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Yamareco

記録ID: 139914
全員に公開
トレイルラン
甲斐駒・北岳

北岳・仙丈ヶ岳(仙塩尾根経由日帰り):タイムリミット9時間半への挑戦

2011年10月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
08:40
距離
24.7km
登り
3,335m
下り
2,785m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

行動時間:8時間38分
5:57 広河原出発 → 6:57 白根御池小屋 → 8:07 肩の小屋 → 8:29 北岳山頂 → 8:41 両俣小屋方面分岐
→ 10:17 両俣小屋 → 10:48 野呂川越 → 11:53 伊那荒倉岳 → 13:16 大仙丈ヶ岳 → 13:32 仙丈ヶ岳
→ 13:55 小仙丈ヶ岳 → 14:35 北沢峠到着
備考:両俣小屋での5分弱の小休憩以外は主だった休憩なし。
   途中ストップは写真撮影と脚ストレッチのみ。制限時間考慮し補給食は歩きながら。
天候 快晴
午後より甲斐駒・鳳凰三山(表銀座エリア?)で高雲発生するものの夕方まで北岳・仙丈ヶ岳には影響なし。
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 マイカーで富士経由で芝川に入り52号線を北上、芦安第二駐車場に駐車。
 芦安からはジャンボタクシーで広河原まで移動。復路は北沢峠から広河原まで最終便バスで移動、
 広河原から芦安へはジャンボタクシーを利用。
 ジャンボタクシーはバスと異なり人数(定員9人)揃った時点で効率良く走ってくれるので往路は必須、復路も早めの撤収にもってこいです。
 (今回北沢峠発15:30のバスに乗りましたが1時間後の16:30には芦安からマイカー撤収完了していました)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所特になし。
今回、北岳・両俣小屋を中継する左俣コースを下りましたが、このルートは北岳大樺沢コース同様、
台風12号の影響で通行止めであることを後になって両俣小屋で知りました。
(実際、左俣コース上部樹林帯では余分な倒木・ゴロ岩多く道も荒れており、登山道も明瞭な様でなかなか不明瞭な状況でした。
 また、下部の河原歩きも倒木多く橋も流されており毎回大きな岩伝いにピョンピョン飛び越えて先に進む感じでした)
実際、コース状態は悪く通行はオススメできません。自粛ください。

野呂川越から仙丈ヶ岳の間の仙塩尾根は、印象としてはアップダウンが少なく距離も短い早川尾根という感じでした。
高度の低い南側は樹林帯となり、後半2,600m辺りからハイマツが増え展望が開けます。
アップダウンこそ少ないものの両俣小屋から仙丈ヶ岳までは1,000mの登り返しですので決して平坦な道のりではありません。
ジリジリ高度を詰めていく形で進んでいきます。体力との根くらべとなります。
尚、三連休の中日でしたが仙塩尾根で通過した登山者は10名足らずでした。北岳や仙丈ヶ岳と比べるととてもひっそりとしたエリアです。

