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Yamareco

記録ID: 1249745
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

【山梨県側から登る八ヶ岳】 赤岳 真教寺尾根-県界尾根

2017年09月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:30
距離
13.4km
登り
1,428m
下り
1,417m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:24
休憩
0:54
合計
7:18
5:37
5:37
35
6:12
6:13
4
6:17
6:20
52
7:12
7:14
11
7:25
7:26
113
9:19
9:21
5
9:26
9:26
5
9:31
10:12
64
11:16
11:20
31
11:54
11:54
35
12:29
12:29
7
12:48
ゴール地点
天候 晴れ後曇り
風弱く穏やか
湿度を感じ、暖かかった
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●登山口・駐車場
 美しの森・たかね荘Pを利用 無料 終日ガラ空き
 トイレなし

※前夜12時前に「美しの森P」に到着 無料 到着時ガラ空き
 トイレあり
 4時間半ほど仮眠後、たかね荘へ移動(すぐ近く)
コース状況/
危険箇所等
●全般
・道筋明瞭で整備良好
・標識整備も適度に充実
・樹林帯の笹原はきれいに刈り払われ、歩きやすい

◆真教寺尾根(登りで利用)
◇核心部まで
・緩やかな樹林帯の道
 とても歩きやすく、足に優しい
 八ヶ岳の樹林帯にありがちな岩ゴロは、ほとんどなかった
◇核心部
・赤岳に近づくと急登が始まり、露岩混じりになる
・続いて、稜線に乗るまで、やや急な鎖場が断続的に現れる
 手がかり足がかりは充実していて、鎖にはほとんど頼らずに進んだ

◆県界尾根(下りで利用)
◇核心部
・赤岳山荘直下〜赤岳天望荘分岐の少し下まで
 やや急な鎖場・ハシゴ場が断続的に現れる
 真教寺尾根の岩場よりはホールドが少ない印象
 鎖に頼る場面もあった
◇核心部終了後
・緩やかな樹林帯の道
 歩きやすく足に優しい
 岩ゴロはあってもほんの僅か

