立場川本谷の神秘の洞窟滝経由で赤岳-硫黄岳の周回
- GPS
- 13:20
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,406m
- 下り
- 2,388m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 13:20
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<美濃戸口〜船山十字路> shigetoshiさんの以下のレコを参考にさせてもらいました。shigetoshiさん、ありがとうございます。ただまだ暗い時間だったので見落としたのかもしれませんが、獣道や仕事道を適当に歩いたという箇所は私有地の様な気がします。もしそうならこのルートは歩かない方が良いかもしれません。 <船山十字路〜立場川本谷〜中岳から赤岳に登る登山道> hinapiyoさんの以下のレコを参考にさせてもらいました。hinapiyoさん、ありがとうございます。 http://hinapiyo.sakura.ne.jp/trekking/diary/diary_yama.cgi?2015_07_tatubagawa ただ一つ目の堰堤と二つ目の堰堤は、まとめて左側から一挙に巻きました。巻ける滝も、ほぼ全て巻かずに登りました。そこを無理せずに巻いても、何か所か初心者には難しいと思われる所が有りました。 大きな岩陰にかくれた滝は、滝の裏側をくぐって登ると書かれているのを忘れて、左側を登りましたが、洞窟の様になっていてかなり大変でした。最後は小さな穴をくぐって地上に出るのですが、荷物を背負っているとつかえて出れないので、荷物だけ先に押し上げて登りました。このルートは面白いですが難しく、沢登りに慣れた人向けです。後からソロの人が登って来ましたが、その方は滝の裏側をくぐったそうです。 ゴルジュの2段の滝は2段目が難しく、入口に戻って左(右岸)から巻きました。登り口はちょっと見た目に急でザレていたので、チェーンスパイクを沢靴の上から履きました。かなり高い草付きのトラバースになりますので注意が必要です。所々に古い赤布が有ったのでそこを歩いたのですが、もっと高巻いた方が安全な気がします。ただその場合は沢に戻る、下るポイントの発見が難しいかもしれません。草付きをトラバースする場合、大きな倒木が下の河原まで倒れている近くの下れそうな地点は、最後が崖になっているので危険そうです。そこからさらにトラバースを30メートルほど続ければ、安全な下れるポイントに行きつきます。 阿弥陀方面と赤岳方面に分かれる二俣は、左㑨をのぞくと阿弥陀岳が見えるので右㑨に進みます。その先の二俣を左に進むと水が枯れてくるので、この分岐が休憩して水を汲むのに適しています。ここで登山靴に履き替えても良いと思います。暫く沢沿いに登るとハイマツ帯になりますが、そのポイントで右を注意して見ると獣道(トンネル状)が有りますので、そこを5メートルも進めば原っぱになり歩きやすいです。そこを詰めるとまたハイマツ帯になりますが、そこからはハイマツの背が低いので酷い藪漕ぎではありません。左に行くと中岳と赤岳の間のコル、右に行くとそれより赤岳よりの登山道に出ます。 <中岳から赤岳に登る登山道〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸口> 一般道ですが、硫黄岳までは登山初心者には少し危険と感じる鎖場が有ります。 |
その他周辺情報 | 美濃口からは、ふれあいセンター もみの湯が近いですが、この日はお盆休みの期間のせいか、非常に混んでいました。特に17時から入浴料が300円になるせいもあるかもしれません。洗い場が15人位の待ち列ができていました。いつもの土日でこんなに混んだことはありませんので、この日が特別だと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
沢タビ
ヘッドライト
雨具
GPS
地図
登山靴
ヘルメット
帽子
着替え
沢用スパッツ
チェーンスパイク
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感想
前からtotoriさんと行く話が有った立場川本谷に行ってきましたが、8月はいろいろ入っていて正にお盆の中日になってしまいました。12日〜13日でかみさんの兄弟姉妹の家族と熱海に旅行に行ってたのですが、いろいろ有って1,2時間しか寝れず、13日は子供たちの為にユネッサンに寄って、渋滞にはまって18時過ぎに帰宅。30分ほど休んでtotoriさんをピックアップする為に出発しました。美濃戸口では3時に目覚ましをセットしたので、13日の夜も3時間位しか寝れず、寝不足の山行となりました。
