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Yamareco

記録ID: 879765
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

歴史ある山・みんなに愛される山  七面山・希望峰  参詣道と登山道

2016年05月22日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.6km
登り
1,625m
下り
1,610m

コースタイム

日帰り
山行
7:21
休憩
0:49
合計
8:10
7:00
7:09
53
13丁目
8:02
8:12
95
26丁目
9:47
9:50
2
49丁目
9:52
9:58
60
11:09
11:09
16
11:25
11:29
22
希望峰
11:51
12:01
36
七面山(山頂標柱場所)
12:37
12:37
113
写真撮影、ハイカーとおしゃべり、立ち止まって呼吸を整えるなどの時間は入っておりません。
登り26丁目の休憩は、下り団体さん(約300名)をやり過ごすため。
天候 晴れ 標高が上がると気持ちよいが、下ってきたら暑い・・・。
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
表参道付近の駐車場  100台近く駐車できるのではないか?

花名、山名、間違いありましたらご指摘ください。
 登山口近くにあった。ユキノシタ。
5
 登山口近くにあった。ユキノシタ。
 ペラペラヨメナ、中央アメリカ産の外来種。
2016年05月22日 06:06撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
4
5/22 6:06
 ペラペラヨメナ、中央アメリカ産の外来種。
 登山口に向かっている途中。
 登山口に向かっている途中。
 今日は、良い人と言葉にたくさん出会った日です。
1
 今日は、良い人と言葉にたくさん出会った日です。
 アヤメのようですね。
2
 アヤメのようですね。
 白糸の滝、そしてその横には。
4
 白糸の滝、そしてその横には。
 お萬の方、宗教上の師「日遠」が家康の怒りから死を賜った時、師の分と自分の分の死装束を作ったことから、日遠は赦されたという。そう、ここは日蓮宗の信仰の山。
 お萬の方、宗教上の師「日遠」が家康の怒りから死を賜った時、師の分と自分の分の死装束を作ったことから、日遠は赦されたという。そう、ここは日蓮宗の信仰の山。
 白装束を着た信仰登山のご一行様、3班に分かれて計700人以上が登るとか・・・。
1
 白装束を着た信仰登山のご一行様、3班に分かれて計700人以上が登るとか・・・。
 ここで、約20分待ち、第2班の後ろから参道に入る。
 ここで、約20分待ち、第2班の後ろから参道に入る。
 一年を 感謝し登る 七面山
 いいですね。
1
 一年を 感謝し登る 七面山
 いいですね。
 こんな参道がずっと続きます。
 こんな参道がずっと続きます。
 50丁まで灯篭が置かれています。
 50丁まで灯篭が置かれています。
 13丁目、肝心坊。もう、信仰登山の方々は抜いてしまいました。
 13丁目、肝心坊。もう、信仰登山の方々は抜いてしまいました。
 ギンリョウソウですね。
4
 ギンリョウソウですね。
 15丁目。3合目ってことですね。でも、それは敬慎院までなんですよね。山頂はそこから40分とか・・・。
1
 15丁目。3合目ってことですね。でも、それは敬慎院までなんですよね。山頂はそこから40分とか・・・。
 ずっと、こんな登り。1丁は25m標高を上げたところでしょうか。
 ずっと、こんな登り。1丁は25m標高を上げたところでしょうか。
 20丁目、4合目ってところですね。
 20丁目、4合目ってところですね。
 23丁目の小屋、信仰登山があるときはそちらの応対で一般ハイカーはあまり相手にされないとか・・・。
1
 23丁目の小屋、信仰登山があるときはそちらの応対で一般ハイカーはあまり相手にされないとか・・・。
 ようやく、半分か・・・敬慎院までなんですよね。山頂はそこから40分とか・・・。(コピペ)
 ようやく、半分か・・・敬慎院までなんですよね。山頂はそこから40分とか・・・。(コピペ)
 そこからすぐある展望地、何という山が見えているのかはわからぬが、とにかく青空だ。
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 そこからすぐある展望地、何という山が見えているのかはわからぬが、とにかく青空だ。
 下の集落が、もうあんな下に・・・。
 下の集落が、もうあんな下に・・・。
 木瘤が2つ着いた木、鉄アレイのようだ。
2
 木瘤が2つ着いた木、鉄アレイのようだ。
 初心に戻りたい時、また来たい山かもしれません。
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 初心に戻りたい時、また来たい山かもしれません。
 ふう、6合目。この辺りから下りハイカーとすれ違うことが多くなります。
 ふう、6合目。この辺りから下りハイカーとすれ違うことが多くなります。
 7合目だ・・・。結構来るね。
 7合目だ・・・。結構来るね。
 36丁目の山小屋、トイレットペーパーが切れそうなので、ポケットティッシュを2つ購入。
 36丁目の山小屋、トイレットペーパーが切れそうなので、ポケットティッシュを2つ購入。
 クリンソウ達。
5
 クリンソウ達。
