五竜岳から唐松岳へ。朝の五竜は絶景。ついでにTシャツゲット!
- GPS
- 15:40
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,958m
- 下り
- 1,633m
コースタイム
8:45<アルプス平駅>−9:05<地蔵の沼>−9:15<見返り坂>−9:35<一ノ背髪>−9:50<二の背髪>−10:00<小遠見山>10:05−11:00<大遠見>11:25−11:50<西遠見>12:00−13:35<遠見尾根分岐>−13:40<五竜山荘>
8月3日
4:35<五竜山荘>−4:45<五竜山荘から少し上がったところ(ご来光)>5:00−5:50<キレットへの分岐>−5:55<五竜岳>6:30−7:15<五竜山荘>・・・朝ご飯
8:35<五竜山荘>−8:40<遠見尾根分岐>−9:15<案内看板>−11:35<唐松山荘>11:40−12:00<唐松岳>12:20−11:35<唐松山荘>12:55−13:35<丸山ケルン>−14:35<八方池>14:45−14:50<八方ケルン>−15:00<第二ケルン>−15:20<八方池山荘(クワッドリフト乗り場)>
天候 | 8月2日 曇り(ガス)時々パラパラ雨 8月3日 10時頃まで快晴以後曇り(ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは、八方ゴンドラ乗り場から八方バスターミナルまで歩いて近くの温泉に入り、白馬駅発18時7分の普通列車に乗りました。 白馬発18時7分で、最終のしなの号に乗り、新幹線で帰ってきました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
遠見尾根 結構アップダウンがあり、結構しんどいです。西遠見から遠見尾根分岐までの間には、鎖場などもあります。また、片側が切れ落ちているやせ尾根もあり、結構高度感がありました。(鎖場より、切れ落ちているやせ尾根の方が怖かった。) 五竜岳 登りは、風が強く、結構怖かったです。途中から、岩場も多く、三点支持必須になります。下りのときは風が弱まっているのと一度通った道からということで、思ったほど怖くはなかったです。 五竜山荘から唐松まで 五竜山荘から、牛首の岩稜までは、気持ちのいい稜線です。途中、樹林帯に入ります。牛首の岩稜は、怖いです。三点支持で、上がっていきます。唐松から五竜の方に来る人が多いですが、登りになる五竜からの方が、楽に行けそうな感じがしました。最後の牛首の鎖場は、高度感があり、すごく迫力があります。 八方尾根 特に危険な箇所はないように思います。 温泉 八方バスターミナル近くにある第一郷の湯に入りました。バスターミナルに近く便利です。お湯の質はアルカリのヌルヌル温泉でした。JAF会員証提示で100円引きで400円でした。ちょっと狭いけど、十分だとおもいます。 |
写真
感想
8月2日の金曜日に休暇を取り、金曜、土曜の日程で五竜岳に登ってきました。
目的の半分は、五竜山荘の「山が好き、酒が好き」Tシャツですが・・・・・・。
<8月2日(金)>
前日、夜着で穂高駅前のホテルに泊まっていたので、穂高駅を6時31分に出る普通電車に乗り、信濃大町駅で乗り換え。8時前に神城駅に到着です。
神城駅から無料のシャトルバスでエスカルプラザに向かいます。シャトルバスにのっていたのは、私を含めて2人だけ。
エスカルプラザから、とりあえずゴンドラでアルプス平へ上がります。 ゴンドラ乗り場からは、ゴンドラの上の方が、ガスで見えない状態です。
アルプス平から、地蔵の頭あたりまでは、五竜高山植物園になっており、いろんな高山植物が花を咲かせていました。白いコマクサやエーデルワイスなんてあたりも咲いていました。
地蔵の頭はパスして、地蔵沼の方に歩いて行きます。
地蔵の沼には、ニッコウキスゲなども咲いていました。このあたりから、ガスガスな中を歩いて行きます。
遠見尾根は、距離が長く、登りにはしんどい尾根だとは聞いていましたが、なかなか結構しんどいです。
展望がきかないのも結構辛いかもしれません。
見返り坂でも、小遠見山でも展望は全くありませんでした。
小遠見山で5分くらい休んで、そのまま、中遠見を経て、大遠見に到達します。
小遠見から大遠見までは、結構しんどかったですね。
大遠見では、少しガスが晴れましたが、それでも稜線上は完全にガスの中でした。
遠見尾根では、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、アカモノなどの花もそこかしこには咲いており、目を楽しませてくれますが、やっぱり、アップダウンが多く、結構足や膝に来てしまいます。
西遠見を超えると、ミヤマアズマギクやチングルマなども咲いており、花がたくさん咲いている夏山っぽいところがたくさんありました。
