(西丹沢)→檜洞丸→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→雨山→檜岳→秦野峠→(寄BS)
- GPS
- 31:17
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 3,137m
- 下り
- 3,381m
コースタイム
新宿駅 0700
↓ 小田急ロマンスカー「箱根1号」
新松田駅 0805 0825
↓ 富士急湘南バス
西丹沢自然教室BS 0936 0945
↓
ゴーラ沢出合 1028 1036
↓
展望園地 1121 1131
↓
檜洞丸 1300 1313
↓
臼ヶ岳 1447 1455
↓
蛭ヶ岳 1632
4月29日(月)
蛭ヶ岳 0532
↓
棚沢ノ頭 0618 0635
↓
丹沢山 0718 0730
↓
竜ヶ馬場 0755 0755
↓
塔ノ岳 0838 0903
↓
小丸 0941 0941
↓
鍋割山 1020 1045
↓
鍋割峠 1104 1104
↓
雨山峠 1153 1200
↓
雨山 1229 1235
↓
檜岳 1305 1315
↓
伊勢沢の頭 11344 1344
↓
秦野峠 1510 1510
↓
寄BS 1702
↓ 富士急湘南バス
新松田 1735 1754
↓ 小田急 急行
下北沢
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所無 檜洞丸−蛭ヶ岳、鍋割山−秦野峠は、所々、鎖場、ヤセ尾根、ガレ場があるが、整備が行き届いていて危険は感じなかった。 |
写真
感想
【DAY-1 自宅→新宿→西丹沢BS→ゴーラ沢出合→展望園地→檜洞丸→臼ヶ岳→蛭ヶ岳】
今年のゴールデン・ウィークは、間に3日の平日を含む前半と後半に分かれた形で、中3日の平日には雨が降るものの、前・後半の休みは、ともに好天の予報だ。後半は残雪の春山に行くとして、後半に備えるため、前半は長年気になっていた丹沢縦走を遂に敢行する。
朝4時前に目が覚めた。快晴だ。パンを食べ、コーヒーを飲んで、駅前のコンビニで昼食のパンを買って、新宿に出る。冬に箱根に行った際に快適だった小田急ロマンスカーを利用する。新松田に停車するので、丹沢へ行くのに都合が良い。さすがGWなので、ほぼ満席だった。
新松田で、登山者と思われる人が、相当数下車した。西丹沢行きのバスは増発してくれたので、座って行けた。大野山登山口で、半分近く(団体?)下車し、終点の西丹沢まで行ったのは10人ぐらいだった。
西丹沢自然教室で、事前にインターネットでダウンロードして、書き込んでおいた登山届を提出し、身支度を整え出発する。昔オートキャンプしたバウアーハウスに向かい、 しばらく舗装道を行くと、右手に登山道入り口がある。入口辺りは、なんとなく荒れている感じで、少し躊躇するが、短い急登を終えると、右に東沢を見ながら斜面の右側をゆっくりと登って行く快適な新緑の登山道になる。やがて、ゴーラ沢出合に至り、2mぐらいの短い渡渉をする。ゴーラ沢出合は、割と広い、新緑の気持ち良い河原だ。ここで、少し休憩する。
ゴーラ沢出合からは、30分ぐらいの急登となり、やがて緩やかになる。振り返ると、木々の間から富士山が見えている。短い急登を終えると、展望園地に出て、ベンチがある。ベンチに座って、富士山を眺めながら、10分程休憩をとる。
展望園地からも、急登が続く。やがてベンチがある檜洞丸の眺めが良いカーブに着く。ベンチからは、木が少しまばらになり、富士山の眺めが少し良くなる。やがて、整備された木段になり、暫らく行くとつつじ新道と箒沢の分岐に至る。振り返ると、丹沢の新緑と白い富士山が綺麗だ。
分岐から先は、ますます見晴らしが良くなり、富士山を振り返りつつ、バイケイソウの中の木道を登って行き、檜洞丸山頂に着く。思ったより人は少ないが、それなりに混雑している。山頂は、木々に囲まれ、展望はあまり良くない。昼食のパンを食べ休憩する。今日は、プラティパスの水を凍らせてきたので、水が冷たく美味い。
山頂から蛭ヶ岳を見ると、マダマダ随分と遠い。おまけにかなりのアップダウンが予想される。あまりノンビリもできないので、早々に出発する。檜洞丸からは急坂を下る。すぐに青ヶ岳山荘の前を通る。気持ちよさそうなこじんまりとした山小屋だ。このあたりはバイケイソウ群生地だ。急坂だが、木段などの整備が行き届いているので歩きやすい。やがて尾根を行くようになる。アップダウンは多いが、それほど急ではない。昭文社の地図にあるガレの横を通るが、木段が整備されていて危険は無い。次第に高度を下げて行き、標高1300mぐらいまで降りて、臼ヶ岳に急登する。最後に、急な木段を登ると、臼ヶ岳に着く。蛭ヶ岳から塔ノ岳に至る丹沢主脈縦走路の眺めが良い。小休止する。
臼ヶ岳からは、尾根を下り、登り返し、再び下って、蛭ヶ岳への登り返しの最低鞍部に着く。ここから300mぐらいの急な登り返しだ。下から見ると、蛭ヶ岳が覆いかぶさってくるように見えるぐらいで、相当な急登を覚悟する。結構長い鎖場の急登をどんどん登って行く。鎖場が終わると、山頂までは標高差150mぐらいだ。振り返ると、本日の縦走路が見え、霞んでいなければ富士山の眺めが雄大だと思われる。時々、休憩をはさみつつ登り、蛭ヶ岳山荘に至る。
