火打 妙高(高谷池泊) 笹ヶ峰→燕温泉


- GPS
- 15:51
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,011m
- 下り
- 2,178m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:34
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:01
天候 | 1日目 晴れ時々くもり 2日目晴れ後くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
長野→妙高高原駅 JRしなの鉄道 妙高高原駅→笹ヶ峰 バス(季節限定) 1000円 燕温泉→関山 コミュニティバス妙高めぐりん 500円 関山→上越妙高 妙高はねうまライン 上越妙高→東京 長野新幹線 ※関山から妙高高原経由で長野へ向かう方もいた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト 各登山口(協力金500円必要) 燕温泉へむかう下山路の赤倉温泉源泉の手前にある細いトラバース。粘土質で滑りやすく滑ると谷底へ、、、。ゆっくり行けば問題なし。いがいと時間がかかる。 |
その他周辺情報 | ・長野前泊 Mash Cafe & Bed NAGANO カプセルホテル形式、1泊4000円 女性専用室あり。セルフチェックインが可能なので、夜中についても問題なし。 ・下山後温泉 黄金の湯 公共の野天風呂 お志程度の協力金で入れる。汗を流すだけなら十分。女性用は目隠しあり。 燕温泉の宿でも日帰り入浴可能 燕温泉の売店で、アイス、カキ氷、🍺などがかえる。バス待ちのおともにちょうどよい。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ インナーシュラフ
枕カバー用手拭い
湯沸かし用 コンロ
ガス コッヘル
|
---|---|
備考 | 水 行動水1L+予備6L 結果TOTAL 4.5Lで十分だった。小屋で500ML 400円/本で購入可能。ギリギリの量にして小屋で買い足せばよかった。 |
感想
今年の夏は暑すぎて、山へのモチベーションがいまひとつあがらず、、、、しかし9月にいくつか山行を控えているので、そろそろ山に入っておかねば、という思いに駆られ行先を模索。いくつかテント場や山小屋をしらべてみたけど、熊がでて閉鎖されたり満室だったりでなかなか行先が決められない。やはりお盆明けからの計画では遅すぎたか、、、とあきらめかけたところで高谷池ヒュッテのキャンセルがでているのを発見した。数年前行った時には雨で妙高に登れなかったので、そのうちまたいってみようと思っていた場所。これはラッキーと思い即予約、ようやく行先が決まった。
前回は友人とテント泊だったが、今回は小屋泊。荷物も軽めだし公共交通機関利用となるので少し頑張って笹ヶ峰IN⇒燕温泉OUTで縦走してみることにした。
人気の高谷池ヒュッテ泊、火打のすそ野に広がる池塘、妙高のピークハント、燕温泉の野天風呂などお楽しみが一杯。一方で、久々のソロでのお泊り、最近熊出没情報が多いこともありやや緊張した心持で出発した。
山行当日は、少し暑さは残るものの、2日間とも雨も降らず、そこそこよいお天気に恵まれた。
1日目
事前にしらべたところ、小屋の水場が水質悪化で煮沸しても飲めない、とのことだったので水を大量に歩荷。水をたくさん飲むたちなので、余裕をもって行動水含め約7L。この水が重くてを足がなかなか進まず激しく後悔。
予定より40分ほど遅れて小屋に到着。案内された寝床は、2畳ほどの広さでカーテンの仕切りつき、荷物置き場もあって個室のようなゆとりの空間。お布団もふかふかで、山小屋の大部屋とは思えない快適さ。こんな立派な大部屋ははじめて。
コーヒー飲んで休憩し、そのまままったりしたい気持ちを振り切り、火打に向かうことにした。
まずはお目当て天狗の庭へ。夏から秋への季節の狭間。この時期は、にぎわっていた山がすこしずつ静けさを取り戻していく独特の空気感があって、一人で山に入ってしっとり山を楽しむのにはよい時期だ、と個人的に思っている。
秋色に変わりつつある天狗の庭は期待通りすばらしかった。緑と黄金色がまじった草花の色が、山の緑や青空や雲に良く生えて、池塘には逆さ火打も写っていた。まさにこれが見たかった、という景色。火打へ向かう登山道からも何度も何度も振り返り、この景色を味わった。
前回雨だった山頂も、雲が多く遠景は臨めなかったものの、小屋や池塘や近くの山はばっちり楽しめ大満足。
夜は長野からの電車で知り合った女性二人組と食卓をともにさせていただき楽しくおしゃべり。山の話はつきない。よい時間を過ごさせていただいた。カレー&ハヤシライスの夕食もとてもおいしかった。
2日目
この日は、途中まで夕飯をご一緒させていただいた女性二人組とご一緒させていただくことにした。
朝、靄がたつ湿原を眺めながら出発。茶臼峠で朝日を愛でながら黒沢池へ。。。最近日帰りが多かったので、朝日もみるのも久しぶり。山で迎える朝はとても気持ちがよかった。
黒沢池にてお二人とお別れ。お二人は私よりも一つ早いバスにのるとのことで結構なスピードで休憩もせずそのまま登って行った。(めちゃ健脚!)
