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Yamareco

記録ID: 982454
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍穂縦走敗退 → 槍ヶ岳・南岳縦走・・・

2016年10月14日(金) 〜 2016年10月15日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
26.4km
登り
2,190m
下り
2,176m

コースタイム

■1日目
6時40分:新穂高登山口→9時50分:槍平小屋(小休止)→11時54分:千丈乗越分岐(小休止)→13時35分:飛騨乗越→13時50分:槍ヶ岳山荘到着

■2日目
8時00分:槍ヶ岳山荘出発→8時40分:大喰岳山頂→9時20分:中岳山頂→10時20分:南岳山頂→10時30分:南岳小屋(小休止)→13時46分:槍平小屋(昼食)→14時50分:滝谷避難小屋→16時05分:白出沢水場(小休止)→17時25分:新穂高登山口
天候 1日目:晴れ・2日目:曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高登山者用駐車場。0時頃到着、駐車場余裕アリ。
その他周辺情報 ここしばらくは、料金(平湯の森:500円・登山口の奥飛騨の湯:800円)の差とお風呂の広さから平湯の森ばかり行っていたが、奥飛騨の湯は湯加減がぬるすぎず熱すぎずちょうど良い事と、湯の華いっぱいでなんかとっても温泉ぽいお湯なので、そして何よりも下山してすぐ入れる事から、これからは奥飛騨の湯を利用しようと思う。
予約できる山小屋
槍平小屋
天気は良さそう。
天気は良さそう。
槍平小屋で補給を予定していたが、営業していない事を調べていなかった・・
槍平小屋で補給を予定していたが、営業していない事を調べていなかった・・
近いようで実際はとても遠いのが山小屋・・・
近いようで実際はとても遠いのが山小屋・・・
西鎌尾根から槍にアプローチするのもいいなと思いつつも、大変そうだからヤメた(ふぬけ)
西鎌尾根から槍にアプローチするのもいいなと思いつつも、大変そうだからヤメた(ふぬけ)
とてもしんどい時間帯だった
とてもしんどい時間帯だった
足攣る寸前で到着・・。
足攣る寸前で到着・・。
こんなロケーション。テントサイトは「A」。風下で小屋とトイレが近く、槍を眺められる眺望の良さ、人通りが多い道の前でもなく静かな立地。あとは、朝日が良く当たる陽当たりの良さというのは重要な要素だと思う。
こんなロケーション。テントサイトは「A」。風下で小屋とトイレが近く、槍を眺められる眺望の良さ、人通りが多い道の前でもなく静かな立地。あとは、朝日が良く当たる陽当たりの良さというのは重要な要素だと思う。
到着した頃から山頂はガス。この日はずっとガスの中。
到着した頃から山頂はガス。この日はずっとガスの中。
夜寝られずにテントから出ると、晴れてる・・。
2
夜寝られずにテントから出ると、晴れてる・・。
雲海。。御来光待ち・・
1
雲海。。御来光待ち・・
頂上から見る人も・・
頂上から見る人も・・
カメラを持ってきて良かったと思った。
3
カメラを持ってきて良かったと思った。
キレイなご来光だった
1
キレイなご来光だった
山で太陽の光を浴びると本当にエネルギーをもらったような気になる。
山で太陽の光を浴びると本当にエネルギーをもらったような気になる。
三脚立てて隣の山からご来光を狙う人。日の出時刻の10分前にアラームをセットする自分とは姿勢が違う( ゜Д゜)
三脚立てて隣の山からご来光を狙う人。日の出時刻の10分前にアラームをセットする自分とは姿勢が違う( ゜Д゜)
