kuuuukai南アルプスを行く 悪沢岳・赤石岳・聖岳
長野県
静岡県
kuuuukai
体力度について
- GPS
- 34:44
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 4,315m
- 下り
- 4,309m
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- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:01
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 13:10
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 9:42
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:09
| 天候 | 1日目曇り 2日目晴れ 3日目曇り 4日目晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
写真
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7:30 送迎バスは案の定非常に少なく5人、9/23〜かなりの山小屋が営業終了、食事の提供終了が影響しているようだ。ヘルメット着用
中腹より前岳、中岳を望む足はふらふら、息はゼイゼイ、登る気力は失せる、いつ足を止めようか、なぜ登っているのか、誰も助けてくれない、だから一歩前へもう一歩前へ
足はふらふら、息はゼイゼイ、登る気力は失せる、いつ足を止めようか、なぜ登っているのか、誰も助けてくれない、だから一歩前へもう一歩前へ
もう歩かなくていい !
感想
以前から、右手に富士山を見ながら南アルプス縦走登山をするのがなんとなくの憧れであった。しかし、3000m級の高山も十数年登ってなかったし、テントを担いで縦走となるとほとんど経験がなかった。また、来年で70歳になるので体力的になかなか厳しくなる。しかし、憧れは憧れだけで終わらせたくなかった。
そのためには何事も心技体が大事だ。心(苦しくても本当に登りたいのか、何のために、諦めないのか)、技(今回は装備何が必要なのか、その軽量化)、体(高山に登る下りる体力)だ。そこで、今回はSNSや山のアプリなどで情報を集めることと、ここ1年ランニングで故障がちの足を何とか元に戻す同時に普段の体力強化に努めた。また、老人の一人登山、遭難・クマとの遭遇の心配もありココヘリ、いまココ、山岳保険を準備した。
9/22、アクセスは当初姫路の自宅から新幹線とバスでと考えていたが、この時期バスもなくなり車で行くことに。しかも土砂崩れで県道60号線の一部が通行不能、遠回りになるが新静岡ICより狭いくねくね道を北上するしかなかった。ICより約2時間畑薙臨時駐車場前日着、車中泊、朝一の送迎バスでやっと登山のスタート地点椹島ロッジにたどり着く。
/23、椹島ロッジ～千枚小屋、曇り、この日はひたすら千枚小屋まで1500mの高度を上げることになる。虫もほとんどいなくなり少し暑いくらいの中、樹林帯の中を我慢の一日だった。当初予定ではテント泊だったのだか無料送迎バスの関係で小屋泊となる。小屋は営業中だが食事の提供は今日からなし、残念。
/24、千枚小屋～百閒洞山の家、晴天、案の定小屋でなかなか寝られず悶々とする中、それなら早く起きてAM2時ごろ出発とした。これが後になってみれば今日の長い工程ではよかった。小屋一番で出発したのでクマとの遭遇が心配だったが、昔買って今まで一度も使わなかった熊鈴がすごく頼りになった。日の出(5:28)前余裕で悪沢岳着4:30、そこには大興奮の景色が広がっていた。東に日の出前と富士山、南にかすかに輪郭が見える赤石岳、、遠く西には中央アルプス、北アルプスが雲海からその峰々が浮かぶ、そして北には北部南アルプスの山々。後から来られた2人の登山者と1時間以上も満喫した。この晴天と絶景で今回の山行のメインディッシュをもういただいたようで最高の気分で次の赤石岳に歩みを進めた。
しばらくは想像していた憧れの南アルプス縦走そのもの景色で気分はウキウキ、しかし雄大な赤石岳が近づくにしたがって不安が大きくなった。案の定登っても登っても頂上を見せない、足はパンパン、息はゼイゼイ、来たことへの後悔、しかし一歩一歩足を動かすしかない登るしかない誰も助けてくれない……そしてやっとやっと登頂 !、そこには安堵と達成感、絶景があった。すぐ下には赤石岳避難小屋、ここは初めて来たのになぜな懐かしい景色?、それはあのTJARの映像の一場面、地元の英雄レジェンド望月将悟さんが立ち寄った場面だ。その後はすごいがれ場の下り、百閒洞山の家へと進めた。15時到着、ここでテントを張る予定だったが、ちょっと前にクマが出たために×に。よって冬期小屋(9/23で営業終了)で他の2人と一夜を過ごす。
/25、百閒洞山の家～聖平小屋、曇り一時雨、朝早くにはまだ富士山を何とか望むことができたのだが、赤石岳やこれから行く聖岳はすっぽり雲の中に、そして昼にかけて風とガスで不調に。兎岳など3つのピークを越えて聖岳へ。頂上では長居は無用状態。すぐ下山し聖平小屋を目指す。到着後すぐに雨が降り出しテントを張るかどうか最後のチャンスに迷いがでる。そこにいた年配の登山者が「1時間もすると止むよ」と言ったのでそれにかけることに、すると案の定しばらくすると小雨になったのでテントを張ることに。ここのテント場は広くトイレも水洗で快適。今日は今のところ一張りのみで逆に寂しい。ここも営業終了なのだがテントは可、夜中はそんなに寒くもなく雨もほぼ止み、あとはクマの不安のみ。
/26、聖平小屋～椹島ロッジ、晴れ、テント撤収作業に戸惑い、5:30ごろ出発、13時の送迎バスに間に合えばという思いでいた。今日のルートは基本下り基調なのだが、下っては同じぐらい登らせることの繰り返しが続き嫌になった。何とか9:30聖沢登山口到着、送迎バスの時間を今まで13時の前は10時と思い込んでいたので間に合わないと思っていた。しかし確認すると10:30だったので間に合うかもと思い、疲れた体、足を動かしロードを進んだ。10:13椹島ロッジ到着、ヤッター! 達成感と得した気分で、バスの手続きをしてコーラを買って早速バスに乗車、出発。だがしばらくしてガーン、ガーン、ストックをバス停に置いてきたことが発覚、もう半分まで来ているし、どうすべきか?、畑薙駐車場に着いて運転者さんに言うと、自宅まで着払いで送ってくれるとのこと、一安心、よかった、よくあるとのこと、やはり気が緩んでいたのか。
後は白樺荘で温泉に入ってボリュウムたっぷりでおいしいかつ丼を満喫した。その後来た長いくねくね道を新静岡ICまで下って帰路につく。自宅について調べてみるとあの長いくねくね道もやはりTJARのルートであったことが分かり驚愕!
今回の山行で良かったのは、何度も転んだり頭が痛くなったりしたのだが大きなけががなかったこと、2日目の天気が最高だったこと、そして昔からの思いが達成できたことだ。感謝、感謝 ! ありがとう
次は、熊野古道の大峰奥駆道の予定だがどうなるか、いつになるか?
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