私はヒュッテで一息ついてマイペースで再出発したが、ここからはじまる道のりが本当にきつかった。アップダウンや急登、悪路が続き、よくいえば、歩きごたえのある山道らしい山道、悪く言えばめんどくさい道の連続。いつもは仲間とブーブー言い合いながら歩くので気もまぎれるが、今回は仕方がないので独り言。すれ違う方々の励ましに力を貰い、やっと山頂にたどり着いた時の喜びはひとしおで、思わず「やった!やっとついた!」と声をあげてしまった。
山頂は火山地形らしくおもしろい形の岩が並んだ庭のような風景。くもったり晴れたりで眺望はもう一つだったが、どこをみても山ばかり。やっぱり山奥なんだと実感した。
そして下り、、、、最初は岩場、その後は森の中のながーい急坂、胸突八丁のガレ場が続き、硫黄の香りがする沢沿いの道へ、、、。そしてとどめは粘土質の土の恐ろしいトラバース。滑って落ちたら谷底真っ逆さま。途中で足を痛めて踏ん張りがききにくかったこともあり、怖さもひとしお。最後まで気が抜けない下山となった。
長〜い下りの最後の仕上げは、今回の山行のお目当ての一つ、黄金の湯。開放的な露天でほどよいぬるさ。汗を流してさっぱりするにはちょうどよかった。
温泉に入り一息ついて燕温泉のバス停に着くと、登山中にすれちがった方々と再会した。悪路の下山で妙な連帯感が生まれてバスや電車でもなんとなく和気合々。話が弾んで楽しい帰り道になった。
それにしても、妙高はどの登山口からいってもキツイときいていたが、結構などMルート。下山後、同じルートを歩いてきた方々は口をそろえて「もういいや、二度目はないわ。」わたしも激しく同感です。(;^_^A 眺めるがよし、のお山がまた一つ増えてしまった。(笑)
最後に、、、久々のソロ山行でしたが、今回はいつも以上にいろいろな方とお話しさせていただくことが多く、楽しい時間をすごすことができました。特に印象的なのは、、、、、、
・長野駅から一緒だった女性お二人組。一緒にご飯をたべたり歩かせて頂いたり、とても楽しかったです。またお会いできる日が楽しみです。
・下山途中、獣の鳴き声にビビッているとき、一緒にいきましょうと言ってくださった緑のTシャツの方、本当に心強かったです。でも、獣の正体が犬だと分かったときは本当に恥ずかしかった。💦
・登山途中や燕温泉で、悪路へのぼやきにつきあってくださった黄色いTシャツの方。山の話がいっぱいできてとても楽しかったです。
・50Lの大きなザックで歩いていた方、電車の中できかせていただいた北海道の突撃嵐のテント泊のお話し、とっても面白かったです。お互いに痛めた足が速くなおるといいなと思います
暑くても、山はやっぱりいいもんだ、と思える楽しい山行になりました。いつにもまして、山での出会いに感謝〜
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