山名だけで行きたくなる山! 芋掘りドッケン〜四期萩
- GPS
- 11:01
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 3,343m
- 下り
- 3,588m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●白井差峠より先はVルートです。 ●四季萩、芋掘りドッケンからの下りが尾根が広がり進行方向に注意して下さい。 特に四季萩からの下りが不明瞭で、自分はルートを外しました。GPS、コンパスは必須です。 ●四期萩への登りは岩稜帯があらわれ、一瞬躊躇しますが問題はありません。 ●栗尾沢への下りは参考にしないでください。 |
写真
感想
山名だけで行ってみたくなる山ってあります。自分の場合、それが芋掘りドッケンでした。芋の木ではなくて芋掘り、ドッケではなくてドッケン。DOKKENという名のロックグループも好きだし・・・
何年か前から行きたいと思っていましたが、色々障害が多くて実行に移せず。
中双里からのスタートが10時近く。下りに使うと間違えやすそうな尾根がたくさんあり、タイムロスの時間によっては帰れなくなりそう。熊も多い・・・などなど
なので未踏の四期萩まではかなり念入りに下調べをしました。その甲斐があってか
余裕で明るいうちに三峰口につくんじゃないの?というペース。
しかし悲劇はかつて歩いた区間で発生しました。
何度か尾根を間違えながら軌道修正して、十二天山へここで進路を北にとらずに、
南へ・・・気がついたときは200m程下ってしまったこともあり、そのまま尾根を下り栗尾沢から落合に出ることにする。
もう沢が見えてきたところで滑って尻餅をつく。当然鈴の大きな音が・・・その音に驚いたのか、前方20m先の岩から熊が出てきて沢に下って行った。大きさはそんなに大きくなかったがその駆け降りるスピードの速かったこと・・・変態ビームを発する時間もなかった。
あと標高差150程で住宅地だが、クマと同じ方向に行きたくない。なので今日中に帰れなくなるかもしれないが、500m登り返すことにする。まず無事であるが今日中に帰宅できないかもしれない事を、家内にTELした。もう水もほとんどない。さっきの沢でくんどけばよかったが、あとの祭り。やっぱ平常心でなくなっている。だんだん暗くなってきた。
そんな時、家内からTELがきた。パソコンの操作でわからないことがあるので、教えてほしいとのこと。なんでこんな時と思いつつ、話終えるといつもの自分に戻っていることが実感できた。
なんとか林道に到着し、終電の時間が気になるので、真っ暗な道を早足で歩く。この日は月が出ていなくかなり真っ暗だったが、意外にこれがおもしろい。動物たちが逃げる足音だけがする。
落合バス停に着いたのは終電1時間10分前。三峰口まで走っても今の体力では間に合いそうもないのでタクシーを呼ぶ。ついでなので西武秩父駅まで行ってもらったが、山でタクシーに乗るのなんて何年振りだろう。
色々反省点がありましたが、結果楽しい山行でした。
コメント
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ワルさん、こんにちは。
何とか無事に日帰りが出来て良かったですね。自分もこの尾根を計画していたのですが、あの遅い時間のバス利用で中双里から三峰口へ計画されていたのですね。自分は同じバスの自由乗降区間を利用して、もみじ湖の滝ノ沢橋で下りて倉明山に登り、秩父御嶽山を経て三峰口というルートを考えていたのですが。どうしましょうかね。yasuhiroさんだけでなくワルさんまでも奴と遭遇するとは。
