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Yamareco

記録ID: 863969
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

毛勝山_釜谷山_猫又山

2016年05月05日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
14:07
距離
26.4km
登り
2,545m
下り
2,553m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:11
休憩
0:56
合計
14:07
4:02
4:02
5
4:11
4:11
69
5:20
5:25
45
6:10
6:11
33
6:44
6:44
114
9:11
9:24
13
9:37
9:45
7
9:52
10:00
5
10:05
10:07
40
10:47
10:54
65
11:59
12:05
312
17:17
17:17
9
17:26
17:26
1
17:27
ゴール地点
【行程】総距離26.41km・累積獲得標高UP/DN2678m・時間14h7m
天候 晴れ〜くもり〜強風ホワイトアウト〜晴れ 下界の魚津市・晴れ・最高気温23℃/最低気温16℃・日の出4:55/日の入り18:44 低気圧の抜けが遅れ、稜線では風速20m超の強風でした。
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅・砺波発2時10分〜北陸道を法定速度走行〜魚津IC〜片貝第四発電所3時15分着
コース状況/
危険箇所等
例年より雪解けが早い今季。川の水量が多く雪割れが進んでます。
・毛勝山:阿部木谷では轟音が響く川、雪割れが進行し高巻きした。毛勝谷では気温が低い雪が締った時間帯通過のため落石等のデブリ被害は無し。
・毛勝〜釜谷〜猫又:視界が悪くて雪庇の状況は目視できず。正しい稜線を堅実に通過。
・猫又谷:雪融が例年より1か月以上早いようで、何度もの踏み抜きで難儀し堰堤界隈では藪漕ぎ。南俣谷林道へのアクセスが厳しかった。
その他周辺情報 魚津市の有名処「金太郎温泉」
http://www.kintarouonsen.co.jp/karuna/
山と温泉とグルメがセットの楽しみだったのですが下山が遅くなり直帰…
富山PR定番の絵。氷見からのぞむ立山連峰左側にある毛勝山〜釜谷山〜猫又山。
2016年05月06日 09:51撮影
5/6 9:51
富山PR定番の絵。氷見からのぞむ立山連峰左側にある毛勝山〜釜谷山〜猫又山。
三月下旬に土倉山から眺めた毛勝山〜釜谷山〜猫又山。
ヤマレコ→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-835892.html
2016年03月27日 09:27撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/27 9:27
三月下旬に土倉山から眺めた毛勝山〜釜谷山〜猫又山。
ヤマレコ→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-835892.html
闇の中、テクテクと長い林道を経て一つ目の堰堤を通過。
2016年05月05日 04:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 4:29
闇の中、テクテクと長い林道を経て一つ目の堰堤を通過。
林道は固い雪で埋まっている。此処からアイゼン装着。アイゼンは12本爪じゃないとダメですわ。
2016年05月05日 04:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 4:42
林道は固い雪で埋まっている。此処からアイゼン装着。アイゼンは12本爪じゃないとダメですわ。
度々の堰堤。アイゼン着脱が面倒でそのまま林道を歩いた。
2016年05月05日 04:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 4:57
度々の堰堤。アイゼン着脱が面倒でそのまま林道を歩いた。
堰堤上部からロープ登攀。健脚のM氏は余裕のイイ笑顔だ!
2016年05月05日 05:17撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 5:17
堰堤上部からロープ登攀。健脚のM氏は余裕のイイ笑顔だ!
轟音が響く川。落ちたらアナタノシラナイ世界。
2016年05月05日 05:26撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 5:26
轟音が響く川。落ちたらアナタノシラナイ世界。
雪が少ない板菱付近。どこ通っていけばいいんだろか?何度も躊躇して足が止まる。
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雪が少ない板菱付近。どこ通っていけばいいんだろか?何度も躊躇して足が止まる。
此処の辺りから雪割れの心配が無くなるも多数のデブリ痕。気温が低くて雪が締っている時間帯に通行したい。
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此処の辺りから雪割れの心配が無くなるも多数のデブリ痕。気温が低くて雪が締っている時間帯に通行したい。
上空の雲の動きが回るように速い!奇妙な鱗雲は天候が変わる予兆。吉と出るか凶と出るか?
2016年05月05日 06:06撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 6:06
上空の雲の動きが回るように速い!奇妙な鱗雲は天候が変わる予兆。吉と出るか凶と出るか?
風が強くなってきた。いよいよ毛勝山への核心部である毛勝谷に向かっていきます。
2016年05月05日 06:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 6:46
風が強くなってきた。いよいよ毛勝山への核心部である毛勝谷に向かっていきます。
振り返ると下界。富山湾と魚津市街地がキレイに望めました。
2016年05月05日 07:32撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 7:32
振り返ると下界。富山湾と魚津市街地がキレイに望めました。
先頭を交代。日帰り計画ですけども、テン泊装備重量歩荷と睡眠不足の体調不良で脚が重くてナカナカ進みませぬ。
2016年05月05日 08:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 8:29
先頭を交代。日帰り計画ですけども、テン泊装備重量歩荷と睡眠不足の体調不良で脚が重くてナカナカ進みませぬ。
ツライツライ…ボーサマ谷直登!エライ急斜なんですけども、写真では伝わりませんね。
2016年05月06日 05:32撮影
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5/6 5:32
ツライツライ…ボーサマ谷直登!エライ急斜なんですけども、写真では伝わりませんね。
振り返ると僧ヶ岳〜越中駒ケ岳。遠くの富山平野は霞んできた。
2016年05月05日 08:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 8:29
振り返ると僧ヶ岳〜越中駒ケ岳。遠くの富山平野は霞んできた。
稜線へ出ると後立山連峰。五竜岳〜鹿島槍ヶ岳のピークは雲に覆われている。この後天気が激変!
2016年05月05日 09:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 9:25
稜線へ出ると後立山連峰。五竜岳〜鹿島槍ヶ岳のピークは雲に覆われている。この後天気が激変!
毛勝山登頂!三人で仲良く自撮り棒で記念撮影。
2016年05月06日 05:44撮影
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5/6 5:44
毛勝山登頂!三人で仲良く自撮り棒で記念撮影。
相変わらず強風!風速20mくらいか。毛勝谷を降りるエスケープ選択もあったけども、次なるピーク釜谷山を目指しました。
2016年05月06日 05:45撮影