コース上の給水ポイントは、白根御池小屋、両俣小屋、北沢峠となります。

既に秋を迎え気温も山頂付近では未明から早朝は確実に零下です。
北岳山頂直下では微弱な風ですら寒さを感じるので十分な防寒装備が必要です。

【このコースを将来的に日帰り帰宅でトライされる方に】
このコースは時間制限が厳しくアドベンチャーレースかの如くスピードが要求されます。
一番の問題は仙塩尾根をいかに早く片付けられるかに掛かっていると思います。
特に仙塩尾根前半は樹林帯で展望もないため、多分な休憩は後半のタイムロスにつながります。
また、北岳への上りも理想では大樺沢から八本歯に上がるのが最短で時間短縮につながります。
タイム的には、途中の両俣小屋が中間ポイントと考えて良いと思います。
尚、15:30の北沢峠最終バスに乗り遅れると山間部に閉じ込められビバーグを余儀なくされますのでくれぐれも注意ください。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
今回は余裕を見て早出、先頭のジャンボタクシーに乗り込むことができました。既に秋を迎えゲートもこの通り早朝真暗です。
2011年10月09日 04:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 4:50
今回は余裕を見て早出、先頭のジャンボタクシーに乗り込むことができました。既に秋を迎えゲートもこの通り早朝真暗です。
ジャンボタクシーで最後の睡眠を取り、意を決し広河原を出発します。
2011年10月09日 05:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 5:55
ジャンボタクシーで最後の睡眠を取り、意を決し広河原を出発します。
北岳が朝陽で赤く輝いてます。
2011年10月09日 05:56撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 5:56
北岳が朝陽で赤く輝いてます。
いつもの通り吊橋を渡り気持ちを入れ替えます。一種の儀式ですね。いざ出発!
2011年10月09日 05:57撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 5:57
いつもの通り吊橋を渡り気持ちを入れ替えます。一種の儀式ですね。いざ出発!
早速、大樺沢と白根御池小屋コースの分岐に差し掛かります。
2011年10月09日 06:07撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 6:07
早速、大樺沢と白根御池小屋コースの分岐に差し掛かります。
聞いてはいましたが、大樺沢コースは先月の台風でこの通り通行不可。
2011年10月09日 06:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 6:08
聞いてはいましたが、大樺沢コースは先月の台風でこの通り通行不可。
久々に白根御池小屋を経由して草すべりコースを目指します。
2011年10月09日 06:46撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 6:46
久々に白根御池小屋を経由して草すべりコースを目指します。
体のキレは戻ってませんが、なかなかのペースです。何とか1時間で到着できました。
2011年10月09日 06:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 6:58
体のキレは戻ってませんが、なかなかのペースです。何とか1時間で到着できました。
白根御池小屋の水をいただきます。
2011年10月09日 06:59撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 6:59
白根御池小屋の水をいただきます。
三連休のため白根御池小屋では結構テントが張られてました。
2011年10月09日 07:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 7:00
三連休のため白根御池小屋では結構テントが張られてました。
さて草すべりです。少し上がると鳳凰三山が良く見えるようになります。
2011年10月09日 07:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:04
さて草すべりです。少し上がると鳳凰三山が良く見えるようになります。
更に上部に進むと北岳も顔を出し始めます。
2011年10月09日 07:25撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 7:25
更に上部に進むと北岳も顔を出し始めます。
草すべりを終え、小太郎尾根分岐に向け更に上を目指します。ここで急登がひと段落する為、先行の登山客が休憩してました。
2011年10月09日 07:38撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:38
草すべりを終え、小太郎尾根分岐に向け更に上を目指します。ここで急登がひと段落する為、先行の登山客が休憩してました。
だいぶ高度を稼ぎました。
2011年10月09日 07:45撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:45
だいぶ高度を稼ぎました。
小太郎尾根分岐です。
2011年10月09日 07:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 7:50
小太郎尾根分岐です。
分岐ですがどっちが主稜?これでは二股掛けられちゃいますね(笑)。
2011年10月09日 07:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:50
分岐ですがどっちが主稜?これでは二股掛けられちゃいますね(笑)。
小太郎尾根分岐と八ヶ岳連峰です。登山客の大きさとあいまってなかなかのスケールです。
2011年10月09日 07:54撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:54
小太郎尾根分岐と八ヶ岳連峰です。登山客の大きさとあいまってなかなかのスケールです。
北岳の肩稜線に入り少し風が出てきます。この風がクセモノで結構な寒さを感じます。
