晴れの仙丈ケ岳、快晴のアサヨ峰（北沢峠泊、早川尾根から広河原へ）

2016年10月14日(金) 〜 2016年10月15日(土)

• GPS: 16:22
• 距離: 22.3km
• 登り: 2,303m
• 下り: 2,808m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 0:21
• 合計: 7:37

距離 11.2km 登り 1,276m 下り 1,324m

8:27 北沢峠
8:30 仙丈ヶ岳二合目登山口
8:46 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
8:55 仙丈ヶ岳二合目登山口
10:16 10:25 薮沢大滝ノ頭
11:46 小仙丈ヶ岳
12:59 13:01 仙丈ヶ岳
13:16 13:24 仙丈小屋
13:58 13:59 馬の背ヒュッテ
15:05 薮沢大滝
15:40 大平山荘
15:54 15:55 北沢峠 こもれび山荘
16:00 仙丈ヶ岳二合目登山口
16:04 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）

2日目

• 山行: 7:12
• 休憩: 1:32
• 合計: 8:44

距離 11.1km 登り 1,030m 下り 1,505m

5:51 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
6:19 6:20 仙水小屋
6:58 7:04 仙水峠
8:14 8:46 栗沢山
9:57 10:19 アサヨ峰
11:04 ミヨシノ頭
12:23 12:51 早川尾根小屋
13:12 13:14 広河原峠
14:14 広河原峠入口
14:21 14:22 白鳳峠入口
14:32 広河原・吊り橋分岐
14:35 ゴール地点

天候

1日目：晴時々曇り　弱風、　2日目：快晴　微風

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

行き：中央道　白根ICから芦安第2駐車場へ
　　　芦安からバスを乗り継ぎ、北沢峠着。
帰り：風呂に入って一般道で帰宅。

芦安から広河原行きのバスは1台、乗合タクシーは4台のみ。
5時半頃に着いたため、ギリギリでバスに乗車出来ましたが、
満員バスで立ちっぱなし。それでも数名は乗る事ができません
でした。広河原8時発のバスに間に合わせるには、これに乗る
しかないとのアナウンス。

結果的には、最初出発のタクシーが戻り、残った方は8時のバ
スに間に合ったようです。

会社としては効率が良いと思いますが、もう少し改善できない
ものか　とバスの中で皆話していました。

駐車場は十分空きがありました。

トイレは宿泊した北沢長衛小屋で済ませ、計画書は芦安駐車場
と小屋の2回提出しました。

コース状況／危険箇所等

1日目　仙丈ケ岳

迷う所や危険な所はありません。
下りに使った藪沢沿いの道は、ガレ場やザレ場、所々崩落個所
がありますので、それなりの注意は必要です。

千丈小屋下の水場辺りはほんの少し凍結が残っていましたので、
これから更に寒くなる場合は小屋の方に藪沢の状況を聞いた方
が良いかも知れません。

2日目　アサヨ峰

仙水峠からアサヨ峰と早川尾根は目印があまりありません。早
川尾根は道がはっきりしてますが、栗沢山からアサヨ峰はハイ
マツで隠れたりして、間違いやすいです。視界が悪い時は特に。

私は、多分、ハイマツの間を通る入口を見落としたのかと思い
ますが一度間違いました。
緩斜面なので危険性はなく、リカバリーできます。ハイマツを
踏んで戻りました。ハイマツさん　ご免なさい。

栗沢山とアサヨ峰に岩場がありますが、鎖等はありません。
登りは問題ありませんが、下りは要注意です。

広河原峠から下る道は急斜面で、滑り易さ満載です。
浮石、木の根、落葉、ザレ場。下りは慎重に。私は1回転びま
した。落葉で見えなくなっていた木の枝で滑りました。尻もち
をついた程度で、大した事はありませんでしたが。