 江戸時代の標柱が平成21年に発掘されたそうです。同様なのは8丁目、1丁目にもあるとか・・・両方とも見逃したなあ。帰りに撮影しなきゃ。
 江戸時代の標柱が平成21年に発掘されたそうです。同様なのは8丁目、1丁目にもあるとか・・・両方とも見逃したなあ。帰りに撮影しなきゃ。
 そう、これが江戸時代の標柱。
 そう、これが江戸時代の標柱。
 本当、いいお山です。
 本当、いいお山です。
 アカヤシオが少し・・・。
2
 アカヤシオが少し・・・。
 40丁目、8合目ってとこかしら・・・。
 40丁目、8合目ってとこかしら・・・。
 スミレたち。結構ありましたね。
 スミレたち。結構ありましたね。
 45丁目、ここは9合目・・・しかし、そこから40分。
 45丁目、ここは9合目・・・しかし、そこから40分。
 46丁目は門ですね。敬慎院内部に入ります。
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 46丁目は門ですね。敬慎院内部に入ります。
 生臭物は、ここより上では食べてはいけません・・・。げげげっ、持ってきた食べ物のうち食べられるのは、南高梅のおにぎりだけかっ!!
 生臭物は、ここより上では食べてはいけません・・・。げげげっ、持ってきた食べ物のうち食べられるのは、南高梅のおにぎりだけかっ!!
 整備されていますね。
 整備されていますね。
 お互いに声を掛け合って、励まし合いながら登る山ですね。
1
 お互いに声を掛け合って、励まし合いながら登る山ですね。
 49丁目、展望地。
 49丁目、展望地。
 富士は薄かったが見えました。
5
 富士は薄かったが見えました。
 雨ヶ岳、毛無山。
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 雨ヶ岳、毛無山。
 それらが両方見えるとこうなる。
2
 それらが両方見えるとこうなる。
 50丁目までは、下ります。
 50丁目までは、下ります。
 50丁目、敬慎院本堂。お賽銭を入れお参りしました。
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 50丁目、敬慎院本堂。お賽銭を入れお参りしました。
 境内の様子。
 トイレ、水洗・洋式・紙あり・清潔と4重丸のトイレでした。
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 トイレ、水洗・洋式・紙あり・清潔と4重丸のトイレでした。
 49丁目まで戻りました。
 49丁目まで戻りました。
 さて、山頂に向かいますか。ここからは登山道になります。
 さて、山頂に向かいますか。ここからは登山道になります。
 ミヤマカタバミ?ちょっと確実にとはいえず。
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 ミヤマカタバミ?ちょっと確実にとはいえず。
 結構な急登りを行きます。
 結構な急登りを行きます。
 唯一あった梯子。
 唯一あった梯子。
 そして、たどり着きました。七面山山頂表示です。しかし、ここからそこそこ離れたところに「ほんとうの山頂」があるとか・・・。
2
 そして、たどり着きました。七面山山頂表示です。しかし、ここからそこそこ離れたところに「ほんとうの山頂」があるとか・・・。
 でも、三角点はここ。一等三角点である。
2
 でも、三角点はここ。一等三角点である。
 さて、余力もあるので希望峰までのピストンを追加しました。山頂にいた人は梅ヶ島からのピストン。希望峰では南アルプスの絶景が見られるとか・・・。
 さて、余力もあるので希望峰までのピストンを追加しました。山頂にいた人は梅ヶ島からのピストン。希望峰では南アルプスの絶景が見られるとか・・・。
 おっと・・・。ヤマイワカガミ。
4
 おっと・・・。ヤマイワカガミ。
 いっぱいあるぜ。
2
 いっぱいあるぜ。
 希望峰全体がヤマイワカガミで埋め尽くされています。
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 希望峰全体がヤマイワカガミで埋め尽くされています。
 やってきました、希望峰です。
 やってきました、希望峰です。
 おおっ、あれは白根三山・・・。
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 おおっ、あれは白根三山・・・。
 北岳アップ!
 間ノ岳、農鳥岳。
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 間ノ岳、農鳥岳。
 塩見、
 笊ヶ岳
 荒川岳
 上河内?ちょっと自信ない。
1
 上河内?ちょっと自信ない。
 光岳??これも自信ない。というか、南アルプス、基本的に自信がない。
 光岳??これも自信ない。というか、南アルプス、基本的に自信がない。
 思い出に、ヤマイワカガミを撮影し戻りましょう。
3
 思い出に、ヤマイワカガミを撮影し戻りましょう。
 ミヤマカタバミですね。多分。
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 ミヤマカタバミですね。多分。
 山頂表示に戻ってきました。これは山梨百名山の表示です。
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 山頂表示に戻ってきました。これは山梨百名山の表示です。
 もう登りはないので、汗だくのTシャツを取り換えます。もちろん今日は○げです。
