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Yamareco

記録ID: 923779
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

西岳・編笠山(富士見高原から)

2016年07月24日(日) [日帰り]
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GPS
07:49
距離
12.3km
登り
1,322m
下り
1,315m

コースタイム

04:37 富士見高原リゾートB-1駐車場出発
04:43 車止めゲート
04:45 富士見高原登山口
05:02 五叉路分岐
05:08 不動清水 05:12
06:10 林道出合
07:33 西岳山頂(小休止) 07:46
08:33 乙女の水
08:40 青年小屋 08:45
09:21 編笠山(小休止) 09:34
10:22 シャクナゲ公園
11:29 臼久保岩小屋
11:55 盃流し
12:07 五叉路分岐
12:20 車止めゲート
12:25 富士見高原リゾートB-1駐車場帰着
天候 早朝の登山口はガスに覆われた状態。西岳山頂ではガスも取れ晴れ状態だったが、編笠山山頂は再びガスに覆われ展望は無し。
気温はそれほど高くなく、大汗をかいたり水をがぶ飲みするようなことはなかった。樹林帯の中はむしろ肌寒い感じがした。
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:都内(0:30)−首都高速C2−中央自動車道−<石川PA>−小淵沢IC(03:10)−富士見高原リゾートB-1駐車場(03:25/194km)

復路:富士見高原リゾートB-1駐車場(12:45)−小淵沢IC−中央自動車道−<双葉SA>−<小仏7キロ渋滞/20分>−首都高速C2−都内(15:45/388km)

■駐車場
富士見高原リゾートにはたくさんの駐車場がありますが、登山口に最も近く登山者が利用できる無料駐車場はB-1です。B-1のすぐ下にB-2があります。トイレに近いのはB-2です。
十分な駐車キャパがありますので、ゴルフ関係施設の駐車場や路駐は止めましょう。
ゲートの手前に詰めれば10台程度の駐車スペースがありますが、公然の秘密です(笑)

■トイレ
B-1駐車場の入口にトイレまでの案内図があります。
花の里施設のトイレが使用できます。
温水洗浄便座ペーパー付きのきれいなトイレで、夜間照明が消えていますが入口にスイッチがあります。
コース状況/
危険箇所等
■富士見高原リゾート−西岳
駐車場からしばらく車道を歩き、車止めゲートを越えて登山道に入ります。
五叉路の分岐で西岳方面と編笠山方面に分かれますが、今回は西岳方面に進みました。
不動清水から西岳への登山道が始まります。
カラマツ林は穏やかな登山道ですが、山頂が近づくにつれてシラビソ(?)の樹林帯に変わり登山道は急登になります。
コース上には特に危険箇所はありません。

■西岳−編笠山
西岳山頂から暫し急坂を下りますが、青年小屋までの源治新道はアップダウンの少ないよく踏まれた水平道です。
青年小屋からはゴーロ帯を登りますが、細かく目印が付けられていて、それほど危険はないと思います。