それにしてもワルさんがコケて、その音に驚いた熊がスタコラサッサと逃げ出す姿を頭の中で映像化したら、可笑しくて。噴き出してしまいました。秋田県では山菜採りの方が2名亡くなられていますから、笑いごとではなくて本当に自己防衛しないといけませんね。先日、何処かで熊鈴を落としてしまったので、早速買ってきます。
やっぱり下りの尾根間違いは怖いですね。少々時間を掛けてでも都度都度の方向確認が必要だと思いました。
お疲れ様でした。(^^)
こんばんは
熊は沢の急斜面を下っていたので、その時は恐怖感は全くありませんでした。
大きさも小さい感じで、これなら襲われてもケガだけで済みそうという大きさでした。
登り返しながら、さっきの状況、結構笑えるとニヤついてました
熊が逃げる逃げないはともかく、鈴はこの山域はつけて歩いた方がいいです。
他の動物たちも逃げてしまうという欠点はありますが・・・・
今回背骨の部分は歩いたので、今後は南北にたくさんある支尾根を登りたいと思います。
倉明山の南にいい道がありましたよ
四期萩の西側の岩場からの展望も気に入りました。
今度是非・・・
ワルさん、無事帰還、ホントに良かったです。。
写真を順番に拝見するとダンダンと暗く、何となくワルさんも焦っているような雰囲気がムチャクチャ伝わってきます。あとちょっとの下りで十二天山への登り返しなんぞ同じ立場だったらどう判断したか。。
それでもしっかり判断してタクシーで間に合わせるのはやっぱりさすがです。
ヤスさん、ワルさんとまあこの辺りは危険地帯ですなぁ〜 中津川行きのバス乗って景色みてもヒトなんか歩くような雰囲気じゃないし。
とか言いながらこの前日に我々もこっちに来たんですけど。。
それにしても、奥さま。素敵すぎです〜 帰宅できない連絡でも動じず、パソコンの相談なんて。またちゃんと答えるワルさん。遭難一歩手前でパソコンの操作説明してる姿を想像すると。。
今回の変態ピークもいいですねぇ。中双里から梵天尾根もいいなぁ。
中津川峡、ホントに秘境感が高い。6時間のシンデレラ・ハイク。悩む〜
日没アウト一歩手前のハラハラ山行、本当にお疲れさまでした〜
こんばんは
>無事帰還、ホントに良かったです。。
ゴメンナサイ。ちょっと大げさにレコしてしまったようで
自分の場所の把握は出来ていたので、時間的な問題だけでした。
ツェルトかぶれば結構どこでもすぐに寝られますし、もう一本遅い電車で
西武秩父まで行き、そこで泊まる手もあったし・・・
でもせっかく外泊の許可が出たんだから、雨の予報でなければ間違いなく山中で泊まっていました
家内とは30年ほど前は一緒に穂高とか行っていたので、山の事はある程度わかってると
思います。(変態ルートは歩いてくれなかった )
一番恐れているのは同居している私の母親です。おそらく連絡着かないと
大騒ぎをするでしょう。人里の近くでTELしたのは大正解でした
今回のルートは少し長いので、倉明山の南尾根から秩父御岳山に貫けるルートなんて
いかがでしょうか
冒頭で見つけてヘェ〜って読み進めても中々タクシーがでてこない
なるほど盛り沢山のストーリーでしたねぇ
ワルさんがヘッデンに新しい電池入れている頃に
ビギはホルモンで一杯やってました
今回のレコはストーリーを盛らなくても一冊の本が書けそうですネ
最後はクマと戦っても是非ハッピーエンドにしてくださいヨ
無事山を下りれたことはモチロンだけど電話が通じたことも良かったですネェ
だから奥さんもオオボケかましてくれた訳だし
無事帰還・・・オツカレサマでした
やっぱり熊鈴買おうかナァ
こんばんは
タクシーなんて使うの何年振りだろうと、レコ見てみたら3年ぶりでした。
大血川観光釣場まで使っています。
行きのタクシーは山行の充実に役立つけど、帰りのタクシーはなんかあまり
意味がないような 次の日、仕事だから仕方ないか?
