焼岳(焼岳小屋一泊)

2025年09月03日(水) 〜 2025年09月04日(木)

• GPS: 07:50
• 距離: 15.1km
• 登り: 1,176m
• 下り: 1,173m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:57
• 休憩: 1:54
• 合計: 4:51

距離 6.4km 登り 644m 下り 85m

11:56 スタート地点
12:00 12:30 カッパトイレ
12:30 12:35 河童橋
12:41 上高地アルペンホテル
12:53 12:54 ウェストン碑
13:00 上高地温泉ホテル
13:04 西穂高岳登山口
13:13 上高地焼岳登山口
13:59 峠沢梯子場
14:54 15:02 長ハシゴ
15:25 15:37 新中尾峠
15:37 15:38 焼岳小屋
15:45 16:43 焼岳展望台
16:50 焼岳小屋

2日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 3:52
• 合計: 9:39

距離 8.7km 登り 533m 下り 1,088m

4:54 焼岳小屋
4:57 4:58 新中尾峠
5:03 5:06 焼岳展望台
6:39 6:40 焼岳小屋
6:47 焼岳展望台
6:55 中尾峠
7:41 9:15 焼岳北峰
9:57 中尾峠
10:18 焼岳展望台
10:23 10:46 新中尾峠
10:59 11:05 長ハシゴ
11:42 峠沢梯子場
12:17 12:18 上高地焼岳登山口
12:28 西穂高岳登山口
12:32 14:16 上高地温泉ホテル
14:19 西穂高岳登山口
14:32 上高地アルプス山荘
14:37 上高地バスターミナル
14:37 ゴール地点

天候

9/3 晴れ/曇り。日暮れから雨。17℃
9/4 朝晴れ/急速に曇り、11時頃から本格的に雨。15℃

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

◼️往路
特急あずさ1号［松本行］
新宿7:00→松本9:38

アルピコ交通バス
ナショナルパークライナー［松本BT→上高地］
松本BT 10:15→上高地11:55
※要予約

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◼️帰路9/4(木)
アルピコ交通バス
松本・白骨温泉・乗鞍上高地線
上高地BT 14:40→新島々15:46
※ 要予約

電車乗換(上高地線松本行)
新島々16:04→松本16:34

特急あずさ54号［新宿行］
松本18:40→新宿21:14

コース状況／危険箇所等

◼️上高地焼岳登山口→焼岳小屋
道は明瞭。最初の梯子までは緩やか、以降は急登になっていく。
梯子は確か8個、鎖場2箇所。
5連梯子や20m程垂直に登る梯子は難所。垂直梯子の後の2連鎖場も難所。落ち着いていけば大丈夫ですが悪天候時は滑るので注意。

◼️焼岳小屋→焼岳展望台
徒歩10分程30m程登れば着く
山小屋は電波皆無だが展望台はdocomoの電波が入った

◼️展望台→焼岳北峰
笹の小道(朝露で足が濡れる)を超えると300m程ザレガレの硫黄臭仄かに香る噴気帯の急登となる。ペンキのマーキングを追えば道迷いは無いだろうが悪天候時は注意

⚫️焼岳南峰
本当のピークは南峰だが、足元が急で崩れやすい為立ち入り禁止となっている。
焼岳北峰を登れば焼岳を登ったとカウントされるので無理な立ち入りはやめましょう

その他周辺情報

◼️焼岳小屋
1泊2食11500円
朝食6:00～/夕食18:00～
トイレは小屋外、ボットンで紙流せない。室内灯なし。
洗面台も野外、歯磨き粉は流せる
16:00までに到着を(15時位には着いて欲しい)
電波皆無。徒歩5分の場所か展望台なら繋がる
雨水濾過水100円/水500mlは300円(宿泊者価格？)

とてもフレンドリーで暖かみのある小屋でした

◼️上高地温泉ホテル
田代橋、ウェリントンレリーフ辺り
日帰り入浴7:00～9:00/12:30～15:00
大人1000円。タオルレンタル300円
ドライヤーやアメニティあり
https://www.kamikochi.or.jp/enjoy/public_baths/2200/

