第1回 トレニックワールド110km in 彩の国


- GPS
- 25:16
- 距離
- 113km
- 登り
- 7,627m
- 下り
- 7,625m
コースタイム
- 山行
- 11:42
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 11:59
- 山行
- 12:15
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 12:50
天候 | 晴れのち雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般ハイキング道ではない道も一部あったが、コースマーカーはあるべきところにきちんとあった。夜は点滅式ライトもあり、コースアウトはしなかった。 |
写真
感想
9時半前に家を出て、11時過ぎに会場到着。
予定通り12時に出発。夕方から雨が降る予報だが、今は晴れて暑い。水は1.5リットル。最初のエイドまで13キロ2時間半。
今まで調子に乗って下りを走ったレースは6月のスパトレイルを始め全て後半つぶれているので、前半はできるだけ抑えて、特に下りは走らない作戦。目標は前半55キロと後半55キロそれぞれ11時間で走って22時間でゴール。そうすると来年100マイル参加が見えてくる。どんなに遅くても24時間でゴールしたい。
最初の平坦なロードこそ日向で暑いので走ったが、山に入ると木陰なので登りも下りも歩く。タイムアウトが少し気になるが、自身が設定した最初のチェックポイントである大楠まで予定で70分の所55分で通過。タイムアウトの心配が無くなると今度は水が気になりだす。暑くて最初の一時間で750ml飲んでしまった。
椚平エイドまでは速すぎた。予定よりも20分以上早い。100マイルの関門ペース。水は1.5リットル全部飲んだ。予備で500mlを持ってきて良かった。
堂平エイドまでもまだ速い。ここまでも補充した1.5リットル全てを飲み干した。
この後標高差500mのロードの下り。足をつぶさないように歩く。その間に10人以上に抜かされた。
定峰峠エイド6時20分到着。ライトを取り出す。100マイルは最初の55キロ10時間で設定され、ここまで32キロ6時間10分なのでここでタイムアウト。同じくらいに到着した人が32位だと言われていた。想像していたより上位にいる。
飯盛峠エイドまで予定より時間がかかる。5月に出た50キロレースで同じコースを走った際は2時間ちょうどで走れたので2時間10分のタイムで設定したが、夜になりペースが落ちたようだ。2時間20分。それでも途中で何人か抜いた。エイドで出してもらった温かい味噌汁がおいしい。お代わりまでした。
スタート地点の越生ニューサンピアエイドに戻ってくるまでは下り。予報より遅くなったが残念ながら雨が降り始めた。エイドを出た直後の林道の下りでまた何人かに抜かれるが我慢。標高差600m下るが、長くて最後は下るのが嫌になる。ロードに出た後は平たんなのでジョグ。エイドには10時間40分で戻ってこられた。ここまで前半55キロ。
カレーとそうめんを食べてから荷物置き場である体育館に入り、特定の場所以外は土足厳禁なので一旦靴を脱いでやるべきことをやる。ジェルの補給。GPSの電池交換。靴下はまだ濡れていないのでそのまま。擦れ防止にワセリンを再度塗る。服は濡れているがそのまま。ジェルはここまで一本しか消費しなかった。20分の休憩でスタート。
後半最初の平坦なロードもジョグ。足はまだまだ大丈夫。山に入る頃、雨が強くなってきた。山道は川になりスリップ注意。大会前はオリンパス1.5で走ろうかと思っていたが、底の凸凹が少なくて滑りやすいため、ちょうど一週間前に発売されたばかりのローンピーク3.0を買った。大正解。大高取山山頂で女子トップだったMさんをパス。堂平で一緒だったとき、抜いたと思ったが、どこかでまた抜かされていたようだ。堂平ではいろいろと話をしたが、ここでは殆ど無言。雨との戦いで精一杯。
桂木観音エイドまではタイム通り。雨が降ってテントだけだと座る場所も無いので補給をしてすぐに出発。この時点で14位。急に順位が上がった。中間地点のエイドでくつろいでいる人が多いのだろう。天気が悪いとテンション下がる。
横吹峠手前で強いライトで照らされた。こんな夜中に誰だろうと思ったら、逆走しているマーシャルの人だった。後半スタートしてから会ったのは、女子のMさんとエイドの人だけだったので人に会ってほっとする。
夜中の一時に関八州展望台への標高差600mの上りで雨がまた強くなり嫌になってきた。
高山不動尊エイドは東屋なので雨の心配が無く座ってリラックスできる。トップ選手の通過タイムが張り出されていた。トップの選手とは3時間以上差がある。走っていないと寒いようで、スタッフの方は長袖長ズボン。
