天気はちょっと残念だったパノラマ銀座縦走：蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳〜燕山荘

2020年08月10日(月) 〜 2020年08月12日(水)

• GPS: 53:03
• 距離: 33.9km
• 登り: 2,772m
• 下り: 2,917m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:21

5:57 無料トイレ
6:06 6:07 小梨平
6:39 明神館
6:43 徳本口
7:20 7:23 徳沢公衆トイレ
7:25 8:07 徳澤園
9:17 チューダイ広場
11:09 11:24 長塀山
11:29 カモシカの池
11:52 妖精の池
12:14 蝶ヶ岳
12:18 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 1:02
• 合計: 8:16

4:21 蝶ヶ岳ヒュッテ
4:29 瞑想の丘
4:46 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
4:55 5:02 蝶ヶ岳三角点
5:06 5:13 蝶槍
5:56 5:57 2592ピーク
8:04 8:24 常念岳
8:30 三股への分岐点
9:12 9:39 常念小屋
11:29 東天井岳
12:37 大天荘

3日目

• 山行: 4:56
• 休憩: 0:52
• 合計: 5:48

5:13 大天荘
5:28 5:32 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
5:37 小林喜作レリーフ
7:02 7:05 大下りの頭
7:23 蛙岩
7:57 8:24 燕山荘
8:29 ベンチ
8:44 8:46 合戦山
8:52 9:05 合戦小屋
9:20 9:23 富士見ベンチ
9:42 第３ベンチ
10:02 第２ベンチ
10:23 第１ベンチ
10:47 中房温泉登山口
10:58 有明荘
11:01 ゴール地点

天候

8/10：晴れのち曇り時々雨
8/11：晴れのち曇り時々雨
8/12：霧・曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：さわやか信州号　バスタ新宿22:25発→上高地05:20着
復路：バス　有明荘14:18発→穂高駅15:10着　
　　　高速バス　安曇野穂高15:32発→バスタ新宿

コース状況／危険箇所等

◎2日目朝は強風で、稜線歩きに神経使った。強風以外の特筆すべき危険個所はなし。
◎8/9未明 小梨平キャンプ場で熊による事故発生。ここで熊に遭遇しなかったが、山行2日目 横通岳から東天井岳へ向かう谷間で熊2頭を見た。
登山道から離れた谷間だったのでホッとしたが、小屋で会った人の話では登山道を横切るのを見た人もいたとのこと。人が多い場所に熊は現れないと思っていたが、考えを改めた・・・。

その他周辺情報

・蝶ヶ岳ヒュッテ：小屋泊は予約必須・テント泊不要
・常念小屋：山行2日目トイレ休憩・バッチ購入しようと小屋へ立ち寄るも、清掃時間中につき入室禁止だった。水が買えないと嘆いている人がいたので注意が必要。トイレはテント場専用を使用。
・大天荘：小屋泊は予約必須・テント泊不要
・燕山荘：宿泊者以外の小屋トイレ使用は不可。テント場近くのトイレを使用。

写真

8/10 6:00

【1日目】河童橋から撮影。穂高が見えず残念。

8/10 6:04

前日、熊による事故があったとのこと・・・ニュースで聞いた直後、熊鈴をすぐにザックの中へ入れた。

8/10 6:39

明神館まで無心で歩いた。

8/10 7:03

泥濘箇所も幾つかあったが、登山道は整備されている。

8/10 7:25

徳澤着。テント・人で賑わっていた。
スーツケースを持っている方がおり、ビックリしたw

8/10 7:45

ここからが本番なので・・・徳澤園で英気を養う。
ここの珈琲フロートは、本当に美味( *´艸｀)

