北八ヶ岳主要山周遊 天狗岳〜蓼科山
- GPS
- 30:40
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 2,580m
- 下り
- 2,577m
コースタイム
7:00 麦草ヒュッテ
7:35 丸山
7:45 高見石小屋
8:35 中山
8:50 中山峠
9:30 東天狗岳
9:45 西天狗岳
9:50 東天狗岳 10:05
10:30 中山峠
11:00 ニュウ
12:00 白駒池
12:30 麦草ヒュッテ 13:30
(車からテント用具一式をパッキング)
13:40 雨池
14:45 双子池ヒュッテ
《2日目》
5:00 双子池ヒュッテ
5:25 双子山 5:40
5:55 大河原峠
6:50 蓼科山荘
7:10 蓼科山 7:35
7:50 蓼科山荘
8:40 亀甲池
9:00 双子池ヒュッテ 9:50
(テント回収)
11:00 大岳
11:30 北横岳
12:00 坪庭
12:15 雨池峠
12:40 縞枯山
13:10 茶臼山
13:30 大石峠
13:40 麦草ヒュッテ
天候 | 両日共に晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ヒュッテの100m程西に20台程のスペース トイレ 男女別あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆全体を通して明瞭な登山道 稜線や岩場でも赤テープやロープが張ってあるので登山道を外れる事はなさそうです。 【麦草ヒュッテ〜西天狗岳】 序盤は北八らしい木道で歩き易いですが、濡れて滑りやすい箇所あり。 苔をまとった角のない丸い石も大変滑ります。 傾斜がきつくなってきてからは、ゴツゴツした岩礫歩き。 東天狗〜西天狗のピストンは東天狗山頂付近にリュックをデポすると楽々です。 【西天狗岳〜ニュウ〜麦草ヒュッテ】 同じくゴツゴツした岩場が続く 下りになる為より慎重に行きたい。 白駒池が近くなると再び木道歩きとなります。 【麦草ヒュッテ〜双子池ヒュッテ】 しばらくは熊笹の密生地。 雨池より先の大石川林道は落石はの危険がある為、通行止めになっています。 落石は残雪期に集中している様でしたので、危険は承知の上自己責任で通りました。 【双子池ヒュッテ〜大河原峠〜蓼科山】 大河原峠までは朝露に濡れた熊笹の密生地。 レインウェアで通りたい。 蓼科山への登りは山荘までは緩やかで、過ぎてからは急になります。 ゴツゴツした岩場は足場も悪く、一歩の段差も大きいので慎重に。 【蓼科山〜天祥寺原〜双子池ヒュッテ】 一気に500m程下ります。 涸沢を歩きますが、増水時は要注意のようです。 【双子池ヒュッテ〜北横岳】 大岳への登りは、北八ヶ岳の中でも指折りの高難度コースではないでしょうか。 足がかりがないとこは腕力を要します。 大岳を過ぎて北横岳までしばらくは、岩の稜線歩きとなります。 【北横岳〜縞枯山】 坪庭はロープウェイ客が散策しています。 山の厳しさから開放されほっとするひと時です。 【縞枯山〜麦草ヒュッテ】 大石峠付近はドロドロのぬかるみです。 |
写真
感想
前日の雨で、早朝の中央道大月付近は濃い霧に覆われていました。
何だよ〜また曇りかよ!
今回はいつもと意気込みが違うのだ。
一年ぶりのテント泊で、数日前から準備し、練り上げた山行計画なのだ。
『天よ我に味方したまえ!』
一念天に通じたか、進むにつれ徐々に霧がとれ、青空が広がってくれました。
そして今回は幸いにも、最後まで比較的天候に恵まれた山行となりました。
今回のコースは、長い長いテント山行ながら、半分以上の工程を軽い荷物で行けるオススメコースです。
麦草峠〜天狗岳間は車にテント用具など一式を置いて行けるので、最小限の軽い荷物で歩く事ができます。
また双子池〜蓼科山間も同様にヒュッテに一式を置いて行けます。
その分全てパッキングした荷物はギャップがとてつもなく
ズシッーンと肩、腰、そして足にきます。
特に大岳への登りはきつく感じました。
一年ぶりのテント泊ですが、コース上で都合の良い場所にある双子池ヒュッテを選びました。
実はソロでのテント泊は今回が初陣なのです。
しかもこの日は、小屋泊の方もテント泊の方も僕以外誰一人いませんでした。
ひっそりとした池のほとりで、独りぼっち夜を明かす事になってしまいました。
(テン場から小屋まではわりと遠い)
自分は図太いと思っていましたが、孤独感と、えも言われぬ恐怖感で
のんびり読書の予定も集中できず、夕飯食ってさっさと寝る事にしました。
何事も初めての経験では、知らなかった自分の一面を発見できるものですね。
目を閉じてからは、池の鯉の跳ねる音が激しすぎて、なかなか寝付けず(;´з`)
ここへ行く時は耳栓持参をオススメします。
その後結局よく寝れたのか、翌朝の寝起きはすこぶる良く
外へ出て空を見上げると、まさに満点の星空が広がっていました。
朝から一人ハイテンションで朝食を支度し、食べ、まだ暗い中出発しました。
双子山では久々の御来光を拝み、蓼科山では360度の大パノラマで北アルプスや御嶽山まで望め、早朝は最高の気分でした。
そして再度双子池へ戻り全てのパッキング終えると、疲労もあってか何だか若干燃え尽き症候群状態。
地図のコースタイムは約7時間、僕の足だと4、5時間ってとこか。
平坦なエスケープルートで帰ろうかなぁ。
迷っているとヒュッテの親父さんの『若ぇんだからあっちゅ〜まだよぉ』的な一言で、行く事となりました。
大岳までは荷物に重さも加わり、正直本当にきつかった。
でもその後は北横、縞枯、茶臼とアップダウンの連続でしたが
それ程でもなく、予定より早く達成感の中ゴールのテープを切れました。
たまにですが、ゴールが近づくと、もうしばらく山はいいやぁ、なんて気分になったりします。
特に今回程の長丁場となるとなおさらでした。
でも結局帰りの運転中には周りの山ばかりチラチラ見てしまうんですよね。
この感じ、共感できる方も少なくはないんじゃないでしょうか?(´v` )
と、まぁ大満足の二日間でした。
コメント
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satoru-ktといいます。素晴らしいコースどりですね!
思いつかなかったなぁ。テント泊なのに軽量区間が
多いのはグッドですねぇ。
北部の池めぐりしたいなぁ。
紅葉で人は増えるでしょうが、比較的静かな
山行ができそうですね!
ナイスなレコでした〜
最後の文書の「あの感じ」激しく共感します(笑)
コメントありがとうございます。
共感いただいてうれしいです。
あの感じ本当になんなんでしょうね。
下山翌日には既に次回の山のことを考えています。
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