やり残した宿題〜北岳チャレンジ〜

2016年09月09日(金) 〜 2016年09月10日(土)

• GPS: 29:18
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,795m
• 下り: 1,788m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:05
• 休憩: 0:46
• 合計: 3:51

11:02 広河原インフォメーションセンター
11:06 11:52 広河原山荘
12:06 12:06 白根御池分岐
14:53 白根御池小屋

2日目

• 山行: 9:46
• 休憩: 2:10
• 合計: 11:56

4:23 白根御池小屋
6:13 6:37 草すべり分岐
6:43 6:54 小太郎尾根分岐
7:37 8:01 北岳肩ノ小屋
8:10 8:19 両俣分岐
8:45 9:23 北岳
9:46 9:47 吊尾根分岐
10:12 10:17 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
10:37 10:39 八本歯のコル
13:13 13:28 大樺沢二俣
15:51 15:51 白根御池分岐
16:05 16:05 広河原山荘
16:08 16:08 広河原・吊り橋分岐
16:14 16:15 広河原インフォメーションセンター
16:19 ゴール地点

天候

1日目&2日目　晴れのちガス

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

市営芦安駐車場まで、自家用車
市営芦安駐車場から広河原まで、バス

コース状況／危険箇所等

危険箇所
肩の小屋から頂上までの岩場と、頂上から八本歯のコルまでの岩場。
八本歯のコルから二俣までのザレ場。

写真

9/9 6:14

駐車場より。。。
いい天気！ですが、待ちぼうけです、、、

9/9 8:16

いつかもわからない通行止め解除をひたすら待ちます。
タクシーにもバスにも乗れずに、みなさんもうお疲れです。

9/9 9:51

9:00に通行止め解除。
そこから約1時間。やっとバスに乗れた。

9/9 11:06

11時過ぎ。
予定よりだいぶ遅れて広河原に到着。
本日はもう、頂上まで行くことを諦めました。
北岳も見えません〜。

9/9 11:09

去年通った道。

9/9 11:17

とりあえず、広河原山荘前のベンチでランチ。

9/9 11:49

腹ごしらえののち、
いよいよ去年やり残した宿題をやる時が来ました。

9/9 12:19

約30分で分岐に到着。
前回は左から行って失敗しているので、
今回は右から攻めます。

9/9 12:21

急な道が続きますが、沢ルートよりラクな気がします。

9/9 12:45

ハシゴもそんなに急ではありません。

9/9 12:54

9/9 12:54

9/9 12:56

9/9 12:56

9/9 13:02

第二ベンチ？と誰かが付け足してます。

9/9 13:15

普通の山歩きの気分です。

9/9 13:26

またまたハシゴ。

9/9 14:15

丸印を頼りに進みます。

9/9 14:17

9/9 14:18

すごい角度に曲がってるな。

9/9 14:32

本日の宿まで、あと少し。

9/9 14:41

天気もいい感じなので、歩いていて気持ちいいです。

9/9 14:53

平でちょっとゴツゴツした道を進んだら〜

9/9 14:54

15時前に到着〜。
急遽泊まることになった、白根御池小屋。

9/9 14:56

とっても綺麗な外観。

9/9 15:08

山はガスってます〜。

9/9 15:21

本日の部屋は、シナノキンバイ。
今日はちゃんと一人1枚お布団があります。
快適♪

9/9 15:22

おしゃれな名前のお部屋が沢山あります。

9/9 15:27

普通の旅館？！

9/9 15:30

食堂。テーブルが光ってます。

9/9 15:37

平日15時半までの限定ケーキセットを頂きます。
美味しいです。

9/9 15:52

ロビーもテカテカ。
掃除がとても良く行き届いております。

9/9 15:53

玄関。

9/9 15:53

いい漫画も揃ってる。

9/9 16:00

綺麗すぎる。

9/9 16:13

おトイレ。
紙はゴミ箱へ。。。だけど、全然匂いません。

9/9 16:03

おやつの後は、池散歩。

9/9 16:05

明るいうちに、明日の登り口を確認します。

9/9 16:07

不気味？

9/9 17:01

夕飯。
山小屋の味ではありません。
どれもとても美味しい！！

9/10 4:00

朝ごはん。のお弁当。
早出の人は、談話室で頂きます。
お昼も同じお弁当でした。

9/10 4:32

4時半。
暗闇の中、星空仰ぎながら出発です。

9/10 4:34

だんだん夜が明けてきます。

9/10 5:06

ひたすら急坂。
ですが、沢ルートより遥かに易しい道です。

9/10 5:21

遠くに雲海〜

9/10 5:31

北岳が赤く染まります。

9/10 5:32

途中の道で日の出〜。
美しい・・・

9/10 5:49

9/10 6:04

まだまだ登ります。

9/10 6:21

開けた道に出ました。

9/10 6:31

雲より上〜

9/10 6:43

少しずつ、秋の気配も。

9/10 6:46

ここを登り切れば〜

9/10 6:48

稜線に出ました。

9/10 6:51

最高のご褒美！

9/10 6:51

次は、この山登る！！

9/10 6:52

美しすぎでしょ〜

9/10 7:01

この景色があるから、、、止められないんだよな〜