2011年10月09日 07:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:51
北岳の肩稜線に入り少し風が出てきます。この風がクセモノで結構な寒さを感じます。
バットレスもこの通り目の前です。
2011年10月09日 07:56撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:56
バットレスもこの通り目の前です。
富士山もスッキリ抜けてます。まさに雲上の世界ですね。
2011年10月09日 07:59撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 7:59
富士山もスッキリ抜けてます。まさに雲上の世界ですね。
北岳肩の小屋到着。相変わらず臭いが立ちこめてます。
2011年10月09日 08:07撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 8:07
北岳肩の小屋到着。相変わらず臭いが立ちこめてます。
まづは北岳山頂を目指します。山頂の登山客をシルエットに富士山を入れてみました。
2011年10月09日 08:25撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 8:25
まづは北岳山頂を目指します。山頂の登山客をシルエットに富士山を入れてみました。
北岳山頂到着。2時間半でかなりいいペースと言いたいところですが、全行程から見ればこれでも予定通りに過ぎず、痛いところです。
2011年10月09日 08:29撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 8:29
北岳山頂到着。2時間半でかなりいいペースと言いたいところですが、全行程から見ればこれでも予定通りに過ぎず、痛いところです。
山頂は前泊者で結構賑わってました。
2011年10月09日 08:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 8:33
山頂は前泊者で結構賑わってました。
北岳山頂での一枚。まるで墨絵のよう。グラデーションがいい感じです。
2011年10月09日 08:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 8:30
北岳山頂での一枚。まるで墨絵のよう。グラデーションがいい感じです。
山頂では時間も取れないので、写真だけを思い出に数分だけ滞在。
2011年10月09日 08:31撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 8:31
山頂では時間も取れないので、写真だけを思い出に数分だけ滞在。
急ぎ北岳山頂と肩の小屋の間の両俣小屋方面分岐まで戻ります。
2011年10月09日 08:41撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 8:41
急ぎ北岳山頂と肩の小屋の間の両俣小屋方面分岐まで戻ります。
これから目指す稜線。それにしても行く先の仙丈ヶ岳遠いですね〜!
2011年10月09日 08:39撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 8:39
これから目指す稜線。それにしても行く先の仙丈ヶ岳遠いですね〜!
せっかく稼いだ高度をいとも簡単に落としていきます。進路を西に取り中白峰沢の頭を目指します。
2011年10月09日 09:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 9:00
せっかく稼いだ高度をいとも簡単に落としていきます。進路を西に取り中白峰沢の頭を目指します。
明瞭なようで不明瞭な登山道(このルートが通行止めと知ったのは後になってから)。中白峰沢の頭到着。
2011年10月09日 09:03撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 9:03
明瞭なようで不明瞭な登山道(このルートが通行止めと知ったのは後になってから)。中白峰沢の頭到着。
中白峰沢の頭から北岳山頂方面を振り返ります。コースタイムは1時間とありましたが思いの外あっけなかったです。
2011年10月09日 09:03撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 9:03
中白峰沢の頭から北岳山頂方面を振り返ります。コースタイムは1時間とありましたが思いの外あっけなかったです。
中白峰沢の頭からは稜線を反れ急降下します。足場が悪いです。この急坂、整備も余り良くありません(このルートが通行止めと知ったのは後になってから)。
2011年10月09日 09:10撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 9:10
中白峰沢の頭からは稜線を反れ急降下します。足場が悪いです。この急坂、整備も余り良くありません(このルートが通行止めと知ったのは後になってから)。
北岳周辺らしい無茶な急坂にヒザへの負担もなかなか。
2011年10月09日 09:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 9:20
北岳周辺らしい無茶な急坂にヒザへの負担もなかなか。
初めてのコースなので言われるがまま、どこにいるのかも分からずひたすら下ります。しばらく下ると川にぶつかりました。どうやらここが左俣大滝だったようです。
2011年10月09日 09:40撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 9:40
初めてのコースなので言われるがまま、どこにいるのかも分からずひたすら下ります。しばらく下ると川にぶつかりました。どうやらここが左俣大滝だったようです。
河原も荒れ放題で水辺の岩をピョンピョン飛び越え先を目指します。河原とあり走れるかと思いましたがこれではペースが上がりません。
2011年10月09日 09:44撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 9:44
河原も荒れ放題で水辺の岩をピョンピョン飛び越え先を目指します。河原とあり走れるかと思いましたがこれではペースが上がりません。
一応、ルートは合っているようです。それにしても荒れ放題(このルートが通行止めと知ったのは後になってから)。