ビギさんの言うように今回は色々なことが他にもたくさんあったんですよ
(ビギさん結構するどい )
でもレコアップに使う時間は、翌朝7:00〜10:00と決めているので、あまり色々なことが
書けないし、その時は思い出せない
今回、一番ラッキーだったのは電話が通じたことです。
熊に遭遇した場所が一番電話が通じやすい場所でした。
電話が通じなかったら、しかたなく沢をそのまま降りていたでしょう。
そしたらどうなってたかなあ〜
やっぱりワルさんも遭ってしまいましたか
あの辺り熊密度が濃そうですね。しかも栗尾沢とは驚きです。もう人里まで幾らも無いじゃないですか。
そして終盤でのあの急斜面を登り返す行動力。自分には無い選択肢です。
茂萩山の岩場は自分にとってベストマッチと言うか、あれ以上難しくなると手に負えなくなるんで、ギリギリ楽しめる丁度良さなんですよ。
そこそこ長いんで達成感も味わえるし。
うーん、行きたい でも今の精神状態じゃムリ
無事の帰還と念願の芋掘りドッケン制覇おめでとうございます
こんばんは
念願の芋掘りドッケンは期待通りのピークでした
茂萩山の岩場は秋に是非再訪したいです。
これから、この山域はちょくちょくお邪魔すると思います。
しかし遭うとしたら稜線上だと思っていたのに、まさかあんなところで・・・
でも杉ノ峠あたりでもよく熊情報がありますよね。
自分は何かアクシデントに遭うと、何が最悪の事態なのかを考えます。
それは絶対に避けなければなりません。
この場合の最悪な事態は、沢で再度熊に遭遇し襲われることです。
(顔に傷でもつけられたら、ますますコワモテになっちゃうよ〜 )
幸いTELが通じ、家族の心配はなくなったので登り返すことに・・・
通じなかったら沢を歩いてました。
今回はいろいろ情報ありがとうございました。(思い出させてしまい申し訳ないです)
自分の都合のいいように仮説をつくりました。
当日のyassさんの服は紺色など黒っぽい服装。熊ってすごく目が悪いじゃないですか。
だから縄張り争いの敵だと思って突進してきて、近くに来て初めて人間だと気づき
進路を変えた・・・だから派手めな色の服を着ていれば、すぐに人だと気気付き
逃げていくのでは
まあ何事もプラス思考でね 。
yassさんは突進はされても体当たりはされない人なんですから
珍しく調べてみました。茂荻山の三角点名なんですね。(つまりは茂荻山)ふ〜ん、皆さんよく御存じで。
あの秩父御岳山に延びる尾根、辺見尾根より難易度低そうなんて言ってたけど、何の何のワルさんがルート外すくらいだから、なかなか面白そうですよね。しかしyasuhiroさんが言っているように、アソコ(あの時間)から十二天山に戻る選択肢は私にもないです。 (熊が気になるなら、P776に登るってのはどうだったんでしょう?)
今までワルさんがヘッデン点けるなんてレコあったっけ?ワルさんでも一応持ってるんだ、って思いました。(当たり前か)
今年は、いろんなところで熊の話を聞きますね。もちろん会わないように鈴を鳴らしたり声を出したりしてるわけだけど、チョット会ってみたい気も。。。まぁ、怖い思いをしてないから言えるんでしょうけど。。。
何はともあれ、無事生還(帰宅)できて何よりでした。
こんばんは
前回の時、説明したけど三角点名なんです。
kinoeさん、高原地図見ないからわからないんですよ
四期萩の方がいい名前なのでこちらを採用してしまいました。
辺見尾根は登ったことないんで、正確とは言えませんがおそらく辺見尾根より
難易度は低いです。
って言うか、尾根の質が全く違います。危険な岩場も四期萩の西側しかありません。
ただ尾根がはっきりしない広がりが多いので、秩父御岳山に向かう方向だと
自分のように支尾根に迷い込みやすいです。
今回も四期萩まではコンパスで慎重に進みました。そこから先は2年少し前に来たことが
あったので意の向くままに歩いていましたがこれが失敗。結局油断しすぎです。
前回のレコでこの尾根に入らないように注意!なんて写真でコメント入れておきながら
今回自分が入ってしまってますから
また前回は、積雪期だったので帰りは、自分のつけたトレースを歩いただけでした。
P776ですよね〜。ログでは斜面を登っていますけど、実際は沢の手前までです。
尾根までの斜面が登れるかわからないほど急だったのと、この日は5mのロープしか持ってなかったんですよね〜。
でも今回新たなエリアを見つけた感じです
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