9/10 7:05

当初泊まる予定だった、
肩の小屋が見えてきました。

9/10 7:13

このゴツゴツ感、たまらないっす。

9/10 7:15

9/10 7:29

9/10 7:39

あと少しですね。

9/10 7:40

鐘を鳴らします〜。

9/10 7:43

ここに泊まったら、さぞ美しかったろうに・・・

9/10 8:00

こっちも登りたい。

9/10 8:05

胸が高鳴ります。

9/10 8:16

だいぶ登ってきました。

9/10 8:16

ワクワクの道。

9/10 8:28

すごい道だ・・・

9/10 8:37

あ！北岳山荘！！

9/10 8:39

憧れの稜線。
いつか三山制覇したい！

9/10 8:45

一年前から待ち焦がれた瞬間まであと一登り。

9/10 8:49

やったどーーー！

9/10 8:49

着いたー！！
去年からのトレーニングの成果、ここに実る！
全く高山病の症状もなく、無事に着きました。

9/10 8:57

9/10 9:06

長かった。

9/10 9:07

こっちも。

9/10 9:11

お地蔵さんと。

9/10 9:29

生きててよかったと思える景色。

9/10 9:35

さて、下山開始しましょう。
ここからしばらくはハラハラドキドキ、
気の抜けない道が続きます。

9/10 9:49

分岐まできました。

9/10 9:49

去年、ここでこの景色を横目に、泣きながら下った。
苦い思い出の道。

9/10 10:00

9/10 10:20

高山病の中、よくこんなところ下ったものだ。。
人間の底力は凄いな、と我ながら去年の自分にアッパレ。

9/10 10:23

なんか、この辺、救助ヘリ飛んでました。

9/10 10:23

山はやはり朝に限る。

9/10 10:28

この道はもうしばらくはいいかな。

9/10 10:37

ここ、登りは本当に辛かったな〜。

9/10 10:51

バットレスもバッチリ。

9/10 10:53

下りのハシゴほど怖いものはない。

9/10 11:03

今年は、しっかり意識ある中下ります〜。

9/10 11:34

ここからが長いのなんのって。。。

9/10 12:47

雪渓、全くありません。

9/10 13:04

9/10 13:09

9/10 13:15

もう、山頂はガスの中。

9/10 13:42

ここ、結構好き。

9/10 13:45

9/10 14:12

9/10 14:18

橋、わたりまーす。

9/10 14:24

樹林帯入りました。

9/10 14:27

9/10 14:45

9/10 14:49

9/10 15:09

橋、わたりまーす。
去年の登り、何故か渡った先の左手の沢に迷い込みました。
多分、もう一生ここでは迷う気がしません。

9/10 15:18

ここまでくれば、もう少し〜。

9/10 15:20

最終バスに間に合うか〜？

9/10 15:28

慎重に。でも急げー。

9/10 15:41

分岐まできました。

9/10 16:10

橋まできました。

9/10 16:12

今朝登った頂上は全く見えません。

9/10 16:13

ゴール！

9/10 16:14

最終便、ギリギリ間に合ったーーーー。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX300 SONY

iPhone 5c Apple

感想

snow_rabbit

忘れもしない、あの日↓から1年・・・
3000mの高い壁
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-694138.html

台風13号が去り、意気込んで午前0時に家を出る。
2時半頃、芦安駐車場に到着。
途中の道の掲示板で、通行止めになっていることは承知していたが、
朝には通行止め解除されるだろうと、安易に考えて
ここで、バスの時間まで仮眠を取る。

5時50分。
通行止め。。。足止めです。
タクシーやバスに乗るためには、駐車場で列に並ぶ必要がありました。
色々情報が錯綜する中、待つこと約3時間。
9時、通行止め解除。
が、並ぶのが遅かったのでタクシーには乗れず、さらに1時間待ちます。
最高の登山日和な天気の中待つのはとてももどかしく、苦痛でした。
広河原到着がお昼頃になることが確定したので、
安全を優先すべく、急遽、宿泊先を肩の小屋から白根御池小屋に変更。

この判断が今回の登頂成功に繋がったのかなと、
今にして思えばそう感じます。
途中の山小屋に泊まることは、高所順応にもなるし、
何より綺麗な宿でゆっくり休めたのは良かったと思います。
白根御池小屋からの草すべりは急登ですが1本道なので、
暗闇ヘッデン1つでも、十分迷わずに登れました。
今度はあと1時間くらい早くてもいいかも。

午前4時半に小屋出発してから、約4時間半の午前9時。
一年越しに見る山頂からの景色は、最高のご褒美でした。
これだから山はやめられない。。。これからもどんなに辛くても続けよう。

今回は全く高山病の症状もなく、息も上がることなくかなりベストな状態で
登り切ることができました。
鼻から吸って〜口からロウソクの火を消すようにゆっくり吐き切る。。。
この呼吸法、効果的面でした。空気の薄さを全く感じませんでした！

結果的に今回も縦走は出来ませんでしたが、
憧れの北岳の頂に立てたことは、今後の自分の山登り人生の大きな自信になりました。
来年か再来年には、間ノ岳、農鳥岳縦走チャレンジしに、またここへ来たいと思います。

最後に、、、
今回、去年とは違うルートで登り、下りは去年と同じルートにしましたが、
体力に自信が無い方は、絶対に御池小屋経由の道から行った方がラクで安全だと思います。