【百高山】東川岳〜熊沢岳〜檜尾岳（空木岳〜ロープウェイ）

2023年06月24日(土) [日帰り]

• GPS: 12:11
• 距離: 20.6km
• 登り: 3,048m
• 下り: 1,267m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:37
• 休憩: 0:40
• 合計: 13:17

2:58 空木岳登山口駐車スペース
3:29 3:29 空木岳登山道取付地点
3:34 3:34 空木岳登山道入口
3:50 3:52 林道終点
4:13 4:14 タカウチ場
4:49 4:50 池山尾根水場
5:21 5:23 尻無
5:28 5:30 マセナギ
6:18 6:19 大地獄
6:21 6:24 小地獄
6:43 6:44 ヨナ沢ノ頭
7:29 7:30 空木平カール分岐点
7:53 7:53 駒石
8:18 8:24 空木駒峰ヒュッテ
8:34 8:34 空木岳
9:33 9:35 木曽殿山荘
9:57 9:57 東川岳
11:08 11:09 熊沢岳
11:57 11:58 大滝山
12:18 12:24 檜尾岳
13:24 13:25 濁沢大峰
14:25 14:27 島田娘
14:34 14:34 極楽平
14:51 14:53 千畳敷駅
16:00 16:05 駒ヶ池バス停
16:14 16:14 駒ヶ根高原スキー場駐車場
16:15 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駒ケ岳高原スキー場の駐車場利用。沢山の車が停まってました。

コース状況／危険箇所等

全体として、空木岳まで登るのは当然大変だが、空木岳から島田娘までもアップダウンが沢山連続して、非常に体力を使うコースである。
空木岳から進む場合は、登り方面となるなるので余計に体力が消耗すると思われる。
但し、非常に整備されており歩き易く、安心して歩ける素晴らしいコースである。若干道が分かり難い所もあったが、探せばすぐにルートが現れる。

駐車場〜空木岳：基本的にとても整備されてます。難所は小大地獄。鎖場ですがここも整備され気を付ければ問題はありません。分岐から稜線コースを歩きましたが景色が良いコース。
空木岳〜木曽殿山荘:最初は少しルートが分かり難いがちゃんと道は有るので道をしっかり探す事。急な鎖場はあるが整備されてるので注意して歩けば問題無し。かなり下る。
木曽殿山荘~檜尾岳：全体的に登りとなる。東川岳がいきなり登りが長い。30分ほど掛ける。熊沢岳まではアップダウンの連続。個人的にはここが一番つらかった。どこが熊沢岳か分からない。また登り方面になるのでキツイ。熊沢岳から下る所で鎖場があるけどここも整備されている。檜尾岳までも多少アップダウンはあるがやはり登りが多い。
檜尾岳〜島田娘：一旦200mほど下る。その後、再度200m登って50m下って200m登り返す感じ。ちょっとだけ雪の区間はあるが一瞬。ハシゴ場、鎖場も多少あったが大した事は無い。
島田娘〜ロープウェイ：極楽平まですぐ。極楽平から直ぐの所に雪渓はあったが回避可能。その後は整備された緩やかな坂を下るのみ。

写真

6/24 2:56

今日は珍しく暗いうちからスタート。なぜならゴールのロープウェイが17時までだから。2時間半ほどしか寝れなくスタート。

6/24 3:49

空木岳登山口。ここまで道は暗いが分かり易いルートだった。ちょっと分岐が多かったのでGPS頼りで進んた。

6/24 3:50

今日は1年でも一番日が長い日。すでに明るくなってきた。

6/24 4:05

登山口からは笹刈されとても明瞭、歩き易かった。感謝です。これなら下りで暗くても問題無いと思った（下りは滑りそうなので注意要）

6/24 4:48

水場は水が出ていた。先週の反省から今日は4L持参。ここで全補給して再スタート。

6/24 6:03

迷い尾根辺りから小大地獄。ハシゴ、クサリが出てくる。しっかりしているが、思ったより急なので丁寧にこなしていった。

6/24 6:13

鎖場。濡れて無ければ問題はない。

6/24 7:27

ようやく分岐に出た。10年ぶりくらいの空木岳だったがやっぱり長かった。水は沢山持ってるので稜線へ向かう（右）。

6/24 7:37

相変わらず素晴らしい景色だが・・とても眠い・・数歩歩いて休んでは目をつむる。頭が朦朧として足の進みが遅い。景色を見てる余裕は無かった。

6/24 8:16

小屋着（まだ営業してない）。少し寝ようと思ったが風が冷たいので5分程で諦める。

6/24 8:32

昨年も来たね。3度目の空木岳。先が長いので写真だけとって出発。

6/24 8:35

東川岳から熊沢岳の稜線。なんかアップダウン多そう。嫌な予感がしたが的中だった。

6/24 9:07

途中鎖場があったのだが心に余裕が無く写真撮り忘れ。というか頭が朦朧としてたので、途中、目をつむって10分休憩したら多少目が覚めた。鎖場でも緊張したのでこの時点でだいぶ目が覚めた。

6/24 9:31

木曽殿。当然やってない。朦朧としてたので30分ロスったが、まずは予定時間に到着。ここで先に進むか再検討。いつもなら当然進むが眠気がまた襲ってこないか？・・まずは檜尾岳まで向かう。眠くなったら30分寝よう。そして檜尾岳でシュラフが借りれて泊れそうなら泊まる。無ければ下る。時間も眠気も大丈夫なら予定通りロープウェイまで行く。と決め進む事とする。

