北アルプス 鹿島槍ヶ岳・五竜岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,906m
- 下り
- 2,418m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:58
天候 | 台風11号の接近前数日は何とか天気がもちそうだったので縦走してきました。 しかし停滞前線の影響で曇りがちで、2600-700m以上は雲の中。どこの頂上付近も真っ白で何も見えませんでした。 8/4(月)-8/5(火)は曇りでしたが雨には降られず。 8/6(水)は朝方から雨がポツポツ、昼前に掛けて時折強く雨が降りました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
信濃大町から扇沢はバスで移動。 8/6(水)八方尾根をリフトとゴンドラで下山。八方温泉から白馬駅までタクシー。 白馬から新宿まではJR。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
8/4 柏原新道:よく整備された登山道。先週水曜日に下山した際雪上トラバースしたアザミ沢の雪渓は解けて小さくなり雪上トラバースは他の1箇所のみ。 8/5 種池山荘-爺が岳-鹿島槍南峰:よく踏まれた普通の登山道。 鹿島槍南峰-北峰 いきなり岩稜帯となります。このあたりからトレッキングポールは使わない方が良い感じ。 鹿島槍北峰-八峰キレット小屋:ヘルメット・皮グローブ着用。険しい岩稜帯となり、クサリ、はしご連続、キレットの核心部ははしごの空中橋、丸太一本の桟道など。確実なステップとホールドでの歩行が要求される。 8/6 八峰キレット小屋-五竜岳-五竜山荘:岩稜帯の岩場とザラ場の登降。ザラ場の浮石を落石としないよう細心の注意が必要。特にG5近辺は要注意。 五竜山荘-唐松岳頂上宿舎:五竜山荘からしばらくはなだらかな気持ちのいい道。唐松岳に近づくに従って厳しい岩稜帯の登降が続くようになる。クサリが無くて相当に厳しい箇所もある。 八方尾根:よく整備された登山道。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
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感想
北アルプス南北縦走の第二弾として、前回下山した扇沢から種池山荘に上がり爺が岳、鹿島槍ヶ岳、八峰キレットを越えて五竜岳、唐松岳の縦走としました。
台風11号の接近で天候悪化するまでの縦走でしたので、不帰の嶮は次回に、また停滞前線の影響ですべての山頂がガスで真っ白でしたので、唐松岳も不帰の嶮の時のお楽しみとして登らずに八方尾根を下山しました。
8/4に宿泊した種池山荘は8人分の布団の部屋で7人でした。水1Lサービス。
小屋のすぐ横に小さな水たまりの種池がありますが、そこにサンショウウオの卵が産みつけられていました。池を覗いていると時々サンショウウオが浮かんできます。
8/5 爺が岳山頂までは視界もありましたが、鹿島槍ヶ岳南峰の高度ではガスで真っ白。その代り北峰の間でライチョウの親子。ヒナ4羽でした。
北峰からはいきなり岩稜帯の登降となり八峰キレットへ向けて、ヘルメット、皮グローブ着用で向かいました。ステップ・ホールドを確実に取っていれば問題ないと思いますが、八峰キレットの核心部の丸太一本の桟道やとがった小岩一か所しか足の置き場のない箇所の通過にはシビレマシタ。
八峰キレット小屋には11過ぎについてしまい、五竜も遠いので早目にチェックイン。自炊室で昼を食べているうちに同宿の方々とお菓子や飲みながらの楽しいお話の会となり気が付いたら夕食近くまでダベッテいました。
8/6は小雨交じりでの出発。五竜山頂も見えません。黙々と登っていくと、G5と書かれた先の切り立った岩壁に鎖が垂れている登り道が。。。いきなりかなりの壁でここを本当に登るのねと一人で少し笑ってしまいました。そこからハアハア言いながら頑張って登って行っての五竜岳山頂でしたが周囲は真っ白、残念。
ただ五竜山頂への分岐から山頂の間でライチョウのオス。唐松岳頂上宿舎の直前でもライチョウペア、宿舎の下で親子と今回はライチョウの旅でもありました。
もうこうなると唐松岳に登っても何も見えないので今回はパス!次回不帰の嶮の時に天気のいい時を狙って登ります。で、時間も早かったので八方尾根を下ってリフトに乗って下山しました。
次回は、8月下旬の天候の良いときに白馬から不帰嶮を歩こうかと思います。
55akiraさんこんばんわ
鹿島槍〜八峰キレット〜五竜〜八方縦走お疲れ様です
うわ〜1日違いでしたか
会いたかったです ←笑
お互いお天気は残念でしたね
akiraさんの鹿島槍南峰過ぎてからの、五竜方向の写真、私の時とほとんど同じ感じです
晴れの絶景とはまた違った、険しく、何というか・・あのガスがまたイイ演出していて、怖いくらい引き込まれました
実際、ビビりましたが
キレット小屋から五竜への道のりも、すさまじかったですね
中々あんな経験は出来ないと思います
お互い無事で良かったです
月末、不帰に行かれるんですね
くれぐれもお気を付けて下さいね
レポ楽しみにして待ってます
skyworkerさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
台風はまだ来ないので天気がいいかと思ったのですが、なかなかうまくいかないものですね。先週見た立山や剣岳の景色を頭の中で重ねてみていました。
雲の動きもダイナミックで雰囲気がありましたね。
五竜への道も、なぜここに鎖がないの?という所やぎりぎり落石しないで通ったところなどひやひやして歩いていました。本当にお互い無事でよかったですね。
でもガスの天気のおかげかライチョウに5組会ったり、種池のサンショウウオが見れたり、いろいろな花もまだたくさん咲いていてホッとする時間もありました。迫力のある山の景色と足元の動植物の対比も北アルプスの魅力のように思います。
またどこかの山でお会いできるといいですね。
キレット小屋でご一緒させて頂きました。
いろいろとごちそう様でした。
翌朝の悪天候は残念でしたね。
でもご無事での下山、何よりです。
私たちは念願の足元雷鳥&オコジョとの遭遇で大満足の縦走となりました。
またどこかの山でお会いしましょう
dhemeiさん、コメントありがとうございます!
プロファイル見てですが、天泊装備で真砂沢までの方ですよね?
オコジョとライチョウ見れたんですね!よかったよかった。
オコジョ見てみたいなあ、次回爺が岳に行く機会があったらオコジョを探してみます。
そういえば種池のサンショウウオの卵わかりました?
小屋の自炊場でのお話はとっても楽しかったです。
今まであのような経験がなかったので山小屋泊まりもいいなあと思いました。
小さい小屋だったからもありますね。
一期一会ですがとても貴重な時間をいただきました。ありがとうございました。
本当にまたどこかの山でお会いできたらいいですね。
サンホウウオ、残念ながら姿を見ることはできませんでした。
種池山荘に泊まったので何度ものぞいてみたのですが・・・
ちなみに、オコジョは鹿島槍の北峰と南峰の間で出てきましたよ。
呼びかけると、何度も姿を見せに戻ってきてくれました
私も、キレット小屋の午後は皆さんのお話はとても楽しかったです!これからは混んでいない山小屋はもっと積極的に利用しようかな、と思っています。
不帰は晴れ渡る一日であることを祈っています!お気をつけて!
あらら、サンショウウオは残念でした。
鹿島槍頂上もガスで真っ白だったのでリベンジすると思います、その時にオコジョ探してみますね。
お互い気を付けて、よい山旅を!
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