立山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 956m
- 下り
- 955m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:40
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 5:40
室堂11:45→みくりが池温泉12:00→雷鳥荘12:15/12:25→雷鳥沢キャンプ場12:40→分岐12:45→(小休止約10回)→剱御前小舎15:20
12日
剱御前小舎4:45→別山への分岐5:03→(まき道)→別山からの道へ合流5:15→真砂岳5:55/6:05→富士ノ折立6:50/6:57→大汝山7:11/7:35→雄山7:56/8:25→一の越山荘9:25/9:40→立山室堂山荘への分岐10:15→室堂10:25
天候 | 11日快晴 12日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復路:室堂11:15(臨時)→(高原バス)→美女平11:55/12:00→(立山ケーブルカー)→立山12:07/12:32→(富山地方鉄道)→電鉄富山13:34/富山14:06→(かがやき528号)→上野16:14 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山届は室堂ターミナル内で提出した。 ・室堂から浄土橋までと、一ノ越山荘から室堂までは石畳。 ・雷鳥坂はそれなりに急こう配だが、手を使って登るほどではない。雄山から一ノ越のほうがこう配は急である。 ・雄山から一ノ越は登りの登山者が多い時間帯だったため、長い行列、広がって登る人たちや、追いて登っていく人たち等々のため、かなり渋滞していた。登山の初心者、家族連れだけでなく観光客らしき人もいて、大丈夫かなと心配になる。 ・また、雄山から一ノ越は落石を起こさないように注意して歩く必要があるような地面状況である。 ・富士ノ折立は登山ルートから少し外れたところにある。 ・雄山の山頂は神社の境内となっていて、最高点に行くには500円かかる。 |
その他周辺情報 | ・富山駅構内(改札を出て市電の線路を渡ったところ)のコンビニにて食料を購入した。 ・立山駅や室堂にはお土産屋やレストランがあり、そこでちょっとした飲み物や食べ物を購入したり腹ごしらえすることはできる。 ・ネットで調べたところによれば、行きの時間帯立山ケーブルカーは待ち時間が非常に長くなる可能性があるようだったため、Webで予約しておいた。チケットは立山駅で受け取る。帰りは室堂にて予約が必要ですかと聞いたが、必要ないと言われた(混雑する時間帯ではなかったためか?)。 ・電鉄富山駅でも室堂等までの通しの乗車券は購入できる(事前の予約なしでケーブルカーの予約が接続良く取れたのかどうかは不明)。 ・地鉄は富山を出発すると、立山や剱岳が最初は右手に、寺田を過ぎると左手に見える。 ・高原バスからは薬師岳が良く見える(往路では右手側に)。その反対には奥大日岳。 ・室堂に玉殿湧水があり、入れる容器を準備しておけばそこで水は調達可能。 ・室堂では山の日でイベントが行われていた。 ・室堂ターミナル内の待合室に、着替えができるスペースがあった。また、コインロッカーもあり、下山後の服などを預けて少し身軽になることができた。 ・携帯(docomo)はほとんどの箇所で通じたと思われるが、真砂岳付近の稜線ではつながらなかった。 |
写真
感想
ここ3年ほど山に行っていなかったこともあり、久々に山に行きたいと思い立って候補を検討。近年の明らかな体重増加と運動不足のため、行ったことのない中であまりキツくなさそうなところにすべきと考え、立山・月山・磐梯山あたりを候補としていた。日本気象協会のHPのプレミアム会員になり山頂の天気を前日までチェックした末、立山に決定。月山も天気は良さそうだったが3年前の鳥海山とイメージが似ているかなと思い。北陸新幹線のチケットもお盆で満席になっていたが、前日朝に運良くキャンセルが出て指定席が取れた。
前日の夜は仕事が遅くなり山に行く気力が薄れかけていたが、とりあえず寝て起きたら気力も戻ったので、予定通り出発。ただ、どのルートで行くか、どの山小屋に泊まるかは決めかねていた。12日に比べ11日は風が強い予報となっていたため、基本的には稜線上が12日となるように時計回りで内蔵助山荘か剱御前小舎のどちらかに泊まる、12日の天気予報が悪く変わってしまったら反時計回りで11日のうちに山頂に立てるルートかな。室堂に到着した時点で12日も天気は良さそうだったので時計回りルートに決定。泊まる山小屋は何となく室堂に着いた時点で内蔵助山荘まで行く自信が持てない気がしたため剱御前小舎に決定。電話で予約を取る。混んでいるが良いですかと聞かれたがまあそのままOKとする。ホームページだとそれほどでもないような気がしていたのだけれど。玉殿湧水で水を3.5L確保し、スタートする。(3.5Lはちょっと多かったようで、2日間で約2.5L使用、余ってしまった。1L分は無駄に担いで登山したことになるが、まあ水の余裕がないよりはマシか。)
