奥穂高岳〜西穂高岳(困難と憧憬の縦走路)
- GPS
- 33:02
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,893m
- 下り
- 1,786m
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 6:18
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:34
天候 | 両日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
思い付きや閃きでは入れない山域です それなりの準備と心の整理が必要だと思います。 |
写真
感想
ジャンダルム 心の中で何度つぶやいた事でしょうか
オフロードバイクでの林道探検から不意に立ち寄った鐘撞堂山 重たいバイクブーツとジャケットのまま歩き出し山頂に着くころには汗だくになり 山頂では夕方の風が心地よくすがすがしい気持ちになり周回コースで下りました その途中にある幾つかの分岐でそのたびに不安になり だんだんうす暗くなってきて山特有の寂しさを感じるようになった頃無事に下山することが出来ました その時のアドベンチャー感がたまらず次の休日には武甲山に登りました それが何年前かは定かでなくなってきましたが今でも鮮明に覚えています そして登った山が増えるころジャンダルムを知りました その圧倒的な存在感がたまらず自分の中では特別な山になっていました
毎年アルプスに雪が無くなるころになるとジャンダルムへの意識が強くなってきます もし行けるとしても年に2〜3回くらいのチャンス それでも一番は天候次第で今まで行くことが出来ませんでした
今年は随分前から何となく行ける様な気がして まだ寒い頃から筋トレをしたり 体重を絞ったりで 自然と体と気持ちの準備が進みます
一週間前の天気予報も予定の両日とも雨マーク でも何だか行ける気がしてなりません それでも直前で計画がダメになるのは大変ショックなので支度はギリギリまでしません その代わりに持って行くもの等を細かくメモしておいて慌てずに支度が出来るように準備をしておきます
そして迎えたその日は快晴で絶好のスタートを切ります 若干テンションが高めでその高揚感でこれからの不安を隠して歩きはじめます
序盤の林道歩きでは風もなく何となく空気がしっとりしていて自分の吐いた息が首元にまとわりつくのが感じられるくらいにです 休日と言うのにほとんど人と会わないので拍子抜けしてしまいます 初めて歩く白出沢 重太郎橋で休憩されている方(Fさん)とこの日初めて挨拶を交わします これから歩くコースに自分だけじゃないのが分かるとちょっと安心したりします のちにこの方とはあの縦走路を歩く心強いパートナーになります
白出沢から穂高岳山荘が見え始めてからがこのコースの核心部となるでしょうか そこからは自分の中で歩数を数えて決まった歩数になると上を見て一息ついては近づかない小屋をみてはガッカリの繰り返しで それでも一歩一歩の積み重ねでやっと山荘に到着です
山荘でテント泊の受付をして外に出ると先程挨拶を交わしたFさんが一足先に山荘のベンチで休んでいます ここでFさんとビールで乾杯して同じ苦労をねぎらいました
まだ時間が早く本格的に飲んでしまうとお金が沢山かかってしまうのでがビールをがまんして時間をつぶします 涸沢岳の山頂まで散歩して腰を下ろして暫く景色を見たりウトウトしたり たまにある落石の音にビックリしたりで意外に良い時間が過ごせました
夕日は残念な景色になってしまいましたがそこで皆さんと話した山の話が楽しくあっという間に暗くなってしまいました
夜はそこそこ風が強くテントのバタバタ音よりは山荘の風車から出る音の方が気になり1時を過ぎたころからは寝たような寝ないようなで外に出ては写真を撮ったりして朝を迎えました 朝になっても風は強く出発をためらう瞬間もありましたが 雲一つない空と同行者がいる心強さで稜線に向かいます
この日の奥穂高岳までの登りが実にきつく 前日の白出沢の登りの疲れがまだ足に残っていてあの稜線を歩き通せるか不安にもなったりしましたが 山頂に着くころには体が慣れてきて脚もよく動くようになります
ここから6時間 いっさいの気の緩みも許されない 言い訳もできない縦走路 ジャンダルムを正面に観るころには緊張も解けて 先ずはの馬の背もよく観察して降りることが出来ました ここから西穂高岳まで色々な危険箇所も多く 自分の書いたレコで誤解を招いたり皆さんの感じ方が色々でしょうからこの間のことは控えます
今回 無事に歩けた稜線 降りてきて想うと 歩けたというよりは穂高の峰々に受け入れられたって思えてきます 色々なタイミング 天候 体調どれ一つでも欠けたら成立できない厳しい稜線ですが 何年もこの計画をあたためてきてようやく実現した正に困難と憧憬の縦走路でした
穂高の神々に感謝とお礼です。
kijimunaさんこんにちは。
どのルートで行かれるのかと思っていたら西穂高に抜けるルートだったのですね!!
この難所ルートをこのような天気の下で縦走できて良かったですね(^^)
色々な思いを抱いておられた山行、そして何よりも無事に下山されて良かったです!
kazumさん こんにちは〜
何だか関東だけ天気が悪いみたいですね
さっきFB見てたらアルプスの方は比較的いい天気が続いている
みたいです
まだ帰ってきたばかりですが また行きたくなります
今度は笠ヶ岳辺りかなって思っています が来年になってしまう
かもです こんな素晴らしい場所にちょくちょく行ければ良いんですが
お金も時間もかかりますので 結局は近場になってしまいます
来週は原点に返って武甲山辺りに行ってこようと思っています
こんばんは☆kijimunaさん
えーーーーー(*'▽')!