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 もう登りはないので、汗だくのTシャツを取り換えます。もちろん今日は○げです。
 山頂はこうなっています、遠景。
 山頂はこうなっています、遠景。
 ナナイタガレ方面。ガレ場。
3
 ナナイタガレ方面。ガレ場。
 49丁目より、本日最後の富士山。
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 49丁目より、本日最後の富士山。
 カタバミ、敬慎院境内にて。
 (その後、ミツバツチグリとご指摘を受けました。ありがとうございました。)
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 カタバミ、敬慎院境内にて。
 (その後、ミツバツチグリとご指摘を受けました。ありがとうございました。)
 鹿がいましたね。このあと、すぐに去っていきました。
2
 鹿がいましたね。このあと、すぐに去っていきました。
 これも、ちょいとわからず・・・。
 (その後、アマドコロとご指摘を受けました。ありがとうございました。)
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 これも、ちょいとわからず・・・。
 (その後、アマドコロとご指摘を受けました。ありがとうございました。)
 そうそう、清潔にね・・・。
 そうそう、清潔にね・・・。
そう、鹿に叱られぬよう・・・。
そう、鹿に叱られぬよう・・・。
 ハナニガナ登場。登りの時に咲いていなかった花が見られますね。
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 ハナニガナ登場。登りの時に咲いていなかった花が見られますね。
 ムラサキケマン。
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 ムラサキケマン。
 キランソウ
 13丁目の小屋にて、最近山でよく爬虫類に出会うのだが・・・。二ホントカゲの幼体らしい。
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 13丁目の小屋にて、最近山でよく爬虫類に出会うのだが・・・。二ホントカゲの幼体らしい。
 いい言葉と、いい花と、いい人に出会えた七面山でした。
 いい言葉と、いい花と、いい人に出会えた七面山でした。
 これも、いい言葉です。
 これも、いい言葉です。
 たくさんあったが、結局わからず・・・。
 (ヤマクワガタとご指摘を受けました、始めてみる花でした。ありがとうございました。)
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 たくさんあったが、結局わからず・・・。
 (ヤマクワガタとご指摘を受けました、始めてみる花でした。ありがとうございました。)
 フタリシズカ
 そうそう、8丁目にも江戸時代の標柱がありました。
 そうそう、8丁目にも江戸時代の標柱がありました。
 2丁目の小屋の様子ですね。
 2丁目の小屋の様子ですね。
 1丁目にも、江戸時代の標柱がありました。
 1丁目にも、江戸時代の標柱がありました。
 はい、お疲れ様でした。これから神奈川まで運転して帰ります。
 はい、お疲れ様でした。これから神奈川まで運転して帰ります。
 朝に撮影し忘れた、今日のコース。
 朝に撮影し忘れた、今日のコース。
 早川の様子、増水時にはあれ全部川になるんだね。
 早川の様子、増水時にはあれ全部川になるんだね。
 Tシャツ取り換え2枚目、やっぱり○げ。
4
 Tシャツ取り換え2枚目、やっぱり○げ。
 山梨県中央市にある、「道の駅 とよとみ」
 とよとみ、と言えば北海道人は北海道豊富町を思い出す。大阪の人は豊臣秀吉か、読書好きは万城目学か、麻雀好きはスーパーヅガン!??
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 山梨県中央市にある、「道の駅 とよとみ」
 とよとみ、と言えば北海道人は北海道豊富町を思い出す。大阪の人は豊臣秀吉か、読書好きは万城目学か、麻雀好きはスーパーヅガン!??
 ここで、昼食。
 ここで、昼食。
 「ごはん大盛りできますか?」と聞くと、「いいよ、ただでやってあげるよ」ということで出て来たのがこれ。肉、味が染みてていい。
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 「ごはん大盛りできますか?」と聞くと、「いいよ、ただでやってあげるよ」ということで出て来たのがこれ。肉、味が染みてていい。
 おっと、納豆の自動販売機があった・・・神奈川にはクッキーの自動販売機があるが、山梨は納豆とな。恐るべしっっっ!!!!
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 おっと、納豆の自動販売機があった・・・神奈川にはクッキーの自動販売機があるが、山梨は納豆とな。恐るべしっっっ!!!!
 桑の葉入りソフトクリーム。健康にいいそうだ。
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 桑の葉入りソフトクリーム。健康にいいそうだ。
 厚木市まで運転して、眠気覚ましに勝利のコークを飲む。家まであと1時間半だ・・・。
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 厚木市まで運転して、眠気覚ましに勝利のコークを飲む。家まであと1時間半だ・・・。
撮影機器:

感想

 前日の記録です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-879700.html
(山犬段より蕎麦粒山・高塚山 満開のシロヤシオに癒される週末)

 その後、身延の道の駅にて爆睡した私は4時半ごろ目覚め、朝食を摂り早川町から七面山登山口へ向かいました。そうすると、マイクロバスと何台も何台もすれ違うではありませんか・・・。登山口で止まってお話を聞いている白装束の方々、話を聞けば3班約760人が登るとのこと、そして今登山口にいるのは第2班で出発するまで20分ほどかかるという。なので、私は白糸の滝とお萬の方の銅像を撮影してきた。
 徳川家康は浄土宗、お萬の方は日蓮宗、お萬の方の宗教上の師匠「日遠」は家康や取り巻きの浄土宗の僧に法論を行うので、家康は死罪としたところ「私も死にます」とお萬の方が死に装束を2着作ってきたため日遠ともども許されたということです。
 そう、今日登る山は身延山と並ぶ日蓮宗の霊山なのです。

 白装束の2班は260人と聞きました、その前に1班もいます、1班で11時敬信院予定、私はその時刻では下山まで間に合わないと思い、2丁目の休憩所で第2班を抜き、その後10丁目までで1班も抜きました(ここは走りました、急坂を走ったのでペース配分が狂いました)。
 白装束の方々は
 スピーカー「南無妙法蓮華経」→信徒「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えながら登ってきます、抜いたからには追い付かれては困りますので、少々ハイペースで登っていきます。
 下ってくる一般ハイカーから、「下りも2班あって600人の人が下ってくるよ」と聞き、下り1班は26丁目近くのベンチで、そして下り2班は自分も登りながら28丁目付近でやり過ごしました。

 さて、ここで七面山登山について情報をまとめてみましょう。
 登り始めの表登山口は標高約470m、そこから1700mに近い敬信院まで50丁目に分かれて灯篭が立っています、そしてそこまではほぼ均等な登りになるように登山道が整備されています。ここまでは巡礼道ですね。
 山頂(標柱設置場所)は1982mですが、最高のピークは1989m。そこを踏まないと七面山登山といえないという人もおります。ここは登山道になります。
 つまり、巡礼者は○丁目を信じていきますが、ハイカーはその上に約300mのアルバイトが必要だと思って登らなければなりません。そして、一旦下っての登り返しなどはなく、一気に登り一気に下る山なのです。