西遠見から白岳までの間は、登りがきつく、足がなかなか進みませんでした。
もうちょっと、大遠見で多い目にパンやお菓子を食べておいた方が良かったかもです。
で、西遠見から白岳までの間は、片方が切れ落ちているやせ尾根や鎖場があり、歩くのにも少し緊張しました。鎖場はたいしたことないという感じでしたが、やせ尾根はやっぱり怖かったなぁ。
五竜山荘には、13時40分ごろに到着しました。
予約のときにも混雑するとは言われていましたが、1部屋(というか一つの蚕棚スペース)に12人が押し込まれる大混雑で、ご飯も6回戦までという混雑ぶりです。一応、金曜日の平日にこんな混雑っていうと、翌日の土曜日なんてどんな混雑なのか、想像も付きません。ちなみに、掛け布団はひとり一つありましたが、敷き布団は、ふたりに一つという感じで、寝るのに足も伸ばせませんでした。
五竜山荘に着いたときから、全体的にガスがかかっており、富山側は、風も強い状態でした。五竜岳が見えたのは、ほんの一瞬だけで、この日、五竜の頂上に登頂するのは諦めました。
部屋は人が多く、ゆっくりもできないので、寒いものの、小屋の前でパトロールの人や小屋に泊まっている人と話をしたり、売店を覗いたりして、時間をつぶしました。もちろん、ビールも1本いきました。
7時からのカレーは、よく煮込まれていて美味しかったです。
でも、やっぱり、12人詰め込みモードでは、ゆっくり寝れませんでした。足が伸ばせないのが、本当に辛かった。
<8月3日>
朝は4時前に目が覚めた。結局寝付けたのが1時半ごろなので、2時間ちょっとしか寝れていない。
外に出てみると、暗いながらも五竜の稜線が見えていて、天気が良さそうなのでテンションが上がりました。
朝、準備をして、朝食前に頂上アタックをしてしまいます。日の出は4時47分ごろだし、朝ご飯は先着順なので、並んでいたら、いつになるか分からないし。
4時35分頃に小屋を出発し、五竜岳までの登山道上のご来光が見えそうな場所まで行ってみる。
周囲は雲海で、太陽が上がりそうな所は空が朱く染まっている。雲海の関係で、日の出の時間を5分以上過ぎてから、雲の下から一気に太陽が上がってくるのを見ることができました。
山のご来光は、ホントに感動します。
振り返って見ると、五竜岳に太陽の光が当たって、綺麗なモルゲンロートを見ることができ、さらに感動です。やっぱり来て良かったです。
さて、ご来光を堪能したら、さらに上に登ります。富山側からの風は相変わらず強めで、歩いていて結構怖く、岩場や鎖場も結構怖かったものの、特にバランスを崩すこともなく、頂上まで上がることができました。
頂上からは、360度の展望で、ホントに感動です。雲の上に、剱・立山がメチャクチャ格好良く、槍ヶ岳も尖った山頂を見せており、南アルプスや富士山、八ヶ岳、北側には白馬岳も見えて、最高の景色でした。八峰キレットを挟んだ向かいには、双耳峰の鹿島槍がこれまた格好良い姿を見せており、登って見たいなぁ、と思わせる姿を見せていました。
頂上には30分ほど滞在し、名残惜しく、後ろ髪を引かれながら山荘に戻りました。
朝ご飯を食べて準備を済ませてから、唐松岳方面へ向かいます。
唐松岳方面は、下りの稜線が続き、気持ちのいい道が続きます。花もそこかしこに咲いていて、楽しませてくれます。
樹林帯に入るとちょっと暑くなりますが、蝶々が飛んでいたり、ヨツバシオガマなどの花も咲いていたりとなかなか飽きさせない感じです。最低鞍部から、登り返してしばらくして、牛首の岩稜帯に入ります。
鎖場も何カ所かあるほか、鎖のない岩場登りも結構あり、スリルがあります。特に、唐松岳手前の牛首の鎖場は本当にスリルがある鎖場です。私は、五竜側から登りましたが、唐松側から下るのはもっと怖いと思います。
個人的に、下りの鎖場と岩場が嫌だったので、五竜から回るコースにしましたが、正解だったと思います。
牛首から先、唐松岳までは、完全にガスでした。唐松では、時々不帰キレットが見えましたが、ほとんど展望がありませんでした。
唐松からは、八方尾根を下るのみです。だいぶ足にきていたので、下りは結構しんどいんですが、さすがに有名な八方尾根だけあり、シモツケソウ、ハクサンチドリ、ミヤマキンポウゲなどなど、花が多く、写真を撮りながらの下りとなりました。
八方池からも、もちろん白馬三山は見えませんでした。晴れていたら、綺麗なんだろうなぁ、と思いながら、足早に下山しました。
今回は、五竜岳から360度のパノラマも見ることができたし、牛首の岩稜鎖場も超えられたし、花も多かったしで、満足のいく山行になりました。
Tシャツは、ライムグリーンと紫の2枚をゲットしました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する