2011年10月09日 10:03撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 10:03
一応、ルートは合っているようです。それにしても荒れ放題(このルートが通行止めと知ったのは後になってから)。
何だろうあの岩の上のものは、神ダナ!?(本来ここで登山道に合流でしたが気が付かず対岸を進んでしまいます)。
2011年10月09日 10:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 10:12
何だろうあの岩の上のものは、神ダナ!?(本来ここで登山道に合流でしたが気が付かず対岸を進んでしまいます)。
最後は靴を濡らしながら川を渡り両俣小屋到着。
2011年10月09日 10:21撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 10:21
最後は靴を濡らしながら川を渡り両俣小屋到着。
両俣小屋おばさんはとても親切でした。素朴ながらも人に出会えるうれしさを実感できる奥深い静かな雰囲気でいい感じ(早川尾根小屋的か)。
2011年10月09日 10:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 10:17
両俣小屋おばさんはとても親切でした。素朴ながらも人に出会えるうれしさを実感できる奥深い静かな雰囲気でいい感じ(早川尾根小屋的か)。
両俣小屋おばさんに進行方向を教えてもらい先を目指します。思いの外、川岸コースで稼げなかったのでここからガンバです。
2011年10月09日 10:48撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 10:48
両俣小屋おばさんに進行方向を教えてもらい先を目指します。思いの外、川岸コースで稼げなかったのでここからガンバです。
両俣小屋そして野呂川越以降は暫くの間展望なき樹林帯となります。
2011年10月09日 10:49撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 10:49
両俣小屋そして野呂川越以降は暫くの間展望なき樹林帯となります。
展望もなく初めて通るコースなのでこうした道標に気が付かなければ自分の位置が確認できません。道標も小さくて古いですね。
2011年10月09日 11:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 11:08
展望もなく初めて通るコースなのでこうした道標に気が付かなければ自分の位置が確認できません。道標も小さくて古いですね。
独標で一時的ですがようやく眺望が得られました。それにしても先は長い。この距離感は早川尾根に通じるものがあります。
2011年10月09日 11:29撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 11:29
独標で一時的ですがようやく眺望が得られました。それにしても先は長い。この距離感は早川尾根に通じるものがあります。
独標から北岳・間ノ岳稜線を振り返ります。ここでようやく下ってきた大体のルートと両俣小屋の位置(正面右下隅)関係が景色で確認できます。
2011年10月09日 11:29撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 11:29
独標から北岳・間ノ岳稜線を振り返ります。ここでようやく下ってきた大体のルートと両俣小屋の位置(正面右下隅)関係が景色で確認できます。
伊那荒倉岳山頂です。樹林に包まれ展望なし。この三角点とちっちゃな道標がなければここが山頂とさへ思わないでしょう。
2011年10月09日 11:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 11:53
伊那荒倉岳山頂です。樹林に包まれ展望なし。この三角点とちっちゃな道標がなければここが山頂とさへ思わないでしょう。
その後、枯渇した広場の様な高望池を通過。引き続き目に付きにくい道標を手がかりに自分のペースと位置を確認します。
2011年10月09日 12:10撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 12:10
その後、枯渇した広場の様な高望池を通過。引き続き目に付きにくい道標を手がかりに自分のペースと位置を確認します。
やがてハイマツが現れてきます。ようやく景色が得られこれまで歩いてきた道のりが確認できるようになります(アップダウンは思ったほどひどくなかったです)。
2011年10月09日 12:34撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 12:34
やがてハイマツが現れてきます。ようやく景色が得られこれまで歩いてきた道のりが確認できるようになります(アップダウンは思ったほどひどくなかったです)。
せっかくなので仙塩尾根から北岳を望遠側で撮ります。先ほど通過した登山客が豆粒ほどの大きさでギャップが面白いです。
2011年10月09日 12:34撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 12:34
せっかくなので仙塩尾根から北岳を望遠側で撮ります。先ほど通過した登山客が豆粒ほどの大きさでギャップが面白いです。
ハイマツ帯から上はだいぶ景色が良くなります。
2011年10月09日 12:38撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 12:38
ハイマツ帯から上はだいぶ景色が良くなります。
この時期にしては遅い紅葉の始まりです。手前が仙丈ヶ岳の肩でバックは甲斐駒です。
2011年10月09日 12:48撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 12:48
この時期にしては遅い紅葉の始まりです。手前が仙丈ヶ岳の肩でバックは甲斐駒です。
おなじみの仙丈ヶ岳がだいぶ近づいてきました(右手後ろ)。手前の大仙丈ヶ岳がとても大きく映ります。
2011年10月09日 12:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 12:50
おなじみの仙丈ヶ岳がだいぶ近づいてきました(右手後ろ)。手前の大仙丈ヶ岳がとても大きく映ります。
ハイマツ帯と北岳・間ノ岳方面を振り返ります。樹林帯の稜線は今や遠い向こうに。
