上高地から前穂高岳〜奥穂高岳

2023年08月16日(水) 〜 2023年08月18日(金)

• GPS: 48:22
• 距離: 26.3km
• 登り: 2,037m
• 下り: 2,031m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:09
• 休憩: 0:06
• 合計: 2:15

11:41 上高地バスターミナル
11:45 11:48 河童橋公衆トイレ
11:50 11:50 河童橋
11:55 11:55 日本山岳会上高地山岳研究所
12:02 12:02 岳沢湿原・岳沢登山口
12:38 12:40 天然クーラー
12:49 12:50 見晴台
13:56 岳沢小屋

2日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 1:06
• 合計: 8:08

4:41 岳沢小屋
5:41 5:43 カモシカの立場
6:09 6:11 岳沢パノラマ
6:40 6:47 雷鳥広場
7:02 7:18 紀美子平
7:35 7:43 前穂高岳
8:23 8:26 紀美子平
9:47 9:47 南稜の頭
9:59 10:11 穂高岳
10:47 11:02 穂高岳山荘
11:45 11:45 ザイテングラート取付点
12:01 12:02 パノラマ分岐
12:22 12:22 涸沢小屋
12:49 涸沢

3日目

• 山行: 3:56
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:22

7:41 涸沢
7:44 7:55 涸沢ヒュッテ
8:15 8:15 Sガレ
8:27 8:27 大崩落地
8:53 9:06 本谷橋
9:37 9:38 横尾岩小屋跡
9:53 9:53 横尾
10:33 10:33 新村橋
10:45 10:45 徳澤園
11:19 11:19 徳本口
11:23 11:23 明神館
11:51 11:51 小梨平
11:57 11:58 河童橋
12:03 上高地バスターミナル

天候

雨、曇り、晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

コース状況／危険箇所等

【上高地〜岳沢小屋】
雨が降っていても滑りやすい箇所もなく歩きやすい。さすが北アルプス。

【岳沢小屋〜紀美子平】
ところどころ手足を使ってよじ登る箇所があったり長い階段があったり。
急登できついけど、危険箇所は少ない。

【紀美子平〜前穂高岳ピストン〜吊尾根〜奥穂】
全部危険。石がゴロゴロした歩きづらい道をトラバースしたり岩をよじ登ったり。神経をすり減らします。一歩一歩慎重に歩きました。

【奥穂〜涸沢テント場】
ガレバの急斜面なので歩きづらいです。慎重に歩けば吊尾根ほどの危険性はなさそうですが、滑落事故が起きるのも納得できます。

【涸沢〜本谷橋】
ゆるゆると降る山道です。石がゴロゴロしているので、疲れた足にはこたえます。
「下山時の遭難事故に注意」との格言（？）を思い起こしつつ気をつけて降ります。

【本谷橋〜上高地】
ほぼ平坦な道を延々と歩きます。歩けどあるけど・・・

その他周辺情報

松本までの途中にある「竜島温泉せせらぎの湯」で汗を流しました。
Google Mapで無意識にここを選んだんですが、なぜか既視感が。
多分来たことある。あまりこだわりはないのですが、同じようなところを選ぶんですね。柔らかくて良いお湯をいただきました。

写真

大雨・・・
10:30頃に上高地に着きましたが、雨雲レーダーと睨めっこしつつ結局出発したのは12時前に。岳沢小屋まで雨は止みませんでした、、

8/16 12:39

上高地のお土産屋で折り畳み傘を買って、レインウェアに傘をさしてハイキング。Gore-Texとはいえ大雨だし少しは濡れないかなと。でも、結局汗でレインウェアの中はびしょ濡れ。どうすりゃいいんだ。
どこからクーラーの風が出ているのかわからなかった・・・

8/16 13:52

約2時間で岳沢小屋に到着。上高地が見えます。

8/16 16:30

テント場を物色していたらだいぶ上の方になってしまった。
夜中にトイレに行きたくならないことを祈る。と言いつつビール。うまし。

8/16 17:22

岳沢小屋のテラスをお借りして絶景ごはん。
この日の晩餐はセブンイレブンで買ったレトルト酢豚とごぼうサラダ、アルファ米のピラフ、そしてもちろんビール。終盤は味変でピラフに酢豚をかけてみました。なんだか美味しい。

8/17 4:50

朝です。天気は良さそうです。
雲海の絶景を眺めつつテント撤収。
前の日に雨と汗で濡れた衣類の匂いがきつい。まだ湿ってるし。着て乾かす！

8/17 4:50

この翌日、滑落事故があったあたりでしょうか。安全第一で。

8/17 5:05

朝焼けと雲海。贅沢セットですね。

8/17 5:24

心なしか雲が、、

8/17 5:41

上がってきている気が。

8/17 5:42

わお！

8/17 5:42

カモシカってどんな立場なんでしょう。上からな感じ？

8/17 6:15

乗鞍岳？にしては低く見えます。

8/17 6:58

急に紀美子平に到着しました。
ここ登るんですか？

8/17 6:59

人が通れそうにないところにマル印がついてる。

8/17 7:38

でもなんとか登頂。でもガスってて何も見えない。

8/17 7:39

せめてブロッケンだけでも！的な天気。
もちろん出会えませんでした。

8/17 7:41

うーん、崖っぷち。吸い込まれそう。

8/17 8:23

なぜに逆さ？

8/17 9:20

吊尾根中盤。
こんなんいやらしいトラバースばっかり。ほんと神経が衰弱します。一歩一歩、慎重に慎重に。

8/17 9:50

トラバースの道が狭いんです。こわい・・・

8/17 10:02

でもなんとか奥穂高岳登頂！
ガスってて眺望はイマイチですが、無事に登れたことに感謝。

8/17 10:15

ここに泊まるか涸沢まで降りるか。
まだ10時すぎ。悩ましい。
計画では、1日で北穂高岳を経由して涸沢まで降りるつもりでしたが、神経がクタクタなので北穂は諦めました。