■編笠山−富士見高原リゾート
編笠山からは信濃境(駅)の標記を目指して下山します。富士見高原の標記はなかったと思います。
山頂から暫し急坂のゴーロ帯を下ります。青年小屋側のゴーロ帯と異なり目印の間隔が長いので、足場を選んで下ることになります。ときに岩が動きますので注意が必要です。ストックを使用する場合は、ゴムキャップを付けないと滑るので危険です。
このゴーロ帯、コース上唯一注意して通過する必要があります。
ゴーロ帯を過ぎれば特に危険箇所はありません。
登山口に最も近い(とされる)B-1駐車場に駐めました。トイレはすぐ下のB-2駐車場が近いと思います。
(左の案内図参照)
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登山口に最も近い(とされる)B-1駐車場に駐めました。トイレはすぐ下のB-2駐車場が近いと思います。
(左の案内図参照)
4時半頃の出発時点で駐車は10台ほどガラガラです。前日に山に入っているのか、登山者は見かけません。
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4時半頃の出発時点で駐車は10台ほどガラガラです。前日に山に入っているのか、登山者は見かけません。
駐車場から5分ほど歩くと車止めのゲートがあります。ゲートの右側に歩行者が通れるスペースがあります。
駐車場から5分ほど歩くと車止めのゲートがあります。ゲートの右側に歩行者が通れるスペースがあります。
ゲートの手前にこのような駐車(?)スペースがあります。詰めれば10台程度駐められそうですが、お好みで...
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ゲートの手前にこのような駐車(?)スペースがあります。詰めれば10台程度駐められそうですが、お好みで...
ゲートから20分ほど、道標に五叉路分岐と書かれた林道や登山道が交差する場所に出ました。登りは西岳へ左手の登山道を行きます。
ゲートから20分ほど、道標に五叉路分岐と書かれた林道や登山道が交差する場所に出ました。登りは西岳へ左手の登山道を行きます。
五叉路分岐から不動清水までは5、6分です。ここにはベンチや下流側にはトイレの建物も見えます。
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五叉路分岐から不動清水までは5、6分です。ここにはベンチや下流側にはトイレの建物も見えます。
長命水と書かれています。水は冷たいです。
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長命水と書かれています。水は冷たいです。
不動清水の先から西岳への登りが始まります。チョット登って振り返った不動清水の全容です。右手方向にトイレの建物があります。
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不動清水の先から西岳への登りが始まります。チョット登って振り返った不動清水の全容です。右手方向にトイレの建物があります。
途中林道を何本も横切りますが、この林道はワダチの跡らしきものはあるものの最近車が通った形跡はありません。
途中林道を何本も横切りますが、この林道はワダチの跡らしきものはあるものの最近車が通った形跡はありません。
周りは高いカラマツ林に囲まれ、登山道はそれほど急登でもなく、歩きやすい登山道です。
周りは高いカラマツ林に囲まれ、登山道はそれほど急登でもなく、歩きやすい登山道です。
ここが最後の林道出合いだと思います。ワダチの跡すらありませんが、刈り払いがされています。
ここが最後の林道出合いだと思います。ワダチの跡すらありませんが、刈り払いがされています。
植生がカラマツからシラビソ(?)の樹林帯に変わってくると、登山道は次第に急登になってきます。
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植生がカラマツからシラビソ(?)の樹林帯に変わってくると、登山道は次第に急登になってきます。
樹林帯は北八ツのように苔むしていい感じです。
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樹林帯は北八ツのように苔むしていい感じです。
山頂が近づいてくると、岩もゴロゴロ現れ、更に急登になってきます。
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山頂が近づいてくると、岩もゴロゴロ現れ、更に急登になってきます。
山頂直下に木々が途切れた日当たりのよい斜面があります。
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山頂直下に木々が途切れた日当たりのよい斜面があります。
ここに今回の目的でもある大好きな花が咲いています。アルプスなどの個体より少し小さめかな(?)色も少し淡いような気がしますが、他の花を圧倒するように咲き誇っています。
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ここに今回の目的でもある大好きな花が咲いています。アルプスなどの個体より少し小さめかな(?)色も少し淡いような気がしますが、他の花を圧倒するように咲き誇っています。
東側の視界が開けていて編笠山ですが、逆光でイマイチです。
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東側の視界が開けていて編笠山ですが、逆光でイマイチです。