石畳を歩き始めだんだんと下っていく。奥大日岳が良く見える。またそこへ通じる登山道はなかなか歩いて楽しそう(眺め良く、起伏が少なそう)な道に見えた。
雷鳥沢あたりまでの道は余裕かなと思っていたが、早速膝に痛みが出てきた。まだ始まったばかりだというのに。石畳が終わり、雷鳥坂の登りにさしかかると今度は息切れ。何度も休憩してしまう。当然運動不足ということもあるのだが、よくよく考えてみると、石畳の下りは膝に来やすい(以前もそういう経験があった)し、登山開始地点の標高が約2400mと今までのどこよりも高いスタート地点であり空気が薄い。1日あたりのコースタイムや高低差の観点であまりキツくなさそうなところを選んだつもりが、そういった点では非常に条件が厳しいところを選んでしまったことになる。コースタイムよりはだいぶかかってしまったが、剱御前小舎に無事に到着。内蔵助山荘に泊まることにしていたら、体力的にも精神的にも厳しかっただろう。余裕を持った計画にして良かった。
剱御前小舎からは存在感のある剱岳が良く見えた。また、東側は白馬や五竜が、西側では立山・薬師・黒部五郎・白山が見えた。
夕食の時間まで山を眺めながら小屋で買った缶ビールを飲んでいると、テレビの収録らしき集団が別山方向?からやってきた。どこかで聞いたような声が…。イモトアヤコの声だ!イッテQかな?今日は剱御前小舎に泊まるようだ。今日はそんなギューギュー詰めになるほど混んではなかったのに予約の時に「混んでいるけど良いですが」と敢えて小屋の方が言っていたのはこれが理由だったのかもなと思った。
夕食は2回目の17:45から。食事中に翌朝用の弁当を受け取る。食後、夕陽を眺める。テレビの撮影も夕陽のもとで再度行われていた。西の方向は雲海がすごかった。夕陽が沈み部屋に戻って寝る準備をし、ふと窓から外を眺めたら雲海はすっかり無くなり富山の夜景が見えていた。
19時半ぐらいには布団に横になる。1人に1畳はないが、隣の人と40cmぐらいはあいている感じ。早々に寝ようと思っていたがなかなか寝付けず。いつもより早い心拍数が気になる。やっぱり少し高山病なのかな。そうこうしているうちに周りのイビキの音も気になり始める。寝たには寝たのだろうが、時間の割にはあまり寝た感じがしなかった。
翌朝は4:15に起床。準備して小屋の前で弁当を少し食べて出発。風が強く冷えるためレインウエアを着て歩く。膝の痛みがあまり回復していない。それもあって別山山頂はスルー。剱岳は既に良く見たし、それ以外の山々は大汝山や雄山から見えるだろうし、と思って。真砂岳、富士ノ折立(ピークは厳しい岩山を登る必要があったのでパス)、大汝山と進むにつれ、予想通り北アルプスの山々が見えてきた。富士山らしき山もうっすら見えている(違う山かなと思って歩いていたが、家に帰って確認したら、方向的に富士山だったようだ)。中央アルプスや南アルプスの山も良く見えた。ただ何となく今までのような感動が少なかった気がする。薬師岳や黒部五郎岳などを歩いたときに見えた景色のイメージとかぶってしまうからかな。今回初めて間近に見た剱岳は昨日のほうが良く見えていたし。あと、立山からだと見る山々が主に東側にあり逆光になってしまうことも原因の一つかな?
大汝山で中休止してしばらく景色を楽しみ、大汝休憩所前で食事をして、雄山へ。雄山には非常に多くの登山者がいた。また、頂上へは500円を払わないといけないとのこと。天気や景色は良かったが山の頂上に来た時の満足感が薄れた気がした。時計回りルートにしたことで、最終目的地において山に登った時の人里離れた感を味わうことができなくなってしまったようだ。
中休止して一ノ越へ下山する。膝が痛くならないようにゆっくりと降りるがやはり痛い。落石を起こさないように注意する必要もあった。登ってくる人が非常に多く自分のペースで降りられない。通常の山であれば、これだけの行列が続く場合には登りの方が先に行ってくださいと譲ってくれることも多いがここではそんなこともなく、いくつかあるルートのすべて登りの人であったり、登りの人が前の人を追い越すがために下りが長時間待ちになる、という状況が何度か発生していて、非常に下りにくかった。それにしてもここは急坂。山慣れてない人が登り降りするには厳しいだろうなと感じた。
一ノ越から室堂は再び石畳。道はそれほど平坦でもなく膝が痛い。我慢して歩いていくとだんだん勾配が緩くなり、なんとか無事室堂にたどりついた。張っていた気が緩んだためか美女平や立山駅などでの階段の昇り降り(特に降り)は膝が痛くて情けない歩き方になってしまっていた。平らな所だったら普通に歩けたが…。
今回の登山は膝の痛みや高山病、景色などの観点からの山やルートの選び方など、色々と反省点があった。靴下を2重に履くのをやめたことでつま先はあまり痛くならなかったが。ネットで調べたら膝の痛みに対しては登山靴の足首部の固定が強すぎるという影響もあるらしい。もう5年以上経つし、膝の痛み緩和のために登山靴を変えてもいいかもしれないなと思った。
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