8/10 8:08

長壁尾根、行きます！！

8/10 8:10

黙々と登って行く。展望もさしてなし。

8/10 9:11

長壁尾根では花よりもキノコをたくさん見た。
タマゴダケ…かな。

8/10 9:21

うーん・・・？

8/10 9:25

遠くから見たらユリのような花かと思った、怪しげなキノコ。

8/10 10:38

可愛く見えたが、毒があるのかなぁ。

8/10 11:09

登り始めて3時間で長壁山到着！
1時間に10分毎に休憩を取り、バテルことなく歩けた＾＾

8/10 11:26

長壁山を通過後、花をたくさん目にするようになった♪
モミジカラマツ

8/10 11:31

クルマユリ

8/10 11:32

ハクサンフウロウ

8/10 11:50

ミヤマセンキュウ

8/10 11:52

「妖精の池」通過。
斜面はちょっとしたお花畑になっていた。

8/10 12:01

疲れは間違いなく溜まっていたが、青空のお陰で歩き続けられた気がする。

8/10 12:01

ハクサンイチゲ

8/10 12:02

ミヤマキンバイ？ミヤマキンポウゲ？
…覚えられない。

8/10 12:03

ヨツバシオガマ

8/10 12:02

ようやく見えた！蝶ヶ岳ヒュッテ〜

8/10 12:03

そして常念岳！

8/10 12:04

そしてそしての穂高連峰＾＾

8/10 12:06

厚い雲が覆いかぶさりそうですが・・・

8/10 12:08

槍様！
結局この山行で唯一見れた瞬間。

8/10 12:15

正午過ぎならテント場も余裕がありそうだった。
14時頃見に行った時には、なかなかに混雑していたが。

8/10 12:38

小屋泊は完全予約制。何と超贅沢仕様で、2畳間を一人で独占。ほぼ個室状態。

8/10 13:15

夕食までをカメラ片手にノンビリ過ごした。
良い感じの雲だが、このコ達が雨を運んで来るんだよね・・・。

8/10 15:50

厚い雲に覆われそうになると日が出て…と、そんな攻防をぼんやり見てた。

8/10 16:00

キレットを覆い隠そうとする雲。何だか禍々しい・・・。

8/10 16:14

あら、こんな所に？という場所でコマクサ発見。

8/10 18:39

食後、外に出ると風がかなり強くなっていた。
明日の天気が心配になる・・・。

8/10 19:02

19時に再び外へ出ると、穂高が顔を出していた。

8/10 18:59

キレットの向こうに沈む太陽。明日は晴れるかなぁ・・・。

8/11 4:43

【2日目】4時に小屋を出ようとしたが真っ暗＆強風で、出発する機会を失してしまった。ライトが無くても歩けるくらいの4時20分頃、小屋を出る。

8/11 4:59

吹き飛ばされるかと思える強風…「撤退」の2文字が頭をよぎる。とりあえず蝶槍を目指す。
常念岳上空の雲は笠雲？

8/11 5:03

穂高方面が焼けて来た。雨が降ってないだけましかなぁ〜と思いながら歩いていた。

8/11 5:03

暗い中の強風より、朝焼けの強風の方が歩き易いかも〜と歩みを進める。

8/11 5:12

蝶槍から撮影。久々の山の上から見る朝日。

8/11 5:12

常念岳越えるぞぉーーーと、歩みを進める。

8/11 5:18

この辺りで急激に風が弱くなった…と思った瞬間、ハイマツ下の枝に足を取られて転倒(;´Д｀)
約2年前に小指骨折して以来の転倒にギョッとしたが、ほぼ無傷だった。写真に写っている方が非常に驚いていた（汗）

