緑濃い沖縄の山、ハマります

沖縄の山にハマりました。

もともと沖縄そのものにはハマって長く、三線も習って早7年。腕はまだまだですが、とにかく唄うのが楽しい。あの音色を聞くだけで癒される。
空港に降りたってすぐに潮の香りがすると、懐かしの我が家に戻ってきたような感覚さえします。

海も山も素晴らしい沖縄ですが、本格的に山に入る事はなく、海沿いのハイキングや展望台に登る程度でした。
家族旅行が多いのもあり、どうしても海へ足が向いてきたのですが、子供が離れ自由度が増して以前から興味を持っていた沖縄の本格的な山登りへと向かいました。

沖縄本島はまだしも、石垣島や西表島など八重山諸島の亜熱帯のジャングルは視界が利かず、コースによっては踏み跡もかすかで標識など皆無。ハブやヒルなどもいるとなればハードルは高く、快適な登山とは別世界の冒険心そそられるフィールド。
それでも展望が開けるとエメラルドの海と南国の緑が広がると、汗だらけ、キズだらけになっても「来てよかった」とこの上ない充実感があります。

『島の山』、『海の見える山』は面白い。ましてや沖縄の海の色は世界でも一、二を争うとか。亜熱帯ジャングルの緑とエメラルドブルーの海のコントラストは強烈。
簡単にいけない場所だけに、この体験は身体、いや肝にドンと来る。
まさに朝ドラじゃないですが『ちむどんどん』する体験。

このところ少々同じような山行パターンや行く場所に飽きていたところでした。だからでしょうか。本土の山では体験出来ない、強烈な体験は一度ハマればやめられない程です。

【ウマヌファ岳、野底岳】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4216208.html

ヤマレコでも数える程しかレコもない山々が探せば多くあるのも、逆に新鮮。『誰かが歩いた足跡をトレース』するのは面白くない。

地球環境の変化なのか、沖縄の、特に石垣・西表などの八重山地方の梅雨入りは以前に比べて２週間ほど早くなってきており、今回は西表島入りを中止して早めに帰る事になってしまいました（5/4本日梅雨入りの正式発表）。
世界自然遺産登録で、西表島への入島人数制限が議論され、また山への入山も近くガイド同伴必須となる方向です。横断道も以前から単独行は禁止。個人で自由に尾根や谷を歩けなくなるのは近いかもしれません。

（写真は登った石垣島の野底岳　2022.4.28-29）