その他周辺情報

温泉は車で少し下った　市営の山溪園に入りました。（￥400）

写真

10/14 8:24

北沢峠　こもれび山荘。昨年、甲斐駒ケ岳に登った時に泊りました。良い小屋でしたが、今回は泊りません。

10/14 8:33

今日は北沢長衛小屋に泊まります。手続きを済ませてから出発。

10/14 8:49

戻って道路の反対側に入口があります。

10/14 8:54

北岳展望台から。少し色づいている斜面から頭だけ出しています。

10/14 9:13

樹林帯を行きます。

10/14 9:17

二合目合流地点。

10/14 9:29

紅葉はもう終りでしょうか。それでも色付いている木もあります。

10/14 9:32

尾根道をひたすら登ります。

10/14 10:19

ナナカマドの葉が残っていました。色は今一ですが。

10/14 10:27

大滝の頭。

10/14 10:42

ようやく視界が開け、甲斐駒ケ岳が顔を見せてくれます。

10/14 11:03

八ヶ岳も雲一つなく。

10/14 11:22

北岳の向こうには富士山も。

10/14 11:31

もう少し登ってから富士山アップ。

10/14 11:37

小仙丈ケ岳到着。

10/14 11:48

もう樹林帯を抜けたので、見晴らしを堪能しながら山頂へ進みます。

10/14 11:59

赤い葉と緑が綺麗。

10/14 12:12

稜線をどんどん進みます。

10/14 12:13

鳳凰三山もくっきりと。

10/14 12:30

千丈小屋への分岐点。

10/14 12:32

振返って、甲斐駒ケ岳と鋸岳の稜線。

10/14 12:41

山頂はもうすぐ。人がたくさん見えます。

10/14 12:52

鋸岳の向こうには八ヶ岳全貌が見えます。

10/14 12:53

北岳、間ノ岳と富士山も。揃い踏みです。

10/14 12:55

山頂で撮って頂きました。

10/14 12:55

甲斐駒と明日行くアサヨ峰。

10/14 13:00

藪沢に向かって下り始めます。

10/14 13:06

ずーっと甲斐駒を見ながら行く道です。

10/14 13:15

千丈小屋。営業中。

10/14 13:21

遠くには槍、穂高がうっすらと。

10/14 13:28

水場の下は少し凍結していました。霜柱もあちこちにあります。もっと寒くなって天気が悪いと要注意。

10/14 13:38

振返ると仙丈ケ岳のカールが綺麗。花の季節に来てみたいですね。

10/14 13:39

赤い実が可愛く。

10/14 13:53

北側は青空。ダケカンバの葉は落ちていますが、木の枝がいいです。

10/14 13:56

馬ノ背ヒュッテ。閉まっています。

10/14 14:01

斜面はダケカンバの白い模様で一杯。

10/14 14:07

ナナカマドの葉は少し残っているだけ。

10/14 14:09

赤い実はとっても綺麗なんですが。

10/14 14:11

ここからは沢沿いの道です。

10/14 14:27

水量は少ないですが、滝も出てきました。

10/14 14:33

この辺りが最後の甲斐駒か。

10/14 14:41

この滝はいいですね。

10/14 14:48

紅い葉に、

10/14 14:54

青空を背にした綺麗な木々。

10/14 14:55

この道はガレ場やザレ場が結構多く、崩落場所にはこんな迂回路もあります。

10/14 15:42

大平山荘に着いて、北沢峠に向かうショートカット登山口。

10/14 16:02

長衛小屋の前のテン場は出発時より増えています。

10/14 16:33

長衛小屋の中はとっても綺麗。今日は10人以下なので、スペースもゆったり。

10/14 17:05

てっきりカレーかと思っていましたが、ちゃんとした夕食。ビールと酒を買ったのは私だけ？

10/15 6:04

翌朝はご来光を諦めて、明るくなったCMルートへ。この上を反対側から通っていましたね。

10/15 6:17

沢の流れも綺麗。この下の方に小さな滝がありましたが、下に下りなかったので、写真は撮りませんでした。あそこかな？（訂正：沢と滝のシーンは尾白川渓谷と
の事。レコで知りました）