 5丁目ごとが敬信院に向けての1合と考え、基本的に5〜6丁目分歩いて休憩を繰り返して登っていきました。また、2丁目、13丁目、23丁目、36丁目には小屋があります、トイレは紙なし、ジュースの自動販売機などもありますが、集団登山があるときはそちらが大口のお客さんになりますので一般ハイカーは小屋で一緒になることを嫌い、登山道横のベンチで過ごすことが多いようです。
 そして、一般ハイカーでもかなりの割合で敬信院で1泊する人が多いようで、日帰りハイカーの割合は多いとは思えませんでした。そんな中岐阜の方が「私はこの山ばっかり100回以上登ったの。昨日も登り今日も登る予定だったけど『○○さんだったらどこに寝てもいいわよ』って泊まらせてくれたの、だから今下りなのよ。」という女性もいた。

 そのうち、スピーカーからの音は聞こえるが信徒さんの声は聞こえなくなってくる。そう、あとは自分のペースで登れるのだ。朝で花は開いていない、展望もないそんな中、汗をかきながら修行のように喘ぎながら登っていく。そういえばこういう登山最近していないなあ・・・。これぞピークハントだと思う、夏に向け筋肉に負荷をかけて筋肉痛を起こす、そのおかげで筋肉が太くなる、修行でありトレーニングだ。

 46丁目で大きな門、49丁目で展望地、富士山と毛無山がいい。そして50丁目敬信院まで下り、参拝する。僧の方が出てこられ「おお、よく来てくれましたね」と声をかけていただく、なお敬信院のトイレは水洗・洋式・紙あり・清潔と4重丸でした。
 「山頂まで40分ほど、頑張ってきてください」と声をかけられいよいよ登山道へ、それが意外と急登。途中で会った人は「俺絵たちは百名山を終えて今二百名山をやっているんだ。」と声をかけていただいた、この2人とは帰りの36丁目の小屋で一緒になり少々会話を交わした。
 汗をかき、息を切らしながら山頂標柱場所へ、そこで梅ヶ島からピストンしたという人に希望峰まで行くことを勧められた。そこは南アルプスの展望がいいらしい。富士山と毛無山しか展望を得られていない私は「南アルプス」と聞き眉が動いた。これは行くしかない。
 
 希望峰までのピストンの近くを最高地点は通るらしい。一旦コルに出て、目を疑った。一面の白い花、ヤマイワカガミである。花の勢いが良い、これを見て一気に元気が出た。コルから登り始めてちょっと登ったらそこは希望峰。本当だ、南アルプス全景だ。大きいのは笊ヶ岳だが、白根三山から様々なピークが尾根の上から見える、そして私はそれらのピークのどこにも行ったことがないので、名前がわからない。山名など間違いありましたら、連絡ください。
 「ほえー」と写真ばっかり撮影しちょっと呆けていた。来てよかった・・・。
 そして、七面山標柱設置場所でTシャツを取り換え、おむすび一つ(南高梅なので生臭物ではない)。後は下るだけ。

 敬信院にたどり着く途中からまたスピーカーのお題目が流れている、どうやら第3班が到着した模様だ、その後を私は下る。そして、ハイカーとのお話し、写真撮影以外では私は立ち止まらなかった、下りは休憩を一切取らずに登山口まで下り切った。2時間半で下り切った。

 その後、帰宅するのに甲府南インターから中央道経由にすることとし、その前にある「道の駅 とよとみ」で休憩と昼食。肉丼はごはん大盛りを頼むと「いいわよ、無料でやってあげるわよ」と言ってくれ、どうやらご飯だけではなく肉も大盛りにしてくれたようだ。そして「七面山に登ってきた」話をすると、「まあ、それはラッキーだわ、七面山は願いをかなえる山なの、そして山を登った人にかかわることで運を分けてもらえるのよ」と話してくれた。そうか、地元ではこんなに愛されている山なんだな、と思った。

