槍穂縦走敗退 → 槍ヶ岳・南岳縦走・・・
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,190m
- 下り
- 2,176m
コースタイム
6時40分:新穂高登山口→9時50分:槍平小屋(小休止)→11時54分:千丈乗越分岐(小休止)→13時35分:飛騨乗越→13時50分:槍ヶ岳山荘到着
■2日目
8時00分:槍ヶ岳山荘出発→8時40分:大喰岳山頂→9時20分:中岳山頂→10時20分:南岳山頂→10時30分:南岳小屋(小休止)→13時46分:槍平小屋(昼食)→14時50分:滝谷避難小屋→16時05分:白出沢水場(小休止)→17時25分:新穂高登山口
天候 | 1日目:晴れ・2日目:曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ここしばらくは、料金(平湯の森:500円・登山口の奥飛騨の湯:800円)の差とお風呂の広さから平湯の森ばかり行っていたが、奥飛騨の湯は湯加減がぬるすぎず熱すぎずちょうど良い事と、湯の華いっぱいでなんかとっても温泉ぽいお湯なので、そして何よりも下山してすぐ入れる事から、これからは奥飛騨の湯を利用しようと思う。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
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感想
今年は天候に恵まれず、無積雪期の登山はこれが初めて・・。
いままで単発でクリアしてきたキレットと奥穂西穂を一度に縦走してみたかったので計画した登山だが、結果としては惨敗。
まず、深夜に登山口に到着し、朝5時出発を目指し4時30分にアラームをセットしたのだが、起きたらなんと朝6時・・。出発は6時40分・・。なんと1時間40分遅れでのスタート。
コースタイムを基準に計画をしていたので、ある程度遅れは取り戻せるだろうとは思ったが、急ぐことになる。
槍平では従来の計画から30分遅れまで取り戻せたが、その先のルートで転倒。。ふいを突かれた転倒で軽い怪我をするのと同時に心にダメージを負う・・。
千丈乗越分岐では、足が攣り始める。攣りそうな足をかばいながら丁寧に登る。塩分と水分を十分に補給するが、一進一退。
槍ヶ岳山荘に到着する頃には足は終わりかけていた。
もっと厳しいルートでも余裕をもって登れる時は登れるもの。原因は何なのか、やはり山に行けていなかった事か、考えたくないが年齢のよる衰えか。
小屋に到着すると同時にテント場と夕食・朝食を申込み、食堂で牛丼をかきこむ。出発から行動食のみだったので、活力がみなぎる。
テント場の混雑はなし。テントは10張もなかったのではないか。おかげで小屋とトイレから近く風も少なく眺望の良い立地にテントを張れた。
テントを張って槍ヶ岳に登頂しようと計画をしていたが、あいにくガスの中。テントの中で仮眠をする事にするが、狭いテントの中で足が攣って悶絶する。
このダメージを回復し、翌日につなげる為に、夕食は小屋で十分に摂る。
夕食後はテントに戻りすぐ就寝。
しかし、そこからが寒さとの長い闘い。。
テントシューズを履いているのにも関わらず、足が猛烈に冷たい。ダウンを着込み寝るが、2時間ほどで目が覚める。
トイレに起きるときれいな山頂を覆っていたガスが晴れ、星空が。。山の向こうには雲海が広がり、明日の景色に期待してしまう。。
一度外に出ると、温まった体が冷え、なかなか温まらない。
着られるものはすべて着て、非常用セットの中のカイロを2つ開封するも、しばらくすると冷たくなってしまい、心底落胆する。
その後も寝られない時間が続き、非常用セットの中の睡眠薬を投入してようやくまた2時間くらい寝られるが、やはり寒さで目が覚める。
ハイドレーションを使って湯たんぽを作ろうと思うが、テントの中でゴソゴソするのは超絶面倒に感じるもの。その面倒な気持ちと戦ってやるべき事を淡々と行うことが大事だとはわかっているが。
そこで、朝補給すれば良いと思い水を補給しておかなかったことに激しく後悔。またテントを出て小屋まで水を補給しに行くことになる。
しかし、湯たんぽの効果は絶大。。しかし、その時点でもう朝の4時30分。残り1時間湯たんぽの効果を実感しながら眠る。
朝は雲海が広がる素敵な風景。カメラを持ってきて本当に良かったと思う。
ただ、足の状態と睡眠不足より、キレットを超える気にはどうしてもならない。小屋の朝ごはんを食べながら、槍に上るか、南岳まで縦走してから下山するか悩むが、縦走を選択。
気持ちの良い南岳までの縦走路。しかし、南岳からの下りは急で荒れた箇所も多く、はこの足には厳しかった。
うって変わって槍平からの登山道は平和でテンションが上がり、焼肉の事などを考えながらウキウキで足を運ぶが、それも長く続かず、無気力でうなり声を上げながら下山。。
とめた車に到着した頃にはすっかり薄暗く。
傷みつけられた分、車に到着した時の安堵感と温泉に体を沈めた時の幸福感は半端ない。
ただ、、今回の反省を次に生かさなければ・・。
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