29 8:36

　ここで対岸に渡る。

8/29 8:40

　大日尾根まで斜めに登っていく。結構登山客多いよ。

8/29 8:41

　ここを左。かつて右から下ってきたことがある。

8/29 8:42

　タカネシオガマ、よく見る花だねえ。

8/29 8:46

　ミヤマホツツジ、そろそろ終わりか。

8/29 8:48

　花畑の中を登って行く、木道はありがたい。

8/29 9:13

　どうやら尾根にたどりついた模様。ここから縦走が始まる。

8/29 9:20

　立山カール一望。素晴らしいね。

8/29 9:25

　タテヤマリンドウ、これからたくさん現れた。

8/29 9:30

　霧が少しずつ取れてきたようだ。

8/29 9:31

　立山とは反対側の様子。

8/29 9:54

　左側の山を越えて、右の山が最高地点だ。ただし、向こう側からしか登れない。

8/29 10:26

　ハクサンフウロ、今年何度見たことだろう。

8/29 10:26

　ミヤマコゴメグサ、これは結構お宝。

8/29 10:28

　エゾシオガマ、北海道でなくても結構あるよ。

8/29 10:29

　モミジカラマツ、葉っぱを見ないとね。

8/29 10:33

　カライトソウ、辛いと、そう？

8/29 10:35

　すごいなあ。立山火山の噴出物を川が削ったんだぜ。

8/29 11:02

　奥大日岳最高地点に行く分岐。最高地点方面にはバツ印が多数。

8/29 11:15

　ここか奥大日岳最高地点、ヤマレコでは、ここが日本二百名山となっているが、少々違和感がある。

8/29 11:21

　ミヤマダイモンジソウ、見つけたら、漢字の書き取りの練習をしたくなる花。

8/29 11:22

　北アルプスの元気印、ウサギギク。この花って、何か元気もらえるんだよね。

8/29 11:23

　シナノキンバイ。ちょうどこの辺り、まだ撮影していない花がたくさんありました。

8/29 11:24

　ほらほら、まだチングルマが咲いてるよ。

8/29 11:24

　そして、これはハクサンイチゲ。

8/29 11:25

　タカネシオガマ

8/29 11:26

　イワツメクサ、純白は、可憐さを表す。

8/29 11:27

　ネバリノギラン、こう見えても、日本特産だ。

8/29 11:38

　奥大日岳ピークにたどり着きました、こちらが二百名山っぽい。

8/29 11:38

　三角点もこちらにあるんですね。

8/29 11:51

　奥大日岳を後にして、中大日岳を目指します。その中にはこんな鎖場もあります。

8/29 11:56

　尾根をトラバースするように道が付けられています。

8/29 12:10

　いろいろなところに水たまりがあります。

8/29 12:13

　おっと、ここでキヌガサソウだ。横須賀と久里浜の間だね。←何その地元ネタ

8/29 12:16

　登山道は様々なバリエーションがあります。これは岩ゴーロ、大日五郎岳と言う山があるかどうか知りません。

8/29 12:28

　こんな下りのはしごもあります。

8/29 12:30

　次々に超えていく山が現れます。

8/29 12:34

　左を見ると、もう立山カールが見えなくなっていて、弥陀ヶ原が見えています。

8/29 12:44

　おお、あれが今日宿泊する大日小屋だよ。

8/29 12:44

　でも、その前に2つピークを超えていかなきゃならないんだ。

8/29 12:48

　称名川が削ったV字谷。いい仕事してますね。

8/29 12:48

　あの山を越えていこう、次の山も越えていこう。きっと小屋につくさ。

8/29 12:52

　ここで発見、二日間でここだけ。マツムシソウたち。

8/29 12:57

　見た目は難しそうに見えるかもしれないが、実際登るとそんなに難しくはない。

8/29 13:03

　ピークを超える頃、次のピークに向かう。

8/29 13:11

　振り返ると奴がいる。左は立山、右は浄土山だ。

8/29 13:11

　その間に、ぽっこりと竜王岳。

8/29 13:13

　ピークの右前に見えるぞ。どうやら昇る対象ではないらしい。まるで大日槍。

8/29 13:13

　噴火しているわけではない。最後のピークに向かって進んでいるのだ。

8/29 13:20

　と、その時に、ゲロゲロゲロゲロ。ヒキガエルの登場です。

8/29 13:22

　さっきより雲が取れたかも。立山が綺麗だ。

8/29 13:38

　今まで歩いてきた道を撮影しよう。