当初、日曜日の天気予報は少し悪く、雨も少し降りそうでしたが、朝起きると雲はありましたが、星も所々で見えていてまずまずの天気の様でした。4時少し過ぎに出発したのですが、阿弥陀岳の標識の少し先で林道からそれる地点が分からず、獣道も無いような所をshigetoshiさんのGPSのログを頼りに藪漕ぎをしました。その先は別荘地の私道とおぼしき道に出たのですが、家の近くを通るので、アメリカなら鉄砲で撃たれるかもねと二人でおっかなびっくりしながら進みました。おかげでこの区間は予定より遅れました。
立場川本谷に入渓してからは、暫くすると朝日が谷に差してきて、とっても良い雰囲気で眠さも吹っ飛びました。沢登りが楽しめる小滝が連続し、巻かずに登れるので楽しめました。ただ今回の目的の一つの洞窟の滝の様な所を、滝の裏をくぐるのを忘れて左側を登ってしまい、totoriさんには少し怖い思いをさせてしまいました。しかも登った先が、一見すると洞窟の行き止まりになっていました。前方の上に岩穴が有り、外の明かりが見えるのですが通れなさそうでした。取りあえず僕が先に登ってみると、荷物さえなければその岩穴を通れそうな事が分かり、ホットしました。
何とか通り抜けて外に出られた時はホットしましたが、少し離れた所からいきなり人が登ってきてビックリしました。滝の裏側をくぐって来たそうで、hinapiyoさんのレコにそう書かれていたのを思い出しました。滝の裏側をくぐるのを楽しみにしていたのに忘れてしまうなんてっと悔やみましたが、洞窟探検ができたので良かったのかもと気持ちを切り替えました。またいつか再訪すればよいでしょう。次回は阿弥陀岳方面の左㑨に登るとか、もっと手前でツルネ方面に登るとかすれば楽しめそうです。
その先は、後から来たソロの男性と、抜きつ抜かれつで沢を登ったのですが、ゴルジュの入口の二段の滝は、その方も僕らも登れず、高巻くことになりました。その方は船山十字路に車を止めているので、二俣からは阿弥陀方面の左㑨に、僕らは右㑨に進みました。hinapiyoさんのレコだと、沢を登り切った後のハイマツ帯が大変な様だったのですが、僕らは直ぐに獣道を発見したので楽に登山道に抜ける事ができました。
それから赤岳まではCT50分位なのですが、登りの遅い僕はtotoriさんに先に行ってもらいました。totoriさん、赤岳の山頂で随分待った様で申し訳ありませんでした。赤岩の頭で計画通りに峰の松目に行きかけたのですが、時間的にきついと思って断念、赤岳鉱泉に下る事にしました。
後から思えばかなりきつい計画で、反省だらけの山行でした。美濃戸口に着くのが23時過ぎることが分かった時点で船山十字路に変更すれば、目覚ましは4時にセットで1時間余分に寝られました。その場合は赤岳からキレット〜権現〜西岳〜船山十字路の周回か、中岳〜阿弥陀岳〜船山十字路の周回にすれば、もっとゆっくりお風呂に入れました。帰りの渋滞を考えれば、もう少し余裕を持った計画にした方が良かったですね。
totoriさんは、今回間違って僕より重い荷物を持ってきてしまったにも関わらず、沢登りもとっても速いのに驚きました。荷物が重すぎてちょっと登れなかった所も、できるだけ僕のヘルプを受けず、自力で登ろうとしました。大体の所は普段の荷物の重さなら登れたでしょう。流石です。逆に僕は登山道の登りが遅いを再認識したので、何とかもう少し登りを鍛えたいですね。登りが遅い為に貫徹できない計画が溜まっているし。。。
洞窟探検ができる沢があるよ、というFutaroさんの楽しそうな企画に参加しました。
コース説明等は既に書かれていますので省略します。
ロープなしで大丈夫とのことでしたが、所見の沢とバリルートの周回予定だったので、他の方の記録を見てもレベルや時間があまり分からず少し不安でした。
しかも最初の取り付きでいきなり藪漕ぎ?になって時間的に不安になってきましたが、その後はスムーズにゴルジュや小滝を超えて、噂通りの神秘的な洞窟にたどり着きました。
お盆の時期に人の少ない(というか沢でお会いしたのはソロの方お一人のみ)静かな沢を歩けて大満足の1日でした。
中岳と赤岳の間の稜線上と赤岳山頂はものすごい人でしたから(笑)
企画してくださったFutaroさん、ありがとうございました。
横岳から硫黄岳の間はガスがかかって景色は望めませんでしたが、コマクサの大群落があって飽きなかったです。
残念ながら峰の松目には行けませんでしたが、楽しそうなのでそのうち挑戦してみたいです。
いつも沢では転んだり、岩に打ち付けたりして足が傷だらけなので、今回は沢タイツ+脛パットのダブル使いで万全の態勢で臨みましたがそういうときに限って転ばずどこも打ち付けませんでした(笑)
八ツにこんな素敵な洞窟探検ができる沢があるんですね❗ 長いこと沢をやってますが、八ツは想定外でした。写真がとても綺麗で感動しました。参考にさせてもらいます。
週末、行けなくて残念です。楽しんで来て下さいね👍
uranbonさん、おはようございます。
この沢、面白かったです。枝沢もあるのでその内また行ってみようと思います。
その際はuranbonさんも是非
今週末の釜野沢東俣のキャンプ、残念です 次の機会に沢をご一緒しましょう。
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