※両尾根の核心部とも浮き石がポロポロと多い
 蹴飛ばして下に落とさないように注意(自分の場合)
 八ヶ岳の一般道最難関という記述も見たことがあるが、
 自分の経験の中では、長野の戸隠山よりは易しく感じた
その他周辺情報 ●下山後の温泉
「甲斐大泉温泉パノラマの湯」を利用 820円
 露天風呂からは茅ヶ岳の眺めがよかったです
 http://panoramanoyu.sakura.ne.jp/panorama.htm
今回は八ヶ岳を山梨県側から歩く
深夜の清里駅
美しの森Pで早朝まで仮眠
4
今回は八ヶ岳を山梨県側から歩く
深夜の清里駅
美しの森Pで早朝まで仮眠
登山口のたかね荘Pに移動
ここで標高1500mある
早朝でも気温は10℃ほど
無風で穏やか
暖かい
3
登山口のたかね荘Pに移動
ここで標高1500mある
早朝でも気温は10℃ほど
無風で穏やか
暖かい
真教寺尾根で赤岳を目指す
さてと、登山口はと・・・
森の中に遊歩道を発見
左の道を羽衣の池方面へ
3
真教寺尾根で赤岳を目指す
さてと、登山口はと・・・
森の中に遊歩道を発見
左の道を羽衣の池方面へ
八ヶ岳だぜい!
南はおそらく4年ぶりかな
3
八ヶ岳だぜい!
南はおそらく4年ぶりかな
ハードルのような丸太階段
出だしの温まる前の身体には難儀だ
3
ハードルのような丸太階段
出だしの温まる前の身体には難儀だ
樹林帯でご来光を迎える
なんて心地よい
4
樹林帯でご来光を迎える
なんて心地よい
羽衣の池
ここから登山道らしくなる
1
羽衣の池
ここから登山道らしくなる
朝日が当たる
サンメドウズ清里スキー場のリフト降り場横を通過
ゲレンデスキーに夢中だった大昔に来たことあるが、あまり記憶なし
電線でバリケードがされてる
つまり私がいるのは獣側の世界ってことか・・・(笑)
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サンメドウズ清里スキー場のリフト降り場横を通過
ゲレンデスキーに夢中だった大昔に来たことあるが、あまり記憶なし
電線でバリケードがされてる
つまり私がいるのは獣側の世界ってことか・・・(笑)
賽ノ河原という広い場所
ここで埼玉からのソロ男性を追い越し
この先の牛首山
そして右奥に赤岳が
2
賽ノ河原という広い場所
ここで埼玉からのソロ男性を追い越し
この先の牛首山
そして右奥に赤岳が
朝の早い時間は、なんとか南アルプスが見えていた
これは甲斐駒ヶ岳かな
3
朝の早い時間は、なんとか南アルプスが見えていた
これは甲斐駒ヶ岳かな
うずらの卵のようなキノコ
5
うずらの卵のようなキノコ
南方
ふと振り返ると
形がいいのは茅ヶ岳だと思う
そして、遠くには富士山が
でもすぐに雲に覆われ、見えていたのこの頃まで
5
南方
ふと振り返ると
形がいいのは茅ヶ岳だと思う
そして、遠くには富士山が
でもすぐに雲に覆われ、見えていたのこの頃まで
キオン
だったかな
2
キオン
だったかな
緑の規則的模様
前半力みすぎてバテるここ最近の悪い癖を封印
ゆっくり進む
そうすると色々見えてくる
4
緑の規則的模様
前半力みすぎてバテるここ最近の悪い癖を封印
ゆっくり進む
そうすると色々見えてくる
牛首山
ここで標高2280m
2
牛首山
ここで標高2280m
続いて扇山
ここで2356mだったかな
1
続いて扇山
ここで2356mだったかな
赤岳が近づいて来た
いや、近づいているよね
1
赤岳が近づいて来た
いや、近づいているよね
いつも見てる赤岳は長野側、西面から
こっちからの眺めは新鮮
あの上まで行くのか
まるで壁だね
10
いつも見てる赤岳は長野側、西面から
こっちからの眺めは新鮮
あの上まで行くのか
まるで壁だね
左手、三ッ頭~権現岳のライン
3
左手、三ッ頭~権現岳のライン
赤岳の懐に入ると、核心部が近づき、徐々に露岩が
3
赤岳の懐に入ると、核心部が近づき、徐々に露岩が
と思うと、また樹林帯
このルート、とても歩きやすく癒される尾根道
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と思うと、また樹林帯
このルート、とても歩きやすく癒される尾根道
植生が低く変わってきた
立ち枯れ帯
急登にさすがに息が上がる
3
植生が低く変わってきた
立ち枯れ帯
急登にさすがに息が上がる
手持ちのポケット図鑑によると、コウメバチソウかな
5
手持ちのポケット図鑑によると、コウメバチソウかな
核心部が始まる
鎖場が断続的に
5
核心部が始まる
鎖場が断続的に
取り付き点の足元
下まで崩壊してる
下りで着地した時は勢い余っちゃいけない
3
取り付き点の足元
下まで崩壊してる
下りで着地した時は勢い余っちゃいけない
このルートの岩場
ホールドが多くて、私的にはやりやすかった
4
このルートの岩場
ホールドが多くて、私的にはやりやすかった
時々、下を覗く
写真だと上向きか下向きか、よーわからんくなってしまう
4
時々、下を覗く
写真だと上向きか下向きか、よーわからんくなってしまう
こんな合目表示もある
4
こんな合目表示もある
穂高の逆層スラブみたいな雰囲気
4
穂高の逆層スラブみたいな雰囲気
