
椋鳩十といえば、児童向けの動物文学しか知りませんでしたが
図書館にて、全集を見つけました。
山窩 (サンカ) の人々は、民俗学の研究対象になっていて、興味深く思っていました。.
山々を移動しながら暮らしていた集団。 「窩」というのは、穴や住処を表す文字。
椋鳩十による、山窩が登場する短編、連作集です。
自由な精神、自然の豊かさ、残酷さ、人間の本能と性が、描かれていて、圧倒されます。
自分自身、山歩きをするときに、「この道を、昔のひとたちは、どんなふうに行き来してたんかなあ」 と思い巡らすことがあります。 山窩の人々は、山を舞台に、物語のような人生を生きていたのだろう、と非常に感慨深いです。
雨が止んだら、近くの低山へでも、お弁当持って行って、続きを読もうっと

こんにちは
おもしろそうな本の紹介ありがとうございます。図書館でないと読めなさそうですね。僕も探してみます。
tabi-imabariさん、はじめまして。
椋鳩十の児童向けのものは大人になってからも読みましたが、『山窩調』も山窩もはじめて知りました。なんだかわくわくと怖さが同居するような雰囲気がありそうで読んでみたいなぁと思っています。
yoneyamaさん、minislopeさん、日記コメントありがとうございます。
椋鳩十の全集は、私の地域の図書館では児童書コーナーにあって、偶然の発見でした。
山が「行くところ」ではなく、「暮らすところ」という意識は、他の山岳小説からは、なかなか得られないと思います。
山窩については、研究書もあり、宮本常一氏のものが興味深いですよ。
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