ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 717455
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

快晴の前穂・奥穂縦走

2015年09月14日(月) 〜 2015年09月15日(火)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
24.2km
登り
1,913m
下り
1,909m

コースタイム

1日目
山行
7:40
休憩
0:50
合計
8:30
5:40
6
上高地BT
5:46
5:46
15
7:30
7:40
150
10:10
10:15
35
10:50
11:00
30
11:30
11:45
105
13:30
13:40
30
2日目
山行
5:03
休憩
0:37
合計
5:40
6:15
90
7:45
7:55
55
8:50
8:55
35
9:30
9:45
45
10:30
10:35
40
11:15
11:15
35
11:50
11:52
3
11:55
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
登山道入り口。
親切な案内板。
岳沢小屋。
ハシゴ。岩場もたくさんあります。
ハシゴ。岩場もたくさんあります。
少し上ると展望が開けて気持ちいいです。
1
少し上ると展望が開けて気持ちいいです。
振り返ると上高地があんなに遠く。
振り返ると上高地があんなに遠く。
カモシカの立場。
カモシカの立場。
マーキングは沢山あります。
1
マーキングは沢山あります。
こういうところも落ちないように気を付けて。。
1
こういうところも落ちないように気を付けて。。
写真左下がルート。西穂からの山並みを眺めながら登れて気分いいです。
2
写真左下がルート。西穂からの山並みを眺めながら登れて気分いいです。
コースはよく整備されています。
コースはよく整備されています。
ここまで来ればもう少しで紀美子平。
ここまで来ればもう少しで紀美子平。
それにしてもいい眺め。
それにしてもいい眺め。
もうちょっと。
もうちょっと。。
もうちょっと。。
紀美子平到着。
前穂へは人がたくさん向かっています。
前穂へは人がたくさん向かっています。
前穂高岳。展望最高!
3
前穂高岳。展望最高!
思わずバンザイ(笑)
1
思わずバンザイ(笑)
パノラマ。
さて。続いて吊尾根に向かいます。
さて。続いて吊尾根に向かいます。
こんな感じ。
展望が良くて気持ちいい。
展望が良くて気持ちいい。
日差しは暑いのですが、風は冷たいですね。
1
日差しは暑いのですが、風は冷たいですね。
数時間前まで上高地にいたんですよねぇ。
数時間前まで上高地にいたんですよねぇ。
ゆるゆると登りが続きます。
1
ゆるゆると登りが続きます。
こういうところは歩きやすいですね。
1
こういうところは歩きやすいですね。
こんなところもいっぱいあります。
こんなところもいっぱいあります。
南陵の頭手前付近。
1
南陵の頭手前付近。
振り返ると歩いてきた吊尾根がくっきり。
振り返ると歩いてきた吊尾根がくっきり。
奥穂までもう少し!
奥穂までもう少し!
奥穂高岳到着。槍まで見えました。
1
奥穂高岳到着。槍まで見えました。
ジャンダルムも近いです。(近くて遠い(笑))
2
ジャンダルムも近いです。(近くて遠い(笑))
槍までハッキリ見えました。
2
槍までハッキリ見えました。
山荘に向かいます。
山荘に向かいます。
マーキングを忠実に。
マーキングを忠実に。
でっかい看板が出てきます。この辺りは道迷いも発生しているので対策だそうです。
でっかい看板が出てきます。この辺りは道迷いも発生しているので対策だそうです。
山荘到着。テント場は山荘近くのヘリポートの脇。
山荘到着。テント場は山荘近くのヘリポートの脇。
展望は良好です。
展望は良好です。
夜の奥穂。
キャンドルランタンはLEDに比べると暗いですが、落ち着きます。そしてちょっと暖かい。
キャンドルランタンはLEDに比べると暗いですが、落ち着きます。そしてちょっと暖かい。
朝日を浴びるテント。
朝日を浴びるテント。
朝の奥穂。見納めです。
朝の奥穂。見納めです。
ザイテンへ向かいます。
ザイテンへ向かいます。
こんな感じの道が続きます。
こんな感じの道が続きます。
ストックは仕舞った方がいいと思います。
ストックは仕舞った方がいいと思います。
空がきれいですね。
1
空がきれいですね。
涸沢到着。紅葉はまだ先ですが、それでも美しいですね。
2
涸沢到着。紅葉はまだ先ですが、それでも美しいですね。
本谷橋までくればもう一息。
本谷橋までくればもう一息。
横尾!晴れていて気持ちよかったです。ここからが長いんですけどね。
横尾!晴れていて気持ちよかったです。ここからが長いんですけどね。

感想

遅めの夏休みを利用して前穂・奥穂に行ってきました。
天気予報とにらめっこして、ギリギリ調整可能な晴れ予報に当てることが出来てラッキーでした。ホント、良かったです。
気分が良かったのでガイドブック風に感想を書いてみました(笑)