2011年10月09日 13:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:00
ハイマツ帯と北岳・間ノ岳方面を振り返ります。樹林帯の稜線は今や遠い向こうに。
大仙丈ヶ岳はもうすぐです。
2011年10月09日 13:11撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:11
大仙丈ヶ岳はもうすぐです。
山頂到着。自分を抜いた写真を撮るのを忘れた為、こちらの写真をアップしておきます。
2011年10月09日 13:16撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:16
山頂到着。自分を抜いた写真を撮るのを忘れた為、こちらの写真をアップしておきます。
大仙丈ヶ岳には到着したもののメインの仙丈ヶ岳山頂までは結構ありそう。。。(実際歩いてみると結構あっけなかったです)
2011年10月09日 13:19撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:19
大仙丈ヶ岳には到着したもののメインの仙丈ヶ岳山頂までは結構ありそう。。。(実際歩いてみると結構あっけなかったです)
仙丈ヶ岳山頂までもうすぐ!
2011年10月09日 13:26撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:26
仙丈ヶ岳山頂までもうすぐ!
先ほどの大仙丈ヶ岳を振り返ります。
2011年10月09日 13:28撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 13:28
先ほどの大仙丈ヶ岳を振り返ります。
よし山頂だ!やったぞ、時間内!これで最終バスで帰れる(思わずスマイルがこぼれ、声を上げてしまいます)!
2011年10月09日 13:32撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 13:32
よし山頂だ!やったぞ、時間内!これで最終バスで帰れる(思わずスマイルがこぼれ、声を上げてしまいます)!
仙丈ヶ岳山頂到着。
2011年10月09日 13:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:33
仙丈ヶ岳山頂到着。
突然元気になります。さて、おなじみの仙丈ヶ岳の景色に安堵しようやく不安の呪縛から開放されます。
2011年10月09日 13:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 13:35
突然元気になります。さて、おなじみの仙丈ヶ岳の景色に安堵しようやく不安の呪縛から開放されます。
ここからなら北沢峠までは1時間ちょっとで行けるかな?だいぶ気持ちの余裕が出てきました。
2011年10月09日 13:36撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:36
ここからなら北沢峠までは1時間ちょっとで行けるかな?だいぶ気持ちの余裕が出てきました。
テンポ良く走ります。先ほどまでいた仙丈ヶ岳山頂を振り返りサヨナラ。有難う。
2011年10月09日 13:39撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:39
テンポ良く走ります。先ほどまでいた仙丈ヶ岳山頂を振り返りサヨナラ。有難う。
さて、最後の小仙丈ヶ岳です。眼前の甲斐駒が大きく映ります。
2011年10月09日 13:40撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:40
さて、最後の小仙丈ヶ岳です。眼前の甲斐駒が大きく映ります。
小仙丈ヶ岳もあっという間です。ルンルンです。
2011年10月09日 13:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 13:55
小仙丈ヶ岳もあっという間です。ルンルンです。
その後も元気良く下りました。同じバスを目指す登山客が結構歩いてました。さすが仙丈ヶ岳で女性だけの山ガール組も結構歩いてました。
2011年10月09日 14:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 14:35
その後も元気良く下りました。同じバスを目指す登山客が結構歩いてました。さすが仙丈ヶ岳で女性だけの山ガール組も結構歩いてました。
やったぁ!時間内見事完走です。満足の瞬間です。
2011年10月09日 14:37撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 14:37
やったぁ!時間内見事完走です。満足の瞬間です。
その後は北沢峠から広河原、広河原からはジャンボタクシーで早々芦安まで戻りました。
2011年10月09日 15:41撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 15:41
その後は北沢峠から広河原、広河原からはジャンボタクシーで早々芦安まで戻りました。
ジャンボタクシーのおじさんは無鉄砲な運転だったけれど早く芦安に戻ることができて、帰宅時間も早まりました。お疲れでした!
2011年10月09日 16:23撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 16:23
ジャンボタクシーのおじさんは無鉄砲な運転だったけれど早く芦安に戻ることができて、帰宅時間も早まりました。お疲れでした!
参考:大仙丈ヶ岳南で見たチングルマのドライフラワー版。タンポポみたいでかわいらしかったです。
2011年10月09日 12:46撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
10/9 12:46
参考:大仙丈ヶ岳南で見たチングルマのドライフラワー版。タンポポみたいでかわいらしかったです。
おまけ:北沢峠からのバスチケットは軽装備で安い方を購入(通常¥750)。
2011年10月09日 15:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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10/9 15:00
おまけ:北沢峠からのバスチケットは軽装備で安い方を購入(通常¥750)。

