ブナ立尾根〜読売新道


- GPS
- 80:00
- 距離
- 44.0km
- 登り
- 4,143m
- 下り
- 3,968m
コースタイム
25日(日) 幕営地 5:25 - 8:30 野口五郎岳 - 10:20 東沢乗越 - 11:00 水晶小屋 11:30 - 13:40 水晶池分岐 14:00 - 14:40 高天原山荘(山荘泊)
26日(月) 山荘 5:50 - 7:10 斜面取り付き - 9:15 温泉沢ノ頭 - 11:15 赤牛岳山頂 - 15:15 奥黒部ロッジ(ロッジ泊)
27日(火) ロッジ 7:00 - 9:10 平ノ渡(渡船)10:35 - 14:02 ロッジくろよん - 14:31 黒部ダム
天候 | 初日/晴れたり曇ったり 2日目/晴れ 3日目/雨時々曇り 4日目/晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
温泉沢は渡渉が多いが雨量が少なければ靴を脱がずに渡渉可。沢から斜面へ取り付くと 登りがきつい。(ガレとザレが多い。) 赤牛からの下りは険しくスリップしやすい(特に雨が降っていたので)。 黒部湖畔の歩きははしごが多く、 距離も長いので疲れる。 |
写真
感想
槍ヶ岳に続き 珍しく連続で北アルプス山行をした。 かねてより(以前 烏帽子岳・野口五郎岳に登った時に見た)読売新道を歩いてみたいと思ていたが (2泊程度では手も足も出なかったので) 今は仕事もアルバイトなので余裕ができて トライすることにした。
初日(9/24) AM10:00過ぎに七倉ダムに到着。 予定より1時間も早く歩き始められると思いきや濁り沢付近の浚渫工事でダンプカーが沢山通るので交通規制をしており、 結局高瀬ダムより歩き始めたのは11:00になってしまった。
濁沢の橋が流失したと聞いて心配したが、 水量も少なく靴を脱ぐこともなく渡渉。 北アルプスの三大急登と云うものの とても蒸し暑かったが(天気は曇り) 大したこともなく15:40に烏帽子小屋に着き、 すぐにテント設営して夕食を早めに済ませ 明日に備え就寝。
二日目(9/25)、 天気は予報通り晴れで ご来光も拝めた。 三ツ岳-野口五郎岳-真砂岳-水晶小屋の稜線漫歩はとても快適で景色もOK。 紅葉が丁度 標高2,500m辺りできれいで 眼下の五郎池の辺りは素晴らしい景色だった。
私だけが水晶岳と鷲羽岳に上がった事が無いので 行きたかったが、 体力が続きそうになく諦めてワリモ北分岐より高天原へ下った。 最初は結構急な下りだけれど 標高2,300m辺りからだろうかズーッと右肩上がりの斜面の単調なトラバース道が続き 嫌になったころやっと高天原に到着。
お茶休憩をしてすぐに高天原温泉に向かい 汗を流した。 硫黄臭のある白濁した温泉でとてもいい湯だった。 仲間と二人で入浴中、 山渓JOYの取材班が来訪し モデルの女性の足湯を撮影していかれた。 来年の秋山号に載るんだろうか? カワイイモデルさんと話もしちゃいました 。 ♪d(⌒o⌒)b♪
今日はテンバがないので 小屋泊で楽で快適だ。 残念ながら食事は大したことはなかった。
三日目(9/26) 昨日の天気予報では 今日は終日”雨”とのことで 朝からシトシトと降っていた。しばらくは雨脚が少し強かったので停滞しようかと迷っていたが 5:30頃雨脚が弱まって殆ど止み、 空も少し明るくなってきた。一日中 山小屋にしけていても仕方がないので意を決して5:50頃少し遅くなってから出発。
温泉沢のルートは途中までヅーッと沢伝いで渡渉も何回か繰り返す。 幸い 一度も靴を脱ぐことなく沢筋から斜面に取り付くことができた。 小屋からここまで 約1時間20分。 激急の斜面に取り付き 2時間かけて温泉沢の頭にあえぎあえぎ到着。 このころは幸い雨も時折ぱらつく程度で 遠望は効かないが雲も少し高くなり時折近くの山々も良く見えて 素晴らしい稜線の雰囲気を垣間見ることができた。 かなうものなら 残雪の残る春の晴れた日に歩きたいものだ。
しばし稜線を歩き 残念なことにあと10分もすれば赤牛岳と云うところで雨脚が強くなって展望も無くなり カッパを着込んで歩くことになった。 11:15、赤牛岳に到着し 休憩することもなくすぐに下山にかかった。
今日は平ノ渡の避難小屋か針ノ木沢でテン泊の予定であったが、 この時点でそれは諦め奥黒部ヒュッテに素泊まりすることに変更した。
赤牛からの下りで樹林帯に入るまでは気持ちよく歩けるが、 樹林帯に入ると岩と木の根っこに雨が加わって滑ることこの上なく、 ストックを破損してしまった。 距離も結構長いうえ、 雨が降っていたのでほとんど休憩することなく疲労困憊して15:15 やっと奥黒部ヒュッテに到着。
奥黒部ヒュッテの泊り客は我々を含め 5名のみで、お風呂も入れ、部屋も個室タイプでとてもリラックスできた。 乾燥室で濡れたものを乾かし 快適に過ごすことができた。 スタッフの方と 他の宿泊客の2名の方も愛知県出身で 夕食時には ドラゴンズや愛知県の話で盛り上がってしまった。
四日目(9/27) 昨日と打って変わって 恨めしいほどいい天気になった。 10:20の渡し船に乗るのに7:30に出発すれば十分間に合うが、 ゆっくりしたいので7:00前に出発。 途中の美しい渓流や 時折顔をのぞかせる雄山や竜王岳をゆったり眺めつつ 沢山のはしごと橋を渡り 9:00少し過ぎには平の渡に着いてしまった。 ほぼ定刻に渡し船で対岸へ渡り、 14:40には黒部ダムに到着。
全員60歳代後半のロートルには体力的にかなりきつい山行だったけれど4日間とても楽しめ 3人とも無事に帰着できた。
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