8/29 13:42

　本日、最後のピークかな？

8/29 13:48

　そうです。中大日岳になります。後は下れば大日小屋。

8/29 13:51

　大日小屋と奥に見える大日岳。小屋に荷物を置いて、空身で行きましょう、

8/29 13:57

　イワショウブ、もう少し経つと赤っぽくなってきれいになるんですよね。

8/29 14:00

　小屋に到着しました。早速ウケツケをしましょう。

8/29 14:23

　その後、空身で山頂を目指します。

8/29 14:24

　タカネニガナと思われる。

8/29 14:47

　到着しました、大日岳です。これで、大日三山全て登ったことになります。

8/29 14:47

　ここには二等三角点があります。早速撮影しましょう。

8/29 14:48

　山頂風景、まとめて撮影しました。

8/29 15:16

　そして、宿に戻って、早速ビール。至福のひととき。銘柄なんて何でもいい。大日小屋はスーパードライオンリー。

8/29 16:52

　夕食のメインはハンバーグのトマトソース乗せ。ご飯4杯味噌汁3杯頂いた。

8/29 17:48

　その後小屋前で撮影タイム。これは大日岳。

8/29 17:49

　プチブロッケン。ああ、大日如来様！！

8/29 17:56

　剱岳の天辺が見えたぞ！！

8/29 18:00

　周りの雲も入れて。

8/29 18:08

　やっぱこれだね。ちょっとアーベントロート。

8/29 18:17

　8時まで食堂が談話室となります。7時からは小屋番さんらによるギターコンサートもありました。ランプとビールってよく合いますね。それではおやすみなさい。

8/30 4:51

　日の出前の剣岳、おはようございます。今日の天気予報は1日晴れです。元気に下りましょう。

8/30 5:25

　朝食、スクランブルエッグの中に細かい玉ねぎが入っているのがいい感じ。朝から3膳いただきます。

8/30 5:25

　食堂には、昨日のコンサートで使われたギターが飾ってあります。小林さんはギター職人としても知られています。

8/30 5:50

　さぁ、出発しましょう。目指すは称名の滝です。

8/30 5:52

　昨日はここを右に曲がった。今日は左に行く。

8/30 5:56

　整備されているが、朝露のせいか、岩岩は滑りやすい。

8/30 5:57

　ハクサンボウフウ、今日も新しい花がある。

8/30 5:58

　弥陀ヶ原と大日ヶ原を見下ろす。

8/30 6:01

　振り返って大日小屋。この辺から急に斜度が増す。

8/30 6:06

　ダイニチアザミ、どうやらこの辺の固有種らしいが、ぱっと見わかりにくい。アザミは分類が難しい。

8/30 7:15

　ゴマナ。

8/30 7:40

　ああ、木道が現れた。急な下りは一旦なくなったと言う事。

8/30 7:53

　ベニヒカゲ、たくさん飛んでいるが、撮影できたのはこれだけだった。

8/30 8:10

　大日平小屋、ちょっと休憩しよう。

8/30 8:12

　ザックを置いて、滝を見に行こう。

8/30 8:13

　不動滝、なかなか良い景色、素晴らしい滝だ。

8/30 8:13

　滝と、川が作るV字谷。

8/30 8:24

　小屋の人はいなかったが、自動販売機があるのでスポーツドリンクを購入。水分補給だ。

8/30 8:34

　さぁ、称名ヶ滝に下ろう。後で、一気に急になるらしい。

8/30 8:52

　しばらくは木道の上を行く。楽ちん楽ちん。

8/30 9:16

　下りのはしごが出てきました、ここから一気に下って行きます。

8/30 9:37

　はしごや鎖を使って、高度を落としていきます。

8/30 10:58

　サカハチチョウ、なかなか見ることがないですね。

8/30 11:02

　ヒメキマダラヒカゲ、人が好きなのか、追いかけてきます。

8/30 11:07

　大日岳登山口に到着。あぁ、後はアスファルトのみだ。

8/30 11:07

　せっかくなので、称名ヶ滝を見に行きましょう。

8/30 11:18

　アザミを吸蜜するナミアゲハ。

8/30 11:18

　テンニンソウ、この花にも、ナミアゲハが吸いついておりました、

8/30 11:20

　これが目的とする称名滝です。日本一の落差を誇るそうです。

8/30 11:21

　滝の1番上と滝壺。同時に撮るのはさすがに難しい。これは滝壺方面を撮りました。

8/30 11:21

　本当に水が綺麗ですね。

8/30 11:46