山は実際上っている時よりも、下から見てるほうが絶壁に見える気がする。
山は実際上っている時よりも、下から見てるほうが絶壁に見える気がする。
ヘリはいつもカッコいい。
ヘリはいつもカッコいい。
縦走って幸せな時間・・。
縦走って幸せな時間・・。
やっぱり槍を振り返ってしまう。しかし、槍ヶ岳山荘は知名度抜群の槍ヶ岳の肩に位置し、ザックをデポして山頂まで往復できてしまう、山小屋としては最高の立地だと思う。
やっぱり槍を振り返ってしまう。しかし、槍ヶ岳山荘は知名度抜群の槍ヶ岳の肩に位置し、ザックをデポして山頂まで往復できてしまう、山小屋としては最高の立地だと思う。
でも、険しい所に建っている。建築のストーリーをNHKとかでやってほしい。
でも、険しい所に建っている。建築のストーリーをNHKとかでやってほしい。
今度は誰かと来たい槍ヶ岳。
今度は誰かと来たい槍ヶ岳。
はじめての中岳
はじめての南岳
縦走路はやはり後ろを振り返ってしまう。歩いてきたなと・・。
縦走路はやはり後ろを振り返ってしまう。歩いてきたなと・・。
ひさしぶりの南岳小屋
ひさしぶりの南岳小屋
相変わらずすごいロケーションで・・
相変わらずすごいロケーションで・・
この道は新しい落石がゴロゴロ・・気を付けたい道。
この道は新しい落石がゴロゴロ・・気を付けたい道。
尾根の這松の間をウッドの橋がかかるメルヘンな道。
尾根の這松の間をウッドの橋がかかるメルヘンな道。
もう、それからの下り道はその時の自分にはあまりにも残酷過ぎて写真なんて撮る気持ちじゃありません。
もう、それからの下り道はその時の自分にはあまりにも残酷過ぎて写真なんて撮る気持ちじゃありません。
槍平から先はうってかわってやさしい道・・・
槍平から先はうってかわってやさしい道・・・
せせらぎ・・・いい道だぁ
せせらぎ・・・いい道だぁ
整備が行き届いていて歩きやすい登山道・・・
整備が行き届いていて歩きやすい登山道・・・
両側を程よく笹が生い茂る素敵な道。。足元もご覧の通りキレイ・・。
両側を程よく笹が生い茂る素敵な道。。足元もご覧の通りキレイ・・。
いろんな展開があって歩くのが面白い。
いろんな展開があって歩くのが面白い。
倒れかかってる気もどことなく立派。
倒れかかってる気もどことなく立派。
字が丁寧( ゜Д゜)
字が丁寧( ゜Д゜)
異様に長くて平らな石を利用して道を示す・・
異様に長くて平らな石を利用して道を示す・・
滝谷避難小屋。厳冬期ここで過ごす人は自分とは比べ物にならないくらい強い人達なんだろう。
滝谷避難小屋。厳冬期ここで過ごす人は自分とは比べ物にならないくらい強い人達なんだろう。
中はとてもキレイ。
中はとてもキレイ。
人の背の2倍くらい。こんな落石が落っこちてきたら・・と想像する。
人の背の2倍くらい。こんな落石が落っこちてきたら・・と想像する。
よく見ると木が貼り付けてありオシャレな砂防ダム。
よく見ると木が貼り付けてありオシャレな砂防ダム。
水の出方とか素敵。本当に生き返る思い。
水の出方とか素敵。本当に生き返る思い。
果てしなく長く思える林道歩き
果てしなく長く思える林道歩き
もう、今からは絶対に嫌です・・。
もう、今からは絶対に嫌です・・。
牛・・・
今日は山道もう歩きたくないので、そっちにはいかない。
今日は山道もう歩きたくないので、そっちにはいかない。
牛・・・
一般車両侵入防止の方法がえげつない
一般車両侵入防止の方法がえげつない
今日は今すぐにでもお風呂に入りたいのでこちらへ。お湯も平湯の森よりもなんか好き。
今日は今すぐにでもお風呂に入りたいのでこちらへ。お湯も平湯の森よりもなんか好き。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