感想

今週末はとても天気に恵まれてます。
久しぶりに南アルプスに出かけるべく計画を練り始めました。

以前、Patagonianさんからあるトレイルランナーの話を聞いてました。
その人は広河原から北岳に上がり、その後仙塩尾根を経由して仙丈ヶ岳を日帰りでこなしてしまうという事でした。
このコース自体は特に気になるものでは無かったのですが、問題は下山時刻です。

知っての通り北沢峠は南アルプス北部では、かなり奥深い所に位置してます。
そのアクセスの問題から、芦安へのバスは午後3時が最終便です。
言い換えれば、広河原から北岳に登り、そこから仙塩尾根を経由して仙丈ヶ岳頂上を踏んで
北沢峠に下るとした場合、9時間という時間制限がネックとなってきます。
一日の行動時間としては十分ですが、このコースを最後までトレースするには決して十分と言える時間ではありません。

実は、北沢峠からの芦安行きバス最終便は昨年より午後3時から午後3時半に延びました。
結果、制限時間が30分延びました。
この事も今回このコースにチャレンジするきっかけにはなりましたが、それでも今の自分の実力では
タイム的に非常に厳しいものであり、本心15:30の北沢峠発最終バスに間に合わないだろうと考えてました。

そんな中、今週末を迎えました。
好天の三連休に刺激を受け「やってみようかな」という気持ちになりました。
今回日曜日の行動でしたが、仮に失敗しても北沢峠で夜ビバーグし月曜日に帰宅すれば何とかなるという楽観的な考えも生まれてました。
とにかく大きな課題なので、早めにやっつけておかなければなかなか手が出せなくなるだろうという焦りの気持ちの方が強かったのかもしれません。

こうして準備が始まります。
持参したのは、12リットルのザックとボトルホルダー。
万が一の北沢峠でのビバーグに備えダウンの上下と毛のインナー、ヘッドランプを準備しました。
最悪の最悪は、北沢峠で一泊ビバーグする覚悟です。
一方で食料はクラッカーやチョコレート等かなり軽く抑えました。
その他、GPSロガー、予備電池、応急セット、ニット帽、手袋など。水は1リットル弱。