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5/6 5:45
相変わらず強風!風速20mくらいか。毛勝谷を降りるエスケープ選択もあったけども、次なるピーク釜谷山を目指しました。
左側は状況を目視できない雪庇の偽稜線。落ちたらアナタノシラナイ世界…樹木を頼りに正しい稜線を歩いていきます。
2016年05月05日 09:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 9:25
左側は状況を目視できない雪庇の偽稜線。落ちたらアナタノシラナイ世界…樹木を頼りに正しい稜線を歩いていきます。
風が強すぎるぜ!引き返そうにも引き返せない…このまま行くしかない!
2016年05月05日 10:33撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 10:33
風が強すぎるぜ!引き返そうにも引き返せない…このまま行くしかない!
体感温度は氷点下25度?ハイマツが氷化してきてます。
2016年05月05日 10:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 10:46
体感温度は氷点下25度?ハイマツが氷化してきてます。
多数のライチョウさんの足跡を見つけた。どこかで遭遇できるといいなー(希望的観測)
2016年05月05日 10:49撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 10:49
多数のライチョウさんの足跡を見つけた。どこかで遭遇できるといいなー(希望的観測)
すると、ライチョウさんと遭遇!ガスっているため近くでも此の画像ですぅ。
2016年05月05日 11:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 11:43
すると、ライチョウさんと遭遇!ガスっているため近くでも此の画像ですぅ。
やったぜ!初登頂の釜谷山。周囲の眺望ナシ…また訪れよう。
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やったぜ!初登頂の釜谷山。周囲の眺望ナシ…また訪れよう。
どこへ進めばいいがよ?岩を登ろうとするも、踏み痕ある正しい道が右側にありました。
2016年05月05日 11:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 11:50
どこへ進めばいいがよ?岩を登ろうとするも、踏み痕ある正しい道が右側にありました。
「おーぃ!」ちょっと離れると仲間の姿が目視できない…。声を掛けながら位置を確認。この頃が最大の強風で視界が悪かった。
2016年05月05日 12:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 12:03
「おーぃ!」ちょっと離れると仲間の姿が目視できない…。声を掛けながら位置を確認。この頃が最大の強風で視界が悪かった。
どうにかこうにか猫又山通過。釜谷山間では最も悪条件だったため写真撮影できず…。
2016年05月05日 12:04撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 12:04
どうにかこうにか猫又山通過。釜谷山間では最も悪条件だったため写真撮影できず…。
猫又山お地蔵さん。強風で氷化変身してきてます。
2016年05月05日 12:04撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 12:04
猫又山お地蔵さん。強風で氷化変身してきてます。
4度目の猫又山登頂!これまででも最もタフでしたっ。
2016年05月05日 12:05撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 12:05
4度目の猫又山登頂!これまででも最もタフでしたっ。
樹氷化した小枝。下界は穏やかな天候だったそうですが、稜線では冬の装いです。
2016年05月05日 12:48撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 12:48
樹氷化した小枝。下界は穏やかな天候だったそうですが、稜線では冬の装いです。
何度かルートミスして猫又谷を下山。雲の中から降りてきた。向こうに見えるのは土倉山と大倉山。
2016年05月05日 13:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 13:03
何度かルートミスして猫又谷を下山。雲の中から降りてきた。向こうに見えるのは土倉山と大倉山。
落石が来るのではないかと周囲を見渡しながらのヒヤヒヤ下山。気温が低かったおかげでデブリに遭わず。
2016年05月05日 13:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 13:36
落石が来るのではないかと周囲を見渡しながらのヒヤヒヤ下山。気温が低かったおかげでデブリに遭わず。
ふと見上げると特異な尖った岩を発見。名付けて「猫又槍」
2016年05月05日 13:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 13:37
ふと見上げると特異な尖った岩を発見。名付けて「猫又槍」
自然の造形美。石のテーブル!デカイ落石周囲の雪が融けて成形。
2016年05月05日 14:12撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 14:12
自然の造形美。石のテーブル!デカイ落石周囲の雪が融けて成形。
猫又谷では雪割れが急速に進んでます。人気あるBCスポットなのですが、GWなのにスキートレースも徒歩トレースも無しでした。
2016年05月05日 14:20撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 14:20
猫又谷では雪割れが急速に進んでます。人気あるBCスポットなのですが、GWなのにスキートレースも徒歩トレースも無しでした。
オーバーシュートされたように滑り落ちた痕をつけての雪塊。当たったら大事故だ。
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オーバーシュートされたように滑り落ちた痕をつけての雪塊。当たったら大事故だ。
いくつもの堰堤脇を通過。ジャンプして下部の雪面に着地しなければならない箇所もあった。
2016年05月05日 15:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 15:19
いくつもの堰堤脇を通過。ジャンプして下部の雪面に着地しなければならない箇所もあった。
もう勘弁してください…沢筋をかわして歩くも踏み抜き地獄連発!浅瀬とはいえ落ちたら厄介。
2016年05月05日 15:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 15:50
もう勘弁してください…沢筋をかわして歩くも踏み抜き地獄連発!浅瀬とはいえ落ちたら厄介。
不明瞭な道と藪漕ぎを経て南又谷林道へ。精神的には緊張感終了。この後は消化試合のように黙々と林道徒歩。
2016年05月05日 16:02撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 16:02
不明瞭な道と藪漕ぎを経て南又谷林道へ。精神的には緊張感終了。この後は消化試合のように黙々と林道徒歩。
魚津ICからの風景。帰る頃になって穏やかな好天に…「チクショー!バーロー!」と嘆いていたけれども、無事に下山できたのは仲間のおかげ。心から感謝です。次回は何処のお山に行きましょか?
2016年05月05日 17:54撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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5/5 17:54
魚津ICからの風景。帰る頃になって穏やかな好天に…「チクショー!バーロー!」と嘆いていたけれども、無事に下山できたのは仲間のおかげ。心から感謝です。次回は何処のお山に行きましょか?