今年は天候に恵まれず、無積雪期の登山はこれが初めて・・。

いままで単発でクリアしてきたキレットと奥穂西穂を一度に縦走してみたかったので計画した登山だが、結果としては惨敗。

まず、深夜に登山口に到着し、朝5時出発を目指し4時30分にアラームをセットしたのだが、起きたらなんと朝6時・・。出発は6時40分・・。なんと1時間40分遅れでのスタート。

コースタイムを基準に計画をしていたので、ある程度遅れは取り戻せるだろうとは思ったが、急ぐことになる。

槍平では従来の計画から30分遅れまで取り戻せたが、その先のルートで転倒。。ふいを突かれた転倒で軽い怪我をするのと同時に心にダメージを負う・・。

千丈乗越分岐では、足が攣り始める。攣りそうな足をかばいながら丁寧に登る。塩分と水分を十分に補給するが、一進一退。

槍ヶ岳山荘に到着する頃には足は終わりかけていた。

もっと厳しいルートでも余裕をもって登れる時は登れるもの。原因は何なのか、やはり山に行けていなかった事か、考えたくないが年齢のよる衰えか。

小屋に到着すると同時にテント場と夕食・朝食を申込み、食堂で牛丼をかきこむ。出発から行動食のみだったので、活力がみなぎる。

テント場の混雑はなし。テントは10張もなかったのではないか。おかげで小屋とトイレから近く風も少なく眺望の良い立地にテントを張れた。

テントを張って槍ヶ岳に登頂しようと計画をしていたが、あいにくガスの中。テントの中で仮眠をする事にするが、狭いテントの中で足が攣って悶絶する。

このダメージを回復し、翌日につなげる為に、夕食は小屋で十分に摂る。

夕食後はテントに戻りすぐ就寝。

しかし、そこからが寒さとの長い闘い。。

テントシューズを履いているのにも関わらず、足が猛烈に冷たい。ダウンを着込み寝るが、2時間ほどで目が覚める。

トイレに起きるときれいな山頂を覆っていたガスが晴れ、星空が。。山の向こうには雲海が広がり、明日の景色に期待してしまう。。

一度外に出ると、温まった体が冷え、なかなか温まらない。

着られるものはすべて着て、非常用セットの中のカイロを2つ開封するも、しばらくすると冷たくなってしまい、心底落胆する。

その後も寝られない時間が続き、非常用セットの中の睡眠薬を投入してようやくまた2時間くらい寝られるが、やはり寒さで目が覚める。

ハイドレーションを使って湯たんぽを作ろうと思うが、テントの中でゴソゴソするのは超絶面倒に感じるもの。その面倒な気持ちと戦ってやるべき事を淡々と行うことが大事だとはわかっているが。

そこで、朝補給すれば良いと思い水を補給しておかなかったことに激しく後悔。またテントを出て小屋まで水を補給しに行くことになる。

しかし、湯たんぽの効果は絶大。。しかし、その時点でもう朝の4時30分。残り1時間湯たんぽの効果を実感しながら眠る。

朝は雲海が広がる素敵な風景。カメラを持ってきて本当に良かったと思う。

ただ、足の状態と睡眠不足より、キレットを超える気にはどうしてもならない。小屋の朝ごはんを食べながら、槍に上るか、南岳まで縦走してから下山するか悩むが、縦走を選択。

気持ちの良い南岳までの縦走路。しかし、南岳からの下りは急で荒れた箇所も多く、はこの足には厳しかった。

うって変わって槍平からの登山道は平和でテンションが上がり、焼肉の事などを考えながらウキウキで足を運ぶが、それも長く続かず、無気力でうなり声を上げながら下山。。

とめた車に到着した頃にはすっかり薄暗く。

傷みつけられた分、車に到着した時の安堵感と温泉に体を沈めた時の幸福感は半端ない。

ただ、、今回の反省を次に生かさなければ・・。

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
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3/5
体力レベル
4/5
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槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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