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カタクリが目の前に群生している姿を想像していた。実際に行ってみると、良く見なければ何処にあるかわからない。
「あれ。あれ?」新聞記事に書かれていたこの場所は(カタクリが満開で今見頃である。カタクリ祭りをはじめる)とあったはずである。まるで人が群れをなして訪れる場所のような書き方であった。それに釣られて来た私も私であるが、余りに誇張された記事も記事である。
でも反省した。私の期待値が高すぎたのだ。過度に思いこみすぎただけである。思えばよくあることである。思いこみで過大に評価して、実際には大したことがないということは、現実世界では当たり前にある。
ある一面だけを評価して、全体を見ないことはよくあることで、「何だ、大したことがないではないか」というのは、世間が評価しているランク付けをみていると、へそ曲がりの私にはそう見える。何故、世間が(良い、良い)というのかよくわからない。まあそれはどうでもよい。自分がどう思うかが問題なのだから。
カタクリに話を戻すと、群生していると思ったのは私の勝手で、よくみればカタクリの可憐な花はそこにある。探せば幾つもの花が咲いている。群れている箇所もある。視点を集中すれば群生して見える。要は見方、視点の問題だ。カタクリを見に来た、例えひとひらでも見れれば、それで良かったはずである。
美しい春の花を見つけ、その喜びを味わえた。家に燻っていれば、こんな気持ちは味わえない。良かったのである。喜びとか楽しみとかは、ちょっとした出会いの中にあるのだから。
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