 現在、これを書いているのは火曜日で、この登山はもう2日前の過去だ。白装束の登山者たちを走って抜いたことも、たくさんの人と話したことも、今となっては良かったと思う。
 宗教的な霊山だが、万人に開かれているのも素晴らしいと思う。(敬信院さんも信者だけではなく万人を受け入れているそうだ)、そして歩かないとたどり着けない山だ。
 どうしてこの山は愛されるのか、深田翁は日本百名山を選定をするときにこの山を候補に入れたのか、そもそも何かを信ずることで精神的によい影響を与えようとする人間の性、山に登ることを修行と考えるのはなぜか、そんなことを考えながら登って下った。そして、それは非常に楽しい一日だったことを確信したのであった。

 なお、今回「満願」をかけて写真を100枚にいたしました。見苦しい写真もあるかと思いますが申し訳ありません。

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コメント

760人が登山(@_@;)
aideiei さん
おはようございます
760人が白装束で登山とは
追い抜くのは大変そう
展望は素晴らしいので白装束が居ないときに登りたいです
足の筋肉には負荷にならなかった?

名ですが・・
75:カタバミではないですよ。葉っぱが違います。ミツバツチグリかな?
77:アマドコロ 今写っている葉がこの花の葉っぱの場合は、違います
86:白いけどアカバナユウゲショウではないかと
断定できず、申し訳ありません。

コメント見られた方へ:名間違いありましたら、ご指摘ください
(「自信無いなら書くな!」とはいわないで、私ののお勉強ということでお許しを)

hamburg
2016/5/25 7:36
Re: 760人が登山(@_@;)
 渋描き隊長、こんにちは。コメントありがとうございます。
 私も最初は、白装束の人たち・・・どうしよう・・・。と思ったのですが、それも含めて「たくさんの人に愛されているんだ、登ろうとしているんだ」と思うことにしました。小学生から相当のベテランさんまで同じペースで登っていくのです、リーダーやサブリーダーたちの苦労なども想像しました。私はその宗教の信者ではありませんが、人をまとめて同じ方向を向かせる大変さは理解しています。そこには共感できました。
 花名もありがとうございます、本当に難しいなあと思いますが、今回のムラサキケマンやキランソウなどは1年前だったら「???」となっていたと思います。少しは進歩しているのかなと思いました、コラボ時の花トレーニング改めてありがとうございます。

 なお、筋肉痛は火曜日までは心地よくありましたが、今はもうありません。太ももが若干太くなり、筋肉が少し張ったように思います。
 aideieiでした。
2016/5/25 21:10
七面山・希望峰 喜望峰??
aideiei さん こんにちは
お邪魔します
こちらのコースもいいですねー
身延線 方面は 関東からですと 列車 ではなかなか
行きにくい所です。
やはり クルマあると いろんなところに行けますね
こっちは アフリカの喜望峰とは 違う感じなんですね
希望の 峰てt 何かいい感じです
またこういう 信仰の道って 近いところでは
大山や 筑波山も そうですが
なにか 心が(たぶん) 洗われた
感じになります。
なかなか 公共交通機関日帰り派の私にはむつかしそうな
方面ですが、昔の お伊勢参りでは (旅費や体力の関係)代表者が伊勢までいって お参りしてくれたらしいので
aideiei さん に行っていただいて 感謝ですね
周りの 山々も きれいです
レコありがとうございました
では
2016/5/25 8:09
Re: 七面山・希望峰 喜望峰??
 tsuiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
 累積標高差は1500mを越えていますが、自分が思った時間よりは早く戻ってこれました。
 そして、昨日の高塚山よりは交通機関が良いようで、敬信院に1泊する決心があれば公共交通機関で行って帰ってこれるようです。詳しくは半袖隊長の山行記録をご覧ください・・・。(半袖隊長、勝手に紹介してすみません、素晴らしい山行記録と思いました。)
 ぜひ、この山、tsuiさんのいつか行く候補にも入れてあげてください。私は大満足しました。
 aideieiでした。
2016/5/25 21:14
ヤマクワガタ?
aideieiさん、こんばんは。