1日目
 新宿からの夜行バスに乗って上高地バスターミナルに到着すると既に肌寒い。準備体操をして河童橋に向かう。橋からは、遠くにこれから向かう穂高が見える。
涸沢へ向かう沢山の登山者を見送り橋を渡ると一気に静かになる。白樺荘の脇を抜け、木道をしばらく行くと岳沢への道標が見えてくる。第一の目的地、岳沢小屋へ向けて出発である。
 岳沢小屋までの道は特に難しいところはない。道も整備されていて歩きやすい。道標も丁寧に作られており、小屋までの到達具合が分かるようになっている。上高地からの標高差は700mほど。今日の行程の序の口なので、ペース配分に気を付けて登ろう。
 小屋に着いたらトイレと水の補給を忘れずにすませておこう。穂高岳山荘まではコースタイムで6時間弱ある。そこまで小屋はない。
 身支度を整え、テント場を抜けて進むと急登が始まる。岩場は沢山あるが手がかり、足がかりは豊富にある。難しいところはないが、慎重に進もう。高度を稼いでいくと程なく展望が開けてくる。西穂方面の縦走路が綺麗に見えて疲れを忘れさせてくれるだろう。振り返れば上高地が遠くに見え、これまでの道のりを確認させてくれる。カモシカの立場で一息入れるといいだろう。
 開けた展望を楽しみつつ登ると雷鳥広場に到着する。ここまで来れば紀美子平まではあと少し。最後の岩場は急だが、ここでも三点確保をしっかりやれば大丈夫だ。焦らずに慎重に進もう。登り切ると突然視界が開け、奥穂方面の景色が飛び込んでくる。紀美子平に到着だ。
 少し休憩をしたらザックを置いて前穂高を目指す。岩場が連続する為十分な注意が必要だ。マーキングを外れると途端に浮石が多くなる。歩きにくいだけでなく、落石にもつながる恐れがある為、忠実にコースをたどる事。また、すれ違いは譲り合いが大事だ。原則は登りが優先とされるが、安全にやり過ごすためには先に下ってもらった方がいい場合もある。柔軟に対処しよう。岩場と格闘すること30分ほどで前穂高岳に到着する。360度の大展望が広がり、これまでの疲れを忘れさせてくれるはずだ。
 登頂後は元来たコースをたどり紀美子平へ戻り、ザックを担ぎなおして吊尾根へ向かう。道は明瞭で分かりやすいが、常に滑落の危険があるところだ。気持ちを引き締めて進もう。地図で見ると単純なトラバースに見えるが、岩場の上り下りが意外に多い。ストック使わず、手が使える状態の方がいいだろう。
 慎重に歩を進めると最低コルの表示が見えてくる。ここまで来て吊尾根の2/3ほどだ。疲れを感じるようであればペース配分に気を付けて進もう。
 垂直の岩場にクサリが見えたらもう少しで南陵の頭だ。やっと、奥穂の頂きが見えるようになる。ここまでくれば目的地はあとわずか。ゆっくりでも着実に登るようにしよう。
 奥穂高岳は標高3190m、日本第3位の高峰である。展望は素晴らしく、近くにはジャンダルム、遠くには槍ヶ岳も見える。ただし山頂部は狭いので、写真撮影は譲り合って行うようにしよう。
 さて、長かった登りもこれで終了となり、宿泊地の穂高岳山荘に向かう。ガレた道を進むと大きな看板が見えるのでマーキングをたどって進もう。山荘までも岩場、ハシゴが続く。集中力を切らさずに。穂高岳山荘はすぐそこだ。
 山荘に着いたらテント場の受付を済ませる。幕営料は1000円で、トイレ・水料金を含む。ここの水は稜線の小屋にしては珍しく美味しい。お茶をわかして飲めば疲れた体も喜ぶだろう。
 穂高岳山荘のテント場はヘリポートの脇にあり、常念方面の展望が素晴らしい。ただし、場所によっては通路に出づらいところもあるので、サイトが選べるのであれば注意しよう。また、岩が地中に埋まっていることもあるためペグを打ち込みにくい場合がある。無理をするとペグが曲がって使えなくなるため、岩をうまく使ってテントを張ること。幸いなことに手ごろな岩は豊富にある。

2日目
 朝が開けるとテント場に日差しが届く。気持ちよいテントサイトと奥穂高に別れを告げ、涸沢へと下る。テント場脇の道標に従ってザイテングラートへと進むとすぐに岩場が出てくる。しばらくは手を使える方がいいのでストックは仕舞っておこう。
眼下に見える涸沢をめざして下っていく途中、振り返ると穂高の山並みが青空を背景にくっきりと浮かんでいる。安全なところで眺めを楽しもう。
 涸沢からは横尾を目指してくだる。危険個所はないが、気を抜くとけがをする可能性があるため、もうしばらく気を抜かずに行こう。これまでの行程に比べれば楽な道だが、疲れていると意外に怪我をするものだ。
 横尾までくれば一安心。しっかりと休憩して上高地を目指そう。徳澤、明神が見えるごとにゴールは近づいてくる。上高地に着いたら河童橋から穂高の嶺を望もう。一日前に見たあの頂きに立ち、ここに戻ってきた達成感に浸れるだろう。
<おしまい>

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:874人

コメント

参考にさせていただきます
はじめまして。
快晴の奥穂素晴らしいですね。写真、ガイドブック風の感想共に参考になります。年内にいけるか分からないのですが、以前より歩きたいコースなので参考にさせていただきます。
2015/9/16 16:27
Re: 参考にさせていただきます
参考になれば幸いです。
岩場はひとつひとつは難しくないですが、ずっと続いていきますのでペース配分に気を付けてください。晴れの日に当たるといいですね。
2015/9/16 22:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら