失われた古道、軌道、鉱物探しに京の沢へ、塩山〜乾徳山から入り石塔尾根で西沢渓谷に下山
- GPS
- 16:16
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 2,771m
- 下り
- 2,070m
コースタイム
- 山行
- 13:32
- 休憩
- 2:42
- 合計
- 16:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<全般> 今回のルートは、失われた古道や森林軌道、鉱山跡などを巡り、非常に変化に富で面白いです。しかしかなり大変な個所もあり、バリ慣れた人で無いとお勧めできません。またルートがらGPSは必携です。 塩山から乾徳山入り口バス停までは、2時間16分と思っていたより近いです。 乾徳山までの道は明瞭で、夜行登山でも大丈夫でした。 <黒金山から京の沢> 道はバリルートすら有りませんので、使われなくなったと思しき林道を目指して適当に下ります。木々の密集度がポイントです。地形図によると林道の脇は崖が続いているので、今回の様に沢筋で橋が架かっているポイントがねらい目です。 林道終点からも西沢の支流を目指して適当に下ります。よって沢靴を持っていた方が安心です(結果的には無くても歩けたと思います)。 <京の沢から石塔尾根入り口> 京の沢は地形図を見ると分かる様に頻繁に堰堤が有ります。今回は5つ目の堰堤の手前で沢登を止めました。沢としては初心者でも歩けると思います。 <石塔尾根で西沢渓谷> 今回、未踏の石塔尾根を下りで使いましたが、お勧めできません。踏み跡は有りますが、頻繁に倒木等で無くなります。枝尾根が多く、迷い易いです。初めての場合は登りで使った方が良いです。バリルートとしてはきつめでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長ズボン
グローブ
雨具
日よけ帽子
ザックカバー
ご飯を3食分
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
沢靴
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感想
horikoさんの以下のレコに触発され、久しぶりに終電を使ったナイトハイクをやりました。出発駅はhorikoさんと同じ塩山です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-891488.html
乾徳山は初めてですが、黒金山から甲武信ヶ岳までは歩いた事が有るので、かねてより歩きたかった京の沢を沢登し、石塔尾根で西沢渓谷に下山する事にしました。
京の沢で検索してみると、pasocomさんの以下のレコが有りました。デュモルチ石の鉱山が昔有ったとの事です。そこでデュモルチ石探しもする事にしました。pasocomさん、ありがとうございます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-147699.html
石塔尾根はjinzaemon さんの以下のレコで知りました。jinzaemon さん、ありがとうございます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-149190.html
ただかみさんが2日ごろから風邪気味で、それが僕にうつって7日くらいから風邪気味に。少し良くなったのですが11日の沢登で風邪をこじらせてしまい、木曜日は咳であまり寝られず、金曜日は寝不足のままナイトハイクの突入してしまいました。本来は登山に行けるような状態では無いのですが、梅雨入りしたのに天気予報が晴れだったので。。。ルート的にもとっても面白そうだったし。。。
塩山から乾徳山口まではhorikoさんのログを使わして貰いました。これが驚いた事に、最短コースを縫うように狭い路地を抜けています。よくぞ夜中にこんな道を通ったものです。horikoさん、あっぱれです。乾徳山まではhorikoさんとは違うルートで登りましたが、体がとっても重くて予定よりずっと時間がかかりました。風邪だけで無く、睡眠不足も効いている様だったので、途中で仮眠しました。しかし仮眠は考慮して無く、その為の物は何も持って来なかったので、最初の地点では寒くて眠れず、暫く歩いて日の当たる所で再度仮眠しました。計画より大幅に遅れ。これで笛吹きの湯まで走ってお風呂に入って帰る事は諦めました。。。
黒金山からは、地形図を読んで北西尾根で京の沢の近くに下りる予定でしたが、木々の密集具合から断念。大ダワ方面に戻りながら適当な下り場所を探しました。
下り始めてからはGPSの地形図で現在位置を確認し、林道の丁度良いポイントに下りれるように調整しながら、木々の密集度が低いヶ所を選んで進みました。それでも獣道も見つからず、木の枝をかき分けながら進むのは大変で、下りで良かったと思いました。ちょうど林道の橋の部分に出たのはラッキーでした。途中から小さな沢沿いになったので橋に出るかなとは思ったのですが。。。