南側の視界も良好です。南アルプスの山並みです。右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、鳳凰山です。
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南側の視界も良好です。南アルプスの山並みです。右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、鳳凰山です。
先ほどの斜面から10分ほどで西岳山頂です。前回来たのは30数年前の冬の季節、吹雪いていたような気がします。
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先ほどの斜面から10分ほどで西岳山頂です。前回来たのは30数年前の冬の季節、吹雪いていたような気がします。
山頂にもありました。登りで息が上がっているのか匂いを嗅いでも判りませんでした。小さな花ですが、集まると大変きれいです。
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山頂にもありました。登りで息が上がっているのか匂いを嗅いでも判りませんでした。小さな花ですが、集まると大変きれいです。
ギボシも目の前ですが逆光気味でチョット残念。
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ギボシも目の前ですが逆光気味でチョット残念。
甲府盆地には一面雲海が広がっています。
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甲府盆地には一面雲海が広がっています。
編笠山、このまま晴れていてくれればいいのですが...
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編笠山、このまま晴れていてくれればいいのですが...
コルに遠い飲み屋「青年小屋」が見えます。
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コルに遠い飲み屋「青年小屋」が見えます。
さて見納めです。このコース上でイブキジャコウソウが見れたのは山頂と直下の斜面二箇所だけでした。日当たりの良い場所でないとダメなようです。
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さて見納めです。このコース上でイブキジャコウソウが見れたのは山頂と直下の斜面二箇所だけでした。日当たりの良い場所でないとダメなようです。
源治新道はアップダウンも少なく歩きやすい登山道です。
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源治新道はアップダウンも少なく歩きやすい登山道です。
源治新道は大半が樹林帯の中ですが、途中に南側の視界が開ける場所があります。編笠山の北西斜面ですが、ゴーロ帯が広がっているのが判ります。
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源治新道は大半が樹林帯の中ですが、途中に南側の視界が開ける場所があります。編笠山の北西斜面ですが、ゴーロ帯が広がっているのが判ります。
乙女の水です。冷たい水が豊富に出ていますが、上の水溜まりでウソのペアが水浴びをしているのには参りました。ウソを追い払ってから暫くして冷たい金命水を頂きました。
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乙女の水です。冷たい水が豊富に出ていますが、上の水溜まりでウソのペアが水浴びをしているのには参りました。ウソを追い払ってから暫くして冷たい金命水を頂きました。
乙女の水から5分ほどで青年小屋のテン場です。さすがにこの時間だと一張りもありません。水場も近いし、良さげなテン場です。
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乙女の水から5分ほどで青年小屋のテン場です。さすがにこの時間だと一張りもありません。水場も近いし、良さげなテン場です。
また妄想が...
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また妄想が...
下りより登りの方が多少ましですが、好きになれないゴーロです。
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下りより登りの方が多少ましですが、好きになれないゴーロです。
ゴーロを過ぎた辺りで振り返ると、権現岳はガスの中、ギボシにもガスが掛かり始めました。
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ゴーロを過ぎた辺りで振り返ると、権現岳はガスの中、ギボシにもガスが掛かり始めました。
青年小屋から編笠山に登る途中にヒカリゴケがあります。コンデジではうまく撮れませんが、肉眼では光っているのがよく判ります。
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青年小屋から編笠山に登る途中にヒカリゴケがあります。コンデジではうまく撮れませんが、肉眼では光っているのがよく判ります。
編笠山の山頂に登ってきましたが、周囲はガスガスで何も見えません。
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編笠山の山頂に登ってきましたが、周囲はガスガスで何も見えません。
山頂には外国人のグループがいました。Thailandからの旅行者のようです。このガスでは残念でしょう。
