宮之浦岳(淀川登山口→白谷雲水峡)
- GPS
- 15:08
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 2,008m
コースタイム
- 山行
- 1:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:15
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:27
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:14
天候 | 1日目 曇り 2日目 曇り、雨(強風) 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
船
宮之浦港→安房(合庁前) 880円 安房港→紀元杉前(淀川登山口最寄り) 1260円 白谷雲水峡→宮之浦港 560円 |
写真
感想
GWを利用して屋久島、宮之浦岳へ。避難小屋を利用していくが、満室の場合はテント泊になるためテント装備は(使わなくても)所持が必要。
1日目。タイミングよく九州の方で出張があったため、仕事終わりに鹿児島に移動して朝イチの高速船に乗る。種子島経由の場合は3時間くらい。屋久島直行の場合は2時間くらい。
宮之浦港からはバスに乗って安房方面へ。山岳太郎というショップでガス缶を買う。オリジナルバッチも売っていたためついでに買う。安房の案内地図をいただき、近くにある観光協会で入山協力金(宿泊ありなので2000円)払う。木の香り袋とポストカードと木のキーホルダー?がいただけた。(いつも思うが返礼品にコストかかってないか?)
おすすめされた屋久どんに行き、飛魚の姿焼きと屋久うどんをいただく。飛魚の大きさにビビってとろろご飯はつけなかった。飛魚は羽?の部分もパリパリで美味しかった。
安房港発紀元杉行きのバスに乗り紀元杉から淀川登山口まで林道歩き。その後登山道を1時間くらい歩けば本日のお宿の淀川小屋。
GWで混んでいると思っていたが、小屋に泊まらずテント泊の人もいたため、2人分のスペースを1人で使えた。
トイレは携帯トイレブースが2つ、ボットントイレが1つ。匂いと虫が凄かった。料理を作る時に隣になった人に余ったウインナーをあげると、チキンラーメンをお返しでいただいた。
夕食は豆乳スープ餅入り。山岳系youtuber が紹介していた豆乳スープパスタをアレンジして、ベーコンがウインナーに、パスタが餅に変更している。
近くに流れる川(沢?)が水場で徒歩1分で行けるため便利。19時くらいには皆寝床につく。大きないびきがダイレクトに聞こえるところが普通の山小屋と違って面白い。なかなか寝付けず22時くらいでようやく眠れたと思う。その後も1時間おきに目覚めては眠るを繰り返していた。
2日目。夜中に大雨が降っていたが朝方には弱くなっていた。3、4時くらいにはガサガサ音がし始める。4時半に起きて飯作って6時には出発。宮之浦岳に登る勢としては遅めのスタートとなった。
宮之浦岳までの登りどころか今回のルートは一歩一歩が大きく、岩も大きく、ロープを使わないと降りれないような箇所もあり、木道や木の階段が充実しているが、登山道としてはハードだと思った。
天気はずーとガス、白一色。山頂付近では強めの雨が降り、宮之浦岳からの下りは強烈な向かい風をお見舞いされた。樹林帯に入ると風はおさまる。途中、第一展望台付近で猿の親子に遭遇した。本来の予定では高塚小屋に泊まる予定だったが新高塚の方が水場があること、収容数が多いことを理由に新高塚小屋に泊まる。遅めの昼飯でもらったチキンラーメンをいただく。これが本当にうまい。味が濃いのが本当に食べやすい。
水を補充に行く際は、膝のサポーターを巻かず、スリッパで行ったのだが、途中で足を滑らせ、3月の山行で負傷し続けている左膝さらにダメージを負わせる。後ろから来ていた(おそらく)韓国人の人に助けてもらった。
その日は筋肉痛と左膝の痛みで酷いことになった。
夕食はモンベルで買った牛肉とごぼうのしぐれ煮。美味しいが肉がほとんど見つからなかった。ごぼうしかない。
昨日の小屋で知り合った2人とここでも談笑。同じく白谷雲水峡に下るが、1人はフェリーに間に合うバスに乗る必要があり、1人は普通に行けば13:45発のに間に合い、私は13:45発に乗りたいが無理な場合は1本遅くても可という出発時間や歩くスピードに個性が出ていた。本来は高塚小屋からだったため、1時間くらい早く出発すればまあ間に合うかなと計画を練り直した。
トイレはボットントイレが1つ、踏むと水が出てフタが開くよくあるトイレが1つ、携帯トイレが2つあった。
新高塚は40人収容できるが、16時ごろにはほぼ満杯になり、テントも10張ほどあり混んでいた。ここでも19時ごろには皆寝始めた。
3日目。3時半ごろにガサガサ音で目が覚め、そのまま起きて飯を作る。明るくなってからスタートしたいなぁと思いながら様子を見て5時くらいにヘッデンをつけてスタート。5時20分くらいには明るなった。
縄文杉を見てもでかいなぁという感想しか出てこなかった。ウィルソン株でも、おぉーハートだ、くらいで時間が間に合うかで脳内が支配されていた。8時ごろにトロッコ道の入り口(終点?)に着くが、この辺りから荒川登山口スタート縄文杉行きの軍団が増えまくる。
トロッコ道歩きの最中に250人くらいとはすれ違った。トロッコ道はそのまますれ違いはできない狭さなため、1人の自分が基本避ける。避ける、復帰する、を5~15秒に1回はやっていた。まだまだいますよね、まだ後ろからいっぱい来ます、という会話を2、3回はやった。
楠川別れ手前のトイレはトイレットペーパーがあり、ボタンを押すと土が練られるタイプのトイレ。水場もありありがたかった。
楠川別れからの登りはステップの低い樹林帯で非常に歩きやすく、今回の山行で1番好きな登山道だった。途中で鹿を間近で見れ、天気も良く、楽しく登れた。太鼓岩へは足がもたず登らずじまいとなった。
ここからの下りは白谷雲水峡目当ての日帰り勢が増え始める。苔むした樹林帯で北八ヶ岳みたいだなぁと思っているうちにバス停についてしまったため、白谷雲水峡がどれかがわからなかった。
結果的にバス停までは乗るバスの1時間ほど前についた。本来の予定である6時に出発していたら登山道中で縄文杉勢とすれ違う必要があり間に合わなくなる可能性もあったため、良い決断だった。むかつくくらいにいい天気で、今日に山頂を踏めていたら気持ちよかっただろうなと思いながらバスに揺られる。
宮之浦の観光センター2階で遅めの昼食をいただき、港近くの民宿のどかに着く。民宿というのは初めて泊まったが、普通に快適だった。屋久島名物の首折れサバを食べに15分ほど歩き、居酒屋に入る。おじいちゃんがその場で捌いていた。
4日目。高速船に乗って鹿児島港に戻る。天気は真っ白、強めの雨で、今日下山じゃなくてよかった~と思った。宮之浦岳山頂での景色を犠牲にして快適な登山をするか、景色抜群の登山をするが、最終日に猛烈に降られるのはどっちがマシなんだろうか。
山小屋泊と違って避難小屋泊は自分で飯を作る必要があるし、余計な荷物が増えて(今回だとテントも)重く、疲労が溜まるが比較的安く済ませられるのが良かった。
滅多に来れない屋久島だし、登山道もきつかったし、テント装備で重いしで当分は行かないと思うが、振り返ってみると楽しい山だった。次屋久島行く時は山じゃなくて海の方にしようかな。
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