林道の終点から下の沢に下り、倒木の多さに苦戦しながら何とか西沢の本流に着いて食事タイム。沢靴に履き替えているのでそのまま沢沿いに下るか迷いましたが、大幅に時間が遅れているので、上をはしっている林道に登る事にしました。この林道も既に使われていない様で、しかも森林軌道のレールが有りました。なかなか面白い道で、発見できて良かったです。京の沢の手前が崖崩れで車は通れない状態でしたが、そこでデュモルチ石らしき鉱石を発見。写真だけ撮って京の沢におりました。
暫く沢を登ると直ぐに2段の堰堤です。左側(右岸)から乗り越えると上は池の様になっており、その上流は開放的な河原に変わりました。3番目と4番目と堰堤は続き、5番目の堰堤で時間も無いので林道に登る事にしました。3番目か4番目の堰堤を越える際、沢沿いに森林軌道跡のレールを発見。こんな所にもトロッコが走っていたのですね。森林軌道跡をたどって登ると林道に出ましたが、この林道は既に歩いているので、途中から尾根を直登しました。
この森林軌道は西沢渓谷まで続いていますが、以下のレコの様になかなか面白い史跡です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-725386.html
石塔尾根の登山口までは林道沿いに歩きます。石塔尾根はちゃんとしたバリルートで、記録も有るので楽だと思っていましたが、意外にきついルートでした。使われなくなった古道の様で、所々に階段や石垣が有りますが、倒木や木々で道が無くなっている個所も多々ありました。赤テープも時々有るのですが、予定していた尾根沿いルート以外の物も混じっている様でした。今回は最後まで尾根沿いのルートの予定でしたが、途中で早めに西沢渓谷に下ったレコも有るので、そちらのルートかもしれません。枝尾根が多くて迷いそうで、下りでも走れなかった為、ここでも計画より大幅に遅れました。最後の方は塩山行の3時台のバスに間に合うように、かなり焦ってしまいました。石塔尾根は面白そうな岩も多く、別ルートでもう一度歩いてみたい尾根でした。
無理をした為に風邪が悪化してしまいましたが、とっても面白いルートだったので良かったです。金曜日の終電を利用してのナイトハイク、土曜日に歩くならこれは良いですね。日曜日の天気が悪そうで、土曜日なら大丈夫な時にはまたやりたいですね。
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石塔尾根の西滑頭から西沢渓谷に下る途中に銀マットが落ちていました。
西滑頭から1時間も下ってはいなかったと思います。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
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土曜日は暑かったですね。
私はその日は山の会ののんびりハイキングで鷹巣山でしたけどコースタイムくらいのペースでも暑かったです〜
実は私も週末風邪の症状が出て喉が痛かったのですが、なんとか気合で治そうと思っています(笑)
お互い早く治るといいですね。
梅雨明けの猛暑は沢遊びで乗り切りましょう〜
totoriさん、こんばんは。
確かに日が昇ってからは暑かったですね〜 風邪、大丈夫ですか。
僕は昨日まで咳が酷かったですが、今日はかなり良くなりました 病院や風邪薬は使っていませんが、うがいが一番の気がします。
まだ完治していませんが、軽いトレーニングは今日からやっています。
今年は本当に暑くなるかもですね。沢遊び、是非行きましょう
一応カヌーをやっていた時のスーツやライフジャケットも持ってはいます。
ログ使ってくれたんですね(^o^)
道路は苦手なので、少しでも短く済むように、
Googlemapで最短距離を調べて、手書きでログを書いて、
入れてってます。ほいで、ストリートビューで確認して、
分かりにくそうなら、距離延びても大通りとかに変えたりしてます。
夜間だと走り屋情報とワンコ情報も確認したりで、
登山道より準備に手間掛けてるかもしれません(^_^;)
後半がFutaroさんならではの大冒険ルートですね♪
写真がすんごく綺麗です(*´ー`*)
horikoさん、こんばんは。
僕は走り屋情報とワンコ情報は確認しないので、準備にはそんなに手間はかけませんね、道路の部分は。。。勿論バリルートや、バリルートにもなっていない部分は多少調べますが、あんまり調べると驚きがなくなるので、その辺の塩梅は難しいですね。
黒金山から甲武信ヶ岳までは既に歩いたことがあるので、未踏を歩こうとするとああなりますが、未踏だと意外な物が見つかってやっぱり面白いです
今週末もこの夜行電車&登山になりそうです。horikoさんの様にハイペースでは歩けないので、韮崎〜信州峠〜小川山〜金峰山〜乙女湖〜塩山かな〜。
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