　そこから700メートルほど下ったところ、あれれ、水がなくなってしまっている。

8/30 11:51

　お土産を買ったりソフトクリームを食べたりすることができるようです。でも、とりあえずバス停に向かいましょう。

8/30 11:54

　バス停に到着、お疲れ様でした。ここでGPSを切りました。

8/30 12:57

　13時10分発のバスに乗って立山駅を目指します。

8/30 13:24

　立山駅に到着しました。富山方面に向かう鉄道と、美女平や室堂方面に向かうケーブルカーが出ています。

8/30 13:25

　みんなここで記念写真を撮影しておりました。

8/30 13:32

　駅の蕎麦屋さんにて、白エビのかき揚げそば。白エビは最近取れなくなってきてるようで、久しぶりに食べたような気がします。

8/30 15:59

　電鉄富山駅にて、左側の電車に乗ってやってきました。

8/30 16:07

　富山駅を散策してからホテルに向かいましょう。

8/30 16:15

　富山市のカラーマンホール。どこに行っても同じことやってるなぁ。

8/30 18:14

　ホテルアルファーワン富山駅前に行きましょう。展望大浴場、朝食付で7500円ほど。

8/30 18:27

　富山県の有名人、朝乃山関、八村塁さん、その左はちょっとわかんないんですけど。

8/30 18:28

　麺屋いろはで富山ブラックを食べましょう。

8/30 18:34

　かなりマイルドなラーメンでしたね。ワイルドなラーメンを期待したんですけどね。富山ブラックはご飯のおかずラーメンですから。

8/30 20:27

　駅2階にある居酒屋でもう少し食べたり飲んだりしましょう。

8/30 19:18

　のっけから日本酒。玉旭の純米酒。

8/30 19:28

　合わせるには、ホタルイカの沖漬け。これはもう定番。

8/30 19:30

　魚津胡瓜のたたき、おぼろ昆布添え

8/30 19:38

　なぜか、オススメに上がっていた、北海道産さんまの塩焼き。北海道と言うから思わず頼んでしまったよ。

8/30 19:57

　2合目は、立山の純米吟醸、すいすい飲めちゃうんだよね。←すいすい飲まなくてよろしい。

8/30 20:05

　イカワタ焼きでこの夜を締めましょう。良い富山の夜になりました。

撮影機器：

iPhone 15 Pro Apple

感想

aideiei

　この計画は、9月か10月の3連休に実施予定でした。しかし8月の終わり、仕事のめどがつき8月30日金曜日に1日お休みを取ることにしました。これで木曜日の夜行バスで出発し、金道で山登り日曜日には観光をして関東に戻ってくる。こんな計画が立ち上がりました。
　毎日アルペン、大日小屋、ホテルアルファーワン富山駅前、この3つの予約を火曜日の夕方に取りました。順番は上の通りです。室堂行きの夜行バスは残り2席、大日小屋とホテルは余裕でした。

　夜行バスで隣になった人は、室堂から薬師岳までを往復ピストンする予定だそうです。太郎平キャンプ場に熊が出没していると言う情報をもとに、このルートに変更したと言っておられました。熊が出ていなかったら、室堂から薬師岳・太郎平に出て、その後黒部五郎に向かうのか、雲の平に向かうのか・・・もう少し北アルプスの楽しめそうな気がします。そういう意味では「くまさん、残念！！」と思っているでしょう。

　室堂で朝食を取り30分ぐらいうだうだします。これが高山病にならないための方法。それを終えてから、おもむろに出発します。まずは雷鳥沢キャンプ場を目指して行きます。
　立山は火山です、大地の息吹を大いに感じながら歩いて行きます。地獄と呼ばれる火口群からは白白とした火山ガスが空気中に放出され、硫化水素の匂いを感じながらの歩行になります。濃度が濃くなればここを通る事は難しくなります。本日は運が良く、無事に雷鳥沢キャンプ場に到着することができました。キャンプ場では、ほとんどの人がテントの取り込みを行っており、また朝が始まっていくのだなと言う活気に溢れておりました。私はここで長袖を脱ぎ半袖になり、雷鳥沢を越えて、大日尾根に取り付くわけです。

　大日尾根は歩きやすいです。若干岩場や鎖場もあるのですが、基本的にアップダウンは少なくストレスなく歩くことができます。室堂から向かう人は少ないのかと思いきや、意外と人も多かったです。室堂から登る人は、奥大日で引き返す。称名から登る人は大日岳で引き返す人が多かったように思います。よって、両方とも登る人は、大日小屋で1泊するか、称名の方から一気に登って立山や剣岳方面に縦走する人が若干の割合でいたと思われます。

