夏休み最後は憧れの山！槍ヶ岳

2016年08月20日(土) [日帰り]

• GPS: 12:02
• 距離: 27.8km
• 登り: 2,335m
• 下り: 2,311m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:36
• 休憩: 1:27
• 合計: 12:03

2:57 スタート地点
3:05 3:08 新穂高温泉バス停
3:09 3:09 新穂高登山指導センター
3:13 3:13 新穂高温泉駅
3:26 3:26 小鍋谷ゲート
3:51 3:51 穂高平小屋
4:25 4:25 白出小屋
5:24 5:24 滝谷避難小屋
5:28 5:37 藤木レリーフ
6:14 6:14 槍平小屋
7:26 7:26 飛騨沢千丈乗越分岐
8:27 8:28 飛騨乗越
8:42 8:58 槍ヶ岳山荘
9:21 9:31 槍ヶ岳
9:49 10:29 槍ヶ岳山荘
10:39 10:40 飛騨乗越
11:16 11:17 飛騨沢千丈乗越分岐
12:21 12:25 槍平小屋
13:00 13:01 藤木レリーフ
13:03 13:03 滝谷避難小屋
13:53 13:53 白出小屋
14:20 14:21 穂高平小屋
14:40 14:40 小鍋谷ゲート
14:50 14:50 新穂高温泉駅
14:54 14:54 新穂高温泉バス停
15:00 ゴール地点

天候

快晴のちガス&雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高登山者用無料駐車場は非常に混みあっています。夕方に下山者到着時間帯が狙い目です。

コース状況／危険箇所等

槍ヶ岳への登山道は、登ると言うより、ただひたすら歩くイメージです。
今回登って分かったことは、傾斜は緩く足の負担は少なくて済みますが、その分距離があり、時間が掛かります。登山道も変化と見所は何もなく、はっきり言うとつまらない道で、明るい時間帯に登る必要もありません。スピードハイクで暗い時間帯に登った方が、涼しく短時間で雲が掛かる前に到着出来ると思いました。トレラン向きのコースです。

写真

8/19 16:51

夏休み最後は槍ヶ岳と決めていました。
明日の天気はどうであれ決行します！

8/19 17:02

今夜も酒には困らないな。
19:30酔っぱらいが就寝します。

8/20 3:06

今日は長丁場！AM3:00に登山届を提出して、槍へ出発です。

8/20 3:09

二人とも往復山行27K超えは初めてですが、距離より問題は妻の高所恐怖症！たしか冬の宝剣も登れなかったな。

8/20 3:43

林道はショートカットして行きましたが、速いかは疑問です。

8/20 4:22

まるで亡霊！恐らく寝ながら歩いています。

8/20 4:25

出発から1時間半歩き続けてやっと奥穂への分岐です。
林道長過ぎ！

8/20 5:09

元気なトレランが追い抜いて行きましたが、山頂到着時刻は同じでした。

8/20 5:15

今年初めて見るセンジュガンピ。

8/20 5:15

それにしても登りもないダラダラした道が続くな〜。

8/20 5:26

角材の橋を渡ります。丸太だったら妻は一人で渡れないと思います。

8/20 5:28

谷を見上げるとジャンダルム？が聳え立っています。

8/20 5:28

反対側は夏休み最初に登った笠ヶ岳です。

8/20 5:33

ようやく明るくなったので朝食にします。メニューはゼリーにシリアルバー。

8/20 5:37

お腹も満たされ藤木レリーフを出発します。

8/20 5:45

岩が多くても歩き易いのはいいが、つまんない道です。

8/20 5:57

ただ天気は抜群！今日ももらったな。

8/20 5:57

幾つもの沢を越えて行きますが、水の流れがあるのは1か所だけでした。

8/20 6:09

こんな木道もあります。

8/20 6:11

槍平小屋が見えてきました。

8/20 6:14

小屋の奥にはテン場があり、水は出放題でした。

8/20 6:14

目覚めの景色が素敵なテン場からのロケーション。

8/20 6:30

道は相変わらず変化なし！妻も飽きたと言っています。

8/20 6:41

少しづつではありますが高度も上がり眺望が良くなって来ました。穂高連峰だ！

8/20 6:56

奥に見えるのは乗鞍だと思います。

8/20 6:42

やっと本格的な登りに変わって来ました。

8/20 6:57

素晴らし天気！やはり私何か持っています。

8/20 7:11

笠ヶ岳！笠新道は辛かったな。槍の方が断然楽です。

8/20 7:26

流石は槍！怪我をした場合も道で手当てができます。

8/20 7:26

いよいよ飛騨沢の登りに入りました。

8/20 7:26

ザ！笠ヶ岳。カッコイイ。

8/20 7:35

ただこのコース全く槍ヶ岳が見えないよ。

8/20 7:35

でも雲海が下に見え、今日も山頂はド快晴間違いなしだから我慢しよう。

8/20 7:42

飛騨乗越に目指し最後の一頑張り。

8/20 7:56

青空に喜ぶ妻！が！この後起こる現実を想像することはできなかった。

8/20 7:57

双六岳とか鷲羽方面かな？自信なし。

8/20 7:57

ガラガラ道に見えますが危険な場所はありません。

8/20 7:58

この青空を最後に山の厳しさを知る事のなった私達。

8/20 8:10

ん？何やら雲が降りてきました。

8/20 8:15

一瞬嫌な予感がよぎりましたが、いつも山頂は晴れるので大丈夫でしょう。

8/20 8:26

飛騨乗越に到着しました。

8/20 8:28

マジカ！憧れの槍ヶ岳がガスに包まれています。
何かの間違えでは？さっきの青空は一体…

8/20 8:35

どこを見ても青空がありません。

8/20 8:35

私！持っていませんでした。(涙)