横からみるとこれくらいの角度
5
横からみるとこれくらいの角度
時々一息入れて、左の権現さんを眺める
6
時々一息入れて、左の権現さんを眺める
横移動するところ
全般的に浮き石に注意
4
横移動するところ
全般的に浮き石に注意
この手の道は久しぶりなので、もちろん注意していくが、とても楽しかった
8
この手の道は久しぶりなので、もちろん注意していくが、とても楽しかった
稜線までもう一息
1
稜線までもう一息
鎖場もそろそろ終盤
3
鎖場もそろそろ終盤
大天狗・小天狗
バリエーションルートを行く人が見えた
3
大天狗・小天狗
バリエーションルートを行く人が見えた
おお、稜線に到着
権現岳からのキレットルートと合流
真教寺尾根、無事に終了
7
おお、稜線に到着
権現岳からのキレットルートと合流
真教寺尾根、無事に終了
竜頭峰付近
その先、ハシゴや
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竜頭峰付近
その先、ハシゴや
鎖場もあるが、難易度は下がる
3
鎖場もあるが、難易度は下がる
キレットルートがよく見えている
3
キレットルートがよく見えている
赤岳山頂が見えた
なかなか迫力ある山頂付近の景色
4
赤岳山頂が見えた
なかなか迫力ある山頂付近の景色
これを越えると
赤岳山頂(南峰)に到着
まだ人は少なめ
4
赤岳山頂(南峰)に到着
まだ人は少なめ
余裕かましてるオッサン
急登では息が上がったが、前半セーブしてきたので、思ったより疲れずに登れて嬉しい
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余裕かましてるオッサン
急登では息が上がったが、前半セーブしてきたので、思ったより疲れずに登れて嬉しい
標高2899m
私的今年の最高点
前回のアサヨ峰は2799m
そして、剱岳は2999m
次の大台にあと1m足りないというのがなんとも味がある
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標高2899m
私的今年の最高点
前回のアサヨ峰は2799m
そして、剱岳は2999m
次の大台にあと1m足りないというのがなんとも味がある
長野側からは人々が続々と到着
3
長野側からは人々が続々と到着
阿弥陀岳
あの向こうの御小屋尾根は未踏なので、また歩いてみたい
5
阿弥陀岳
あの向こうの御小屋尾根は未踏なので、また歩いてみたい
行者小屋や赤岳鉱泉を見下ろす
3
行者小屋や赤岳鉱泉を見下ろす
一瞬、三ッ頭?の遠くに、あれは富士山のトップか?
今日は末広がりが見えなくて残念
3
一瞬、三ッ頭?の遠くに、あれは富士山のトップか?
今日は末広がりが見えなくて残念
赤岳頂上山荘がある北峰へ移動して休憩
ここと北穂の小屋は山頂の際どいところにあって、ホントにすごいところに建てるものだと思う
3
赤岳頂上山荘がある北峰へ移動して休憩
ここと北穂の小屋は山頂の際どいところにあって、ホントにすごいところに建てるものだと思う
山頂標識がある南峰から微妙に離れて、こちらは静か
2
山頂標識がある南峰から微妙に離れて、こちらは静か
北方
ずっと続く八ヶ岳の高峰たち
3
北方
ずっと続く八ヶ岳の高峰たち
謎のサークル内に立って眺めるのは
3
謎のサークル内に立って眺めるのは
お隣、横岳の造形美
5
お隣、横岳の造形美
山頂を堪能したら、県界尾根で下山
2
山頂を堪能したら、県界尾根で下山
標識充実
頂上山荘下から、いきなりの急下り
3
頂上山荘下から、いきなりの急下り
こちらも合目表示あり
2
こちらも合目表示あり
下りなので、いっそう気を抜かずに
2
下りなので、いっそう気を抜かずに
でも横岳の眺めは秀逸
4
でも横岳の眺めは秀逸
超急斜面ではなく2足で行こうか微妙な角度
2
超急斜面ではなく2足で行こうか微妙な角度
ハシゴと鎖の並行区間
2
ハシゴと鎖の並行区間
赤岳天望荘へのトラバース道分岐
3
赤岳天望荘へのトラバース道分岐
横岳から右に続く杣添尾根
1
横岳から右に続く杣添尾根
長野側南牧村へ続いている
1
長野側南牧村へ続いている
登りで使った真教寺尾根を横から
なかなかの角度
4
登りで使った真教寺尾根を横から
なかなかの角度
県界尾根の下りではトータル20人くらいとスライド
こちらが上にいる場面では石を落とさないように気を付ける
3
県界尾根の下りではトータル20人くらいとスライド
こちらが上にいる場面では石を落とさないように気を付ける
左 県界尾根
右 真教寺尾根
中 大門沢
今日は右で登って左で下る訳です
3
左 県界尾根
右 真教寺尾根
中 大門沢
今日は右で登って左で下る訳です
草付きは足元が見にくい
踏み外さないように要注意
1
草付きは足元が見にくい
踏み外さないように要注意
ここは岩肌が滑らか
手頃なホールドが少なく、鎖に頼る
2
ここは岩肌が滑らか
手頃なホールドが少なく、鎖に頼る
これにて核心部終了
ここから先は斜度が緩くなり、歩きやすい樹林帯に
でも気を抜かずに
2
これにて核心部終了
ここから先は斜度が緩くなり、歩きやすい樹林帯に
でも気を抜かずに
横岳