　屋大日岳の位置について。ヤマレコでは「奥大日岳最高地点」をもって山頂としています。分岐から右後ろ側に戻るように歩けば達することができるのですが、そこの分岐には×マークが多数付いているのです。そして動きから先に進むと三角点ピークがあり「奥大日岳」という看板が設置してあるのでした。ちなみに「奥大日岳最高地点」には誰かが積んだケルンしかありませんでした。
　確かに、標高が1番高い事はわかるのですが、文化を感じていたり、地元の人が崇め奉り、祠を設置してあるのは「奥大日岳三角点ピーク」です。私はこちらが奥大日岳としてふさわしいのではないかと思いました。

　その後しばらく尾根を歩いて行きます。奥大日岳と中大日岳の間はかなり長く、ニセピークをいくつか挟みながら歩いていくことになります。しかし、長いのみで難しいところはありません。冷静に丁寧に一つ一つクリアしていけば大丈夫と思われます。
　中大日岳から下ると、本日宿泊することになる大日小屋に到着しました。チェックインを済ませてから、サブザックに飲み物ととかげくんを入れて大日岳に向かいます。往復30分位、戻ってきてからビールを購入し、早速周りの人と乾杯、5口位で一気に飲み干しました。

　そこからしばしの時間を過ごし、夕食タイムへ。いつものように4膳飯と3杯の味噌汁、美味しくいただかせていただきました。その後、小屋前にて皆さんと撮影タイム。この小屋は眼の前に剣岳の展望がよく見えるのですが、最初は霧で見えませんした。それが、少しずつ晴れてきます。ちょっと・・・が見えたと撮影、また変化あがあったと撮影・・・。かなりの枚数の撮影を行いました（レコに載せたのは数枚ですが）
　寒くなってきました。大日小屋では客室での飲食は認められておらず、外ももう寒い。そこで、食堂を開放していただきました。そこで2本めのビール、ランプの部屋にビール、似合いますね。そして、小屋番さんらによるギターコンサート、小屋番さんは秋から春まではギター職人として制作を行っているそうで、自慢のギターと歌唱を聞くことができました。
　そして、就寝・・・。2時間毎にうつらうつらと目が醒めますが、体の疲労は取れたと思われます。

　ロングを行く人は、朝食も取らずに先を目指しますが私は、下るだけということで、じっくり朝食を取ってから出発します。それでも12時頃には称名平につけるという予想をしています。
　下りは、最初一気に下り、大日平では緩斜面、そして牛首からまた一気に下ります。大日平小屋では自動販売機でスポーツドリンクを購入して一気に飲みました。そして、また急なところを下っていきます。標高2500mほどから1000mほどまで下る、1500m下るってすごいことだと思っています。

　大日岳登山口に下山後は、称名滝を見に寄り道をします。滝は確かに大きく4段から5段のように見え、凄まじい高さから一気に滝壺に水が落ちていっていました。
　さあ、あとは立山駅行きのバス停に向かうのみです。11時56分、バス停でGPSを切りました。そして、時刻表を見ると、「立山駅行き13：15」これが一番早く出るバスだそうです。
　仕方がないので1時間、本を読みながら過ごしました。その間に、朝食を食べたはずなのに空腹を覚え始めておりました。・・・立山駅でなにか食べよう・・・。

　バスに乗って立山駅へ、結局「白エビのかき揚げそば」を食べました。昔はよく採れていたそうですが、今は貴重品になってしまった白エビ、昔は室堂でも・富山駅でも食べられた白エビ、今はここだけ。味わいながら、口の中でほどけていくエビオ味を楽しみましたね。
　電車で富山駅。早速ホテルにチェックイン、大浴場と朝食がついている、駅近ということで選びました。まずは大浴場に向かいました。

　そして、富山駅近くでの夕食、まずは富山ブラック、麺家いろはは関東にも進出してきているチェーン店で、マイルドなブラックラーメンでした。海鮮の出汁が聞いており、たまり醤油で色を整えたラーメン。進化系でしたね。
　富山ブラックは富山市の中心部にあったラーメン店「西町大喜」が発祥とされています。労働者が汗を流して働いたあとに、塩分を補給していくという目的でできたのだそうです。しかしながら、時が流れ日本各地に店が広まるにつけ、個性的なだけでは広まず、マイルドで食べやすいラーメンも広まっていったものと思われます。

　その後、駅ナカにある居酒屋で過ごしました。おでんなどもあるのですが私の目的は海鮮です。イカを中心に何故か北海道産のサンマなども食べまして、この縦走の締めとしたのであります。