谷川岳 日帰り主脈ピストンはメンタルの強さが必要でした

2016年11月05日(土) [日帰り]

• GPS: 13:27
• 距離: 32.2km
• 登り: 3,515m
• 下り: 3,499m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:01
• 休憩: 0:23
• 合計: 13:24

4:39 平標登山口
5:16 5:16 松手山コース送電鉄塔
5:39 5:39 松手山
6:15 6:15 一ノ肩
6:32 6:32 平標山
7:11 7:13 仙ノ倉山
7:51 7:51 エビス大黒ノ頭
8:21 8:21 毛渡乗越
8:33 8:33 越路避難小屋
9:08 9:09 万太郎山
9:35 9:38 大障子ノ頭
9:50 9:52 大障子避難小屋
10:03 10:04 小障子ノ頭
10:32 10:32 オジカ沢ノ頭
11:16 11:16 谷川岳・肩の小屋
11:22 11:27 谷川岳（トマノ耳）
11:30 11:34 谷川岳・肩の小屋
12:10 12:10 オジカ沢ノ頭
12:31 12:32 小障子ノ頭
12:39 12:40 大障子避難小屋
12:58 12:58 大障子ノ頭
13:50 13:50 万太郎山
14:10 14:10 越路避難小屋
14:17 14:17 毛渡乗越
15:11 15:11 エビス大黒ノ頭
15:58 15:59 仙ノ倉山
16:21 16:21 平仙鞍部
16:37 16:39 平標山
16:53 16:53 一ノ肩
17:17 17:17 松手山
17:35 17:35 松手山コース送電鉄塔
18:03 平標登山口

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

平標登山口の駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

長く登り返しの多いコースで体力、気力を消耗します。良い水場も小屋もありませんので食糧と水は担ぐ必要があります。
この日は気温が上がり雪が所々融けてぬかるみと水たまりになり難儀しました。
雪、凍結、ぬかるみ、強風、極寒、暑さと一日で目まぐるしく状況が変わりそれに合わせた対策が必要でした。

その他周辺情報

温泉など17号沿いに多数ありますが自分は余裕なく

写真

11/5 4:45

三時出発予定が色々ありほぼ5時に。睡眠時間も1時間ぐらいと今日の主脈ピストンコース相手に耐えられるのか？(笑)

11/5 5:46

夜明けが近い。予想通り脚が重いです。がんばれー自分。

11/5 6:00

徐々に明るく

11/5 6:07

これまで来た道と苗場山もいい感じ

11/5 6:08

冠雪してますね

11/5 6:27

積雪はこんな具合
これが午後には融けてエライことに。。

11/5 6:27

モルゲン

11/5 6:36

平標まであと少し

11/5 6:41

到着。風が強くて寒いー

11/5 6:42

でも眺望は最高

11/5 6:42

はるか遠くに北アルプス
もう普通の人には厳しそう

11/5 6:42

テーブル・マウンテンな苗場山

11/5 6:42

これから行く仙ノ倉山方面
テンション上がる！（まだこの時点では余裕あり）

11/5 6:43

平標の家方面。もう営業していません。

11/5 6:43

苗場山と影平標？

11/5 6:44

これから行く仙ノ倉山方面。
気持ちの良い稜線です。

11/5 6:44

お、あれは中ノ岳様かな

11/5 6:44

これはどっちだろう

11/5 6:44

武尊山かなー
水墨画っぽいです

11/5 6:45

浅間山は雪無いですね

11/5 6:45

人が歩いてくる気配はなく貸切状態

11/5 6:52

雪だー

11/5 6:52

午後にはほとんど融けてましたけどね

11/5 6:56

エビの尻尾のオブジェがお出迎え

11/5 6:56

緩やかな平標

11/5 7:13

やさしい山容です

11/5 7:21

仙ノ倉山に到着
谷川岳連峰最高峰！

11/5 7:21

ここまでは絶景を楽しめるハイキングの世界でシアワセでした

11/5 8:00

万太郎山、谷川岳方面
ここからが真の縦走路のはじまりです。

11/5 8:24

仙ノ倉山が大きいです
万太郎山に向けて下ります。

11/5 9:01

登り返し。これを帰りに登り返すかのかー(遠い目。。
最低鞍部（毛渡乗越)は1568メートル。
このセクションが一番ツライ

11/5 9:01

所々雪が多め

11/5 9:01

湯沢の街がよく見えます
今年は雪が多いといいですねー

11/5 9:18

もう引くに引けない

11/5 9:18

万太郎山山頂に到着
想像以上に遠い。。この縦走の大ボスクラス。

11/5 9:22

谷川岳がはるか遠くに見えます
あーなんか、たくさんピークがありますね。
もういっかなー、帰りたいなー

11/5 9:22

越後三山方面

11/5 9:23

天気良し

11/5 10:13

でも進みます。しかしオジカ沢ノ頭までもけっこうな登り返し。
このセクションは楽勝だと思っていましたが。
ちゃんと地形図読み込んでおけば良かった。

11/5 10:13

稜線は気持ちいいー

11/5 10:38

あ、これ帰りに登り返すんですね。。。
このあたりから気持ちが折れかけて来ました(笑)