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山頂には外国人のグループがいました。Thailandからの旅行者のようです。このガスでは残念でしょう。
行動食を詰め込み、信濃境へ向け下山します。富士見高原という標記は見当たりません。ほとんどの道標には信濃境と書かれています。
行動食を詰め込み、信濃境へ向け下山します。富士見高原という標記は見当たりません。ほとんどの道標には信濃境と書かれています。
青年小屋から編笠山へのゴーロはよく踏まれているうえに目印も豊富ですが、信濃境への下りのゴーロは矢印の間隔が長いのでルーファイしながら歩きやすい所を下ります。ときに岩が動いたりします。
青年小屋から編笠山へのゴーロはよく踏まれているうえに目印も豊富ですが、信濃境への下りのゴーロは矢印の間隔が長いのでルーファイしながら歩きやすい所を下ります。ときに岩が動いたりします。
ここがゴーロの最後です。ここから樹林帯に突っ込みます。
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ここがゴーロの最後です。ここから樹林帯に突っ込みます。
ゴーロ帯を過ぎてしばらくは歩きにくいですが、すぐに穏やかな登山道になります。目印や道標などは供給過剰気味に思えます。冬を想定した目印か、高い位置に付けられています。
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ゴーロ帯を過ぎてしばらくは歩きにくいですが、すぐに穏やかな登山道になります。目印や道標などは供給過剰気味に思えます。冬を想定した目印か、高い位置に付けられています。
修験者などが寝泊まりしたと言われる岩屋があります。
修験者などが寝泊まりしたと言われる岩屋があります。
私には寝泊まりはチョット無理かな、たぶん外にツエルトを張ることになるでしょう。
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私には寝泊まりはチョット無理かな、たぶん外にツエルトを張ることになるでしょう。
登山道から5メートル位離れた場所に古い道標を見つけました。昔よく見た「...まで約**KM」と書かれた懐かしい道標です。当時と登山道の位置が変わったのか、取り残されたようです。
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登山道から5メートル位離れた場所に古い道標を見つけました。昔よく見た「...まで約**KM」と書かれた懐かしい道標です。当時と登山道の位置が変わったのか、取り残されたようです。
盃流しまで下ってきました。ここまで来れば駐車場まで30分ほどです。ここから10分ぐらいで不動清水まで行けるようですが、それほど暑くもなく、水も残っているので行きません。
盃流しまで下ってきました。ここまで来れば駐車場まで30分ほどです。ここから10分ぐらいで不動清水まで行けるようですが、それほど暑くもなく、水も残っているので行きません。
蘊蓄
清流が流れていれば景観も美しいのでしょうが...
蘊蓄
清流が流れていれば景観も美しいのでしょうが...
水が涸れているので盃流しを下ってみました。
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水が涸れているので盃流しを下ってみました。
林道へ上がる所が薮っぽいので、素直に登山道を歩いた方がよさそうです。
林道へ上がる所が薮っぽいので、素直に登山道を歩いた方がよさそうです。
薮っぽい所から林道に出ると、訳の判らない道標がありました。普通に登山道を歩いていれば問題はありませんが...
薮っぽい所から林道に出ると、訳の判らない道標がありました。普通に登山道を歩いていれば問題はありませんが...
登山道も終わりで、10分ほど林道(車道)を歩けば駐車場です。
登山道も終わりで、10分ほど林道(車道)を歩けば駐車場です。
多少車は増えていますが、駐車スペースには余裕があります。途中で会う人も少なく、静かな山行でした。
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多少車は増えていますが、駐車スペースには余裕があります。途中で会う人も少なく、静かな山行でした。

感想

今回も体力維持のための半日登山。
登山口は前回のお隣、南八ヶ岳富士見高原リゾート。

恐らく、ここから山に登るのは30数年ぶりぐらいだと思う。
ただ西岳には冬に登っただけで夏の時期に登ったことがない。

夏の季節に初めて登る西岳、この時期の西岳には高山植物の中で個人的に最も好きな花が咲き乱れていると聞いていた。この花イブキジャコウソウに会うために西岳側から登ることにした。

以前は冬の季節にパーティーで登ったため、雪の中の行軍といった感じで登山道の記憶が全くない。
夏の登山道は、カラマツ林の穏やかな登山道から山頂が近づくにつれシラビソの樹林帯に変わり急登になる。

西岳は山頂直下の斜面と山頂が日当たりも良く、たくさんの高山植物が見られた。
期待していたイブキジャコウソウもたくさん見られた。

編笠山から信濃境方面ヘは初めて下ったが、山頂から続く急坂のゴーロ帯は、足場を確認しながら下るため、結構長い距離を感じた。
青年小屋へ下るゴーロ帯よりシンドイ感じがする。

編笠山の山頂には外国人グループがいたが、その他はすれ違う人も疎らで、思ったよりも静かな山行ができた。

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体力レベル
3/5

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