これも長野側から見るのとは全く違う山に見える
1
横岳
これも長野側から見るのとは全く違う山に見える
だんだん遠くなる赤岳
1
だんだん遠くなる赤岳
この先は快適シングルトラックがメイン
こんな楽なところだけ走る
インチキマウンテンランナーだ(笑)
1
この先は快適シングルトラックがメイン
こんな楽なところだけ走る
インチキマウンテンランナーだ(笑)
権現さんもずっと見えていた
2
権現さんもずっと見えていた
その日行った山は何度でも振り返ってしまう
あんな上まで行ってきたのかと、ささやかな満足感
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その日行った山は何度でも振り返ってしまう
あんな上まで行ってきたのかと、ささやかな満足感
阿弥陀さま?
小天狗を過ぎると分岐を右へ
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小天狗を過ぎると分岐を右へ
県界尾根から大門沢側へ降りる
笹の刈り払いが素晴らしいです
2
県界尾根から大門沢側へ降りる
笹の刈り払いが素晴らしいです
尾根から下りきったところ
刈り払い作業の方がみえました
地元の山岳会の方だそうです
ありがとうございます!
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尾根から下りきったところ
刈り払い作業の方がみえました
地元の山岳会の方だそうです
ありがとうございます!
簡易舗装混じりの林道に
2
簡易舗装混じりの林道に
大門沢の大きな堰堤
向こうまで渡ってみようかと思ったが、余計なことを考えるのはやめて、無事下山しよう
3
大門沢の大きな堰堤
向こうまで渡ってみようかと思ったが、余計なことを考えるのはやめて、無事下山しよう
やがて県道へ
下りなのをいいことにジョグで進む
正面の山は金峰山かな
肉眼だと、山頂に突起が見えた
五丈岩かもしれない
1
やがて県道へ
下りなのをいいことにジョグで進む
正面の山は金峰山かな
肉眼だと、山頂に突起が見えた
五丈岩かもしれない
サンメドウズ清里スキー場の入口
何かイベントがあるのか、山の中から放送が聞こえていた
車、バイク、バス、ひっきりなしに通る
2
サンメドウズ清里スキー場の入口
何かイベントがあるのか、山の中から放送が聞こえていた
車、バイク、バス、ひっきりなしに通る
たかね荘の入口
今日は尻上がりに調子が上がってきた
最後の緩い登り坂もジョグで
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たかね荘の入口
今日は尻上がりに調子が上がってきた
最後の緩い登り坂もジョグで
駐車場へ帰還
変化に富んだ良いハイクだった
無事下山に感謝して
2
駐車場へ帰還
変化に富んだ良いハイクだった
無事下山に感謝して
たかね荘Pの少し下
美しの森P
夜中はここで仮眠して、早朝移動した
トイレ、案内所、売店がある
ここからも遊歩道が繋がり、歩き出すことができる
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たかね荘Pの少し下
美しの森P
夜中はここで仮眠して、早朝移動した
トイレ、案内所、売店がある
ここからも遊歩道が繋がり、歩き出すことができる
温泉は甲斐大泉温泉パノラマの湯へ
露天風呂から茅ヶ岳が見えた
富士山は雲の中だった
3
温泉は甲斐大泉温泉パノラマの湯へ
露天風呂から茅ヶ岳が見えた
富士山は雲の中だった
早く下山できたので、帰りはいけるとこまで下道ドライブ
県道17号にて
雲は多かったが、青空に映える
まるで夏の天気
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早く下山できたので、帰りはいけるとこまで下道ドライブ
県道17号にて
雲は多かったが、青空に映える
まるで夏の天気
南八ヶ岳スターズ
5
南八ヶ岳スターズ
北八ヶ岳
茅野が近づくと蓼科山もよく見える
1
北八ヶ岳
茅野が近づくと蓼科山もよく見える
茅野からは国道152号で伊那へ
杖突峠、峠の茶屋の展望台
ここでも八ヶ岳一望
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茅野からは国道152号で伊那へ
杖突峠、峠の茶屋の展望台
ここでも八ヶ岳一望
諏訪湖方面
伊那の町で早めの夕食
この先、権兵衛トンネルを抜けて国道19号へ
2
伊那の町で早めの夕食
この先、権兵衛トンネルを抜けて国道19号へ
ご当地グルメはローメンらしいが、駒ヶ根と同じく、ソースカツ丼の店が多い
美味し!
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ご当地グルメはローメンらしいが、駒ヶ根と同じく、ソースカツ丼の店が多い
美味し!
夕刻の木曽路の町は静かだった
道が空いてて、愛知県の小牧まで快調に下道を行った
でも、そこでくじけて高速に乗った(笑)
4
夕刻の木曽路の町は静かだった
道が空いてて、愛知県の小牧まで快調に下道を行った
でも、そこでくじけて高速に乗った(笑)