8/20 8:34

イワツメグサ眺めトボトボ歩きます。

8/20 8:36

こんな高い場所にもテン場があります。

8/20 8:37

槍ヶ岳山荘に到着すると雨も降りそうです。

8/20 8:38

初めて見る槍ヶ岳の感想は想像より遥かに小さいです。

8/20 8:59

途中で雨でも降ったら大変です。妻と登るか止めるか協議した結果は。

8/20 8:54

カッパ着用で登る事にしました。

待ってろ！槍ヶ岳！
いざ出陣。

8/20 9:01

高所恐怖症の妻には、この天気の方がありがたい。

8/20 9:06

頑張って登っていますが、足の置き場が分からないと何度も泣きが入ります。

8/20 9:11

ただ、ここ一方通行なので行くしかない！

8/20 9:11

下を見ないよう必死に登る妻。

8/20 9:21

最後の長い梯子です。絶対手は離さないでね！

8/20 9:24

ようこそ槍ホワイトの世界へ。
泣きながらも何とか登れた！おめでとう。

8/20 9:23

ガスでも憧れの槍には変わりません。ヤッタゼー

8/20 9:25

下が見えたら妻は登れなかったと思います。
今日のガスはありがたく感じました。

8/20 9:25

では！恐怖の下山、最初の一歩が怖かったです。

8/20 9:36

安全地帯まで下って来れましたが、まだ小屋が小さく見えるな・・・

8/20 9:56

カッパで汗ダクになり喉を潤します。
憧れの槍ヶ岳登頂記念に乾杯！

8/20 10:30

小屋を出ると雨！登頂中降らなくて良かったと二人胸をなで下ろしました。

8/20 10:52

行きの快晴は幻か？雨の中、飛騨沢を下ってゆく。

8/20 11:08

下界は晴れている様です。

8/20 11:16

暑くなってきたのでカッパを脱ぎます。

8/20 11:22

バンザイできる天気の日、リベンジが必要な山になりました。

8/20 11:31

アザミ達！

8/20 11:32

上はこんな感じでガスの中。

8/20 11:34

オヤマリンドウ。

8/20 11:52

ミヤマトリカブト。

8/20 11:55

好きなサラシナショウマ。

8/20 11:56

変化に乏しい長い道のりが待っています。

8/20 12:02

線香花火！ミヤマシシウド。

8/20 12:21

ようやく槍平のテン場に戻って来ました。

8/20 12:32

まだまだ先が長いな〜木道をゆく。

8/20 12:42

沢を越えて。

8/20 13:00

穂高は相変わらずガスの中。

8/20 13:00

下界は猛暑か待っています。

8/20 13:28

退屈な登山道に苦痛を感じる頃。

8/20 13:49

長い登山道が終わる白出沢です、この先は長い林道が始まります。

8/20 13:50

笠が何んとか見えました。さようなら。

8/20 14:10

運動もしていない妻が長い距離を歩けるのが不思議だ。

8/20 14:34

ここが速いか疑問な林道ショートカットの入口です。

8/20 14:49

眺望が無かったのは残念でしたが、槍ヶ岳の頂へ日帰りできた事に満足できる山行になりました。

8/20 14:59

駐車場に到着すると私達の夏山が終わりました。来月からは秋山シーズンインかな？

8/20 15:47

今夜は笠、塩見、槍ヶ岳の夏山登山の思い出話をしながら、朴葉味噌で飲もう。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

感想

ルピモさん

夏休みの計画は笠ヶ岳、剱岳(ソロ)、槍ヶ岳と決めていました。
剱は、天候により塩見に変えましたが、最後の槍ヶ岳は登山者として憧れの山でもあり、どうしても妻と一緒に登りたい山の一つです。
台風の影響なのか、はっきりしない予報で迷いましたが、最近天気運が良い事も後押しして、今日も外さないだろうと槍ヶ岳1Dayを決行しました。
結果としては、完全に外しました。(槍だけは外したくなかったが本音です）
そんなに毎回うまくいきませんよね！天候だけはどうしようもありません。
高所恐怖症の妻は、当初槍ヶ岳には絶対に登りたくないと言っていました。ところが何度も槍を眺めていると、何時か登ってみたいと言い始めました。そんな妻にとっては絶好の登山日和になったと思います。
これで鎖や梯子の感覚も経験でき、日帰りできる事も分かりリベンジも難しくありません。次回の大展望の槍ヶ岳登頂練習と思えば、とても貴重な経験ができました。
次は絶対天気は外しません！青空の下槍の頂に立ちます。
私達の楽しい夏が終わりました。
実りの秋も楽しみだ！