下りきった西吾野駅付近のロードはもう走る元気がなくなっていた。それでも自分は普通に歩いているのに立ち止まって地図を確認している人を一人パス。更に子の権現への登りで雨具をつけて木にもたれかかって座り込んでいる人をパス。声をかけたが大丈夫との返事なのだがちょっと心配。眠いだけだったら良いのだが。自分も寝ながら歩いている。夜明けまでの我慢。
竹寺エイドは東屋ではなくテント。椅子があって座れるだけましだが、狭くて身動きが取れないし、雨が強くて足元は水浸し。でも温かいおかゆに助けられる。エイド食が前半と同じパンや団子だけだったらどうしようと思っていたが、後半はそうめん、おかゆ、スープスパゲッティと食べやすい食事の提供が多くて助かった。
夜が明けた。待っていても小降りにならないので、スタート。一番寒い時間で標高も少し高いからか寒く感じて、空き家の軒下で雨具を羽織る。一番の難所の踏み跡しかない滑りやすい急な下り坂は雨が降っているが明るくなってからでよかった。
前坂手前の登りで一人に抜かされる。これが結局選手にあった最後になった。ものすごいスピードで登って行って、下りも走って降りて行った。まだ足が残っているようでうらやましい。
雨が上がった。しかし足は残っておらず、設定通りのタイムで走れていないのが自覚できる。トレランではなく普通のハイキングペース。天覚山までのアップダウンは分かっていたつらい。東吾野駅近くの吾那神社エイドでは100マイルに参加してタイムアウトになった方がまだいらっしゃってお話をして元気をもらう。
北向地蔵から一本杉峠までのアップダウンもきつい。朝になり選手には合わないが、ハイキングやトレランの人に会うので時折話ができるのはうれしい。ただタイムはがたがた。竹寺以降のタイム設定は、試走会に参加できなかったため、個人で走った時のタイムで設定したが、80キロ以上走った後のタイムと単なる練習で走った時のタイムを同じにするのは無理だったようだ。ただ客観的にみるとなかなか良いタイムだったようで、レース後に検索すると竹寺から吾那神社間は全体で9位、吾那神社から桂木観音間は18位で走っている。
最後の桂木観音エイドではもう何も食べたくなかったがおにぎりを詰め込む。再び晴れて暑くなってきた。だがゴールできるだろうという喜びが大きく、再び頑張れる。ただ最後のロードは走る元気が無く、殆ど歩いてゴールした。
メモ
持参食料の消費は、ジェル4本。夜中に固形物が食べられなくなったときに助かった。羊羹1個。グラノーラバー1本。
初めての雨のレース。寒さ対策で雨具が役に立った。
後半は手が浮腫む。手首が無くなり、指先も浮腫んだ。(理由は不明。翌日回復)
左足薬指、右足人差し指の爪がご臨終。右足人差し指の爪の下と右足小指の足裏に水膨れ。
翌日筋肉痛は想定の範囲だが、階段を下ると止まりにくい。今の所、股関節を含めて関節は大丈夫。目が腫れぼったいと帰宅後言われた。
雨の為、股ずれがひどかった。ワセリンを持参すれば良かった。ただゴール後にお風呂に入るまで股ずれに気が付かなかった。翌日には回復。
ライトはペズルとVIZZと一長一短。ペズルは広範囲を照らせるので登りに良い。VIZZは明るいが照射範囲が狭いらしく、下りで足元を集中して見るときに良い。
コメント
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kenkenhkさん、トレニックワールド出場お疲れ様でした。
”あの”レースに出場された方から拍手を頂きとても光栄です
3日当日は新柵山でトレラン方々を見て「へ〜 トレランレースやってるんだぁ」ってな感想でしたが、後にHPを見てビックリ!!
まさか2日で100キロ以上の山間部を走るレースだったとは
平地のみのハーフ程度を走る同僚に「2日・・・100キロ・・・オフ率70%程度・・・」てな条件を投げかけてみたら”超上級”と言ってました!!
いやあ、凄い世界です!!
いま思えば、皆さん顔つきが全然違うというか真剣モードというか、足の太さも全然違う気がしました
何より皆さん挨拶がしっかりしていてとても好感が持てました
私も鹿島槍は歩行15時間(日帰り)とか、富士山の弾丸(完徹)日帰り登山で移動時間を含めて24時間弱とかもありましたが・・・とても足元には及びません
とにもかくにも鉄人レース出場お疲れ様でした。
今後ともよろしくお願いします。
teppenwolf
コメントありがとうございます。最近はトレランが多いですが、地図を読みながらのバリエーションルート探索も好きです。面白いルートを歩いているなあと思い拍手させていただきました。今度滝を見に行きたいと思います。
厳しいレースだったようですね。素晴らしい順位です。このコースだと試走しないと無理っぽいので香港からの参加は難しそうですが日本に帰ってからチャレンジしようかなと思います。
ありがとうございます。久し振りの100キロ超。楽しくもあり、苦しくもあり。kennoguさんなら100マイル完走できるかも。。。帰国後の参戦お待ちしております。
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