10/15 6:17

仙水小屋はやっているんでしょうか。

10/15 6:34

ゴーロ帯を少し登って、朝の仙丈ケ岳。今日は快晴。

10/15 6:44

ゴーロ帯の下を通っていきますが、CMでは上に歩いていましたね。

10/15 6:54

仙水峠到着。

10/15 6:55

摩利支天がカッコいい。

10/15 6:56

紅葉と甲斐駒をバックに撮ってくださいました。綺麗です。

10/15 7:02

ナナカマドの紅葉と実。

10/15 7:04

栗沢山に向かいます。岩場が所々ありますが、CMの場所はどこだろう。樹林帯の中だったけど、特定できず。

10/15 7:37

振返って見る奥秩父の山々。早いと朝靄の雲海に浮かんでいたのかな。

10/15 7:59

岩場を何ヶ所か通って、

10/15 8:13

栗沢山山頂に。何名かの方がいらっしゃって、中にはスマホでCMを確認している若い方も。一緒にはしゃいでしまいました。

10/15 8:18

アサヨ峰に向かう稜線。CMでは左がガスっていた所です。

10/15 8:22

ここからの眺めも最高。遠く、槍、穂高。

10/15 8:22

乗鞍岳。

10/15 8:22

中央アルプスと御嶽山。

10/15 8:23

八ヶ岳。

10/15 8:27

仙丈ケ岳。手前に女の方が座っている岩がCMの場所。モデル了解済。この後、私も座りましたが、案外恐くない所でした。

10/15 8:47

この景色を見てありがとーって。30分以上もいてしまいました。ミーハーなおっさん。キモい？

10/15 9:03

アサヨ峰に向かう途中から振返った栗沢山。

10/15 9:03

アサヨ峰に向かう道。広い尾根で間違いやすく、

10/15 9:09

間違いました。反対の道を人が登っています。どこで間違えたか分からず、強行突破。ハイマツさん　ご免なさい。

10/15 9:27

アサヨ峰が近づきます。

10/15 9:27

色んな岩場が出てきます。こんなのや、

10/15 9:33

こんな所も。

10/15 9:45

もうすぐ山頂。

10/15 9:55

山頂到着。ここではカップルと撮りあいっこ。

10/15 10:02

富士山も綺麗だな。

10/15 10:02

北岳から塩見岳。逆光でうまい色合いになっていないのが残念。

10/15 10:03

山梨百名山の標識で、別な方と撮りあいっこ。

10/15 10:10

鳳凰三山と富士山。

10/15 10:11

甲斐駒と通って来た稜線。

10/15 10:19

早川尾根に向かいます。こちらも気持ち良さそう。

10/15 10:30

富士山アップで。

10/15 10:31

途中の赤い紅葉、一枝。

10/15 10:36

形のいいダケカンバ。

10/15 10:39

ダケカンバの林。葉がなくっても青空があれば十分。

10/15 10:44

下には広河原に向かう野呂川。車道も見えています。

10/15 10:49

気持ちいい稜線歩き。

10/15 10:53

北岳はこんな風に見えてきます。

10/15 11:02

通って来たアサヨ峰を振返って。

10/15 11:11

ヤマハハコが残っていました。

10/15 11:12

紅葉とダケカンバの斜面。

10/15 11:54

結構下ったりします。

10/15 11:55

鳳凰三山への稜線。あちらから来た方とすれ違いました。北沢峠まで行かれるとの事。

10/15 11:56

仙丈ケ岳も見納め。

10/15 12:14

面白い苔だな。モフモフして毛皮みたい。

10/15 12:19

早川尾根小屋。中に入れ、近くに水場とトイレもあります。トイレは昔ながらの板を抜いただけのもの。

10/15 12:51

昼食後、一眼レフもしまってお急ぎモード。でも慎重にいかないと。転倒の大半はここからです。

10/15 13:10

広河原峠。ここから激下り。

10/15 13:42

急坂です。滑り易さ満載。でも間違いそうな所にはロープがあったり、ピンクのテープも視界に入ります。

10/15 13:49

道はそんなに良くありません。倒木を越えたりとかも。

10/15 14:10

下の方は沢筋の道。

10/15 14:15

広河原峠入口に到着。ちょっと速足過ぎたか。

10/15 14:31

広河原バス停に向かう舗装路から見上げると色づき始めた木と空が綺麗。今日は1日快晴でした。

10/15 14:33

バス停が見えてきました。ここまで無事到着。ありがとうございました。

撮影機器：

TG-2 OLYMPUS IMAGING CORP.

Canon EOS Kiss X8i Canon

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

nino33

当初、鹿島槍を考えましたが、出発前々日に涸沢岳で滑落され
たニュースを見て、諦めました。霜？で真っ白になった映像を
見て、私にはちょっと無理かな？　と。

前から候補に考えていた仙丈ケ岳とアサヨ峰を組み合わせる事
にしました。アサヨ峰は南アルプスの展望が最高との事。

当日は快晴。最高の見晴らしでした。

宿泊は2日目が長めだったので、少しでも短くなるように北沢
長衛小屋にしました。建替えて間もないので、小屋はとても綺
麗です。朝がパンの弁当だけだったのは残念でしたが。
宿泊者は10名以下、しかも男性のみとの珍しい経験も。

レコで調べていたら、サントリーのCMで宇多田ヒカルさんが登
った山が栗沢山らしい事を知り、コースも長衛小屋から仙水峠
を通る道に変更しました。

おっさんですが、藤圭子さん繋がりで宇多田ファン。娘を見る
ような目線でいつも見ています。

CMで使われた数カ所は確認。栗沢山の山頂では、若い方に混ざ
って、youtubeの動画を見ながら、これはあそこだろうとか騒
いでいました。お恥ずかしい。

宇多田効果か、人が少ない筈の栗沢山とアサヨ峰には、いつも
数名残っている状態。

CMの最後で叫んでいた　’ありがと−−！’は色んな意味が込
められている言葉なんでしょう。景色やスタッフさん、天気等。

私は　’感動をありがとう’　にします。

北アルプスから富士山まで見渡せる素晴らしい景色。神様が与
えてくれた快晴の青い空。所々残る紅葉。沢の流れ。

こんな日に登る事ができた幸せを山の神様に感謝します。
それとレコで教えてくれた方たちにも。

ありがとうございました。