コメント

ベッカム

日帰りだなんて！！！！
昔槍ヶ岳から降りてくるレースを見かけたんだけど
往復だったのかな？
無事に降りてこられてよかったですね。
「良い子はまねしないでください」
って感じですね。

ルピモさん

Re: 日帰りだなんて！！！！
ベッカムさん　こんにちは
飛騨沢から槍日帰りは体力的な難易度は低いと感じました。
空木の周回が10なら、塩見と同じ7、8といった所です
最近分かった事は、笠ヶ岳や空木周回の様に稜線アップダウンがあるコースと、槍の様に登り続けるコースでは、同じ移動距離でも全く疲れ方が違います。
特に槍は標高2250mまでにかなりの移動距離を稼げます。
本格的な登りが始まる2250m以降は僅かな距離のため、体への負担は少ないと思いました。
また疲れが蓄積してくる下りに、息が切れるような登り返しがないのも幸いしています。
問題は道が退屈なだけですね！

やまさん

乙です
槍１dayお疲れ様でした。そしておめでとうございます。
右俣〜飛騨沢が単調なのは仕方ないことです…槍への最短ルートって位置づけですから(笑)上高地〜槍沢のルートも似たようなものですがこちらの方が距離があるのでトレランの方々に人気があるようです。
単調な飛騨沢よりも救急箱が有った分岐から千丈乗越へ上がった方が良いですよ。ここは裏銀座のファイナルで槍を正面に見ながら登れます。

写真のコメントにジャンダルムと出てきますが…北穂です。
もう一つの双六岳は合ってますが鷲羽はもっと右でそこから見えません。手前が雪山でよく使われる中崎尾根です。

ルピモさん

Re: 乙です
やまさん　ご指摘ありがとうございます。
てっきり聳え立った岩はジャンダルムかと思いました。
北穂も相当危険そうな所ですね！
穂高は危険な感じがして、行きたいのですが躊躇しています。
次は奥穂ですが、今年行けるか分かりません。
一度岩稜帯を歩くご指導お願いしたいのですが…
トレランシューズで踏み込んでも良いのでしょうか？

やまさん

Re[2]: 乙です
トレランシューズで入っても良いか？と聞かれても…責任が持てませんので良いとは言えません。しかし、トレランシューズで入っている人が居るか？と聞かれれば居ますよ(笑)
単純に岩場だけならクライミングシューズやアプローチシューズがローカットであるようにトレランシューズの方が使いやすいかもしれません。
それより気になるのは笠の時のコメントに笠新道は石ガラガラと書いてあったことです。
今まで気にしたことがなかったので「えっ？」と思ったのですがトレランシューズはそんなケースが不得意なのでしょうかね？
新穂高からの白出沢ピストン、上高地からの重太郎新道ピストンならは、槍行ってりゃ問題ないと思いますよ。たぶん…

ルピモさん

Re[3]: 乙です
やまさん
私の考えるトレランシューズを語ります。
ある程度の体力(脚力)があり、7K以上の荷を背負わない場合(日帰りハイク)は
圧倒的にトレランシューズの方が有利かと思います。
先ず一番は軽量化です。車のアルミホイールと同じで、サスペンションの下、つまり人間でいえば足首より下の軽量化は、上部の軽量化より行動力が圧倒的に延びます。
次にグリップ力です。登山道を走る設計だけに登山靴よりハイグリップなソールが付いており安全性も高くなります。その分ソールの減りは早く、私のペースでも年間2足はつぶします(冬以外で)
笠の石ガラガラと書いたのは表現が悪かったです。実際は土や落ち葉の様に柔らかな平らな面に着地することが少なく、ほとんど石の上を歩いていたと言う意味です。
ショートカットのトレランシューズは足首が弱点で、ホールドがない分、斜めの着地が続くと足首への負担も高くなり、挫いた衝撃はもろ受けます。
そういう意味で挫かないよう力も入り笠新道は歩き難く疲れたと感じました。

やまさん

Re[4]: 乙です
おぉ！ここでバネ下重量の話が出てくるとは思いませんでした(笑)
田中陽希さんも同じように「靴は軽ければ軽いほどスピードが上がる」と言ってましたね〜

そうなると上高地から重太郎新道〜吊り尾根で奥穂に向かわれるのが良いように感じます。
白出ルートは右俣分岐から石ガラガラです。

ルピモさん

Re[5]: 乙です
やまさん
私はスピード＝安全と考えています！
本当は上高地から行きたいのですが…早朝発できないのがネックです。
帰りも時間に追われると楽しさが半減しそうな気がして…
そうなると白出から登山靴出動かな？重そう！
11月からは冬に備えて荷物を増やし冬靴トレーニングします。
銀世界の上高地にスノシューハイキングへ行きたいです。
釜トンネルが気持ち悪そうですが。