行動開始後は、何よりも制限時間を最優先しました。
経験測から、まづ標準コースタイムの1/2で行動すべく目標設定しました。
要所要所にチェックポイントを設け、通過時間を管理しながら行動しました。
一番見えなかった仙塩尾根の所要時間ですが、これについてはコースマップ上の所要時間が5時間50分と
なってたので、まづは3時間で設定し自分なりに追い込みを掛ける事としました。
ただ、それでも標準タイムが20時間越であり、制限時間の9時間30分で仕上げることは難しく
その分は広河原から北岳山頂までの上りと仙丈ヶ岳からの下りで脚を残しつつ収拾つける覚悟で臨みました。

仙丈ヶ岳には、どんなに遅くとも午後2時前には到着していなければなりません。
それがなかなか読めず、絶えず不安に駆られながらの展開となりました。
イメージとしては、設定タイムで行動している架空の自分に絶えず後ろから追い込みを掛けられている感じです。
それくらい時間設定が過密だったので、小休憩も上り途中での脚休め程度、食料も歩きながら摂りました。

仙塩尾根(野呂川越)に上がった当初、目標時間に対し15分程度の余裕がありました。
その後も背後から追い込みを掛けてくる見えない自分からプレッシャーを受けながら、
何とかガンバで休まず行動し設定時間より30分早い午後1時半に仙丈ヶ岳山頂に到着しました。
その時、はじめて今日初めてのスマイルがこぼれ、思わず「やったぁ〜、これで帰れるぞ!」と声を上げてしまいました。
山頂ではたまたま居合わせた若い男女パーティーにガッツポーズの写真を撮ってもらいかなりハイテンションになってしまいました。

長い上り尾根で脚が疲れ切った感がありましたが、仙丈ヶ岳での至福のひと時でまた元気を取り戻しました。
ルンルン気分ならぬランラン気分で、元気一杯北沢峠までの下山を快調ペースでこなせました。
最終的には、目標設定時間を50分繰り上げた午後2時40分に北沢峠に下り着くことができました。

今回、これまでになく時間に追われたギリギリの行動でしたが、何とか設定時間内で仕上げることができました。
時間にして50分繰り上げた形でゴールできたものの、うち半分は計画に対する誤差にすぎないと考えてます。
実質、ガンバで稼ぎ出したのは残る半分、つまり25分程度ではないでしょうか。いづれにしても間一髪です。
体力的にはまだ残ってましたが、精神的・時間的には今年春に走った道志村トレイルレースに近いくらい追い込まれた気がします。

これでまた今年の目標がひとつ片付きました。

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コメント

RE: 北岳・仙丈ヶ岳(仙塩尾根経由日帰り):タイムリミット9時間半への挑戦
こんばんは!

大仙丈ヶ岳山頂で会ったものですhappy01

すごいタイムですね〜sign03
この日は天気もよくて、登山日和でしたねshine
お疲れ様でした!
2011/10/10 22:03
azu2525さん、おはようございます。
びっくりです。大仙丈ヶ岳山頂でヤマレコメンバーに会っていたなんて思いもしませんでした。
(山頂でお会いしたお二人さんですよね?)

山頂では、自分が写真を撮ろうとした時に場所をあけていただいたので良く覚えてます。
あの時、こちらはバタバタ先を急いでいたのと、場所を空けていただいたのに申し訳なく
そそくさと山頂を立ち去ってしまったような感じだったと思います。
ちょっとぶっきらぼうだったかも(笑)。
(気が付けば山頂では自分自身の写真しか撮らずそのまま去ってしまってました、とほほ)

山頂では、いつもああやって手持ちで自分の写真を撮っています。

あの日は本当に天気が良かったですね。
azu2525さんの様に仙丈ヶ岳主峰だけでなく大仙丈にも足を運んで下さる方がもっと増えて欲しいなと思います。
2011/10/11 6:04
拍手です。
こんばんは

