父フリーマン・ダイソンは世界的な物理学者で、星への夢を巨大宇宙船オリオン計画やスペース・コロニーに託す。
息子ジョージ・ダイソンは、十七歳で家を出て、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア沿岸の大自然の中での暮らしを選び、 巨大なカヌーの建造を夢見る。
交わることのない父子の生き方の中に、技術主義、エコロジカルな生活様式、 世代間の断絶など、1960〜70年代アメリカのさまざまな姿を浮かび上がる。
(文庫本紹介より)
15年ぶりの再読、当時カヌーを始めたばかりだったこともあり面白くてあっという間に読んだが今回は時間をかけて丹念に読ませていただいた。
前回はナチュラリストである息子の視点で読み進めたが、今回は物理学者である父親の立場から読んでいたような気がするが、やはり歳を重ねたせいだろうか?
ジョージ自ら執筆の『BAIDARKA』と合わせて読むとブリティッシュコロンビア沿岸の大自然とその時代の空気感を一層感じることができると思う(写真は英語版、絶版になってるが邦訳版もあり)。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する