8/11 5:27

樹林帯突入。適度に風が吹き、気持ちが良かった。

8/11 5:56

朝日が眩しい。植物キラキラ♪

8/11 5:57

振り返ると青空と蝶槍。そして視線を左にスイッとずらすと・・・

8/11 5:51

富士山！3月の山行以来、久々に見ることができた＾＾（遠いけど）

8/11 6:13

樹林帯の中、常念岳を見上げる。ガスに巻かれてほしくないなぁ〜

8/11 6:36

予定より少し早い時間で、常念岳を登り始める。

8/11 6:39

約1年前の常念岳登山では、ヘロヘロになったこの道。気合を入れてGo！

8/11 7:03

振り返って、歩いてきた道…稜線に見惚れる。

8/11 7:08

7時過ぎ。常念岳山頂方面の雲が怪しくなり始める。

8/11 7:15

穂高方面は相変わらず厚い雲。

8/11 7:22

山梨方面の山々は、とってもよく見える・・・。

8/11 8:05

常念岳から下りてくる人と擦れ違い、互いに励まし合って進んだ。ちょっとした会話が楽しかったなぁ。

8/11 8:05

常念岳山頂見えた〜

8/11 8:07

到着！…するもガスガス。

8/11 8:24

穂高を背にして観る景色は、なかなかに綺麗だった。

8/11 8:26

登った分、下らねば・・・。

8/11 8:34

穂高方面はどんどん厚い雲に覆われるが、何故か虹！

8/11 8:39

常念小屋が見えて来た〜
無くしたバンダナを買いたいw

8/11 9:16

無事に常念小屋へ着くも・・・お掃除中とのことで中に入れず。バンダナやバッチ、欲しかった。また今度だな。

8/11 10:14

小雨が降るもレインコートを着ずに先へ進む。

8/11 10:25

暗雲垂れ込めるも、辛うじて大粒の雨が降ってくることはなかった。

8/11 10:44

視界もまぁまぁ良好だったので、稜線歩きを楽しめたっ。

8/11 10:56

正面に見える山は東天井岳。あそこまで登るの、大変だなぁ〜と思っていたら。

8/11 11:02

擦れ違った登山者に「谷に熊が2頭いますよ」と教えてもらった。ちょうどこの道標両サイドに熊が居た。

8/11 11:02

1頭は奥の方にいて、ほぼ同じ場所で草を食べていた。

8/11 11:03

もう1頭は登山道側にやや近い方角にいて、結構動いていたように見えた。場合によっては登山道側に来てしまうのか？と思いながらいそいそ通過。

8/11 11:31

東天井岳の手前にはちょっとした花畑。去年はここがすごく綺麗だったが・・・

8/11 11:31

チングルマは既に枯れていた。

8/11 11:31

そしてその花畑前で糞発見。これは・・・もしやさっきの熊？！こんな所で鉢合わせしたらと思うと、ゾッとした。

8/11 11:49

さて。最後の登りか？大天井目指して進む。

8/11 11:48

この稜線では色んな花に出会えた(^^）

8/11 11:49

8/11 11:50

8/11 11:50

8/11 11:58

歩いてきた道を振り返ってパチリ。

8/11 12:32

そしてようやく・・・山小屋見えた！！

8/11 14:38

午後は晴れたり・・・

8/11 14:40

雨が降ったり・・・

8/11 14:41

そして晴れたり・・・と不安定な天気だった。

8/11 14:50

大天井岳へ登る途中で見つけたチングルマ。見れて良かった( *´艸｀)

8/11 17:35

大天荘も三密回避になっており、贅沢空間だった。

8/11 18:38

明日の晴れを祈ってパチリ。残念ながらあまり良い天気予報ではなかったが・・・。

8/11 18:51

8/12 5:08

【3日目】天気予報通りガスガス＆小雨降る中、燕山荘目指して出発。

8/12 5:35

白濁した世界だったが、突然晴れ間が出て喜んでしまった。

8/12 5:43

ぬか喜びで・・・3日目は終始こんな感じの天気だった。

8/12 6:13

まぁある程度前方が見えた＆雨もそこまで強くなかったので、ラッキーだったと思う事にした。

8/12 8:18

燕山荘到着。

8/12 8:18

天気が悪いので燕岳へは行かず、そのまま下山。

8/12 9:16

滑りやすいかと思った下り道は、思ったよりも歩き易かったなぁ。

8/12 10:47

無事に下山。下は晴れていて、そして蒸し暑かった(;´Д｀)

撮影機器：

Canon EOS 70D Canon

感想

よしゑ

出発前は迷うこともあったが、去年テント泊装備で歩いてヘロヘロとなった表銀座コースを再度歩くことにした。今回は小屋泊の予約が全て取れたので、Noテント。ただコロナ対策ということで、シュラフ・マット・枕は持参してやや荷物を重くして歩いた。

3日間、適度に休憩を取りながらそれなりのリズムで歩けたと思う。去年夏は自信を失う山行が多かったので・・・ちょっとばかり回復。ただし途中で大けがに繋がりそうな転倒を久々にしてしまったのは、大いに反省。何事も無くて本当に良かった。

蝶ヶ岳ヒュッテの宿泊者はかなり限られていたが、テント場は賑わっていた。どこの小屋も消毒清掃・三密対策と本当に大変そうだった。来年からは小屋の宿泊料金が上がっても・・・仕方がないかもしれないと思った次第。

天気、最終日はもうダメダメだったが、1〜2日目はまぁまぁ良かった。何だかんだと大雨に降られることはなかったし、景色も堪能することができた。
こんなご時世に、憧れのコースを再び歩くことができ満足である。
また何時か歩けますように・・・。今度は逆方向から、歩きたい＾＾