実は同じ日に仙丈ケ岳に日帰り山行しました。
帰りに次は北岳に行こうと決めていたのですが
一日で両方をハントするとは・・・・
驚きです。
お疲れさまでした。
2011/10/12 22:23
TODAYさん、おはようございます。
バスを使ってそれぞれ北岳と仙丈ヶ岳を日帰りで走破することはできそうでいて難しいですね。
バス時間の制約がひとつネックです。
それもあり、思い切って仙塩尾根を経由してこのふたつのピークを狙いました。
(北沢峠から甲斐駒と仙丈ヶ岳を日帰りで狙うのもなかなか時間がかかりますよね)

あの朝は、駐車場は混んでましたがこちらも第二駐車場に止める事ができましたよ。

とても良く晴れた一日でしたね。
2011/10/13 6:32
やるもんですね。
ainuさん、こんにちは。

この時間で行けるものなんですね もちろん行ける人はそんなに多くは無いでしょうが。。。

ご飯、食べなくても腹は減らないのですか?前からトレランの人の軽装には、疑問におもっていたのですが。。。僕など、エネルギーが取れたとしても、お腹が空くと力が出ないので、その点が前から不思議でした。
今回の食料はどれだけですか?

ちなみにビバークの備えは不要だと思います。先頭のタクシーの人に、事情を説明してお金は同じだけ払う事で、夜叉神峠の駐車場から乗る事ができます。
北沢峠から夜叉神峠までは、林道で25キロ程、歩いても5時間程なので、北沢峠でビバークする位なら、夜叉神峠まで戻った方が安全ですから。ainuさんなら走れるのでもっとかからないでしょうし。

まあ間に合ってしまったので、その必要も無かったのですが。。。
2011/10/22 17:01
Futaroさん、こんばんは。
今週末は雨ですね。こんな週末は久しぶりかもしれません。

実はエネルギー切れについては実はとても気を使っています。
自分の場合、早起きだと思いのほか寝不足なのか力抜け(ハンガーノック)に掛かる可能性が高いというのが経験であります。
ですので、まづ芦安の駐車場に向かう運転中からブドウ糖を摂取し始めます。
そして、同時に運転中にバナナなんかを食べます。
あわせて、出発前にその気が無くても起きたてにガッツリ食事を取ります。
(行動開始前には満腹感が過ぎない様に前々から詰め込んでおくというイメージです)
とにかく、行動前には無理してでも嫌と言うほど食べるようにしてます。

幸い、今回は大会ではないので、ペースもある程度抑えて行動しました。
行動食として持参したのは¥100ショップでいうと300-400円分くらいでしょうか。
それでも、終わってみると余り消費できていないので、帰路バスの中でおやつとして食べたりしました。

どちらかというと、量よりもこまめに少量ずつ摂取しながら行動し、中間地点などでは
計画的にブドウ糖粉末を摂取しながら絶えずある程度のエネルギーを確保しつつ行動するという感じです。
(この「量」についても、体力の限界を引き上げつつ持久力を養うことで落とすことができると思います)
空腹で力抜けする手前を維持すべく、最低量を計画的に定量をこまめに摂取し行動してます。

とにかくハンガーノックが怖く、その時のクスリとしてブドウ糖は余分に携帯、時間を決めて摂取するようにしてます。

北沢峠から夜叉神峠までは林道で25キロですか。
実際問題として考えると確かに5時間掛けて歩いた方がいいですね。
北沢峠も標高2,000m越なので、この時期夜は氷点下ですしね。
そう言えば、確かに夜叉神峠から芦安のタクシーも事前に連絡をいれておけば迎えに来てくれるシステムでしたね。
。。。でも、Futaroさん、そうなると最終的に延べ50kmも行動することになりますよ。
さすがにそういった持久戦の発想に関してはFutaroさんには頭上がりませんね。
2011/10/22 19:51
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