黒部平から立山縦走〜水平歩道
- GPS
- 32:00
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 3,228m
- 下り
- 4,440m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:30
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:40
出発時間と到着時間などの要所はあってるはずです。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新宿→扇沢(夜行バス:アルピコ交通) 扇沢→黒部ダム(トロリーバス) 黒部湖→黒部平(ケーブルカー) ▼帰り 欅平→宇奈月温泉(トロッコ電車) 宇奈月温泉→新黒部(富山地方鉄道) 黒部宇奈月温泉→東京(北陸新幹線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
穴ぼこ雪渓あり |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
感想
本格的な山登りは約10カ月ぶり、年末年始に行ったアコンカグア以来。山で歩く体力も無さそうだったので、今回はリハビリ登山をしました。ただリハビリ登山ですが、紅葉を楽しむことと、何かしらのピークは踏みたいなと。
ただ、今回の登山では、大きなトラブルが3つありました。
・携帯を夜行バスの中に忘れて回線的な連絡手段が無くなったこと。
・水を入れているプラティパス2つとも穴が開いてしまったこと。
・立山頂上など、雪が10センチ程度積もっていたこと。
こういうトラブルがあっても、意外になんとかなりましたが、それでも長い2日間になりました。
長野や富山では、もう紅葉が色づいている、色づき終わっている季節、そして見事な快晴で風も無い。気持ちも天気も晴れ晴れした中、扇沢からトロリーバスに乗り黒部ダムへ向かいました。出発はシーズンが終わったことで、1時間遅れの7時半。
トロリーバス到着後、黒部ダムの展望台で写真を撮り、その後、黒部ダムを渡りロープウェイで黒部平まで上がりました。
今回はリハビリ登山ということもあって、黒部平からゆっくりと歩きました。風景は秋を感じさせるのに、夏山のような暑さ。途中で何度か休憩をとり、緩やかに歩いたのに一ノ越に着く直前には、左太ももが攣りそうになる。
一ノ越からは、雪も徐々に出始め、自分の体力と山の状態を確かめながら、安全登山を心がけ歩きました。
雄山から大汝山の間はツルツル滑る登山道。夏山ならば何も問題なく通れるルートも、初冬を迎えようとする立山では、一気に怖さを感じる。特に、もっと雪が積もれば安全なルートも、少ししか雪が無いため中途半端に滑る。ただ、滑落するようなルートではないため、雪山を歩くトレーニングと思い、アイゼンをつけずに歩けました。
富士ノ折立は夏道が消えており、簡単なクライミング要素がある良い頂。立山連峰の雪の状況から、剱岳を登るには12本のアイゼンもピッケルも持ってきていないため、断念することを決断。どのように東京に戻るかを考えはじめました。
途中で出会った体力もスピードもあるカップルにルートの相談をし、水平歩道に向かうことを決断。剱御前小舎を出る時は15時を回ったところでした。当初は剱岳の近くにキャンプ予定が、それだと最終トロッコに間に合わないことから、真砂沢ロッジまで下ることに。ここから阿曽原温泉小屋までは誰一人として出会わない、完全な一人旅の始まり。
17時までにキャンプ場に着かないと暗くなって危ない。いきなり最短ルートではない、剣山荘を通るルートを選択してしまい、タイムロスをしましたが、2時間掛からず真砂沢ロッジに到着。途中の雪渓はクレパスだらけで怖くて乗れず、巻き路ルートを通りながら進みました。仕方が無く雪渓に乗る時は、ツルツルした道で久しぶりにこけました。
それでも、真砂沢ロッジのキャンプ場は小屋締めをしていたこともあってか、貸切状態。雪渓が流れ出る水の音が聞こえるだけの、なんとも贅沢な場所でした。テント設営後、ご飯を食べ18時には睡眠。途中12時頃に目が覚めた時に見た星空は綺麗でした。
2日目は4時起床。寒いのでなかなか寝袋から出ることが出れず、出発は5時半。
コースタイム15時間の道のりを一気に駆け下ります。最終のトロッコ電車は16時頃と聞いていたので、猶予は大体11時間。何度か氷河を歩き、何度も登り返しがあり、
かなりきついルート。ちょうどグレイトトラバースの田中さんが2日前に逆ルートを通ったらしく、たまにある足跡と目印と地図を頼りに突き進む。紅葉と気候が手伝ってか、走ることは無いけれど、街で歩くペースを維持。
ただ、仙人谷ダム付近で体力の限界が近づき、立ち止まることが多くなりました。
梯子を下るときには、足は痙攣し震えが止まらない。
時間が無いけれど、阿曽原温泉小屋ではゆっくりとご飯を食べて回復。久しぶりの人に出会い、小屋の方に聞き最終のトロッコが18時ごろまであることが分かりました。
出発は11時45分。30分程度の休憩をとってもほぼ間違いなくトロッコに乗れることを確信し、最後のラストスパート。細い道の水平歩道を通り、3時間半かからず走破。
ダムの建設の際に使われた道は雄大でした。岩盤をくり抜き、歩きやすいように整備された道。それでも、真砂沢ロッジを出た身体は残り1時間は這うように進むしかなかった。
欅平に15時8分に到着。すぐに19分着の電車を取り帰宅。携帯を無くしたことで下山報告ができないままでしたが、無事帰れてよかった。
今回、リハビリ登山の予定がかなりがっつりした登山になり、かなりの疲労でしたが、初冬を迎えた立山と紅葉に染まった立山の両方を味わえ満足感を得られるものでした。
下ノ廊下の開通は今年難しそうですが、来年は黒部ダムから欅平までゆっくりと歩きたいなと思いました。そして、自分自身の体力はかなり落ちていましたが、スピードはそこまで失われていないなと。山での体幹はまぁまぁ良い感じでキープできつつ、
歩き方も太ももが最初に筋肉痛になったことから、良い疲れない歩き方をしていたと思います。
次は緩めのハイキング程度の山に行きたいな。
カメラのSDカードが壊れてしまったため、写真は数枚です。
復活し次第、再度アップロードする予定です。
日曜日縦走路で一緒にあるいた者です。
無事に下山出来た様で良かった〜〜!!
お奨めしたコースでしたが
その後無事に下山出来たか心配しておりました。
こちらも翌日13時半ごろ内蔵助から黒部へ無事に下山しました。
13時半は早いですね!よかったです。
こちらこそなかなか投稿できておらずすみませんでした。
SDカードが壊れて写真をアップできていませんでしたが、
氷河はツルツルのクレパスがゴロゴロでひどいものでした笑
景色は最高でしたがもう何といっても急がなければ東京に帰れないという恐怖感でスピードハイクしました。
楽しかったですが、下りでもかなりハードで、
逆ルートを行く田中陽希さんはすごいですね、あの坂道を登りたくはないです。
またご一緒できるのを楽しみにしています!
内蔵助の下りもかなり急で、膝にきました。
今回は電車の時間いいかげんに教えてしまいすみません、
心配掛けてしまって。
来年は剱〜阿曽原へ行きたいと思っています!
また機会があれば、一緒に歩きたいです!^^
SDのデータが復旧して写真アップ楽しみにしています。
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