感想

今週も好天予報の週末がやってきた。
貴重な機会だ。
山歩きに繰り出そう。

できることなら自分が本当に行きたいと思う場所へ行くのがいい。
土曜日帰りの旅、未踏ルートの中からあーでもないこーでもないと考える。
これも何年も前から気になっていた、八ヶ岳赤岳の真教寺・県界尾根を歩いてみた。
核心部は急傾斜の岩場・鎖場が続く両コース。
八ヶ岳の一般道の中では難易度が高い部類に入るらしい。

山歩きを始めて確か7年目。
最初の3年くらいは、やはりメジャーエリアに目が向いて、中部山岳の高所へ。
幸い高所恐怖症ではなかったようだ。
自分にムリのない範囲で、
槍穂剱など、手足を使うタイプの岩陵帯の夏山歩きを楽しんでいた。
本とかに書いてあるいわゆる難所も、無事に通過できた時は素直に嬉しかった。

しかし、折からの登山ブーム。
メジャーエリアではだんだんと人が増え、
休日の同じような時間帯に同じ道を動くわけで、色々なことが起こる。

同日に同じ山小屋に泊まっていた方が、別ルートで下山中に滑落死されたり、
岩陵帯の難所で、自分のすぐ間近に人為的落石が落ちてきて戦慄を覚えたり、
(自分が石を落とすことだって大いにあり得る)
ロープ確保された超大人数の団体さんと出くわし、危険箇所で長時間待機したり、
なんとなくの素人心ながら、いったん距離を置こうと思うようになった。

今日のルート、前から気になっていてなかなか行けてなかった道の一つだが、
核心部では久しぶりに、手足を使って登るタイプの道だった。
たまにはこういうのもいい。
無事に下山出来たから言えるのだけど、とても楽しかった。
赤岳近辺は浮き石のザレ場なので、よい練習にもなった。
人様に迷惑をかけないように色々な道を楽しみたい。

ハイクの調子の方は、前回が絶不調の極みだったので、
初心に戻って、全てを丁寧に行うことにした。
今回は前半は抑えて入り、時間と共に早まる歩調をグッとこらえた。
もちろん、核心部ではそれなりに筋力を使い、しんどい局面もあったが、
後半は尻上がりに調子が上がっていった気がする。
終了後の疲労も、前回に比べたらほんの僅かだ。

自分の中での過去のハイパフォーマンスに比べたら、まだまだ全然だが、
それを追いかけても仕方がない。
引き続き、始めた頃のように地道に謙虚にステップアップして、
楽しくやっていこう。
そして、しっかりと自分の意思と足で歩き続けていきたい。

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コメント

先こされたぁ〜
八ヶ岳で歩きたいところはあとココだけで…ずっと行きたいと思っております。
先こされたぁ〜〜〜。
日帰りしちゃうんですね、さすが!
私は上で泊まりたいなぁ…でも、赤岳の上はテンバがないし…悩むところ…
そのうち行ってこよっと。
お気に入り登録させてくださいね
2017/9/10 18:19
Re: 先こされたぁ〜
akakiriusagiさん、こんばんは
ありがとうございます。
昨日返信したつもりが、うまくできていなかったようで遅くなりました。

都合により日帰りでしか行けないもので日帰り旅だったのですが、できれば頂上山荘に泊まって朝を迎えたいですね。
テントなら、行者に下って泊まり、翌日登り返してもいいかもしれません

両尾根ともなかなかいいコースでした。
核心部はまあそんな感じなんですが、樹林帯が歩きやすいのです。
八ヶ岳の樹林帯は岩ゴロで歩きにくいイメージが強く、また大の苦手なのです。
山梨側は歩きやすいんでしょうかね。
確か観音平からの道も悪くなかった気がします。
2017/9/12 21:14
お疲れ山でした!
3120mさん、とても充実した良いハイクを満喫されましたね