18 19だったんですね
快晴でしたねーーーーー♡
私は18は槍ヶ岳 19は北穂高岳にいましたよ〜
お隣だったんですね!
両日 梅雨明けかと思うほどの最高の天気でしたね
しかもずっと思い続けたジャンダルム♡
最高の日になったのではないでしょうか
北穂高岳山荘に泊まったのですが キレット越えされた方の3分の1は 翌日ジャンへ行かれるとおっしゃっていました。
そんな話をしていた時 まさにkijimunaさんがいらしたなんて!
天使と2ショットのkijimunaさんの笑顔が眩しかったです(*^^*)
お疲れ様でした&ご無事で何よりです。
uuさん こんにちは〜
そうだったんですか(;゚Д゚)
お隣だったんですね〜
北穂高岳山荘 次回は行って見ようと思ってます
頂上山荘だから景色が凄かったんじゃないですか
絶対見て観たいです 風が強そうですけどね
天気が良すぎて日焼けで凄いことになってます
筋肉痛などは特になかったのですが 昨日あたりから
顔中の皮がむけ初めて 今は唇に来てます
これが痛いんですよ〜(>_<)
それにしてもuuさん良い山旅になったでしょう
レコが楽しみです
健脚ですね
kijimuna さん
こんにちは。(^-^)/
奥穂より西穂への素敵な大縦走
おめでとうございます。\(^o^)/
お写真がキレイすぎてドキドキ、
感想を拝読してまたドキドキ。
緊迫感がそのまま伝わってくるようです。
山を教えてくれた友人と
奥穂に行った頃からの憧れで
私にはまだ無理と、心の中で何度も
打ち消してきたジャンダルム。。
いつかあの天使に会いたい。。。
実は、白出沢も歩いてみたかったので
お気に入り登録させて頂きますね。(*^^*)
素晴らしいレコありがとうございます!✨
sionさん こんにちは〜
コメントありがとうございます
今回の山行でカメラのレンズフードが凄いことになって
しまいましたが これもいい味だと思って 次を欲しがらず
もう少し大切に使っていこうと思います
ジャンダルム これから先に行く機会があったならば
声を掛けてください 細かく説明いたします
想像して不安になるより生の声を聞いたほうが確実です
白出沢 地味ですが自分は嫌いじゃないです
キツイですが目標が確認できるので励みにもなります
いつもありがとうございます
kijimunaさん ありがとうございました。
もの凄い思い入れがあったのですね!僕にとっても20年ぶりくらいのジャンで遭難後ここに戻ってこれるとは思ってませんでした。こちらも感慨深いものがあり同じような想いを共有できる人と登れたのは幸せです。ありがとうございました。
PS 良い写真撮ってますねー!こちらは夜
爆睡してました^ ^
Fuji0319さん こんにちは〜
先日はありがというございました
貴重な体験の貴重なお話を聞かせていただき
山の怖さも楽しさも知ることが出来ました〜
今日になっても日焼けの後遺症で唇にヘルペスが出来て
大変痛く憂鬱な日々を過ごしています
これからもお互い安全登山で良い山歩きをしましょう
初めまして♪
そっちかよ?って言われそうですが、うちのわんこもトイプードルのアニーといいますので(^^)/
私達は二日間で南岳からキレット・ジャン西穂高まで、歩く予定だったんですが、日曜の悪天候により南岳小屋で停滞になり、翌日は天候劇的に回復してキレットは行けたのですが、後半のジャンダルムには行けなかったので羨ましい限りです!
nekojigenさん こんにちは
初めまして
そうだったのですか こればっかり 天候には仕方ないですね
南岳〜キレット越して西穂高岳まで行けたら素晴らしいでしょうね
何時かは南岳からのキレット越を歩いてみたいです
自分が歩けた日は本当に条件に恵まれて最高の冒険が出来ましたよ〜
承知はしているのですが雨の日を残念がらない様に心がけたいです
うちのプードルはムックと言います トイプードルという事で飼い始めましたが
トイとは別物で只今10キロあります 小さい可愛さは無いですが家族の一員で
毎回山帰りを待っててくれます たぶん地球上で一番私の事を想っていてくれてる
存在だと思います
コメントありがとうございました。
kijimunaくん こんにちは^^
遅コメですm(_ _)m
なかなか条件がそろわないと行けない難所のルートを
最高の天気の中歩かれ、羨ましい限りです。
自分もジャンには憧れがあります、天使にも会いたい
槍より先に行きたいぐらいです
今度お会いした時 にじっくりと話を聞きたいな
irohaさん こんにちは〜
普段はなかなか天気に恵まれないのですが
この日はドンピシャでした
このルート 実際に歩いて観察してみないと
分からないことと 各危険箇所と言われている
場所の様子など 細かくお話しますよ
一番の条件は天候だと思います
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