ぼくの両膝手術を担当しているドクターは、
痛いからと言って、レストばかりしていては、患部は良くならないので、
適切な負荷を継続して掛けながら、回復させていくべきだ、
という考えの持ち主で、少しの痛みくらいではストップをかけません。
即ち、昨年8月下旬に、初めて診察を仰いだ時に、
「このままでは山で落ちる」と言われ、即ストップをかけられたのは、
余程の状態だったと顧みます。
先日の鷹ノ巣山登山で、
(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-186104.html)
ここのところ続いている、左膝外側の術部とは違う場所に出ている痛みについて、
登山翌日に診察をしてもらいましたが、「まあ、大丈夫でしょ!」のひとこと。
長く続いているリハビリでは、随時理学療法士と相談し、
テーピングで関節と筋肉の動作を制御しながら、
正しい脚の動作を覚え込ませていく、という方針で一貫しています。
ただ、試行錯誤というものはありますので、
必ずしもAという制御によって、正しい動き方をするとは限らず、
実践的に動かしながら、AがダメならB、という風に調整しなくてはなりません。
同様に、登山翌日の定期リハビリでは、
理学療法士と相談の上、前とは別の個所にテーピングを施して
運動しながら様子を見ることになりました。
先月上旬の奥多摩三山縦走の最終盤に痛みが出たこの左膝外側。
(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-180564.html)
これまで順調に回復していると思っていたぼくにとっては、
正直かなりのショックでした。
ムリをし過ぎたかな、と思いましたし、実際にそうだったかもしれません。
そこで、先日に至るまでの3週間少々、ぼくはレストに徹していたのでした。
その結果は、上述の通りです。
ぼくは考えました。
レストし過ぎも、どうかと。
気持ちはあまり盛り上がりませんが、
重い腰を上げて、先ほどジムに行ってきました。
前とは別の箇所にテーピングを施した状態で、
1時間半ばかりのトレーニング。
脚の動きを確認しつつ、レスト中の時よりも意識的に、
特に瞬発力系の負荷を強めにかけてみました。
・・・すると、どういうわけか痛みが出ないんだなあ・・・。
もちろん、痛みが出るのではないか、という恐れはありますので、
おっかなびっくりなところはありましたが、
なるほど、この動き方は、前よりもしっくりくるな・・・。
というような手応えは感じました。
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術前の20年以上にわたり、ぼくは痛みと友だちになっていました。
痛みとは、いつもぼくの傍に、あるいは中に含まれているもので、
切っても切り離せないような存在でした。
それが、手術によって一気に解消に向かったことで、
あらゆる痛みに対して、尻込みするようになってしまったかもしれません。
少なくとも、今のこの痛みは、術直前のような、
絶望的な(日常歩行に支障をきたすほどの)痛みからは程遠く、
ドクターに「まあ、大丈夫でしょ!」と言われる程度のもの。
ドクターも、理学療法士も、ぼくに対して適切な治療、
リハビリ方針を示してくれているのだから、
痛みに対して必要以上に敏感にならず、恐れずに、
日々のトレーニングや動作の中から折り合いをつけていくことが、
より早い回復への道なのだろうと感じました。
なので、4月は2回(7日、30日)しか登らなかったお山ですが、
5月はもう少しだけ回数を増やし、日々のトレーニングについても、
レスト中心、などというケチなことは考えずに、
実践の中で適切な動作を身につけていきたいと考えています。
はじめまして
プロフィールを拝見すると30代の方ということなので柔軟体操、例えば、太極拳とかヨガとかピラティスなんかもいいと思います。
bibiloloさん、はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
普段から、ストレッチは欠かさずに続けておりまして、
身体の柔軟性を保つことには注力しているのですが、
太極拳、ヨガ、ピラティス(初めてうかがいました)・・・。
これまでにやってきたことがないことを試してみる必要もあるのかもしれませんね。
ご助言、ありがとうございます。
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