8/17 10:35

穂高岳山荘見えた！
実はここからがこの区間一番の難所かも。

8/17 11:11

涸沢までおりて、明日の朝のんびりモルゲン鑑賞することに。

8/17 11:31

涸沢ヒュッテ見えた！
でも、一向に近付かない。涸沢ヒュッテから見たザイテングラートはそんなに長く見えなかったけど。

8/17 12:12

ザイテングラートが終わるとナナカマドが群生するガレ場のカールを歩いくビクトリーロード。
そりゃ秋は綺麗だよな〜。

8/17 12:23

涸沢小屋に到着！
出発してから7時間半、フィジカルよりメンタルが疲れた・・・

8/17 13:35

テントを設営して、まずはこれ。
久々のまともなごはん（ラーメン）と生ビールで乾杯！

8/17 17:45

14時頃から3時間ほど大雨が降り続け、テントの中で本を読んだり昼寝をしたりと贅沢な時間を満喫。

8/17 17:45

晴れてきた〜。
天気が目まぐるしく変わる山行でした。

8/18 5:00

3日目の朝です。おはようございます。
モルゲン5分前です。

8/18 5:06

モルゲン開始！

8/18 5:09

きた！

8/18 5:09

昨日歩いた吊尾根も赤く染まりました。

8/18 7:19

奥に見えるのは表銀座？
いろんなところを歩いていますが、一向に山座同定はできません。

8/18 7:43

外国の方が友達に「あれが槍ヶ岳だぜ！」と教えていました。
違います、涸沢槍です。
でも、槍ヶ岳を観た気持ちになれた方が幸せなので、それでも良いと思いました。

8/18 8:28

涸沢〜横尾の風景。
奥に見えるのは東鎌尾根かな？結構険しそうです。

8/18 8:55

本谷橋に到着。
ここまでは結構な下りでした。
上高地の標高は1500m、涸沢ヒュッテは2300mなので、上高地から涸沢まで、実は800mも上げるんですね。

8/18 8:57

清流を見ながら一服。山行が終わってしまう泣

8/18 9:17

あとはこんな道をひたすら歩きます。

8/18 9:49

まだまだ歩きます。結構長い。

8/18 9:51

ようやく横尾。

8/18 10:44

徳沢につきました。林道長い！

8/18 10:45

徳沢のテント場。
前回は真冬でしたが、夏も青と緑が素敵です！

8/18 11:01

そしてまだまだ林道歩き。

8/18 11:23

明神様。この辺りから観光客がマジョリティに。

8/18 11:57

河童橋に帰還。観光地です。
丸2日風呂に入っていない汗臭い中年は肩身が狭いです。
せめてバスを別にしてほしいと思いました。（隣に座る人がかわいそうだから）

撮影機器：

iPhone 12 mini 128GB au Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

感想

katsukaty

穂高岳は初めて登りましたが、想像していた通り危険箇所のオンパレードで、岩にメンタルをガリガリすり減らされる楽しい場所でした！

涸沢のテント場も初めてでしたが、カールの景色が素晴らしく、モルゲンロートも絶景だったのですが、いかんせん人が多くて個室感があまりないですね。
岳沢の段々テント場の方が山奥らしくて好みでした。
涸沢はテントが多いので、夜になるといびきの大合唱でしたが（自分もその一人だったのかもしれませんが笑）、カエルの鳴き声だと思うことにしたら気にならなくなりました！おすすめです。

【備忘】
（衣）
ヘルメット
キャップ
Tシャツ（1日目のものはびしょびしょで悪臭に耐えられず2日目以降は替えを着用）
ファイントラックドライレイヤー（同上）
アームカバー
圧着タイツ
ノース長ズボン
ウールソックス
マムート Ducan Mid GTX Men
Montbell トレントフライヤージャケット（雨天時）
Montbell ストームクルーザーパンツ（雨天時）
メリノウール長袖Tシャツ（テント場）
ノースフェイス VENTRIX JACKET（テント場）
サンダル（テント場）
ダウンジャケット（就寝時）
ダウンパンツ（就寝時）

（食）
セブンイレブン酢豚
セブンイレブンごぼうサラダ
あまのフリーズドライ 野菜カレー
アルファ米白米
アルファ米ピラフ
ナッツ＆スナック
カロリーメイト
シリアルバー
涸沢ヒュッテのラーメン
グミ
チョコ

（住）
NIMO Tani 2p
NIMO Tani Footprint
スリーピングマット
枕
エスケープビビィ
※長袖T＋ダウンジャケット＋ダウンパンツ＋エスケープビビィで就寝。寒くない。

雨と汗でびしょ濡れになった衣類は、テントの中では乾きません。（匂いに釣られて虫までやってくる始末）
パンツと圧着タイツは、履いていたらいつの間にか乾きました。
ユニクロエアリズム（メッシュ）のショーツは乾かず。諦めて替えを着用。
ウールの靴下は、多少湿っていてもあまり不快感がない。
それにしても、雨天込みの2泊山行は悪臭に悩まされました。（実はテント2泊は初めて）
みなさん、どうされているのでしょうか？