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凄いとしか言いようがない鋭い
岩峰がそびえている。そんな岸壁をクライミングしている人を見ていると、何故怖くないのか不思議だ。
鳶職の人や恐ろしく高い鉄塔で作業をしている人を見ていても、凄いという反面、見ているだけでゾクゾクしてくる。
先天的に高さに恐怖を感じないのであろうか。それとも訓練で恐怖心が失くなるのであろうか。
幼い時から高いところが好きというタイプの人がいる。仲間にも高い所に全く抵抗ないという人もいる。
私は高い所がからっきし駄目である。高所から下を見ると、鳥肌が立つ。落ちるのではないかという恐怖心が先に立って、足がすくむ。
そんな人間が山に登っている。大地が連なっている所は平気であるが、山へ行っているとそんな所ばかりではない。岩場があり、痩せ尾根があり、どうしても通過しなければならぬ危険箇所が多々ある。足を踏み外せば滑落するというような場面にも出くわす。
出来ることならば、そんな場所がなく頂きに立てれば良いが、そんな場所はない。大なり小なり登山をしているとそういった場面はつきものである。
世の登山家は笑うであろうが、そんな臆病者が山という魅力に惹きよせられて、山へ行っている。
ドキドキ、ビクビクしながら、あの山この山とまだ登った事がない山のことを考えている。
今回も(よせばいいのに)
鎖場がある山を予定し、パソコンを立ちあげ、ヤマレコ等で情報の収集にあたふたしている。
怖い怖いと手に汗をかく姿の自分を思い描き、「無理だよな」「止めようかな」と思いながら、初心者でも登っている映像を眼にすると、触手を動かされる。はなから無理と分かっている所は行かないが、中級レベルから上級レベルと言われている山が微妙である。
そんな風に想いが行きつ戻りつしながら、オメデタクも臆病な山好きが今回も山へ行こうとしている。
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