6/24 9:31

実際の気持ちとしてはここがスタート地点。さあ、行きますか。

6/24 9:46

やっぱり長い登り。でも結構登り易い。

6/24 9:56

まずはお目当ての百高山1座目に着きました。このあとトレランの方が見え、自分の不安を払拭するかのようにこの先の道のりを聞いてしまう。分かってる事なので、ちょっと情けないと思う自分がいた。

6/24 10:00

先の道のりだがガスが掛かってどこが熊沢岳なのか？

6/24 10:23

振返って。昨年歩いて知ってたが、空木岳の下りがやっぱりエグイ。

6/24 10:31

ガスは取れたが、どれが熊沢岳か？当然高いのだと思ったが違ってた。ガスったり晴れたりで、気温はさほど暑くなく歩き易かったが、アップダウンが多すぎて目標とする山がわからず、だいぶ疲労する区間だった。

6/24 11:07

ピークと思われた山も熊沢岳じゃなかったが、隣の山に人工物が見え、熊沢岳と確信する。

6/24 11:12

着いた。目標の2座目。東川岳と同様。読めない。

6/24 11:33

下りでは急な鎖場があった。だがとても整備されており助かる。

6/24 11:34

下から撮ってみた。

6/24 11:34

もうちょっと軽めの鎖場が続く。

6/24 11:39

これから向かう道のりが見えた。奥に木曾駒ケ岳と宝剣岳が見える。ずっと凸凹、しかも今後も登りやないか！すでに結構疲れてるのでちょっと愕然とする。左に三ノ沢岳が見えるので距離もわかり、まだ結構ある。

6/24 11:56

檜尾岳が見えたが、先ほど見た稜線から少し右側。ちょっと周るのね・・どうしても疲れさせたいようだ。

6/24 11:58

ここまで来るとあとは登るだけ。まあ緩そうなのでゆっくり行けば問題はない。

6/24 12:18

で、到着しました目的地の檜尾岳。すでに腕に力が入らない。右肩も痛い。足はまだ力が入るけど激疲れ。やっぱりとんでもなくタフなコースだ！だが予定の13時よりだいぶ早く、気持ちは前向きだった。眠気はこの時完全に飛んでいる。後は本当に体力勝負。

6/24 12:39

急に見えて意外と緩やかだったルートを下りコルに辿り着く(200mの下り)。ここで10分程完全休憩。しばらくボーっとなる。また200m登るが、登り易そうだし時間もあるのでゆっくり進む事とする。

6/24 12:55

少し登ったあと雪渓に出くわす。だが一瞬なのでアイゼン不要。

6/24 12:55

6/24 13:00

突然ハシゴが・・でも問題はない。

6/24 13:02

振返ると檜尾岳と熊沢岳の稜線が見渡せた。この辺で人と会い、話をし、だいぶリラックスできた。

6/24 13:03

正面には三ノ沢岳。ここからは三ノ沢岳と同じような距離と感じ取れたので同じような時間配分になるだろうなと想像できた。

6/24 13:16

鎖場あるけど緩いです。おかげさまで難なく通過。

6/24 13:20

この辺は結構ゴツゴツ道です。

6/24 13:24

濁沢大峰というピークらしい。

6/24 13:24

200m登り返したがまだ下るようです。50mほど？

6/24 13:44

振返ると奥に檜尾岳となった。

6/24 14:08

だいぶ余裕が出て花々も写真撮りまくる。ミネウスユキソウですね。

6/24 14:08

島田娘まで200m登り返いしますが、たった200m。時間も余裕だし緩やかだしのんびり歩く。下山の目途がついて体は軽かった。

6/24 14:26

島田娘に着いた。奥の凸は宝剣かな？もうゴール感が自分の中にある。

6/24 14:26

振返るとだいぶガスが出てきた。

6/24 14:32

極楽平まではすぐ。

6/24 14:32

下山道に雪渓があってビビったが回り込んで回避できる。

6/24 14:34

そのあとは下るだけ。

6/24 14:50

おお〜。念願のゴール。思ったより早く着いたし上出来！

6/24 14:53

駒ケ岳の登山道方面。ガスでいまいち見えないが、登山道に雪は無さそうに見えるがどうなのだろう。

6/24 15:58

そして駐車場近くまで戻ってきた。

6/24 16:11

少し歩いて駐車場に着。駐車場はだいぶ広いようだ。停めてる車も大変多い。皆さん登山？（しか無いよな~？）。お疲れ様でした。

撮影機器：

Galaxy S8 SC-02J docomo サムスン

COOLPIX W300 ニコン

感想

munaita

今年完結しておきたい山行の一つであった中アの百高山と稜線繫ぎをやってきた。
ロープウェイからの下りか登りかを迷った。一般的には下りが圧倒して多い。理由は断然に体力で楽だからと思う。がスタートが8時半と遅くなり、下山で暗くなる可能性があるのが良くない。そう思ってこの時期を狙ったが、先週の暗闇で夜歩くのが嫌だったので登りにする事にした。
しかし、きつかった・・・標高差3,000m以上になるので自分へのチャレンジもあったが、寝不足も効いて相当にきつかった。ただ個人的に日和は最高で、暑くも寒くもなく、無風、雷もほぼ起き難い条件、残雪も無いというで最高だった。
寝不足はかなり効いて、本当に空木岳で寝てからピストンで帰ろうと思ったが、そうならずに済んで良かった。
やっぱりアルプスはきついですー。

ちなみに後で知ったが、最悪は檜尾岳でのビバーグも考えたが、シュラフを持ち合わせていないのでそこも悩みところだったが、桧尾小屋には緊急用シュラフが置いてあるとの事。
今回心に余裕が無く桧尾小屋をちゃんと見てないが、相当いい所らしいので今度はテント泊を考えたい。