山荘は、混んでいた。布団一枚に二人の混み方だ。前回は、一人だけだったので、「こんなに混むことがあるのか」と驚く。前回と同じく、レトルトカレーの夕食を食べ、なんとかギリギリに間に合って、夕陽を見る(夕食時の山荘のおじさんの前置きが長く、夕食のタイミングも悪かった)。その後、暗くなってから、夜景を見て、寝る・・・と言いたいところだが、やはり、布団一枚に二人では、寝返りも打てず、眠れなかった。
【DAY-2 蛭ヶ岳→ 不動の峰→丹沢山→ 塔ノ岳→ 鍋割山→ 雨山→ 檜岳→ 伊勢沢の頭→ 秦野峠→ 寄BS → 新松田→ 下北沢】
4時半には朝食の準備ができているとの事だったので、目が覚めてしまったこともあり、4時に起きだして、外へ出てみると、意外に外はもう明るかった。朝食を食べ、外に出て、日の出を待つ。4:50分ごろ、雲の中から、丸く赤い太陽が昇って来る。富士山や南アルプスも、朝陽に赤く染まっている。今日も、上場の天気で始まる。身支度を整え、山荘を後にする。
富士山や今日の縦走路となる丹沢主脈縦走路の展望が良い笹の中の道をアップダウンしながら、鬼ヶ岩手前まで、徐々に高度を下げて行く。鬼ヶ岩の岩場は、急だが、鎖が整備して有って、しかも短いので、危険は感じなかった。岩場を登ると、再び、展望の良い笹尾根を行き、やがて棚沢の頭に至る。棚沢の頭からも、景色を楽しみながら笹尾根をアップダウンする。不動の峰を過ぎ、最後に標高差70mぐらいを登り返し、丹沢山に着く。ベンチでしばし休憩する。ぽかぽかして気持ち良い。
丹沢山からも、気持ち良く笹尾根を行き、竜ヶ馬場、日高(にったか)を過ぎ、塔ノ岳の尊仏山荘を見ながら、緩やかに下って行く。右手には、富士の眺めが雄大だ。最後に標高差80mぐらいを登り返すと塔ノ岳に至る。塔ノ岳山頂は、いつにも増して活況を呈していた。昨日、本日の縦走路を眺めながら、しばし休憩する。腹が少し減ったが、鍋割山で有名な鍋焼きうどんを食べたいので、パンを食べるのは我慢し出発する。
塔ノ岳から、これからの縦走路となる鍋割山や檜岳(ひのきだっか)等を確認し、下り始める。木道、木段が、良く整備されている。どんどん人が登って来る。今日も大盛況だ。塔ノ岳から緩やかに下り、大倉への分岐を越え、木段を緩やかに下って行き、大きく登り返し、大丸に着く。左手に相模湾を見下ろし、右手に昨日・本日の縦走路を見上げながら、木立の尾根を行き、鍋割山に至る。
鍋割山荘前は、割と広い広場で、あちらこちらで人々が寛ぎながら、名物鍋焼きうどんを食べている。腹が減ったので、早速鍋焼きうどんを注文する。\1000。腹が減っていたし、塩分補給を体が求めていたせいか、とても美味かった。暫らく休憩し、ペットボトルの水を購入し、出発する。
雨山峠方面は、ヤセ尾根と鎖場で経験者向きとある。経験者の意味がよく分からないが、ヤセ尾根と鎖場は経験したことがあるので、どんどん進む。アップダウンの多い道になる。経験者向きとの忠告が効いているのか、すれ違う人の数はめっきりと減った。たしかに、割と長い鎖場やヤセ尾根はあったが、整備が行き届いていたので、安心だった。でも、疲れた。雨山峠付近まで降りて来ると、新緑が気持ち良くなってくる。雨山峠のベンチで小休止する。
雨山峠からは、少し登った後、割と平坦な尾根をしばらく行き、大きく下って登り返す。結構急登だ。その後、平坦な道になり雨山に着く。相模湾の眺めが良く、のんびり昼寝でもしたくなる山頂だ。雨山から、檜岳(ひのきだっか)へは、下って登り返す。檜岳は、木々に囲まれた山頂で、展望はあまりないが、新緑の木々の間から、蛭ヶ岳、不動の峰、丹沢山の眺めが良い。雨山峠からは、すれ違う人がぐんと減り、すれ違ったのは一人だけだった。とても静かな新緑の尾根で気持ちが良かった。
檜岳から、木々の間に、本日の縦走路を見上げながら尾根をのんびりと行き、伊勢沢の頭に着く。木々に囲まれた、何の変哲もない山頂だ。新緑を楽しみながら、秦野峠に下って行く。秦野峠から植林の中になる。枯れ沢を渡り、登り返す。林道秦野峠までは、後0.5kmと書いてあったが、疲れた足には、結構遠く感じた。充分に疲れた頃、立派な記念碑がある林道秦野峠に着く。しばし休憩する。
当初、ここから、シダンゴ山を経て、寄(やどりぎ)バス停に出るつもりだったが、疲れたし、シダンゴ山は、以前に行ったことがあったので、少し遠回りになるが、のんびりと林道歩きで寄バス停に出ることに計画変更する。寄大橋の所で、雨山峠からの道を合わせる。車道を下って行き、寄バス停に至る。地元の人たちが、こどもの日のイベント用に、中津川にこいのぼりを用意していた。
10分ほどバスを待って、新松田に出て、小田急の急行で下北沢に出る。この小田急がいつもとても長く感じられ、しかも混むので、特急があれば、特急を使いたいところだ。長らく工事中だった下北沢駅が、いつの間にか地下ホームになっていて驚いた。
いいねした人