先日のコメントへのレスにて、あらかた行き尽くしてしまって
モチベーションの上がる山域がなく困ってる的な内容のコメントがありましたが、
実はこれも物凄くシンパシーで、最近全く同じ状態なのです、ワタクシも^^;

さておき、今回ゆっくりじっくり歩かれ、徐々にエンジン回転数が上がり、
結果、あまり疲れを感じることなく山頂到着、下山完了で、
やはり疲れないように登るって、満足度にも大きく貢献し大事な事なのですよね

ワタクシも初心に立ち返り、エネルギー摂取とスロースタートを意識しています。
お互いハイクを楽しみましょう!\(^o^)/
2017/9/12 8:56
Re: お疲れ山でした!
messiahさん、こんばんは
ありがとうございます。

ややショートコースだったのもあり、今回は無難に行きました。
やはり尻上がりで「ハイ」の状態が出てくるのは気分いいですね。
八ヶ岳は、駐車場からバスに乗らなくてもすぐに歩き出せるので、そんな気軽さもいいと思います。

やはり本当に憧れるのは、ゆっくりでもいいのでロングで縦走することでして、日常生活との兼ね合いでなかなかそれができないものですから、生意気ながらそのようなモチベーション低下になってしまうのでしょうね。
日帰りだと遠征して帰るのも一苦労ですし、せっかく出かけたのにすぐ帰るのは勿体ない感じもしますからね。

けどまあ今回のように日帰りで行ける未踏ルートもまだまだあるし、調子が上がってくれば1〜2泊ルートも日帰りで行けると思うので、距離を伸ばせるよう自然体で調子を上げていきたいと思います。

やはり、先日のご助言にもありましたように、すっかり雑になっていたコンディショニングや補給など・・・
これからの年代、やはりますます重要だと感じます。
休憩も下手くそで、たぶん疲れをためやすくなっていたようです。
まだまだ自己分析と工夫の余地がありそうです。

ナイスコメント、ありがとうございます!
往年のアリのように切れ味、すっばらしいです!
2017/9/12 21:29
真教寺・県界尾根
はじめまして こんにちは!
赤岳もこのルートは歩いたことがなく、以前から気になってはいました。
詳細で参考になるレコありがとうございました。
雪が降る前にチャレンジできればと思っています。
登りで真教寺尾根を使われる方が多いようにも見受けますが、やはりこの周り方が歩きやすそうでしょうか?

今後ともよろしくお願いしますm(__)m
2017/9/16 8:49
Re: 真教寺・県界尾根
renswhさん、はじめまして。
僕の稚拙でダラダラ長いレコにコメントをいただき恐縮です。

renswhさんのページも少々拝見しました。
毎回何かこうテーマのようなものがあって、写真も丁寧で、素敵な山旅をされているのが伝わってきますね。

このルート、やはり以前から気になっていて、今回ようやく歩くことができました。
核心部ばかりが話題になりがちな両ルートですが、そこに至る樹林帯も味があって道も歩きやすかったです。
両ルートとも良かったですが、個人的には真教寺尾根の方が県界尾根より少しだけお気に入りです。

確かに、ネットなどでは真教寺尾根→県界尾根の記事の方を多く見かけるように思うのですが、当日、私が止めた駐車場はガラ空き。
真教寺尾根の登りでお会いしたのは、賽の河原で追い抜き1人、核心部でのスライド2人のみでした。
下りの県界尾根では20人以上(ソロ・パーティ合計)の方とスライド。
登山口付近の車の数は当方のPよりも若干多かったです。
なので、実はどちら向きも相当数いらっしゃるのかもしれません。

あまり偉そうなことは言えませんが、難易度はどちら向きでも同じ程度の印象を受けました。
僕などは気をつけなきゃいけないのですが、油断してザレ場の浮き石に乗って転倒する、蹴飛ばして下にいる人に当ててしまう・・・など、基本的な注意が働いていれば、後は高所恐怖症でなければ大丈夫だと思いますよ。

赤岳だけでなく、周りの権現岳や横岳、そして奥秩父や茅ヶ岳、富士山などの名峰も眺められる、とてもおすすめなコースです。
是非歩かれて見て下さい!
2017/9/16 18:46
プロフィール画像
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