感想

 以前から登りたかった釜谷山。残雪期のGWに毛勝三山テント泊縦走を計画するも天候と仕事の都合で日帰り強行出撃。万が一のために冬山テント泊装備を担いで出動しました。先日の立山遭難事故があったようにGWメイストームは厄介。天気予報が晴れだから…この程度であろう…という希望的観測を山の天候は遥かに超える厳しい状況でした。この時期の山は冬と春がせめぎ合った状態で慎重に山の状況を見定める必要がありますね(反省)

 低気圧の通過が遅れ、稜線では強風が予想されるものの後々好転するという天気予報でしたが、釜谷山の稜線では猛烈な暴風とホワイトアウトに遭い足が進まない。引き返そうにも引き返せない…POINT OF NO RETURN!拙い勘とGPSを頼りに稜線を進むしかなかった。

 何度も登ったことのある猫又山界隈では勘が当てにならず、油断から痛恨のルートミスし多大な時間ロス。無事に猫又谷を降りるも雪が少なく、踏み抜き地獄と藪漕ぎで南俣林道へのアクセスが最も苦労した。終わってみると計画より3時間オーバーの長丁場。

 経験不足と体力不足の露呈。まだまだ修行が足りないことを痛感。ひとつ経験を積み重ねられたかな。無事に帰還できたことと同行していただいた友達に心より感謝・感謝です。

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コメント

凄いロングですね
sinmyo さん こんばんは
とってもお疲れ様でした。
アドベンチャー感がひしひしと伝わってきました。
無事にご帰還、良かったです。
2016/5/7 0:12
Re: 凄いロングですね
raubouさま
ありがとうございます。行程のうち約10kmが林道テクテクなんですよ。

好天ならサイコーの景色を拝める山域なんですが残念でした。また来なさいってことですね
2016/5/7 18:47
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ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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