写真

9/3 7:36

いよいよ焼岳に挑みます！
山梨名物であり、長野県が発祥にして名物らしいソースカツ弁当を朝から食べて栄養補給！

9/3 9:51

松本駅から徒歩すぐの松本バスターミナルから上高地直行バスに乗り換えます
北アは遠いなぁ…

9/3 12:02

12時上高地着！有名な河童橋
薄曇で穂高連峰には雲がかかっていて残念…

9/3 12:12

しかし目的の焼岳はバッチリ見えてます
あの山容に惚れ込んで憧れ続けた焼岳
遂に行きます！

9/3 12:35

穂高連峰の横にある明神ヶ岳もなかなか良い山容してますよね
梓川が冷たくて気持ちがいいし、とても綺麗です

9/3 12:57

梓川の深いブルーが素敵✨
焼岳登山口に近づくにつれどんどん人気がなくなります

9/3 12:59

霞沢岳も大きくて立派だなぁ

9/3 13:14

焼岳登山口に到着！
噴火レベルは1！いざ行きます！

9/3 13:48

梯子が登場するまではなだらかで徐々に急登に
ダラダラと登りが続きます
梯子からは急登

9/3 14:29

水蒸気爆発や泥流の噴出で削れた跡かな？
この辺りから急登になってきます

9/3 14:36

高度感のある橋
何人も乗ったら折れそうだったので注意

ここからが核心部で急登、梯子が連続します

9/3 14:36

なかなか高度感ある梯子
ここからは梯子が連続します

9/3 14:42

さっきの梯子超えたら今度は4連梯子
一気に高度を上げていきます

9/3 14:46

これも水蒸気爆発や泥流の噴出で削れた跡かな？
山頂付近からここまで濁流痕が続いてます
大自然のパワーは凄まじいですね

9/3 15:00

出た！20m位一気に登る垂直梯子
昔はこれが怖くて上高地から焼岳登るの避けてましたが…今は度胸ついたんで挑めます！成長した！

9/3 15:00

高度感半端ないですが、前だけ見てれば問題なし
岩壁側にも踏み場所があり、安定して登れるので見た目より怖くはなかったです

9/3 15:03

梯子終わったらすぐにコレ
踏ん張りが効きづらく鎖を頼りに登るしかありませんでした

9/3 15:05

今度は鎖すらない！
此処も踏ん張りが効きづらく、右横に鉄ロープが張ってあるのでそれを頼りに登るしか…

9/3 15:26

梯子と鎖場を越えれば笹道の急登
そして焼岳小屋に到着です！
なんか標高差以上に疲れた…

9/3 15:41

焼岳の前にある山が焼岳展望台
小屋から徒歩10分程で電波入って良展望との事なので行ってみることに

9/3 15:46

展望台には噴気孔がいくつもあり、穴から温かい蒸気が常に吹き出しています
焼岳が生きている山という事を思い知らされます

9/3 15:48

念願の焼岳山頂が目の前に！
今から行くのは夕食の時間的に厳しそうなので、明日の登頂に賭けます！天気もってくれよ！

9/3 15:49

展望台からは霞沢岳が一望！眼下に上高地！
穂高や焼岳に隠れがちですが、雄大で立派な山容！霞沢岳も良い山ですね！

9/3 16:09

雲に覆われてますが穂高連峰も見えます
こうやって高い位置からみると大きく秀麗な山体、美しいカール具合が実に良い山ですね✨
いつか行ってみたいものです…体力ゥ…

9/3 16:34

噴気孔があちこちに
この辺なんか微量に含まれる硫黄成分のせいなのか、実に火山らしい光景が広がります

9/3 16:34

もうもうと噴き上がる水蒸気
実に大地の雄大さを感じれて良きです

9/3 16:51

というわけで本日宿泊する焼岳小屋に帰って来ました
実に人情味のある暖かい山小屋でした
お世話になりました

9/3 18:03

夕飯。メインは豆腐ハンバーグ。
おかずの種類が多く、デザートがフレッシュなフルーツなのも嬉しいですね
味噌汁も美味かった！いっぱい食べてしまいました

9/3 19:46

一回は談話室兼食堂、2階屋根裏が寝室
本日の宿泊客は私含め4人。話が盛り上がり楽しい夜を過ごせました！ありがとうございました！

9/4 5:03

朝曇りでご来光は難しいとの予報でしたが…
諦めず早起きして展望台来ました！！
今日も焼岳は美しい！！

9/4 5:16

空が赤く燃えて来ました
ご来光はもうすぐです
後から山小屋から2名ご来光を見に来たので、3人で眺めました

9/4 5:40

霞沢岳の後ろからご来光！！
この後霞沢岳の上にかかる分厚い雲に太陽が隠れてしまい、モルゲンロートで燃える焼岳が見れなかったのは至極残念でした…💦

9/4 6:07

朝食
温泉卵が実に嬉しい！TKG(卵かけご飯)にして美味しくいただきました！

9/4 6:50

10時頃から天気が崩れると聞いたので急いで焼岳山頂へ向かいます
展望台からは昨日見れなかった笠ヶ岳が綺麗に見れました！雄大で重厚な山容！実に美しい！！

9/4 6:53

いよいよ焼岳山頂に挑むぞ！
300m程ザレた噴気帯を登ります

9/4 7:04