11/5 10:38

かまぼこ

11/5 10:38

まないたぐらがかっこいい

11/5 11:26

これまた全部登って帰るんだなー（遠い目
段々とメンタルが追い込まれてきます(笑)
もう谷川岳を諦めて帰ろうかな。。

11/5 11:26

あの街に下りたい

11/5 11:30

でも行きます！人がたくさんいて安心

11/5 11:32

谷川岳山頂到着

11/5 11:30

もう天神平から下りたい
ロープウェイなんか使っちゃう？

11/5 11:30

こちら方面は雪少なめ

11/5 11:32

だが自分の帰り道はコチラ
なんか笑っちゃう

11/5 12:12

時間もおしているのでとっとと戻ります。
このコース唯一の鎖場

11/5 12:19

万太郎山の大ボス感
遠い。遠い。遠い。

11/5 12:45

気温が上がり雪が融けグチャグチャ

11/5 13:44

まずい。もう脚がない。
でも帰るしかないから頑張るほかない。

11/5 13:44

気温上昇。暑い。しんどい。
もうツライなという想いしかなくなってきました。

11/5 14:29

写真撮る余裕もなく写真少なめです。
今度は強風＆極寒でコンディション厳し目のなか、ようやくラスボスの仙ノ倉山が見えました。しかしその手前のエビス大黒ノ頭という中ボスに想像以上に追い込まれます。

11/5 15:32

え、エビス大黒ノ頭突破。。
こいつを倒せばあとはお気楽ハイキングコースだったはず

11/5 15:33

万太郎様ありがとうございました。とてもとてもツラかったです(笑)

11/5 16:07

日が暮れてきました

11/5 16:07

美しい時間

11/5 16:07

水墨画のような世界
こんな景色が見れるならこの縦走にも意味があったかな

11/5 16:08

本日二度目の最高峰
影で日の傾きが分かりますね

11/5 16:08

お日様がもう少しで沈みそうです

11/5 16:08

11/5 16:19

夕暮れ時の気持ちのよい稜線
朝にあった雪はほとんど無くなっちゃいましたね

11/5 16:29

平標に沈む夕陽

11/5 16:42

夕陽が気持ちのよい稜線を照らします

11/5 16:43

平標。こんな時間なので当然誰もいない。

11/5 16:43

この縦走もあとは下るだけ

11/5 16:47

山頂から夕陽を見るためには稜線に泊まるか、日暮れ後に下るかしないといけないわけで、なかなか贅沢な景色ですよね。

11/5 16:48

今日が終わります。

11/5 16:54

たそがれどき
体力は0ですがこんな景色を見れてシアワセです。

11/5 16:54

朝の暗さとは違って夕暮れ時の寂しさは別格ですね。
早く下らないと。。

11/5 18:13

すっかり日が暮れてしまいましたが到着
疲れました。もう一回やる時はちゃんと準備して挑戦しよう。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 ストック カメラ ポール チェーンスパイク

感想

hirotieee

槍の日帰りから一週間。もう少し長めの縦走ができるコースはないかなーと思いついたのが谷川岳馬蹄でした。でも馬蹄は今年荒れ荒れの積雪期にやっているから今回は主脈に挑戦してみようかな―と思いつきました。天気も良さそう、雪もあるし登り応えもありそうだ、よし主脈ピストンにしよう！ということで主脈ピストンに挑みました。

計画では3時出発でしたが前日の飲み会(コーラのみ）で時間がおし出発がほぼ5時に。まあナイトハイクも慣れて日が暮れても行動できるし問題ないでしょう。と、軽く考えていました。

仙ノ倉山までは雪こそあれど快適な貸し切りハイキングコース。気持ちが良いです。
人気のある山なのも頷けます。

仙ノ倉山から先が本格的な主脈縦走のはじまり。谷川岳まで激しいアップダウンを繰り返します。途中疲れてRPGみたいに思えてきて、それぞれのピークはこんな印象です。

平標　　　　　=行きも帰りも癒やし
仙ノ倉山　　　=行きは癒やし、帰りはラスボス
エビス大黒ノ頭=仙ノ倉山の腹心　帰りは大ボス
万太郎山　　　=行きも帰りも大ボス
障子ノ頭達　　=万太郎山の腹心達　行きも帰りも中ボス
オジカ沢ノ頭　=中ボス
谷川岳　　　　=ただの通過点

料理で例えるなら、前菜>スープ>メインx2>デザート>コーヒーときてもう一度デザートから逆に食べる感じ。つまり後半はもうお腹いっぱい（笑）

帰りの万太郎山、エビス大黒ノ頭は本当に厳しかったです。日が暮れはじめ強風で寒いなか、仙ノ倉山の前にそびえ立つエビス大黒ノ頭の姿には絶望させられました。

平標に着く頃にはすっかり日も暮れ暗くなりましたが、疲れて焦る気持ちも起きず北アルプス方向に沈む夕日を眺めていました。夕日を眺めるのは久しぶりでなんだかセンチメンタルな気分に。誰もいないですしね。

下山する頃には真っ暗。出発から13時間。累積標高3400メートル。雪のせいか予定よりだいぶオーバーしてしまいましたが無事に下山できてよかったです。達成感より安堵感の方が強かった(笑)

ワンウェイの縦走と違って、ピストンは過ぎたピークをまた帰りに登り返すという点が決定的に違います。体力もそうですがメンタルを著しく消耗します。このコースはワンウェイなら気持ち良いでしょうね。季節柄、凍結、雪、雪解けのぬかるみ、氷点下の寒さ、10度近い暑さと目まぐるしく状況も変わり、状況に合わせた準備も必要です。

もう一度ピストンやりたいかと言われると、次はワンウェイでいいかなと思います。
趣味で楽しくやっていることゆえ、達成度＜＜疲労度になってしまうのは本意じゃないので。まあたまにやる分にはいいかもですが。ワンウェイから馬蹄を繋ぐとかのほうがメンタル的にはまだ楽かもしれないのでそっちですかね(笑)

なんの偶然か今回の主脈ピストンのタイムが積雪期馬蹄とドンピシャで同じでした！
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-831696.html