結局お分かりにならなかったという86枚目の写真ですがヤマクワガタ?でしょうか。
http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result51300.htm
それとも一般的なクワガタソウ?
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1097.htm
どちらかに似ている様な気がしました。

Landsberg
2016/5/25 18:30
ヤマクワガタでビンゴ!!
 Landsbergさん、こんにちは、コメントありがとうございます。
 ヤマクワガタでビンゴ!!です。私にとって初めて見る花でした。ネットで見ても、「4枚花弁 2枚葉 白花 春」などと検索をかけてもこの花には巡り合いませんでした。本当にありがとうございました。写真で見ただけでビンゴ!!でした。
 さすが、Landsbergさん。と思いました。
 私の場合は、名前がわからない花でも載せてしまうことが多いです。そして、どなたかにご指摘を受けますが、そうやって花を覚えていくことも多いと恥ずかしながら思います。
 これからもまたご指摘お願いします。そして、画像アドレスなどと一緒に指摘していただくLandsbergさんの指摘の仕方は素晴らしいと思いました。指摘された方も気持ちよく受け入れられました。ありがとうございます。
 aideieiでした。
2016/5/25 21:21
86のお花
aiさんのレコで の勉強をさせて頂き申し訳ありません。
さすがLandsbergさん、 アカバナユウゲショウに似てるけど葉がクワガタソウですね。
勉強になりました。
ありがとうございました。
hamburg
2016/5/25 19:52
信仰登山
aideieiさん、こん○×は(^o^)/ 遅コメ、失礼です_(._.)_

760人もの信仰登山ですか  信仰登山自体に出逢ったこともないですし、760人もの人数…自分達なら諦めて違うへ行くか、時間をずらして少しだけ登って引き返していまいそうです
信仰のおなのだからそういうこともあるでしょうね。

ところどころにある「言葉」…なんか全部呼んで、自分を清めたいです。

mamepapa dogleo
2016/5/26 15:18
Re: 信仰登山
 mamepapaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
 白装束を着た信仰登山者たち、富士山と木曾御岳(噴火前)で見たことがあります。いずれも、自分たちが信ずるものをさらに信じたいとか、仏のご加護の元大きい修行(登山)をしたいとか、思いがあると思います。そして、それはカルトなどを除けば価値があるものと思います。
 信仰登山者たちの歩みは遅いですので(敬信院までを5時間かける)、抜いてしまいさえすれば大丈夫でした。

 山の中に様々な言葉があるのは、今回3回目ですね。
金華山(岐阜県)・・・古今東西の著名人の金言が要所要所にあります。
愛宕山(京都府)・・・全国の愛宕神社の総本山。日本三百名山、消防に関する名言が41か所。
七面山(山梨県)・・・今回のお山
 ぜひ、mamepapaさんにお勧めします。本当、いい言葉に出会った山でした。
 aideieiでした。
2016/5/26 22:28
aideieiさん、
七面山、拙者は電車バス乗継の山旅だったので敬慎院で一泊しました。
なかなか変わった体験ができて、楽しかったですよ。
白装束の信者さんの大合唱も迫力ありました。

喜望峰にイワカガミが咲いているんですね。
今年は見てないな!

喜望峰からの眺望では、笊ヶ岳が一番かな?

  隊長
2016/5/26 18:08
Re: aideieiさん、
 半袖隊長様、こんにちは。コメントありがとうございます。
 隊長のレコを参考にさせていただきました。希望峰で南アルプスの展望があることも、泊まればもっと面白いことも知っておりました。でも、次の日の仕事があり断念でした。
 tsuiさんに、隊長の山行記録をお勧めしました。断りもなく申し訳ありません。でも、隊長の記録、本当に細かく書かれているんですよ。それを読むと行きたくなるレコですね。
 今回の七面山、昨年ごろから気になっていた山でしたが「きついだろう」と思って山行候補には入れませんでした。今回、歩いてみて「これなら自分でも歩ける。」と思いました。
 夏はまたいろいろ行きたいところがあるのでそのためにも脚力をつけたいと思っています。
 コメントありがとうございました。aideieiでした〜。
2016/5/26 22:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 関東 [2日]
七面山表参道(宿坊敬慎院泊)往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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