蓮華温泉から朝日岳〜雪倉岳〜小蓮華山周回
- GPS
- 11:50
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,540m
- 下り
- 2,542m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 11:49
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とにかく早朝の濡れた木道がよく滑る、ここが一番の危険地帯。 その他登山道は明瞭で道迷いの不安はあまり無く、危険と感じる箇所も少ないです。 今年は残雪が少ないので登山道に雪はほぼ有りません。 朝日岳までは至る所に沢が流れていて冷たい水を補給出来ます。 距離が長くアップダウンも激しいので、時間に余裕があるor体力に自信がない人は 泊まりで訪れてくださいね! |
写真
感想
前日の僧ヶ岳から蓮華温泉への移動、林道がかつて経験したことのないほどの
濃霧なので慎重な運転で時間をかけて20時過ぎに駐車場入り。車中泊で当日は
3時起床で朝食、準備を済ませて3時半頃から出発です。
まだ真っ暗な中、ヘッデンの明かりを頼りにまずは林道を歩いてキャンプ場からは
木道へ。この木道が予想通りに濡れていていかにも滑りそう・・下りになると転倒
しないように踏ん張るので無駄に疲れそうです。。そんな木道歩きに神経を遣い
ながらアヤメ平、兵馬の平湿原と進んでいくうちに徐々に明るくなって周囲の山々
が見えてきてどうやら本日快晴ムード♪ 兵馬の平から30分ほど下っていくと
瀬戸川橋でここが本日の最低標高地点です。
橋を渡ってゆるゆると登っていくと今度はもっと大きな白高知沢橋。橋からは右に
朝陽、そして左には最初の目的地である朝日岳が見えました。
白高知沢橋を渡ってしばらくで本格的な登り、五輪尾根に取り付き登っていくと
キレイに整備された木道が始まる。いよいよここからお楽しみの高山植物咲き乱れ
地帯へ、振り返ると糸魚川方面を埋める雲海も見事です。
まさに「花園」な花園三角点周辺からはお花を撮りながら登っていくのでペース
ダウンするがこの時間もコミコミで計画しているので問題無し。写真に掲載した
以外にも様々な高山植物が咲き乱れる五輪尾根は水場も豊富なのが嬉しい。
そんな中を登っていった五輪山直下にはハクサンコザクラの見事な一大群生地も
ありました。
吹上のコルで栂海新道と合流すると黒部の街は見えたが能登半島がハッキリとは
見えないのはちょっと残念。。様相が一変した登山道を20分ほど登るとようやく
朝日岳山頂に到着です。
誰も居ない山頂で景色を眺めたり撮ったり、軽く食事したりしたら次は雪倉岳を
目指して南下。しかしこれが数字でイメージしていたより実際に見るとハード
そうで「これ下って登るの??」と気を引き締める。水平道との分岐に合流して
からは小桜ヶ原までまた素晴らしいお花畑の中を歩いてその後は燕岩など迫力の
岩壁もあり。変化に富んでいて飽きませんねぇ。赤男山の西をトラバースしたら
次は雪倉岳への標高差およそ600mの登り。この途中で今日初めて、やっと人に
会いました。雪倉岳山頂ではまだ展望利いてて景色を堪能、白馬岳は東のガスを
跳ね返している。
雪倉岳から下って避難小屋を通過、次は鉢ヶ岳を巻きつつ三国境を目指す。
もちろんこの辺りにも素晴らしいお花畑が広がっております♪
三国境で休憩後は小蓮華山から船越ノ頭へ最後のアップダウン。この辺りでも
会う人々に「どちらから?」と聞かれて「蓮華温泉から周回です」と答えると
皆さん驚いておりました。
船越ノ頭を過ぎて白馬大池へと下る道中、「ライチョウに会えないのだけが残念」
と思っていると神は見捨てていなかった!雷鳥坂でヒナを連れた雌に会えたので
撮影会。わざわざ持参した望遠レンズをフル活用でした(゜∀゜)
白馬大池山荘前で最後の休憩後、あとは蓮華温泉へ下るだけ。ここまで来たら
目標としていた12時間以内に戻ろう!と順調に歩いてほぼ計画通りに進んで
見たかった景色やお花畑やライチョウに大満足な山行を終えたのでした。
登山を趣味に持ってこの7月でちょうど10周年。
山を始めた頃はテント泊メインだったのが日々の生活スタイルに合わせて軽装
日帰りへと変化していったこの10年の節目を飾るのに相応しいと思い、
長年行きたかったけど2泊3日の日程では家庭の制約でなかなか山へ行けない、
1泊でテント装備ではあまり行く気にはなれなかったこのルートへ梅雨の晴れ間を
狙って行けたのは深く記憶に残る山行になりそう。
これからもただ速く行動するのではなく、素晴らしい景色を見たり撮ったりと
山を楽しむことを忘れずに続けていきたいです。
コメント
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shomomoさん、こんにちは。
お邪魔させていただきます。
いやぁ男前!
ちょっとキュンとなりますたわ。
…。
あ、あの誤解(勘違い)があったらいけませんのではっきり言うね。
私、正直その気はないんですよ。
もちろんshomomoさんのイケメンは認めますけど私が惚れたのは旭岳よ。
見るアングルが変わりますとこうも違うかってなくらいにキリっとしちゃってますね〜。
そして序盤に展開する湿地や森、稜線からは胸の空く眺望、更にはどこまでも広がるお花畑。
これに青空が味方してくれましたら最高の楽園でありますわね〜。
平日の静かな贅沢を味わえまして良かったですね〜。
私も平日のお仕事をズル休みして1泊2日くらいでまったりしてみたいです。
K-Millerさん、こんにちは〜。
そーなんですよ、
初めて見るこのアングルからの旭岳には誰もが惚れてしまいますよね。
変化に富んでいて飽きることのないこのルート。百花繚乱の季節のここを
晴天でなおかつ人の少ない日に歩けてとても幸せモンでしたよ♪
K-Millerさんもぜひ行ってみてくださいませ〜!
どの景色も素晴らしいですね!
お花も多いしライチョウも最高です。
綺麗な写真をいっぱい撮りながらサクっと周回されるとは流石shomomoさんです。
実は今月末のテント泊遠征地候補の一つに白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳エリアを考えていたのでとても参考になりました。
こんな素敵なレコを見てしまうとここで確定かな〜(笑
nakkiさん、こんにちは〜。
山はただ速く廻るだけではなく、自分なりの楽しみ方も達成せねば。
最後のライチョウはほぼ2年ぶりなので嬉しかったです!
このエリア、候補に挙げてたんですね〜。テン泊なら花も展望ものんびりと
満喫できていいんじゃないでしょうか〜♪
7月16日に同じコースを歩いてきました。
初めてのコースなので安全のためにGPSでコース確認をさせていただきました。
脚には自信があったのですが、最初から計画から大幅に遅れ蓮華温泉到着は19時17分と15時間47分もかかってしまいました。小蓮華山手前で遭対協の方に遅いと教育的指導を受けました。
天候は良く、花もたくさん見られました。が、猛者の真似はしないように注意します。
データをお借りしたので、お礼まで。
yudoburiさん、こんにちは〜。
16時間近くとは、大変であったかと思います。
このルートは最初に標高を下げてしまうし、朝日岳まで登ったあとも
何度もキツイ登り返しがあるので数字以上に厳しいですね。
私はそれでも「余裕を持って」12時間以内に廻れると自信があったので
決行しましたが、ギリギリの計画は組まない、この余裕分が大事なのかな
と思います。
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