ザックをデポして身軽になり、清々しい朝に荒々しく雄大な景色を眺めながら山を登るのは実に最高です

9/4 7:12

こういう火山らしい荒々しい景色好きだからとにかくテンションが上がる
ほんのり硫黄臭もします
硫黄の激臭がしたら危ないから登らない方が良いらしい

9/4 7:26

山頂が近づいて来ました
岩の城みたいでかっこいい！

9/4 7:43

うーむガスってきたぞ…

9/4 7:49

山頂に到着！！
絶対に晴れるという直感を信じて山頂に滞在します

9/4 8:08

晴れて来た！！！！
荒々しくも美しい焼岳の火口と火口湖が一望！！
左下には大きな噴気孔があり、轟々と音を立てて蒸気を上げ続けてました
火口湖は正賀池というらしい

9/4 8:39

日本百名山28座目
焼岳獲ったぞーー！！

9/4 8:47

色んな角度から憧れた焼岳火口湖の景色を眺めまわしました

9/4 8:48

上高地側の雲も多少はれてきて、上高地を見下すことが出来ました
欲を言えば穂高連峰、槍ヶ岳を山頂から眺めたかった💦

9/4 8:49

裏銀座、笠ヶ岳方面
どれもこれも立派な山だらけ、さすがアルプス

9/4 8:49

次第に中の湯からの登山客で賑わってくる山頂
山頂でも沢山の山人と交流させて頂き退屈しませんでした
ありがとうございました

9/4 9:02

山頂→中の湯ルートに足を運び、別角度から火口湖を眺める
荒々しくも美しい…！

9/4 9:02

本当のピーク焼岳南峰
立ち入り禁止らしいので登ってみたかったですが諦めました

9/4 9:04

下山するのが惜しい

9/4 9:04

さっきまでいた焼岳北峰と噴気孔
轟々と音を立て吹き出す姿は大迫力
焼岳は活火山で地球は生きているんだなとしみじみ実感します

9/4 9:04

北峰は岩の城みたいで本当にカッコいい

9/4 9:14

非常に名残惜しいですが、これから天候が悪化するらしいので下山開始
写真中央ら辺に焼岳小屋。あそこまで降りて上高地に下るのか…遠いなぁ….💦

9/4 9:33

これから降りる上高地を見下す
この時は雨降る感じには見えなかったですが、この後土砂降りになりました
山の天気は変わりやすいなぁ…

9/4 10:18

さっきまでいた山頂は遥か遠く
山頂にいる間天気もってくれて感謝
また機会があれば訪れたいな！さらば焼岳！

9/4 11:13

下山は同じ道なので略
鎖場、梯子を小雨のうちに突破出来たのは幸運でした
写真の5連梯子が降りるの大変だった～
20m垂直梯子も怖かった～💦

9/4 12:17

梯子を下り終えた辺りから土砂降り
長い下りを終えて登山口に到着！
成し遂げたぞ～！！疲れたァァ～
お疲れ山でした⛰️

9/4 12:32

上高地温泉ホテルで風呂をキメます
焼岳小屋で一緒だった方もここで再会！
一緒に風呂上がりビールで乾杯！祝杯を上げました🍻

9/4 17:17

松本駅まで戻って来ました
バス降りてすぐ電車乗って帰れたのに、電車遅らせたのはここに寄りたかったから！！
美味いと評判の松本駅内の"からあげセンター"！！

9/4 17:17

山賊焼とは下味の濃い唐揚げです、大好きです
そのまま食べても美味い！！マヨネーズを足すとトぶほど美味い！！
わざわざ寄った甲斐がありました

9/5 19:27

今回のお土産
どちらもナイスデザインでどっちを飾るか悩む…！
良き山行でした

撮影機器：

X-T5 FUJIFILM

iPhone 15 Apple

感想

yama

焼岳は憧れの山でした
火山が好きなので、上高地に旅行に来た時にその荒々しくも雄大で秀麗な山容に一目惚れ
しかし体力のない自分には標高差1000mはキツく挑むまでに数年を要しました

標高差1000mも射程圏内となり、そろそろ挑めるかと過去4度バス等の予約をとり焼岳に挑もうとするも全て雨や降雪で中止！！

私を拒み続ける焼岳…そんな私に5度目のチャンス！
今回は急遽有給消化するように言われ連休が爆誕！
天気予報も9/3曇り→夜中雨、9/4晴れ→午後雨だったので9/4朝に焼岳ピークを抑える小屋一泊案で企画しました

予約したら急に天気予報が悪化！！！
焼岳登れるの？？山頂ガスって何も見えないのでは？？雨の山行になるのでは？？と不安は色々ありましたが、なんとかなり一安心でした

憧れ続けた焼岳は荒々しくも雄大で秀麗！
噴気孔から蒸気を吐き続け、まさに生きている山という迫力！火口の大迫力！！
見たい景色が見れて大変満足でした

山小屋や山頂で沢山の山人と楽しくお話しさせて頂いたのも非常に楽しかったです
1人だけど全然寂しくなかった

モルゲンロートに染まり赤く焼ける焼岳が見れなかった事、山頂でヤマスタ取り忘れた所が悔やまれますが楽しい山行でした
体力ないのでゆとりを持って一泊したのも無理がなく楽しい思い出で終われました

機会があればまた焼岳小屋に泊まって、今度こそモルゲンロートの焼岳を拝みたいものです